比企谷八幡バイト始めました   作:猫と果実

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やっはろーでございます!!
皆様お久しぶりでございます!!!
およそ1カ月ぶりの投稿になります……遅くなってすみませんでした。
色々ありまして全然稼働出来てませんでした。
でもまた投稿再開していきますので、改めて宜しくお願いします!!!

それではお楽しみ下さい!!!



ボッチバイト始めました⑯

「はぁ…最近ついていない」

自転車を漕ぎ、夕暮れの道を愚痴りながら進んでいく。

最近の自分を振り返るとロクな事がない。

振り返れば振り返ると程、枕に顔を押し付けてたくなる多くの黒歴史。

あれ…目の前が霞んできたよ…

な、泣いてなんかいないんだからね!!

……そろそろ良いことあってもいいだろうに

「なんか疲れたな……マッ缶でも飲むか」

丁度小町を下ろす公園に着いたので一服(マッ缶)する。

さてさてお金を入れてと…

チャリン ピッ ガコン

「いつ見ても素晴らしいデザインだな」

MAXコーヒーを作った人は天才だな。

生まれながらして最高で最強のコーヒーだ、マッ缶と小町と戸塚のためなら死ねるな。

うん間違いない。

ベンチに座り、癒やしの一時を楽しむ。

「ふぅ……最近どこに行っても問題に巻き込まれるな」

しみじみと最近の出来事を思い出しながらため息をつく。

今日も雪ノ下の策略?により、二日連続でコスプレするはめ…

なぜボッチの俺がリア充みたいな、アホみたいな事しなきゃならんのだ…

まぁその後の部活は特に依頼もなく平和に過ごせた。

いや材木座の依頼の処理してたわ、なんで残業処理リーマンみたいな事を若くしてしてんだよ……

しかし今回は処理のおかげで無心になれたのは確かだ。

あの後の空気で二人きりとか地獄だからね?無心じゃなきゃやってられません。

雪ノ下は雪ノ下で地味にソワソワしてたし困ったわ……どこが氷の女王だよ…

でも冷静に考えたら俺って脅されたりするよねこれ?

『この写真拡散されたくなかったら、限定パンさん買ってきなさい』的な感じになるのか?

もしかして命令しようか迷ってソワソワしてた?これやばくない?

もう部長には逆らえません………いや元々逆らわないけどね?

てか俺の今後の学園生活ビクビクしながら生活しないといけないのか?八幡不登校になっちゃうよ?

「はぁ……」

もう自然とため息でちゃいます。

「あれ?八幡?」

えっ?この声って

「戸塚?」

あれ?癒やしが欲し過ぎてとうとう幻覚が?俺の妄想は具現化という新たなステージに昇華したのか?

「やっぱり八幡だ!」

いやマジもんの戸塚だ!!イメージ戸塚ではなく、リアル戸塚やん!!!

神様ありがと……正直最近のイベントは神様のせいとか思ってましたすみませんでした!!!

「部活は終わったのか?」

「うん!八幡も今帰り?」

「おう」

「八幡のとなり座っていい?」

「良いぞ」

むしろこのベンチ全部使って良いぞ戸塚。八幡許しちゃう。

「えへへ」

守りたいこの笑顔、天使がいつも以上ににこやかで輝いてます。

「なにか良いことでもあったのか?」

「久しぶりに八幡と二人きりで話せてるから嬉しくて!」ニコッ

「…おう」

あ、あぶねぇ………危うくまじで惚れるところだった

直視出来ない程の可愛さなんですけど?サングラスとか無意味な輝きなんですけど?

「なんでそっち向くの八幡?」

「気にするな戸塚、精神統一だ」

「変な八幡」クスクス

そんな笑う戸塚を見てときめく俺はやっぱりおかしいのか?

いやこの戸塚を見てときめかない奴の方がおかしいな、うんそうに決まってる。

「なにか飲みか戸塚?」

「良いの八幡?」

「戸塚にはいつも世話になってるしな」

「僕そんなに八幡の役に立ってないよ?」

なにを言ってるんだ!この世にいてくれるだけで戸塚には感謝仕切れないのに!!

むしろ朝、昼、晩にお祈りしないといけないレベルよ?尊さ神様レベルよ?

