東京喰種〜自由を望んだ者〜   作:雪楓❄️

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突然、お気に入り数が増えていることに驚いてる作者です。
いやぁ、今日だけで50人近く増えててびっくりですがとても嬉しいです。


ヒロインアンケ、圧倒的にエトさんが優勢ですね。
作中で少し優遇しすぎたでしょうかね……。まぁ作者的には嬉しい限りなんですけどね。

原作でもエトさん、未だに生死よく分かりませんし。ひょこっと出てきませんかね?



それでは本編どうぞ


7話

今日は雛実ちゃんもリョーコさんも《あんていく》の方に行ってもらっている。

偶には外に出ないのも良くないだろうから、時々董香に泊めてもらっている。

ちなみに、送り迎えは僕とエトさんでしているので安全は保証できる。ので、とくに問題はない。

 

 

最近の問題と言えば、彼ぐらいなもの。

月山に《あんていく》で忠告して以降も、月山の態度に変化はなかった。

美食と称して無駄に人を殺し、更には殺しておいて殆どの部位は残す。

………………屑。それ以外に彼を形容する言葉はないだろう。

この間、《あんていく》に向かう途中で出会った目だけがくり抜かれていた女性。あれは奴の仕業だ。たまたま見つけたので、僕の血を強制的に飲ませ目は回復させてもらったが……。多分一生恐怖に苛まれる。

 

それに、この間の金木くんへの興味の示し方。あれは金木くんが危ない…。

 

「おや、どうしたんだい?珍しく怖い顔なんかして」

 

「なんでもありませんよ…………。ところで、いつまでいるつもりなんですかね?エトさん」

 

ほんとにこの人はいつまで入り浸るつもりだろうか…。

 

「むぅ、いいじゃないか。それに刀夜くんもお義姉ちゃんって呼んでくれてもいいんだよ?」

 

この人の言うとおり、いつからか雛実ちゃんはエトさんのことを「エトお義姉ちゃん」と呼ぶようになった。

 

「…遠慮させてもらいます。ちょっと僕は行くところがあるのでこの後お願いしますね?」

 

噂では今日例の晩餐会があるらしい。

何をするつもりかって?もちろん潰しに行くんだよ。

 

「わかったよ。と言いたいところだけど、リョーコさんに頼まれちゃったんだよねぇ。「刀夜くんが危ないことをしそうだったら助けてあげてください」ってね?私達のお母さん代わりの人に頼まれちゃったら断れないよね?」

 

エトさん……。リョーコさんや雛実ちゃんを大切に思ってくれるのはとてもいいんですけど…………、あなたはいつからそんなに情が深い人になったんですかね?

 

「(……これもいい変化なのかなぁ)わかりましたよ…。エトさんなら心強いですし、今日は2人ともいないですし。」

 

「それでどこに行くんだい?」

 

「………晩餐会ですよ」

 

「…なるほど。てことは、20区の【美食家】か。彼、昔の私なら楽しそうだとおもったんだろうけど、今じゃ胸糞悪いだけだよ」

 

エトさんの方を見ると心底怒っているように見えた。

 

「……赫者化するのは戦闘になってからでお願いしますよ。」

 

「わかってるさ、刀夜くんの命令には従うよ」

 

「それじゃあ、行きますよ」

 

僕らはマスクを持ち、窓から出ていった。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

晩餐会場へと着くとそこにはかなりの数の喰種がいた。

どうやってオークション会場へと入ったかは、秘密と言いたいところだけど僕らは正規の入り方をした訳じゃなくちょっとした秘密の通路から来た。

 

「それにしてもよく知ってるねぇ、あんな道」

 

「知ってたんじゃないですよ、風の流れが不自然だったんでそこを辿っただけですよ」

 

喰種なら誰でも出来ると思う。実際に雛実ちゃんは僕と似たようなことが出来るし

 

「規格外な君に聞いた私が馬鹿だったよ…。それよりもこの後はどうするんだい?」

 

「このまま待機します。多分、そろそろ攫われてきた人がでてくると思うんで」

 

