先に皆さんによく聞かれる!件についてお話します!!
多分今回よくある赤時のエクスクラメーションになってないと思います!
もしなっていたすみません………また対策考えます!!
ではではお楽しみください!!!
「姫菜どこ行くぐらい教えてくれてもいいじゃん」
「それは着いてからのお楽しみだよ!!」
「結構近いの?」
「うん!もうそろそろ着くから安心して!!」
ハイテンションな姫菜に連れられ結衣、優美子で三人で道を歩く。
(ここの道って確かヒキオの…)
(あれ?この道ってヒッキーの…)
「あっ!もう列出来る!あそこだよ二人とも!!」
((やっぱり『Repose』!!))
「姫菜ってここ来たことあるの?」
「いや一回もないよ」
「じゃあなんで姫菜そんなテンション高いんだし」
「腐腐腐~」
姫菜は携帯を取り出し一枚の写真見せる。
「これって店長さん??」
「そう!!この爽やかダンディな男性!!この英国紳士風のコスプレ良いよね!!」
「それでこの人がなんなんだし姫菜?」
「実は知り合いがあそこの常連さんでこの写真くれたんだよね」
店長がコスプレをしてお客さんと並んでピースしている写真。
「じゃあ姫菜は店長さんに会いに??」
「それもそうなんだけど…このコスプレしてる日ってなかなかないらしくてね?でも今日がそのコスプレイベントする日なの!」
「えっ!?ヒッキーそんなこと一言も言ってなかったよ?」
「やっぱり結衣はヒキタニくんが働いてるの知ってるんだね、実は今回はその店長さんとヒキタニくんのカップリングを見るのが目的だよ!!」
腐腐腐~っと楽しそうに笑みを浮かべる姫菜
「姫菜ってヒキオがバイトしてるの知ってたの?」
「知ってるって言うよりヒキタニくんが店を出入りしたとこ見かけたぐらいだけどね、でも結衣からヒキタニ君が最近部活行ってないって聞いてもしかしてって感じかな」
「なるほどね」
「えっと…優美子も知ってたの?」
「この前たまたま入った店がここだった」
「そ、そっか!!」
(なんかやましい事ないのに結衣に話しずらいし……)
(ど、どうゆうこと!?ゆ、優美子までヒッキーに!?)
「とりあえず二人とも並ぼ!!」
(結衣はなんか別の事で心配になってヒキタニくんがコスプレしてる可能性が頭に入ってなさそうだな~)
(優美子は優美子で葉山君と何かあったんだろうと思ったら思ってるより元気…それに今日ヒキタニくんと話してたし……ヒキタニくんハーレム狙いなのかな??)
こんにちは皆さん比企谷八幡です。
現在ロッカールームにある鏡と向き合い絶望中です……あぁなんでこんな事に……
いつもの様に放課後バイト先に行ったのは良かったが、なぜか強制的にコスプレをするハメになった。
いやおかしいよね?一切のリアクションもなく突然今日はコスプレね!ってありえねぇよ!?
「うんうん!!いやーーハチ君やっぱり似合ってるよ!!!」
「………はぁ」
黒執事に出てくるセバスチャンに似た執事服を身にまとい、髪はオールバックでまとめてある。
そして最後に伊達眼鏡……もはや別人である。
「ハチ君の準備も終わったし僕も着替えようかな!!ごめんハチ君は準備に入ってもらっていい?」
「…わかりました」
店の前にお客さんもいるし今更断れねえよ……
ガチャ バタン
「お疲れさまハチ」
「おぉ~新人似合ってるじゃんか!」
やめて!もうなに言われても恥ずかしいだけなの八幡!
ってなんだこの二人………なぜメイド服に猫耳と犬耳?
「二人のコンセプトはメイドで良いんですか?」
「猫」
「よく見ろ新人!耳と尻尾があるだろ!!」
結局コンセプトは猫と犬で良いの?てか俺の服もそうだけどハイクオリティーだなおい……
「猫」
わかったから近くに来ないで……普通に可愛くて純情な男子高校生には反応に困るから!
「私は犬!!」
だから見ればわかるから…そんな尻尾振らなくてもわかるから!
………えっ!?なんで尻尾動いてんの!?