「小町が受験の時とか手伝ってくれたろ?戸塚が思っている以上に俺は感謝してるぞ」

「……八幡ありがとう///」

一緒に自動販売機に並び、小銭を入れる。

「ならアクエリアスにしようかな!」

ピッ ガコン

アクエリアスを自販から取り出し戸塚に渡す。

「ほい」

「ありがとう八幡!」ニコッニコッ

「…おう」

もう彼女でいいだろ戸塚

このニコニコには勝てない……戸塚はアイドルとかやったら売れる気がする。

ニコッニコッ二ーとか言いながら可愛らしさ爆発させて欲しい。

えっ?誰がプロデュースするかって?もちろん俺がプロデューサー。

『あっ!カップルがイチャイチャしてる!!』

『こら翔ちゃん!指差さないの!』

「「………///」」

あれ?なんで俺照れてんの?相手は戸塚だぞ?

普通は男女でなる現象でしょこれ?

まぁ戸塚は見れば見るほど女子に…見えて……いや今そう見えちゃまずい気がするぞ八幡。

何かの扉開いちゃいそうだよ?一部の人が喜ぶパートになるよ?

お、落ち着け八幡、とりあえず戸塚のフォローだ。

「き、気にするな戸塚」

あっボッチの俺に気の利いたフォローとか無理でした。

「……端から見たら僕達、カップルに見えちゃうんだね八幡?」チラッ

んっ?えっ?これはどう反応したらいいの?俺の反応伺ってるんですか戸塚さん??

あ、あれ?と、戸塚は男だよな?だよね?もう八幡わかんない!?

「そ、そうらしいな」

こんな状況を打開するすべなんて俺にはないぞ!?ボッチなめんな!!

「ふふっ」

えっ?

「八幡困ってるっ」クスクス

「と、戸塚?」

「ごめん!八幡がどんな反応するか試しちゃった!」

か、からかったのか!?と、戸塚が天使から小悪魔にクラスチェンジした!?

「な、なにかと思ったぞ戸塚……」

「えへへつい楽しくなっちゃって!ごめんね八幡?」

「ま、まぁいいけどな」

いや心臓ドキドキだからもうやめてね??

でも天使戸塚も良いけど、小悪魔戸塚も良いな……

二人とも小さくなって両肩に乗ってもらいたい。

「やっぱりもっと筋トレしないと、男らしく見えないのかな」

力こぶを作る真似をしているが、全然わからないのが戸塚クオリティー。

「大丈夫だ戸塚、テニスをしてる戸塚は格好いいぞ」

「ほんと??」

「おう」

格好いいプラスに愛らしいがセットになるがな、それも戸塚クオリティー。

「八幡も運動してるとき凄く格好いいよ!!」

「そ、そうか?」

「うん!八幡は運動部入ってたらレギュラーになれると思うよ!テニス部部長が保証するよ!」

今からバイトと奉仕部やめてテニス部はいろうかしら??

「さすがにそれは言い過ぎだ、良くて補欠レベルだよ」

「そうかな??僕八幡とダブルス組めるなら負ける気しないよ!」

海老名さんなら『ヒキタニくんと戸塚くんの愛のダブルス!?!?腐腐腐腐!!』とか反応しそうだ。

「ねぇ八幡!今度時間あったらまたテニスの練習付き合ってもらいたいんだけど…」

「バイトない時ならいつでもいいぞ」

「良いの?」

「おう」

「やった!ありがとう八幡!話してたら八幡とテニスしたくなちゃって!」

ギャルゲーでもこんな健気なキャラいないぞ??

全国の戸塚ファンを代表して言わせていただきます。

なんで戸塚は女性じゃないんだぁぁぁぁ!!!

「バイト以外暇だから、いつでも言ってくれ戸塚」

「うん!!でも八幡無理しなくて良いからね?」

「おう」

戸塚のためなら、サイヤ人が襲来しても会いに行ける自信がある。

自分で言っててなんだが、この例え方わかりずれえってなったわ……他人に使うにはやめておこう。

まあボッチの俺に小粋なトークを披露する場面なんてないがな。

「そういえば八幡、最近皆ともっと仲良くなってきたね?何かあったの??」

んっ????ボッチの俺が仲良く???誰と???えっ????

