比企谷八幡バイト始めました   作:猫と果実

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読者の方々やっはろーでございます!
ストーリーはそろそろバイトへ!


ボッチバイト始めました③

「うす」

「ヒッキー遅い!」

「遅かったわね比企谷君」

先生との話を終え部室に到着。

さっそく遅くなったことを咎められる。

「そうですよ先輩!女の子を待たせるとか最低ですよ!」

「…悪いな由比ヶ浜、雪ノ下少し話しが長引いてな」

「ヒッキーが素直に謝った!?」

「あら明日は雪かしら」

雪ノ下だけにかって言ったら睨まれそうだから言うのはやめよう

「ちょっと先輩!私の事忘れてます!私にも謝ってください!!」

はぁ…上手くスルーしようと思ったのにだめだったか

そのむすっとした上目遣いやめろあざと可愛いだろそれ

「なぜあたかも奉仕部の部員ですみたいにいるんだ一色、生徒会はどうした」

「入学式さえ終われば今日は一旦暇になるんですよーだから奉仕部に遊びに来ました!」

「そうかそうかじゃあ帰れ」

「先輩ひどい!?こんな可愛い後輩が遊びに来てるのに追い返すなんて……」

「いいじゃんヒッキー!許してあげなよ!」

あれ?なんで俺悪者扱いされてるの…女子の結託怖い……

「………別にどっちでも構わねえよ」

「ふふん!先輩は素直じゃないですね!しょうがないから先輩のためにいてあげます!!」

これ俺のためなの?俺帰れって言ったのに…まぁいいけど

俺は鞄を机に置きいつもの定位置へ座る。

「比企谷君も来たから今後の奉仕部の活動について話ましょうか」

「うん!」

「わかりました!」

俺はあえてツッコまないぞ…お前関係ないだろ一色と

「先輩を借りる時に必要な情報ですからね!」

俺の心読むな…しかも理由がコキ使うためかよ…

「それで今後の活動ってのは?」

「簡潔に言うと奉仕部は何事もなければ卒業までやることになったわ」

「おいおいまじかよ」

「ええ」

「それって今までと変わらないって事ゆきのん?」

「先輩達受験なのに平気なんですか?」

「そうね私達三年は受験を控えてる事も考慮して無理してまでは依頼は受けない事にするわ」

「一番に勉強をおいて余裕があるのであれば依頼を受ける、こういった形を取ろうと思うのだけれど良いかしら?」

「まぁ妥当だな」

「私もそれで良いよ!」

「それで決まりね、後で平塚先生にも言っておくわ」

てか俺いなくても出来たろこれ…来てすぐ議題終わっちゃったよ、、まぁいいか帰ろう

あっそうえば俺店寄らないと行けなかったんだ…めんどくせ

「方針も決まったことだし俺は帰る」

「えぇ~先輩もう帰っちゃうんですか?もう少し話していきましょうよ~」

なに俺をガールズトークってやつに参加させる気?八子にさせる気なの?乙女にされる気なの?

ボッチの思春期高校生には不可能だ。

「この後用事があんだよ」

「嘘ね」「嘘だね!」「嘘ですね!」

「おい」

三人同時に否定しなくていいでしょ…俺どんだけボッチとしての信頼高いの?ボッチ信頼度カンストしてるでしょこれ

「お前らな…俺だって予定ぐらいあんだよ」

「普段から真っ先に自宅に帰る貴方が?」

「そうだよ」

「ふーん…その用事ってなにヒッキー?」

「確かに気になりますね!先輩教えてくださいよ!」

なに俺にはプライバシーだからっていう暗黙のルールは適用されない感じ?

「あぁ?別に用事は用事だ、そんじゃ急いでるからまたな」

「先輩!」「ヒッキー!」ガラガラ ピシャ

一色と由比ヶ浜の声を無視し無理やり切り上げ部室を出る。

そうこれは逃げたのではない戦略的撤退だ!

 

「怪しいわね」「怪しい」「怪しいですね」

「「「……」」」

「どうします?先輩の事つけてみますか?」

「そ、それはさすがにだめじゃないかな?」

「そうね、さすがに隠し谷君でもつけ回すのは良くないわ」

「なら先輩から直接聞き出します?」

「いえそんなことしないわ」

「どうするのゆきのん?」

「小町さんに連絡しましょ、もしかしたらまだ学校に残っているかもしれないわ」

「なるほど!ゆきのん頭良い!」

「いや結衣先輩結構普通の事ですよ…」

 

 

ブルッ

「な、なんか急に寒気が…」

学校からチャリを漕ぎバイト先へ向かう。

「行くのダルいな」

そんなことを言いつつしっかりと足はカフェ『Repose』に着々と進む。

てか今更ながら予定を組むなら電話でも良くないか?

