比企谷八幡バイト始めました   作:猫と果実

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いやいや思ってる以上に読んで頂けて光栄です-w


ボッチバイト始めました②

ピピピピ

「……」

ピピピピピピ

「………うるせっ」

携帯から鳴るアラーム音に起こされる。

そしてアラームをに切り

ガバッっと毛布をかけ直し

「おやすみzzzz」

もう一眠りこれこそ高校生に許される特権二度寝だ。

さぁ夢の世界へ……

「ごみぃちゃん!起きなさい!!二度寝なんて小町が許しません!」

ババァーンっと俺の部屋に登場した我が愛しき妹小町様。

今日はやけに登場が派手なご様子で…お兄ちゃん低血圧だから大声はやめて…

「…大丈夫だ小町お兄ちゃんは計算して二度寝してるから後5分寝れるから」

「数学が嫌いなお兄ちゃんの計算とか信じられません!」

ガバッっと布団を剥ぎ取られる。

あぁ…俺の毛布が…ってそんな剥ぎ取ったからって地面に叩きつけないで!?

「安らかに眠れ毛布、そしてお前の分まで俺は布団を守る」

「むぅ…そんな小町の入学式に遅刻したいなら別にいいですよぉ」

小町がムスッとほっぺをむくらませ機嫌を悪くする

今日は小町の入学式。

俺は先に高校に行き小町の入学式を見守り讃える役目を仰せつかっている。

いい加減起きないと小町のほっぺがリスみたいになるから起きるか

「小町の入学式に遅刻なんて例え隕石が落ちてきてもありえないことだ、なぜなら俺は小町のお兄ちゃんだからな」

そういってベッドから出て不機嫌な小町の頭をなでる。

「それでこそお兄ちゃん!!小町的にポイント高いよお兄ちゃん!!」

「それと小町」

「うん?」

「少し早いが…入学式おめでとう」

「へへへ///ありがとうお兄ちゃん!」

よしこれで今日も1日頑張れる。

 

 

「お兄ちゃんもう時間だよ~」

「おう~歯磨きしてもう出る~」

朝食を済ませ身支度をして後は家を出るだけ

そして歯磨きを済ませリビングに戻ると制服姿の小町が出迎えてくれた。

「じゃーん!!総武高校一年生比企谷小町です!」

ビシッと敬礼する小町、まさにあざと可愛い小町ちゃん

どこぞかの生徒会長に負けず劣らずのあざとさ我が妹ながら恐ろしい。

「おぉ~ってこの前も見たんだが?」

「もぉー!!お兄ちゃん小町的にポイント低いよ!!そこはまず似合ってるね小町☆って言うんだよ!」

「制服似合ってるぜ小町☆」

「やっぱりそれはキモいかもお兄ちゃん」

あれ?言わせておいてお返しが罵倒っておかしくない?

「やらせておいてそりゃねぇだろ…ってそろそろ出ないとやべぇ」

「ほんとだ!お兄ちゃん小町の晴れ姿しっかり見ててね!」

「おう、そんじゃ先行ってるわ」

「うん!行ってらっしゃいお兄ちゃん!」

「行ってきます小町」

いつもこのやりとりしてっけど夫婦みたいだなって思うのは千葉県の兄妹共通だよな?

けして俺がヤバい訳じゃないよな?

 

 

 

「はぁ~」

入学式に伴いもうひとつイベントがある、それはクラス替えだ。

ボッチの俺には関係ないイベントではあるんだが、今年は違う。

そうマイスウィートエンジェル戸塚と一緒に一年間過ごせるか過ごせないかが懸かっているのだ。

これは死活問題だ、ほんとに問題だ。

もし俺に国家権力があったなら全力で戸塚と同じクラスにするため全力で動く。

えっ?働きたくない俺が?何いってんだ小町と戸塚のためなら死ねる覚悟である。

「八幡!」

そう考えていると俺の後ろから声が聞こえた。

この声は!!

「戸塚!」

「おはよう八幡!」

「あぁおはよう戸塚」

やばいまじ天使、ここに天使がおります。

「?どうしたの八幡?」

「い、いや久しぶり戸塚に会ったなって思ってただけだ」

「そうだね!休みはあんまり会えなかったしね……でもこれからはいっぱい会えるね!」

もう戸塚俺の嫁で良くない?こんな可愛い天使に惚れるなとか無理ゲー。

「お、おう///」

「八幡一緒にクラス替えのやつ見に行こ!」

「そうだな、確認しないとクラス行けねぇし」

二人して並んで歩き下駄箱の壁に貼られているクラス替えの紙を見に行く。

「今年も八幡と一緒のクラスだといいなぁ」

「そうだな」

そう表面上ではケロッとしてる俺は内心は

戸塚と同じクラスに、戸塚と同じクラスに、戸塚と同じクラスにお願いしますお願いします神様お願いします。

普段祈らない神にもお願いして内心大慌てである。

「えっと……あっ僕F組だ!また同じだ!」

F組に戸塚!!お、俺はどこだ!?