「なんの事だがさっぱりなんだが???」

「えっ?雪ノ下さんとか由比ヶ浜さんとか海老名さんとか三浦さんとか川崎さんとか!!」

「いやいやいや仲良くないからな??」

「でもバイト先に遊びに来たって言ってなかった?」

「い、いやまぁそうだけど…でも勘違いするな戸塚!俺はボッチだ!!」

「そんな自信満々に言わなくても……でも八幡」

「んっ?」

なんか戸塚の雰囲気がいつもと違う?真剣って感じがするんだが…

「僕は八幡の友達だから、八幡はボッチじゃないから」

「だから僕の前でボッチとか言うのはダメだからね!!また言ったら僕でも怒るからね!!」

怒る戸塚見てみたい……じゃなくて……

戸塚にここまで真っ直ぐに気持ちを伝えられたのは初めてかもしれない。

正直、ここまで戸塚が俺の事を見ていてくれてるとは思っていなかった。

いや……俺が戸塚の事を見ていなかっただけか。

改めて振り返ると戸塚は俺という人間を正面から見ていてくれていた。

小町以外でここまで俺に信頼を寄せてくれていて、俺の事を見てくれていた人はいたか?

壁を作って逃げる俺をなぜと思う気持ちはずっと残っている。

だが今の戸塚をみて、そんな事を口に出したらそれこそ怒られるだろう。

最近の俺は少し変わった気がする。その変化のおかげでなのかわからないが、戸塚の想いがすんなり伝わって気がする。

こう考えてる時点で変わってきているんだろうな…

「………ありがとう」

「えへへ」

もっと感謝の言葉を述べるべきなのだろけど、今の俺にはこれが精一杯だ。

フレンチトースト奢るので許してもらおう。

「夕日綺麗だね」

「そうだな」

いつもほんわかしていて女の子にしか見えない戸塚だけど、先程の戸塚は素直に男らしかった気がする。

でも少し恥ずかしかったのか、ほんのり顔が赤い気がする。

言ってる俺も顔が赤いかもしれんがな…

まぁ二人とも夕日のせいかもしれないってことにしとくか。

 

 

そんな事を話つつ、その後も一時間程公園で話してしまった。

「戸塚チャリ乗っていくか?」

「ううん!大丈夫だよ八幡ありがとう!!」

「そうか、気を付けて帰れよ」

「八幡も気を付けてね!!バイバイ八幡!!」

「おう」

戸塚に手を振り公園を後にする。

ピロン

「んっ?しまった…」

『愛しいのお兄ちゃんへ♥️

このまま連絡なかったら、お兄ちゃんだけ小町の手料理抜きだからね』

最初は♥️とかついてんのに、最後は絵文字なし…

そう言えば連絡すんの忘れてたわ

本屋は明日にして、ご機嫌取りのためにアイスでも買って帰るか。

 

 

 

「……八幡と僕がカップルかぁ…他の人に言ったら嫉妬されちゃうね」

「久しぶりに八幡といっぱい話せて楽しかったなぁ」

(最近の八幡は小町ちゃん以外にも壁が薄くなってきる気がする)

(八幡はあまりわかってないだろうな…八幡に好意を寄せている人が多くいるって事)

(その中の誰かと、いつかカップルになるのかな?…他の皆はどうなっていくのかな?)

「僕に出来る事は、見守ることと八幡の味方でいることかな?頑張ってね八幡」

 

 

「たでいまー」

「お兄ちゃんおかえり~ご飯出来てるよ!」

最愛の妹にお出迎えを受ける、兄として最高の喜びだろう。

「おう……あっ」

「急にどうしたのお兄ちゃん?」

すっかり忘れてた…小町を見て思い出すとか、どんだけ抜け落ちてんだよ。

「あっ!ご飯にする?お風呂にする?それとも小町にする?」

いや違うからね?お兄ちゃんそれを待ってた訳じゃないからね?

