お久しぶりです。
私生活の方がだいぶ時間が出来たので当分の間更新頻度を高められると思います
僕の中に生まれた一つの思惑。
その思惑はあまりにも綿密でなによりも、僕らの計画すらもあざ笑うかのように飲み込んでいた。
(この計画は旧多一人の者ではない。旧多だけにしてはあまりにも……)
「どうしたんだい、刀夜くん。そんなに深刻そうな顔をして」
「……まだ僕の推測の域なんですけど」
僕はエトさんにすべて話した。
旧多が金木君を使って何かをしようとしていること。そして、その計画は旧多だけのものではないということを。
「なるほどね…。ただその計画ってやつがここまで順調だとして、これからどう立ち回るのかね?向こうの目的が金木くんだとしても、戦力的に考えてもこちらに容易には手は出せないだろう。少なくとも、きみが彼の近くにいるうちは」
「……向こうが攻めてくるときは万全の状態で来ると」
こちらに零番隊とエトさん、さらには金木君と僕がいる。
CCGから僕らに当てることが出来、尚且つ動かせるメインの部隊が郡さんのところと、什造君のところの2部隊とクインクス程度。
Vを全面的に動かさない限り、今の黒山羊と全面的にぶつかって勝算はないだろう。
旧多の性格を考えるに勝てない戦いはまず挑まない。確実に勝てるように計画を立て、そのためなら犠牲は厭わない。
「そうなると、迂闊にアジトを離れるわけにはいかないか。でも、待ち構えていようにも相手に準備期間を与えるだけと」
「手詰まりですね」
「結局のところ、対策を考えるしかないってとこかね。全面戦争するにも、有馬貴将も私も万全とは言い切れない。それは刀夜くんもだろう?」
「バレてました?」
有馬さんとエトさんの二人に関しては、コクリアで受けた傷が癒えきっていないことが理由である。2人とも、傷が癒えないうちに身体を酷使しているのだから傷の治りも遅くなるのも当然と言える。
僕に関しては、細胞分裂の速度に治癒能力が追い付かなくなった。という単純な理由である。半人半喰種だからなのか、それとも人間の肉を長い間口にしてないことによる栄養不足から来るものなのかは僕にはわからない。
赫子が上手く出ないことに始まり、最近では怪我の治りも以前と比べて遅くなった。自身の血に治癒能力があるというのに笑える話である。
「きみが死んだら悲しむ人がいるってことは忘れないでおくれよ。あと、私を引き戻したんだ、先に居なくなるのは許さないよ」
そういうとエトさんはスタスタと歩いて行ってしまった。
「……死ぬな……か。前もよく言われたな」
まだ芳村さんが生きていたころ、僕は死に場所を探しているようだとよく言われた。その度に、周りにいる人にさっきのエトさんと同じことを言われ、その言葉を流していた。
今も昔も言葉は同じだが、今は少しその言葉の重みを感じた。
全く物語進まず申し訳ございません
自分自身どのように描いていたか覚えていない部分が多々あるので、違和感などあるかもしれませんが、おいおい直していくので暖かい目でお願いします