「それどうなってんですか?」
「機械で動く」
「うーんよくわかんない」
この二人ってほんと年上?語彙力が皆無なんですけど…
とりあえず俺は執事でお二人は獣人メイドってやつか?そこは普通のメイドで良いだろ……
リゼロとデスマを混ぜたみたいになってんぞ
てかそうなると店長は何やるんだ?ここは合わせて俺らの主君的なパリッとした格好で来んのか?
ガチャ
「お待たせー!!」
扉を開けて現れた店長が着ていたのは………
「なんで和服なんですか店長…」
「いやー僕実は和服似合うんだよ!!」
いや店長のファッションショーじゃないよねこのイベント?
店長が着ているのは紺色の着物に紺色の羽織を着ている。
大人の雰囲気にピッタリはまっている気がする。
「店長髪下ろさないの?」
「今からやるよ!」
店長はいつも前髪もまとめる様にして後ろで一本結びにしている。
髪の長さは男性にしては長く、結んだ状態で首を優に超えているのだ。
その髪を下ろして横結びで一本にまとめ、前髪を作り完成。
「よしおっけー!!」
元々店長は美形であり歳を重ねた雰囲気もある、元々ある素材に髪型と浴衣が相まってものスゴくイケメンだ………
これなら店長のコスプレ目当てで並ぶ人が居るのも納得だ。
「これで準備オッケー!!いやーハチ君の衣装間に合って良かったよ!!
「剛さん?」
「あれ?ハチ君電話で話したことなかったっけ?」
電話……もしかしてあの野太い声の………
「えっ?もしかして例の物ってこの執事服の事ですか!?」
「そうだよ!!」
ぐぁぁぁぁ!!もっと早い段階で気付けたら阻止出来たかもしれないのに!?八幡のバカ!
いや冷静に考えても野太い声のオカマみたいな人が、俺の執事服作ってる可能性があるとかそんな考えに行きつける訳ねえよ……
「もう嫌だ…」
「ハチ頑張れ」
「しゃきっとしろ新人!執事はもっとピッと立ってるぞ!」う
いやなんだよピッとって…とりあえず背筋伸ばしてやれってことね、まぁ仕事の時は大体そうしてるしな。
「さて皆衣装を着た事だし……設定を決めようか!!」
はっ?設定?
「店長設定とは?」
「そりゃせっかく着替えたのに普通に対応はつまらないじゃん!!」
なに言ってんのこの人?もうついて行けないんですけど……
いや最初から置いてかれてましたねハイ
「うーん……そうだ!!僕はハチ君が仕える家の主人ってことしよう!!それでハチ君はそこの執事!!」
この人絶対適当に衣装選んだな…
「それで…ナナちゃんとリーちゃんはその家のペットってことにしようか!」
「わかった」
「はーい!」
えっ!?そんなあっさり承諾するもんなの?てか店長から見てもコンセプトは動物主張なのね…
「二人は猫らしさと犬らしさよろしく!!」
「わかったニャ」
「了解だわん!!」
待て待ておかしい、えっ?おかしいよね?おかしくないの?俺がおかしいのか…ヤ、ヤバイ毒されてる気がする
「ハチ君は僕の事は旦那様と呼んでね!!」
「えっ…店長それは」
「旦那様」
「………やめまs」
「旦那様だよハチ君!!」
「……かしこまりました旦那様」
「うん完璧!!さすがハチ君!!」
もうどうにでもなれこのやろう!!!!
「お客さんの事はご主人様とお嬢様呼びでお願いね!」
すみません撤回します、どうにでもなれとか無理ッす
「そ、それはさすがに…」
「大丈夫だよハチ君!!為せば成る!!」
いやその言葉こんな事で使う様なちゃっちいセリフじゃないっす……
「さぁ!!開店するよ!!!」
「お~ニャ」
「やるぞーだわん!!」
そこの二人語尾に付ければ良いってもんじゃないでしょうに………
「ハチ君も!!」
「お、おー…………はぁ」
こんなの理不尽だ…
今回のスペシャルデーは店員のコスプレ。
主にお客の対応は俺と店長もとい旦那様がする事になっている。
料理は年上二人組が担当、四人でやれば全然余裕で回るのしむしろ余裕が出てしまうと思っていたのだが………
「お待たせしました!スペシャルセットです!」
「あ、あのお写真いいですか!!」
「良いですよ!撮りましょう!!」ニコッ
「はい///」
この過剰と呼べるサービスにより一回一回の対応が長いのだ…
主にお客さんの目的は店長と写真を撮ったりすることらしい
常連客もいれば新規のお客さんもいる。
こうゆうイベントを交えて新規のお客さんを取り入れ、常連客方々にはより好感を持ってもらうためにやっているのがわかる。
この店がリピーターが多い理由の一つなんだろう。
「お待たせしましたスペシャルセットでございます」
「あら~~ハチ君はいつにもまして格好いいわね!!」
「お褒めに預かり光栄でございますお嬢様方々」
やだっ!お嬢様ですって!!