僕がそう言うと案の定アナウンスが入った。

 

『お待たせしました、"晩餐"の準備が整いました。"本日のディナー"の4人です!!』

 

床が開き出てきたのは、3人の人と僕のよく知る1人の喰種だった。

 

(…あれ金木くん?それに、あの金木くんの隣の女性は………、もしや……)

 

『1番左の男はグルメ雑誌の編集者。健康的で引き締まった体はとても噛みごたえがありそうです。仲介はT·R様です』

 

『続きまして1番右側は先程とは対象的にデッブリと肥えたメス肉です。仲介はP·G様です』

 

とても胸糞悪い。それだけだった。

言葉巧みに騙し、ここに連れてきて美食と称して食べる。

 

「宗太っ!!」

 

「はいはい、亜美ちゃん」

 

「あなた騙したのね!?これまで……ずっと!!」

 

「えー、ブーブー喚いておりますがこの日のためにバンバン食わせてぶっくぶくと太らせました。皆さんどうぞトロトロの脂を味わってください」

 

……下衆だ。

信頼させ、騙して殺す。

確かに彼女たちみたいに自分で着いてきたのだから自業自得と言ってしまえば終わりなのだが……

 

『そして、今日のメインとも言えるでしょう。まずは右側の女性。彼女は皆さんも見たことがあるでしょう女優の堀宮雅さんです!!引き締まった体型に、芳醇そうな肉。先程のメス肉とは比べ物になりません!しかし残念ながら、彼女は誘拐という形なタメ少し薬が残っている可能性がありますが、後ほど加熱処理をしますのでご安心下さい。仲介はS·U様です』

 

……誘拐してきた?

堀宮雅さんを?…………一人残らず殺してやる。

 

「あの子って、刀夜くんが好きな女優さんじゃなかった?」

 

「えぇ、最優先で助けます」

 

「……少し嫉妬しちゃうなぁ。まぁけど、誘拐までするとはね…」

 

エトさんもかなりキレたようだ。

 

『そして、もう一つのメインは変わった食肉。なんと"喰種"です!仲介はM·M様です!!』

 

喰種という言葉に周りからもざわめきが起こる。

 

(……まぁ喰種は美味しくないからね。にしても、金木くん忠告したのに何してんだか……)

 

「紳士淑女の皆様方、戸惑われるのは無理はない。喰種の肉など喰うに値しない粗雑な味わい……。しかし、彼は喰種の身でありながら人の匂いを色濃く醸しています。気になりませんか?人の匂いがする喰種はどんな味なのか………。さぁ、究極の美食を楽しみましょう!」

 

『それではディナーショーを始めさせて頂きます。本日の"スクラッパー"の登場です。』

 

『が、その前に彼女だけは他の楽しみ方をしたいという方もいるのではないでしょうか?』

 

「おぉ、まさか」

 

『今回に限り特別、ディナーショー中に限り楽しんでもらいましょう!それでは、"解体屋"解体ショーと共にお楽しみ下さい』

 

「「「「おぉぉ!!」」」」

 

司会者のその言葉に、大量の人が降りた。

 

「エトさん、ごめんなさい。解体屋の方は頼みます」

 

「わかったよ。金木くんの方は任せなさい」

 

僕は喰種たちと怯える女性の間に、エトさんはスクラッパーの目の前に。

 

「……君たちこの人に手を出してただで済むと思うなよ?」

 

「「「なんで【木葉梟】がこんな所に……!?」」」

 

「「蹂躙の開始だ」」

 

 

僕とエトさんは一方的な蹂躙を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




えー、途中茶番が入りましたね。
申し訳ない、シリアス過ぎて茶番入れたくなったんです。

茶番のせいで少し長くなってしまったので、二つに分けますが明日には更新しますのでお待ちください。

ヒロインアンケに今回登場の堀宮さんもありですよ!!
そのつもりで出したわけではないですが、出てしまった以上ありです!

来週一杯ぐらいまで受け付けていますのでどうぞ参加お願いします!!




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