八幡お疲れですね-w
「たでいまー」
俺の声を聞きリビングから小町が出てきた。
「お兄ちゃんおかえり!お勤めご苦労様!」
「小町にそんなセリフで出迎えされるとは俺も社蓄ロードを歩み始めた証拠か」
去らば平穏ようこそキッチン修行…
「お兄ちゃん大袈裟!まだバイトやって2日目でしょ?」
「まぁな…2日なんだけど内容が濃くてな…」
「そかそかご飯の時に聞くからはやく着替えてきてお兄ちゃん!夜ご飯の準備しとくから!」
「ありがとう小町」
バタバタとリビングに戻る小町を見送り自室へ。
「ふぅ…疲れた」
部屋着に着替えバタンとベットに倒れこむ
「あそこの職場キャラ濃すぎないか?」
店長に始まり次に師匠といい、まだ二人しか顔合わせしてないのにこれかよ…
まだ他に従業員いんのかな…やべぇ会いたくないんだけど…
「俺のいつか毒されて濃いキャラになってしまうのか」
学校にも濃いやつはいるが関わる事がないから全然大丈夫なんだが
職場ともなると関わらないと仕事にならないから必然と対応しないといけない…
「ボッチスキルもろくに使えねぇよ」
お兄ちゃん~ご飯~
「おっ小町が呼んでるな…飯食って風呂入って寝てえ」
「いただきます!」
「いただきます」
やっぱり家が一番マイホーム最高、妹の手料理最高
「今日バイトって知ってたけどまさか18時過ぎに帰ってくるとは思わなかったよ小町」
「俺自身が一番驚いてる」
小町が心配するもの仕方ない、学校自体昼過ぎに終わってんだから…俺も心配になるよ今後が…
「今後バイト入るとき夜ご飯いるかいらないか連絡してねお兄ちゃん」
「おう、まぁ小町の手料理食べたいから用意しててもらうと助かる」
「今のお兄ちゃん小町的にポイント高い!でも連絡し忘れたら自分で用意してねお兄ちゃん」
なんかすれ違いの夫婦みたいだな…連絡忘れないようにしないと
「ねぇお兄ちゃん」
「なんだ?」
おっこのじゃがいも旨いな、やっぱり小町の作った肉じゃがは最高だ
「小町にバイト先教えてよ!」
「嫌だ」
「いいじゃんケチ!!お兄ちゃんが働いてる姿みたい!」
「こらわがまま言うんじゃありません小町、お兄ちゃんのメンタルがごっそり持っていかれるからやめなさい」
小町はバイトをしてることは把握しているが
バイト先までは実は知らない。
俺が働くと思っていなかったから住所の書いた紙も見ていないのだ。
「むむむ……なら小町はお父さんに聞くからいいよー」
「おいそれは反則だろ」
「いいんです比企谷家では小町のチートは反則にならないのですお兄ちゃん」
むむむなんと説得力のある理由だ…くそっ千葉の兄妹は妹の方が権力上なのは変えられない運命なのか…
「はぁ…親父に聞いても絶対他のやつに言うなよ」
「……お兄ちゃんがそうゆうなら」
なんだ今の間は……怪しいなマイシスター
「ほんと言うなよ?」
「小町を信用してお兄ちゃん!!」
「うーん…そこまで小町に言われたら信じるしかないか」
妹を信じられないなんてお兄ちゃんの名折れだからな
モグモグゴックン、よし考えるのも疲れた風呂入って寝よ
「ご馳走さまでした、悪い小町先に風呂入っていいか?もう疲れて寝そうだ」
「いいよ~また今度バイトの話聞かせてね!」
「おう」
よし疲れを洗い流すか
バタン
「……お兄ちゃんに注意される前に言ったのはセーフだよね?うんセーフって事にしとこ!」
少しイタズラな笑みを浮かべ肉じゃがを食べる小町ちゃんでした。
「それじゃレッツゴー!」
「はいはい」
今日から八幡は小町様専用の出勤タクシーになりました。
いや前からそうだったか
「いや~毎日小町は楽出来て小町的にポイント高いよお兄ちゃん」
「お兄ちゃん毎日は大変なんだけど?」
今日はそよ風程度に風が吹き、丁度いい感じの自転車通学日和。
「お兄ちゃん今日もバイト??」
「あぁ」
「なら後でまた連絡してね」
「おう」
「……」ギュッ
「どうした小町?」
なんだ急に?お兄ちゃんとしては妹に甘えられるのは嬉しくあるが…
「なんでもないよー」
「???」
よくわからんな……
「小町そろそろ学校着くからそろそろ降りろ」
「はーい!」
学校近くの公園で小町を降ろし別々に登校する。
俺が小町の近くにいると友達が出来なくなってしまうからな……くそっ小町と登校したかった!