こんな若いイケメンにご奉仕なんて最高ねえ~
そんなこんなで俺も見事ターゲットにされております………
常連の方にハチハチ言われ写真を撮られております。
もう無心ですはい…もう役になりきって乗り切ります……
「ハチスペシャルあがったニャ」
「はい」
「新人!3番カウンター注文だわん!!」
「了解です」
人間の慣れって怖い…二人の語尾に全然違和感を感じなくなってるんだもん俺…
「お待たせしましたお嬢様ご注文をどうぞ」
「は、はい///」
この格好だと結構な頻度でお客さんの反応が変なのはなぜだ……まぁこの格好自体変だからしょうがないか
「スペシャルセットで…あ、あと一緒に写真撮って下さい!」
「スペシャルセットとお写真ですねかしこまりました」ニコッ
この流れもなんか慣れたもんだ…
てん…旦那様のパクリでニコッってするとなんとなく反応が良いからしておく。
多分普段の俺じゃ考えられない行動ばかりしているだろう
しかしお客さんは普段を知らないし知られることがないからなんとかなる
そう思うと少し気を楽にして仕事が出来る。
パシャ
「あ、ありがとうございました///」
「いえ、ではこれで失礼します」
今撮った人も多分俺より年上だろうな、なんで敬語なんだろうな?もしかして老けてみえたりすんのか?
「ハチ君!!」
んっ?なんだ?
「なんでしょうか旦那様」
きゃー!旦那様だって!
二人とも絵になるね!!
「僕たち二人を写真撮りたいんだって!ほら横に来て!」
「かしこまりました」
この店長とのツーショットもかなりの頻度でお客さんに頼まれる………あぁなんか羞恥心ってものがなくなっていくよ………
小町、お兄ちゃんは無事に通常の状態で家に帰って来れるか心配だよ
「ありがとうございました!!」
「いえいえ!!」
「それでは失礼します」
カランカラン
「新規のお客さん3名ニャ」
おっと新規のお客か、店長は対応中か…俺が行かないと
「お待たせし……ま…した」
「「「………」」」
………えっ?うん?あれ?この三人見覚えが……って言うより
…………
………………
………………………
…………………………い、いやあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!完全に由比ヶ浜、三浦、海老名さんじゃないですか!!!!
な、なんでこんな時に限って知り合いが来店すんだよ!?!?!
ほら見て?三人とも固まってるよ!?そらそうだボッチの俺がコスプレしてんだよ?それ固まるわ!!
ど、どうしたらいい……あっもしかして俺に気付かないパターンとかあったりするか?
そんな可能性があったりするか?いや日頃の行いが良い俺なら可能性が
「あれ?この前のハチ君のお友達じゃないか!!」
へい!!このエアークラッシャー旦那様くそやろう!!!!
なにナチュラルに俺の可能性壊してんだよ!?クーリングオフきかないやつ!!!
「は、はいこんにちはです」
ほら由比ヶ浜さんテンパってやっはろー使ってないよ?これってやばいよね?
「ほらハチ君!!ご案内してあげて!!」
「か、かしこまりました、それではお客さんこちらへ」
このままリアクションを起こさず席へ………
「ヒ、ヒッキーだよね!?」
「な、なんのことでしょうか?私はハチでございます」
「それってヒッキーの事でしょ!!」
いや俺は比企谷八幡ではない、ハチ君です。
「ヒ、ヒキタニくんがイケメン執事に生まれ変わってる!?」
や、やめてえぇぇ!起きてる現状を言葉にしないで!恥ずかしくて死ぬ!!
パシャ
「ってなに撮ってんだよ三浦…」
なに?俺の写真を撮って脅す気?毎回昼は自販機へゴー?
「な、なんとなくだし!」
「とりあえずここは邪魔になるから席に来てくれ…」
もう憂鬱が止まらない(泣)
「「「………」」」
(ヒッキーの執事姿格好いい///ヒッキーまでコスプレしてくれてるなんて……///わ、私も写真撮りたい!!///)
(思わず写真撮っちゃった……落ち着けあーし…あ、あれはボッチのヒキオ!!そうボッチのヒキオ!!)