「あっ」

F組比企谷八幡

よっしゃゃああ!!!キターーーーーー!!!

神様ありがとう!今日から神様信じちゃう!

そんな風にお祭り気分になってると戸塚も俺の名前をみつけ

「あっ!八幡も同じクラスだ!やった!!」

喜びそして抱きついてきた。

「と、戸塚!?///」

「あっご、ごめん八幡///つい嬉しくて///」

「だ、大丈夫だ///」

俺今日死ぬのかもしれないな……あぁ幸せな人生だった。

「ヒッキー顔が気持ち悪い顔になってる……」

幸せの余韻に浸っている俺を罵倒する声

「やっはろーさいちゃん!ヒッキー!」

「やっはろー由比ヶ浜さん!」

「誰が気持ち悪い顔だ由比ヶ浜」

同じ奉仕部の由比ヶ浜結衣さんのご登場だ。

相変わらずアホっぽい挨拶は変わらんな

戸塚はオッケー天使だからオッケー。

「だってヒッキーの顔スゴくデレ~っとしてたし」

「そ、それは気にするな」

嬉しさのあまり表情筋が仕事をしていなかった、危ない危ない。

「由比ヶ浜さんは何組になったの?」

「私も二人と同じF組だよ!」

「ほんとだ!!またよろしくね由比ヶ浜さん!」

「うん!よろしくねさいちゃん!」

「またか…」

「なんでため息つくのさヒッキー!」

「別に気にするな」

「気にする!!なんで!」

「特になんもねぇよなんとなくだ」

「うぅぅ……ヒッキーは私と同じクラスは嫌?」

その上目遣いやめて勘違いしちゃうから

由比ヶ浜普通に可愛いからそれ

「……そんなことねぇよ」

「!!」

そんな急ににこやかになるなってこっちが恥ずかしい

「やっぱりヒッキーは優しいなぁ」ボソッ

「なんか言ったか?」

「っ!!な、なんも言ってないよ!///ヒッキーはやっぱり捻デレだって思っただけ!」

「捻デレ言うな」

「ふふ」

微笑む戸塚も可愛いな……守りたいこの笑顔

「どうした戸塚?」

「ううん二人とも相変わらず仲良いなって思っただけだよ八幡」

「そ、そんな事ないよさいちゃん!!///」

「そうだぞ戸塚、こんなビチヶ浜さんとは仲良くないぞ」

「ビッチじゃないし!!ヒッキーキモい!!変態!!!」

「ほらやっぱり仲良しだ」

戸塚…罵倒されてる関係は決して仲良しとは言わないぞ……

 

 

「そうえば他の皆はクラスどうなったのかな?」

他のやつらね……正直小町と戸塚がいれば充分、いやむしろそれでいい

「実はね皆F組だよ!!!」

「わぁ凄いね!そんな事あるんだね!」

待て待て皆って誰だよ、なんで皆で通じちゃうの?八幡ボッチだからわからない…

「ほんと凄いよね!グループ皆が残るって!!」

あぁ葉山グループの事ね…興味ねぇ

「後サキサキもいるし」

はやくソウルドリンク飲みてぇ

「それにゆきのんもいるんだよ!!スゴいよね!!」

な、なに!?ゆ、雪ノ下が同じクラスだと!?

「お、おい由比ヶ浜、雪ノ下も同じクラスなのか?」

「そうだよ!これで奉仕部メンバー勢揃いだね!!」

なにオールキャスト揃えようとしてんの?ラスボス前みたいなパーティーメンバーみたいになってるよ?

奉仕部以外でも雪ノ下の罵声を浴びる事になるとは……

いや雪ノ下の事だ俺の平穏なボッチライフにわざわざ侵略しては来ないだろう…あっそうえば

「もしかして材木座もいたりすんのか?」

「あっ中二はいなかったかも」

材木座お前はモブキャラ決定だな

ノォォォォォ!?って声が聞こえた気したな…いや気のせいだ。

 

F組に付き由比ヶ浜はアホな挨拶をかましながら葉山グループへ

戸塚はまた後でと可愛い笑みを浮かべながら席に行った。

俺も指定された席へと座る。

戸塚も席に行ってしまった…あぁもう帰りたい…

HRが始まるまで寝てるか

イヤホンを耳に着け音楽をかけボッチスタイルへ。

小町の入学式で寝るわけには行かないしな!