「そんじゃまた後でな」
「うん!お兄ちゃんは学校とバイト頑張ってね!」
チャリに乗り先に学校へ向かう、後ろを見るとバイバイーっと手を振る小町が見えた。
いつもはあんなことしない筈だが……とりあえず行くか。
俺も軽く手を振り公園を後にした。
「バイバイー!……お兄ちゃん今日もバイトかぁ…」
足元にある小石を蹴る
「お兄ちゃんと家で過ごす時間減るのは小町的にすこーーしポイント低いかも」ボソッ
小町ちゃーん
むむむこの声は昨日友達になったさやかちゃんかな?
小町も切り替えて学校行かないと!
ガラガラ
うむ今日も誰にも気付かれず教室に入ったぞ
スネークさんも顔負けのステルス能力だ、自分のボッチスキルが怖くなるぜ。
さてさて席に座って寝るか。
「来てそうそう寝るなんていいゴミ分ね?比企谷君」
あれさっそく見つかったよ?八幡の頭の上に!?って出てるよ
「ご身分だよな?なんか少し違うように聞こえたのは気のせいか?」
挨拶代わりに罵倒の一言…俺この席に堪えられるのだろか…
「気のせいよ間違い谷君」
「そうかよ」
そこで会話は終わる
よしまた寝る体勢に…
「やっはろーゆきのん!」
「おはよう由比ヶ浜さん」
「ヒッキーもやっはろー!」
なに?二人して俺の眠りを妨げたいの??
「はぁ」
「なんでため息なの!?ヒッキーキモい!」
なんでため息でキモい認定されるんだよ…
「ため息で返事なんて社会じゃ通用しないわよバイト谷君」
「………」
えっ?今の気のせいか?俺の事バイト谷って…
「そうだよヒッキー!バイト先で怒られちゃうよ!」
「……」
あれ?空耳って二回連続で聞こえるもんなのか?
家帰ったら耳掃除しないとな…
「……なんのことだ?」
「あらとうとう目だけではなく耳まで腐ってしまったのかしら?」
「誤魔化してもだめだからねヒッキー!」
な、なぜ俺の情報が漏洩してるんだ!?
「そうよ情報は既に掴んでるわ」
なにこれ?俺犯罪者みたいな扱いされてるよ?
雪ノ下がカツ丼でも出してくれるのか?
「なんの冗談だ?俺がバイト?俺は専業主夫志望だぞ?」
とりあえず今を逃げ切れば後で言い訳なんて思い付くだろう!今をしのげ八幡!
「おはよー八幡!」
天使降臨!!マイエンジェル!サポートキャラ戸塚!助けてくれ戸塚!
「おはよう戸塚!」
「雪ノ下さん、由比ヶ浜さんもおはよー!」
「やっはろーさいちゃん!」
「おはよう戸塚君」
よしチャンスだ!この流れで話の話題を変えよう!
「皆で何話してたの??」
ナイスアシスト戸塚!俺らいいコンビになるぜ!
「実はだn」
「比企谷君がバイトを始めたって言う話を聞いたから問い詰めてるところよ」
「……」
なに俺の実はだなに繋げて話してるようにしてんだよ
てか俺が4文字しか言い終わってないのに早口言葉ばりに言い終わってるよ?
どこぞかの抜刀斎も驚きの抜刀速度だよ!?