(なにあれ?ほんとにヒキタニくんなの?イケメン執事とか予想外……あれは確かにハーレム狙えるよ///)
「お席はこちらになります、ご注文がお決まりになりましたらお呼びください」ニコッ
「「「…はい」」」
(((格好いい///)))
はぁはぁ………逃げるように対応してしまった…無駄にニコッとかしちゃったし!?
絶対キモがられてるよ……皆『ヒッキーキモいー』とか『まじヒキオキモすぎてありえないし』だったり『ヒキタニくんさすがの私もそれは…』とか思われてるに違いない……あぁ注文取りにいきたくないよぉぉ!!
「ハチ君のお友達が来てくれて良かったね!」
なにこの人…傷に塩塗り込みに来たの?泣かせにきたの?
「全然嬉しくないですよ………」
「でもあの金髪の子ってこの前の子だよね?」
げっ!?そうえば店長に三浦の事見られてたんだ……
もう八幡ライフは零地点突破だよ?思わず触れたもの凍らせちゃうよ?いっその事死ぬ気弾撃ってくれ………
「仲良しさんだったんだね!!」
「違いますから勘違いしないでください……」
もう何も起きないでください…
「えっと…な、なに頼む?」
「あ、あーしはフレンチトーストとホットミルク」
「私はスペシャルセットにしようかな!」
「じゃああたしもスペシャルセットにする!」
「「「………」」」
「いやーまさかヒキタニくんの眼鏡執事姿があんなに凄いとは思ってもみなかったよ~」
「そ、そうだよね!!ほんとびっくりだよね!!」
「ヒキオにしてはまぁマシな方だね」
「「「………」」」
「い、一緒に写真撮れたりするのかな?」
「結衣ヒキオと写真撮りたいの?」
「べ、別にあのヒッキーとのツーショット写真が欲しいとかじゃなくて!」
((バレバレ…))
「なら注文するとき頼んでみよ!」
「ダメでもあーしが話つけてあげる」
「う、うん!!注文お願いします!!」
「ほらお友達達が注文してるよ!!」
げっ!!なんで少し注文とか落ち着いてる時にすんだよ…
「…はい」
はぁ…行くしかないか
「お待たせしました、ご注文をどうぞ」
「えっとスペシャルセット二つにフレンチトーストとホットミルクで」
うん?一人だけメニュー別なのか……しかもこれって
「……」プイッ
やはりあーしさんですか、てかなんでそっぽ向くんだよ…
「後ヒキタニくん写真撮ってもいい?」
うっ………他のお客さんにやっている手前断る理由が見当たらねぇ!?
「………かしこまりました」
「うんありがとヒキタニくん♪」
この人絶対楽しんでるよ………
「ほら結衣!横に並んで!」
「う、うん!///」
えっ?由比ヶ浜とツーショット?
知人になると途端ツーショットがこんなにも恥ずかしものだとは…
「し、失礼します///」
「お、おう」
なに?なんでこんなにもしおらしいの?失礼しますとか柄じゃないでしょうに!
「はい撮るよ~ハイチーズ!」パシャ
「姫菜みして!!」
「いいよ~」
ふう……これは心臓に悪い
「……ヒキオこっち向いて」
「ん?」パシャ
えっ?また撮られた?自撮りで撮ったのか…
「あーしとヒキオがツーショットとかウケるんだけど」
「なら撮らないで下さいよ三浦さん……」
てかこの流れだと…
「なら私とも撮ろっかヒキタニくん!!」
ほら腐女子の方も参戦したよ……
「結衣撮ってくれる?」
「いいよ!!」
「ほらヒキタニくんこっち来て!」
「お、おう」
なんか近くない?気のせい?俺が慣れてないだけ?
「撮るよー!ハイチーズ!!」パシャ
「ありがと結衣!ヒキタニくんもありがとう!」
「…あいよ、それじゃ注文通してくるから」
はぁ…もう疲れたよ
「また待ってるよ~」
「はやく持ってくるし」
「またねヒッキー!」
もうゆっくりさせてくれ……
「ハチ?あれ友達?」
「いやただの同級生です」
「そっか」
んっ?なんの確認?てか語尾戻ってますよ師匠…とりあえず注文通さないとな
「とりあえず注文分お願いします」
「うん」
さてさて俺も少しカウンターの作業やるか…今のお客は皆注文終わってるしな
店長は…うん普通にお客さんと話してるよ、まぁいいか関わると厄介だ…
さてさてそろそろかな?