おやすみ小町、戸塚!

 

 

ユサユサ

うぅん?

ユサユサ

地震か?なんか揺れてるような…

「うぁ?」

「朝から何を変な声を出してるの変声谷君」

「…」

あれ?雪ノ下さん?いやいや姉の方じゃなくてゆきのんの方だけどね?

いやいやそんなことじゃなくて何故俺を起こす?

「なんで起こすみたいな顔をしてるわね…もうすぐHRが始まるのだけれど、朝から怠けられたらこっちが困るわ」

「朝から怠け者扱いどうも…てかなんでここにいるんだよ」

「春休みをを挟んでも脳がまだ冬眠してるのかしら?とても不快だけれども私が隣の席よ」

えっ?まじ?うわっ…ボッチに隣とか気にする必要ねぇから見てなかったけど隣雪ノ下かよ!?

「そうか」

「ええそうよ」

にしてわざわざ俺を起こすのはめずらしいな……しかも気持ち口数多い?

「雪ノ下お前なんかテンション高くね?」

「なっ!?///な、何を口走っているのかしら妄想谷君は」

「だってよいつもより口数多いだろ」

「うっ///そ、そんな事ないわよ!寝言は寝て言いなさい寝ぼけ谷君」

いやいや何回俺改名されなきゃならんのよ…

あぁそうえば完璧過ぎてたまに忘れるがこいつもボッチだ

ったな

そうかそうか由比ヶ浜と同じクラスになれたのが嬉しかったのか、なんとも純情ゆきのんだこと。

こうゆうときの雪ノ下は少しちょろインに見えなくもない。

「なにかしら?」ギロッ

おふっ嘘です全然ちょろインじゃございません…

この眼光人殺せるよ…八幡辛い…

そんな死地に立たされているとドアがガラカラと開く。

「もうすぐチャイムなるぞ席につけー」

忠告を促しながら現れたのは我が顧問平塚先生だ。

確か平塚先生はクラスは受け持ってなかった気がしたんだが

「ん?なんだお前らきょとんとして、あぁなんで私が担任をしてるか気になるのか」

さすが平塚先生誰も質問をしていないのにクラスの雰囲気を察したようだ。

「実はな……ほんとはF組は田中先生が受け持つ予定だったんだか結婚されて寿退社されたんだ」

平塚先生の背景がどよーんとし始めた…誰かはやくもらってあげて!!もう八幡見てられない!

「くそっ…私だって結婚して寿退社とかしてみたいわ!」

ドンッと教卓を叩く、平塚先生…普通に怖いっす

「平塚先生もうチャイム鳴ってますのでHRを始めてください」

さすがスルーは冷たすぎるぞ雪ノ下!?ほら平塚先生の目が俺みたいになりかけてるぞ!?

「す、すまん雪ノ下…それじゃ今日は入学式が終わったら終了だ!これから入学式やるから体育館に向かうように!解散!」

すげー大雑把だ…なんか平塚先生自棄になってません?

平塚の指示を聞き皆体育館に移動を開始する。

「ゆきのーん!!一緒に行こ!」ダキッ

「ゆ、由比ヶ浜さん抱きつかないで頂戴///」

「へへへ!だってゆきのんと同じクラスが嬉しくて!!」

「それとこれは関係ないでしょ…」

「ゆきのんは同じくクラスで嬉しくないの…?」

「…そんなことないわ…嬉しいわ///」

「ゆきのーん!!」ダキッ

「ゆ、由比ヶ浜さんはやく体育館行くわよ///」

さっそく百合ユリさんだな…

相変わらずゆきのんはガハマさんに甘いことで

「八幡一緒に行こ!」

「おう!戸塚とならどこにだって行けるぜ!」

「もう行くのは体育館だよ八幡?」

クスクスと笑う戸塚を守れるならどこでも行くぜ☆

「ヒッキーキモい~」

「比企谷君体育館ではなく警察署がお勧めよ」

「おい三年そうそうキモい犯罪者扱いするな」

「みんな行かないと僕たちだけ遅れちゃうよ?」

「そうね」

「行こー!!」

HRからどれだけはやく罵倒出来るかタイムアタックでもしてんのか…

この短時間で相変わらずの対応で泣けてくる…

気を取り直して小町の入学式を見届けるか!