だってそれだけの話な筈…なんだろう嫌な予感がするな。

そんな不吉な空気を感じながらも店に到着。

従業員入り口と書かれたドアに手をかける。

「…とりあえず入るか」ガチャガチャ

「……」ガチャガチャ

そうだよね普通開かないよね皆不法侵入出来ちゃうもんね

表に周り店の入り口から入ると目立ちそうで嫌なんだよな…

カランカランと音をたて扉をあける。

「いらっしゃいませ!ってハチ君!学校お疲れ様!」

お客は…いないようだ。良かった……あの店長ならお客がいてもあんな感じだったろう。

「お疲れ様です店長」

「いやー予定より早く来てくれて助かるよ!!」

「うす」

「それじゃ今後のシフトについて話そうか!」

「店長まで裏に行ったらお客さんの対応どうするんですか?」

「大丈夫大丈夫!キッチンの子に頼むから!おーいナナちゃん!」

他のアルバイトの人か……もしかして今後店長以外と二人きりとか可能性あるのか?

………まじかよほんと帰りたい

「なんですか店長?」

キッチンからで出てきたのは少しだるそうに受け答えする目が眠たそうな茶髪ボブカットの女の人だ。

背丈は一色ぐらいか?なんか猫みたいな人だ。

そして制服は男女ほとんど違いがないんだな

「少しの間カウンター任せてもいいかな?ハチ君と話ししてくるから!」

「ハチ君?新人ですか…」ビクッ

……なんか警戒心がビンビン伝わりますハイ、眠たそうな目が少し見開いてフシャーって言われそう

ほんと俺の目って期待を裏切らないよね……さすがに毎回はへこんじゃう八幡です。

「……初めまして比企谷八幡です」

「…市川奈々美(いちかわななみ)よろしく」

「ナナちゃんハチ君は新人だから色々フォローよろしくね!」

「ハチ君!ナナちゃんは高校生の時から働いて貰ってるベテランさんだから色々教えてもらってね!大学一年生でお姉さんだからね!」

店長のマシンガン追記ってほんと本人達の意思無視過ぎだろ……

まぁ店長のおかげで少し警戒心が薄くなったように見えなくもない

「それじゃ休憩スペースで話そうか!」

「はい」

 

結局話の内容的には最初は慣れてもらうため学校終わりは入ってもらいたいらしい

まぁ受験が忙しくなる前に慣れさせるの納得だ、俺のためでもあり店のためでもある。

その店長の案を承諾した代わりに日曜日の朝は何があっても休みにしてもらう条件をのんでもらった

当然プリキュアのためである

プリキュアのない日曜日なんてありえないからな

「それじゃこれ従業員入り口の鍵ね!なくさないように気をつけてね!」

「わかりました」

鍵を受け取り鞄にしまう。

「そうそう!この前使ったロッカーそのままハチ君が使って良いからね!」

「ありがとうございます」

テーブルに出した紙をしまう店長

よし帰って録画したアニメ見るかなと家での予定を考えていると

「よしハチ君!良い機会だからナナちゃんに料理教えてもらいなよ!」

……えっ?あの猫先輩に料理を教われと?

いやいや俺この後忙しいから無理ッス、けして二人きりが耐えられないからとかじゃないからね?

「えっと…流石にそれは悪いので大丈夫です、市川さんの仕事の邪魔になってしまいますし」

秘技『相手に迷惑になるからお断り』これなら市川さんに対して『そうかナナちゃんも迷惑が…』と罪悪感を発生させて断る流れにする

そしてトドメに『俺も用事があるのでと』とお断りを入れる!残念ながら出来ませんという雰囲気にも受け取れるしこれなら店長に対してアフターケアも完璧だ。

さぁこい!!

「それなら大丈夫だよ!ナナちゃんには今日ハチ君の指導も含めて仕事お願いしてるから!従業員同士仲良くならないとね!」

おふっ完全に退路たたれてるやんこれ……選択ミスった…ロードしてやり直したい…

「大丈夫!ちゃんとお給料つけるしね!長くはやらないからさ!」

「…わかりました」

ささっとやって帰ろう…はぁ…仲良くとか拷問かよ……

 

制服に着替えて店長とカウンターへ

「ナナちゃんお待たせ!この後ハチ君にキッチンのノウハウを教えてあげて!」

「わかりました」

「よろしくお願いします」

「えっ?」

あれ?さっき挨拶したよね?なんで顔みて誰だよみたいになってるの?

俺の存在って記憶にも残らなくなってきてるのか…やばいいつか消えりするのか!?………っては冗談にして

まじでなんでこんな反応なんだ?少しプイッとされたけどなんで?