「新人あがったわん!」
うんこっちは真面目に続けてるよ偉い
「はい」
さすがに二回に分けないとだな
「ハチ君僕も手伝うよ!!」
……背に腹はかえられないか
「お願いします」
「うん!!」
店長頼むから何も問題起こさないでね?
「お待たせしました!スペシャルセットの方は?」
「お待たせしましたフレンチトーストとホットミルクです」
俺が先に三浦のところに品を置くと、店長は海老名さんと由比ヶ浜の方にスペシャルセットを置く。
「ありがとヒキオ」
「わぁ美味しそう!店長さんありがとうございます!」
「いえいえ!このケーキは本日限定になってます!」
「店長さんお名前は!!」
えっ?飛び付くとこそこですか海老名さんや
「んっ?僕は立川翔って言います!ここの店長やってます!」
「タチ×ハチ!!」
おいっそこのカップルリング完成させるな
なんだタチ×ハチってもはや魚みてぇな名前だよおい
「タチハチ?」
ほら店長もなに?ってなってるから落ち着こうね
「姫菜自重」ベシッ
「あぅ」
ナイスあーしさん!
「えっと…店長さんとヒッキーが仲良いなぁってことを言いたかったんです!」
こら由比ヶ浜!こうゆうときはお前の得意の空気読みで渇いた笑いぐらいで充分なんだよ!
そんなこと言ったらこの人は
「ほんとうかい!!それは嬉しいな!!!」
ほら反応しちゃったよ…仲良しとか大好物だよこの人!
「嬉しい!?あ、あの二人のツーショット撮らせて下さい!!」
海老名さんがガチだ…怖いよぉ…
「着物のタチさんに執事のハチ君…ハァハァ禁断の主人と執事の愛!!!」
「???」
店長さすがに気づいて!!この人腐の付く女子だから!!
「楽しそうで何よりだねハチ君!」
全然気付いてねぇよ!耳打ちしてくる辺りガチで気付いてねぇよ!
「腐腐腐腐」
ヤバいヤバい早く撮って終わらせよう
「はやく撮らないと他のお客さんの対応出来なくなってしまうので撮りましょう」
「そうだね!えっと…ハチ君のお友達さん要望はある??」
地雷踏んだよこの人!もう両足でジャンプして踏むぐらい踏んだよ!?
「じゃ、じゃあ熱い」
「自重」ベシッ
「あぅ」
えっ熱いなに?こわっ!!何させるきだったの!?
「な、ならタチさんはヒキタニくんの後ろからハグしてください!!」
おいなに注文しとんねんこの眼鏡っ子!俺も眼鏡だけど!
「いいよ!ほらハチ君!」ダキッ
「て、店長!」
店長は俺より背が高いからひょこっと俺の方辺りから顔を出す。
中年のイケメンとボッチ執事の抱擁ツーショットとか誰得?
「タチ×ハチキタァァァァァァァァーーー!!!!」
居ましたここに
パシャパシャパシャパシャパシャパシャ
いやどんだけ撮るんだよ!?パパラッチかお前は!?