「小町」

「えっ!?こ、小町にするの!?」

「違うわ」

「び、びっくりさせないでよお兄ちゃん!先にご飯準備しとくからね~」

「こら逃げるな」ガシッ

「あぅ」

本日のコスプレ事件、元凶はこの子でしたね。

危ない危ない、そのまま飯食って忘れるところだった。

てかむしろアイスとか買ってきちゃったし…これは俺の分にするか。

「飯の前に聞きたいことがあるんだが小町ちゃんや」

「な、なんのことでしょうかお兄ちゃん?」

「なぜ雪ノ下に執事服渡したんだ?」

「そ、それは…」

「それは?」

「雪ノ下さんと小町だけ、お兄ちゃんの面白い姿を見れないのは不公平かなぁ~なんて」

いや不公平ってなんだよ?俺の執事服は面白いに分類されるの?まぁキモいよりかはマシだが…

「俺は見世物じゃねぇっての」ワシャワシャ

「お、お兄ちゃん!?髪くしゃくしゃになるよぉ!」

古来より兄妹のお仕置きは髪の毛ワシャワシャの刑と決まっているのだ。

肉体的苦痛、精神的苦痛を兼ね備えたハイブリッド拷問と言っても過言ではない。

「もぉ~お兄ちゃん」

ほら小町も嫌で嫌でしょうがない……顔はしてないな?むしろ少し喜んでいませんか?

なるほど、千葉の兄妹には拷問ではなくご褒美に近くなるんだったか。

「反省したか小町」

「反省したからご飯食べよ!」

「おう」

まぁ今日はそこまで追求する気分ではなかったし、これで許してやるか。

だがアイスはやらんぞ。

 

 

ふぅ、風呂も入ったしアイスでも食べるか。

「……小町のやつバニラ食べたな」

冷凍庫に入れておいたアイスが一つなくなっていた。

そして小町は既に部屋の中……逃げたな?

「まぁいいか」

俺はストロベリー味食べたかったしな、恐らく小町も理解してバニラを選んだんだろう。

「さすが妹だな」

ピロン、ピロン

「うん?」

誰だ?スパムメールか?

ピッ

『一色いろは』

「げっ」

嫌な予感しかしない……

この微妙な時間帯では『あっ!ごめん~寝てたテヘペロ!』とか使えないじゃん……

とりあえず確認するか…

『先輩こんばんわ~!

明日の放課後暇ですよね!なので私と放課後に買い出しに行ってもらいます!!』

「予想通り面倒事だな」

てか俺が暇なことを前提として、話が進んでるのがおかしい。

明日は本屋に寄りたいし部活もある、うん断ろう。

「とりあえず断りのメールを…んっ?」

もう一通メールがある?

『先輩♥️いいお返事待ってますよ!!

添付ファイル』

添付ファイル?画像か?

「……」

『行かせていただきます』

ピロン

『さすが先輩!!では放課後お願いしますね♪』

『はいよ』

ピッ

「……俺は二度とコスプレなんぞせんぞ!!!」

「お兄ちゃんどしたの?」

「気にするな小町、お兄ちゃんは今人生において大事な決意をしたまでだ」

「思ってたより壮大な案件だった!」

ソファーに座るお兄ちゃんの横にくる妹。

「さてさてお兄ちゃん!アイスも食べたことだし!今度は小町の執事になる番だよ!!」

「はっ?」

「はっ?じゃないよお兄ちゃん!妹である小町にご奉仕しないなんて、小町的にポイント低いよ!!」

つい数秒前に決意固めたばかりなんですけど?

「なるほど……だが断る!!」

「だかそれを断る!!」

な、なにっ!?まさかすぐさまリターンが来るとは!

やるな小町…だかしかし!!

「それも断るよお兄ちゃん!!」

「おい小町、まだなんも言ってねぇよ」

「お兄ちゃんの事なんてお見通しだよ!」

出た小町の固有スキル的なやつ。

『お兄ちゃんの心なんてお見通し!』

俺絶対隠し事できないじゃん……

「…お兄ちゃんだめ?」

「……」

誰だよこの世界に上目遣い最高とか広めたやつ。

広めたせいで女子はこうゆうときに、あざとく使うんだ。

そして男はあっさりと

「…やったらすぐに終わりにするからな」

堕ちてしまうんですよ……

あれ?これ本日二回目の上目遣い堕ち?

俺チョロくね?

「やった!!」

はぁすぐに終わらせればいいか……

「はいはい」

そして結局二時間程『イエスマイシスター』状態が続き、お兄ちゃんから執事お兄ちゃんにジョブチェンジしました。




いやー戸塚って一番ヒロイン向けなのかもしれないと、書いてて思いましたww

投稿間隔についてなんですが、以前よりペースが遅くなる可能性がございます。
楽しみに待って下さってる読者様、大変ご迷惑をおかけします。

出来れば一週間に一話は出したいと思ってます!!
調子が良いときは、前みたいに出せたらと思います!!

それではまた次回!!!
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