 

 

 

「あぁ…小町も大人になったぁ…」

「八幡大丈夫?」

「あぁ…なんか胸に込み上げてくるものがな…」

「ふふっほんと小町ちゃんのこと大好きだね」

「当たり前だ戸塚小町の事は愛してるまででもある」

小町の感動的な入学式を終えクラスに戻る最中思わず小町の入学式を思い出し想いにふける。

「相変わらずのシス谷君ね」

「ほんとシスコンだよねヒッキー」

「うるせぇ千葉の兄妹はこのぐらい普通なんだよ」

てか何故かこの四人組でクラスに戻っている。

奉仕部の延長線上のせいか違和感はあるがそこまで嫌ではない。

まぁ戸塚のおかげだな。

「ははは…でも仲良しに越したことはないからね!」

「確かにそうね」

「さいちゃんの言う通りだね!」

あれ?俺の意見全否定だったのに…まぁ戸塚ならしょうがないな!

「そうえばさいちゃんは今日から部活?」

「一応今日から始めるよ!体験入部の子も来るかもしれないし!」

「そっか!さいちゃん部長だもんね!頑張って!」

「ありがとう由比ヶ浜さん!」

「奉仕部も放課後少しだけ集まろうと思ってるからでよろしくね由比ヶ浜さん」

「うん!わかったゆきのん!」

「雪ノ下俺少し平塚先生に話があるから遅れていく」

「話?話ってなに?」

「お前には関係ない話」

「余計気になるし!」

「わかったわ出来るだけはやく終わらせて来て頂戴ね」

「あいよ」

 

帰りのHRが終わり皆動き出す。

よし俺も平塚先生に話に行くか、バイトやることになったって言わないと近い将来部活さぼりとかで鉄拳制裁食らいそうだし。

「平塚先生」

「うん?どうした比企谷?」

「少し話がありまして」

「そうか、なら生徒指導室で話すか」

そういうと教室から出て生徒指導室へと向かう。

平塚先生はこういう風にさりげなく気の使える大人な女性だ。

なのになんで誰ももらってあげないの…はやくもらってあげて!!

生徒指導室に入りソファに座る。

「君から話があるなんてめずらしいな比企谷」

「そうですね、まぁ部活についての話なんですけども」

「なんだまたトラブルか?」

カチッとライターの火をつけタバコをくわえる。

「いえ俺個人の話です」

「ほぉそれは興味深いな、それで話とは?」

「俺バイト始めるんでたまに部活休むことになります」

ガタッと音をたて平塚先生が立ち上がる。

えっなに?急に立ち上がるとか怖いんですけど…見えちゃいけないもん見えてんすか先生?

「ひ、比企谷がバイトだと!?」

えぇぇそんな驚くことかいな…

まぁ専業主夫志望の俺が言ってるからなんだろうけどな

「まぁ半ば強制的ですけどバイトですね」

「そ、そうか」

少し落ち着いたのかまた腰掛けジーっと俺も見る。

やっぱり見える人なの?俺の背後に何かいるの?ボッチの幽霊とか居ちゃう感じ?あっボッチは俺か☆

「受験は平気なのか?」

「…まだ希望の大学は決めてないですけど文系ならまずまずな所に行けると自負してます」

「確かに比企谷の頭なら文系なら余裕だろう」

視線は変えず俺を見る先生、そして少し嬉しそうな笑みを浮かべ

「よし!いい社会勉強にもなるだろうしバイトを許可する!」

「ありがとうございます」

ふぅーこれで鉄拳は逃れられた

「それじゃ話は以上なので部活に顔だしてきます」

「あまり学校に長いするなよ」

「はい、では失礼します」

「比企谷」

「はい?」

「比企谷の成長を見れて嬉しく思うぞ」

「…大袈裟ですよ先生、では失礼します」

ガラカラ、ピシャ

「ふふ相変わらず捻くれ者だな」

新しいタバコにくわえ火をつける

「そうか…比企谷がバイトをするまでになったか…なんか嬉しいな」

 

 

「……」

『比企谷の成長を見れて嬉しく思うぞ』

あんときの平塚先生めちゃ優しい笑顔してたな…

十年前に出会ってたらプロポーズして断られるまでである

って断るんかい

「さて……部活行くか」

少し照れ臭い気持ちを隠すように急ぎ足で部室に向かうボッチである。

 




いやーバイトしろって感じですよね-w

追記 原作ですとゆきのんはJ組に所属してるということなってますが
この世界では三年になって「国際教養科」は既に必修を終えたことにします!
すみません原作詳しくなく…もしなにかありましたらコメントください‼️
指摘してくださったかたありがとうございました!
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