「が、眼福っ!!」ブシャッ
「姫菜!?」
「また鼻血出してるし!!てかいつもより多いし!?」
「なっ!?ハチ君!!急いで彼女を裏に連れて濡れたタオルなどで冷やしてあげなさい!!」
「は、はい」
店長が声を張り上げ俺に指示を出す。
こんな店長初めてだ…少し大袈裟な気もするが
いや慣れてない人からしたら異様な光景か……
「海老名さん一旦こっちに」
「ご、ごめん」
とりあえず従業員休憩室のソファへ
ガチャ バタン
「そこのソファで待っててもらえるか?」
「うん」
とりあえずタオルを濡らしてと…一応乾いたタオルも持って行こう。
戻るとテッシュで鼻を押さえてソファで横になっている海老名さん
「だ、大丈夫か!?」
「大丈夫~ちょっと新しいカップリングに興奮しただけだから」
片手をひらひらさせ落ち着いた様子を見せる。
さすがに一瞬焦ったぞ…
「はぁ………ほらタオルだ、冷たいから気をつけろ」
「ありがとヒキタニくん」
鼻血が止まったのかテッシュを捨て、鼻と目を覆うようにタオルを顔に置く。
「ふぁつめたいねぇ~」
「とりあえず落ち着きまで横になってろ」
とりあえず俺はどうするか……
ガチャ
「様子はどうだい?」
「店長、とりあえず鼻血は止まりました」
「店長さん」
店長の声に反応し体を起こそうとする。
「海老名さんだったかな?まだ横になってなさい、とりあえず落ち着くまでね?」
「すみません店長さん」
タオルを元に戻し横になる海老名さん。
「後ハチ君はこのまま海老名さんについててあげてね?わかった?」
「はい」
「それじゃ僕は戻るから安静にね!!」
ガチャ バタン
「いい人だね店長さん」
「少し空気読むの下手だが根はいい人だ」
なんか海老名さん雰囲気がいつもの感じじゃないな……さすがに申し訳なくなってしまうよな
「…いやーヒキタニくんには迷惑掛けちゃったね、ごめんね?」
「別に鼻血ぐらい海老名さんにとって普通の事だろ気にすんな」
「ヒキタニくんは相変わらず優しいね」
「別にそんなんじゃねえよ」
海老名さんはこう人の裏を読む人だから俺が気使ってんのもバレバレだな
「なんかヒキタニくんと二人になるのめずらしいね」
「まぁそうだな」
「ねぇヒキタニくん」
「なんだ?」
「ごめんね」
「別にもう良いって」
「鼻血の事じゃなくてさ」
……修学旅行の事か
確かに奉仕部がいざこざした原因の一つかもしんねぇけど、もう終わった事で俺は気にしてねぇ
「それも別にいい、もう終わった事だろうに」
「それでも私の起こした行動であーなっちゃった事は事実だし」
この人はこの人でなかなか頑固なんだよな……
はぁほんと柄じゃないはずなんだがな……
「……わかった許す」
「えっ?」
「俺はもう許した…だからそのもう気にすんな海老名お嬢様」
「……ほんと比企谷君くんは優しくて面白いんだから」
海老名さんはタオルを取りソファに座り直し、クスクスと楽しそうに笑っている。
俺は椅子でソファの近くに座っているから海老名さんの横顔見る形だ。
普段あまり見ることのない眼鏡を外した彼女に、少しドキッとしてしまう。
「あーあ勿体ない事したかな~」
「何がだよ?」
「修学旅行での愛の告白」
「なっ!?」
急になんだよ!?てか眼鏡外した状態でこっち見て微笑むのやめて!
「な、なに言ってんだあれは冗談で」
「でも受けとる側は本気にとらえちゃうかもよ?」ズイッ
な、なんで距離を詰めるんですか!?
「あ、あの時誰とも付き合わないって断ったろ!?」
「……あの時の私と今の私じゃもしかしたら変わってるかもよ?」
え、海老名さん何がしたいんだ!?
だ、誰か!?
コンコン
「入ってもいいかい?」
「て、店長ですか?ど、どうぞ!」
「残念~」スッ
ガチャ
た、助かった…ボッチの俺にハードルが高すぎる
「注文した品持って来たけど食べるかい?」
「すみません店長さん、調子戻ったので皆と食べます!!」
「そうか!それは良かった!!うん皆で食べる方が美味しいからね!!それじゃ先に戻しておくね!」
店長…今日はとってもナイスです!!
「それじゃ席に戻るねヒキタニくん!看病してくれてありがと!またね!!」
「お、おう」
ガチャ バタン
「………」
えっ?今のあれはなんだったんだよ!?ボッチにはわかんねぇよ!?
「姫菜おかえり!もう大丈夫なの?」
「もう大丈夫!ごめんね心配かけて」
「次は自重しろし」ナデナデ
「えへへごめんね」
(自重ね……)
『……あの時の私と今の私じゃもしかしたら変わってるかもよ?』
(ほんとに自重しなさいよ私!!///もう……あれは比企谷君が悪い!!)
(あんな感じで優しく許してもらったらドキッってするじゃん!!)
(………はぁ比企谷君はハーレムでも作りたいのかな??もう天然ジゴロだよ………)
いやー姫菜も可愛い…
てかヒロインの皆可愛いw
ほんとは9日に投稿したかったんですけど過ぎちゃいましたww
それでは!!