「あぁ!ハチ君ってメガネかけるだけでかなり印象変わっちゃうからね!最初は少し驚くよね!」

店長は一人で納得してウンウンと頷いている。

それ初耳なんですけど?店長初めて見たとき普通にしてましたよね?

「ごめん驚いただけ無視じゃないから」

そういうと平常運転になったのか一人でキッチンにいってしまう

「ほらほらハチ君もキッチン行かないと!ナナちゃん少しぶっきらぼうだけど仲良くなったら優しい子だから安心してね!」

なぜかサムズアップする店長。

それ仲良くなれなかったらずっとあのままって事?俺二人きりを乗り切れる自信がねぇ…

意を決してキッチンへ

「新人、改めてだけど私は市川奈々美大学1年生」

「比企谷八幡高校三年です」

「一応私は主にキッチン担当の人間だから今後よろしく」

「わかりました」

「……」

「……」

「……」

「……」

うぉぉぉこの空気耐えられねえ!!なに話題を振って空気を変えろ?ボッチにそんな事出来るかこのやろう!?

「新人は料理出来るの?」

そ、そうだキッチンのノウハウ?を教えてもらわねば

そしてはやく帰るんだ八幡!

「一応人並みには出来ると思いますが」

「ならフレンチトースト作って」

「えっ?」

「フレンチトースト作って」

「…えっとそれはなぜでしょうか市川さん」

「テスト」

「それはやらないとだめなんですか?」

「そう」

「……」

「……」

えっ?なにこれ料理漫画みたいな展開になってんの?

これから入学試験でもするの?市川さんはもしかして神の舌お持ちなの?

「わ、わかりました作るので少し待っててください」

とりあえず作ってしまうおう…って椅子に座りながらめちゃこっち見てるんですけど!?

猫が獲物狙ってるあの目だよ!?

 

 

とりあえずめちゃ見られながらも無事にフレンチトースト完成。

「…市川さんお待たせしましたフレンチトーストです」

「…」

って無言で食い始めたよ…これから何が起こるんだよ…

「…50点」

「へっ?」

「普通」

「は、はぁ…」

えっなにこれ?合格なのこれ?

「新人少し待ってて」

そういうと市川さんは調理を開始する。

「は、はい」

少し待つとフレンチトーストが置かれた。

「食べてみて」

「わかりました」

よくわからんが食べてみるか………

「……う、うまい、めちゃくちゃ旨い」

正直こんな旨いフレンチトースト初めてだ…

小町も雪ノ下も料理は旨いがもうワンランク上だこれ

少しふふんとどや顔してすぐに眠たそうな顔に戻る。

「私は普段はめんどくさい事やるの嫌いなんだけど料理に関しては手抜きたくないの」

「そ、そうなんですか」

何を言い出すかと思えば市川さんのポリシーの話か?

それとこれと俺の合格?に関係するんだ?

「だから私がキッチンのノウハウ教えるなら手は抜かない」

「えっ?」

「精々でも新人を95点ぐらいの料理作れるぐらいに育てる」

「……あ、あの、い、市川さん?」

「師匠」

「えっ?」

「師匠」

「……」

「……」

「師匠」

「し、師匠、こ、これは一体どうゆうことで?」

「新人は私の弟子、私は新人の師匠ってこと」

「……」

あれー?なんかこの人俺みたいにボッチ臭がしてた筈なのに全然キャラ違うぞ?むしろキャラ濃すぎてこっちがむせそうになるぐらいだぞ?

えっこれどうすりゃいいの…弟子入り決定なの?

そんな謎の空気が流れているとカウンターから店長が顔を出しにきた。

「あー遅かったか…ハチ君頑張って!」

「えっ?遅かったってどうゆう事ですか?」

「いやーナナちゃん料理の事になると少し熱血?っぽくなちゃうんだよ…僕も弟子入りした身だからね」

「店長はもう卒業した」

「そうゆうことだから弟子入り頑張ってね!!」

あっ逃げた!?くそ…店長しってたなら先に言ってくれよ!

俺はクッキングパパみたいなのほほんと料理したいわ!

「それじゃとりあえず修行始めようか」

キッチンでそんな台詞初めて聞いたわ…

「い、今からですか?」

「うん」

あぁ小町お兄ちゃんはバイト先で弟子入りしました。

今日何時に帰れるかわかりません……

「改めてよろしくねハチ」

「…よろしくっす」

表情に乏しそうな師匠が笑みを浮かべる姿はボッチには眩しすぎる程可愛く見えました。

このカフェ『Repose』にいる限り俺の安らぎはないらしい……




八幡の料理スキル爆上げですね-w

マックスコーヒーでも飲みながら皆様待っててください!!
また次回!
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