えー、お久しぶりです!!
今回もあまり話自体は進んでいません!!
僕は今あるマンションの前に立っている。
(……久しぶりだなぁ。リョーコさんたち、怒るかな)
そんな心配をしながら、僕はマンションの中へと入っていった。
二年前まで、当たり前のように帰ってきていたこの家は二年経っても変わらなかった。
(………よしっ。)
ピーンポーン
僕が呼び鈴を鳴らすと、殆ど時間を置かずドアが開かれた。
「はーい、どちら様で……」
ドアから顔を覗かせたのは、今人気No.1女優と言われている雅。
「……久しぶり、雅…」
バタンッ
雅は僕の顔を確認するなり、思いっきりドアを閉めた。
・・・・・・・。
(まさか二年間でここまで嫌われてしまっていたとは……。)
そう思って落ち込み、帰ろうと思ったら
ガチャ
もう1度ドアが開かれた。
「刀夜くん?」
開かれたドアの中に居たのは、エトさん、リョーコさん、雅の3人。
僕はしっかりと顔を見据えて答えた。
「えぇ、そうですよ。エトさん」
「……おかえり、刀夜くん」
そう言って抱きついてくるエトさんを僕はそのまま抱き締め返した。
「……今までどこに居たのかな?」
泣きながらも、いつもの口調で話そうとするエトさん。
「少し野暮用がありまして。それも含めて、全部話しますから。リョーコさん、1回中に入れて貰えますか?」
「えぇ、ここはあなたの家なんですから」
僕は抱きついたままのエトさんを抱き上げて、家の中へと入っていった。
家の中に入ると、そこは二年前と殆ど変わっていなかった。
僕は、適当なところにエトさんを下ろし僕もその隣に座る。
「それじゃあ何から話しましょうかね。まず僕がいなくなった理由ですが、僕はエトさんを逃がすために捜査官を全員相手取って、捜査官を全員倒したんですが………」
エトさんは下を向いて落ち込んでしまっているが、ここから話さないと何も話せない。
「それで、僕もエトさんたちの跡を追おうとしたんですけど運悪く有馬さんたち0番隊に見つかりまして。それで有馬さんに捕まり、今は捜査官として生きてるって訳ですね。」
かなり簡略化した説明になったが、雅以外は理解したようだった。
「えっと、それでなんで今まで帰ってこれなかったの?」
そりゃ当然の質問だろう。
特に雅は、さっきの話の意味がわかっていなさそうだったからね。
「えっと、一応有馬さんのことはエトさんから聞いているとは思うんだけど。金木くん、今は佐々木琲世くんを支えるためには僕は捜査官になる必要があったんだけど。それに伴って記憶喪失っていう設定が必要になったんだけど、元が喰種ってこともあって僕に監視がついててここには来れなかったんだ。」
この説明には、雅も納得したらしい。
みんなが納得したところで僕は疑問に思ったことを聞いてみた。
「…そういえば、雛実ちゃんは?」
そうこの家にはもう1人雛実ちゃんがいるはずだ。
だが、先ほどからその姿は見えず雛実ちゃんの匂いもかなり薄れている。
「……雛実は、ここにいません。」
「えっ……、なんで……」
リョーコさんの言葉に僕は言葉を失った。
あれほど、引っ込み思案だった雛実ちゃんがこの家から出ていくなんてことが…。
「雛実ちゃんはね、君がいなくなったことが原因でアオギリに入ったよ。絢都から聞いたから間違いないよ」
(……あの雛実ちゃんがアオギリに?)
これには驚きしかなかった。
暴力嫌いの雛実ちゃんがアオギリに入ったこと、その原因が僕にあったなんて。
「私もアオギリには殆ど関わってないから、よく分からないんだけどね」
エトさんの話では、僕がいなくなってからエトさんはこの家から殆ど出ておらず、アオギリはタタラさんが実質仕切っているらしい。
「………色々迷惑掛けたみたいですね。それじゃあ、僕行かなきゃ行けないから……」
「……帰ってくるよね?」
心配そうに僕の袖を持つエトさん。
「ちゃんと、戻ってきますよ。それじゃあ、また」
そう言って出ていこうとしたのだが……
「刀夜くん、またじゃないでしょ?いってきますの間違いよ」
リョーコさんにそう言って止められてしまった。
「そうですね。いってきます」
「えぇ、いってらしゃい」
僕はそう言って家を出た。
感想お待ちしておりますので、よろしくお願いします!!
次回はオークションに入ります!!
それではまた