「八幡バイト始めたの?」
「あぁ先週の土曜日にな」
「あっさり認めた!?」
「さっきまで頑なに認めなかったのに…」
はっ!?し、しまった!戸塚に聞かれたから自然と返してしまった!?
まさかのオウンゴール決めちゃったよ!
「なんのバイトしてるの??」
「カフェのウェイター兼キッチン担当だ」
「バイトの詳細まで!?」
「ほんと戸塚君と小町さんには甘いわね」
ま、またやってしまった!?くそっ戸塚の前だと八幡何もかも無力なってしまう!
「八幡のウェイター姿かぁ…いつか見に行っていい??」
とつかわい過ぎる…上目遣いの破壊力が天使レベル
「ぜ、全然構わないぞ」
「やった!ありがと八幡!!」
そんな可愛らしくガッツポーズしないで!八幡ガッツポーズどころか嬉しくて叫びたくなるから
「ヒッキーのウェイター姿…」ボソッ
「比企谷君の仕事姿…」ボソッ
うん?なんか雪ノ下と由比ヶ浜がボソボソいってんな?なんだ?
「私もいってもいいヒッキー?」
「嫌だ」
「即答!?」
「由比ヶ浜さん残念ね」
「おい私は平気ねみたいな顔しても無駄だ、雪ノ下お前もだめだ」
「何を言っているのかしら?別に私はカフェ谷君に会いに行くわけではなくお茶しに行くだけよ?えぇ誰も比企谷君のウェイター姿が見たいだなんて思ってないわ?比企谷君の勘違いなのだけれど?勘違いもそこまでいくと自惚れに聞こえてるわよ自惚れ谷君」
お、おぉすげー早口で返された…あまりの長文で半分以上なに言ってるかわからなかったぞ
「わ、私もカフェにお茶しに行くだけだし!」
「由比ヶ浜がお茶しに行くとか想像つかねぇわ」
「私だってお茶ぐらいするもん!ゆきのんとしてるもん!」
「お、おう」
なんか無駄に迫力が…てか近い!やめてボッチに至近距離で会話とかやめて!パーソナルスペース守って!
「ふ、ふたりとも落ち着いて」
ほら戸塚ですら若干引いてるぞ?
「落ち着いているわよ戸塚君」
「落ち着いてるよさいちゃん」
「ご、ごめんなさい」
迫力に負けて戸塚謝っちゃったよ!?戸塚の癒しパワーが一切聞いてないだと……
だ、誰か助けて!?
ガラガラ
「そろそろチャイムなるぞー席につけー」
女神キタァーーー平塚先生今度ラーメンおごります!!
「むぅ……ヒッキー!後でまた聞くからね!」
「また後でね八幡」
席に戻る二人
「……」
「……」
「小町から聞いたのか?」
「なんのことかしら?」
「バイトの事だよ」
「そうね、昨日の放課後比企谷君が帰ったあと小町さんと話をしたの」
なるほど……小町のやつ昨日ならセーフとか考えてそうだな
今度アイス奢るのなしだな。
「今日は部活に出るのかしら?」
「いや今日はバイトあるから部活は休む」
「わかったわ」
部活に出ないってなんか違和感あんな…まぁしゃあない
この後ちょくちょく由比ヶ浜に迫られたが無事に学校終了。
さてさてバイトに行きますか……
結衣~あーし達とカラオケいかない?
ごめん優美子!部活あるからごめんね!
あれだな由比ヶ浜は雪ノ下がいると基本ゆきのん状態になることが多いな
休み時間も葉山グループじゃなくて雪ノ下の所いるときあるしな
「ゆきのーん!!一緒に部活行こ!」
「行きましょ由比ヶ浜さん」
さてさて俺はひっそりといなくなりますかね
「ヒッキー!!…絶対バイト先教えてもらうからね!!」
「うるせぇ…」
今日で何回聞くんだよ…ひっそりと帰させてくれ…
雪ノ下は朝聞いた以来聞いてないぞ?雪ノ下を見習え由比ヶ浜
「大丈夫よ由比ヶ浜さん、比企谷君も諦めて自分の口から言うようになるわ」
えっ?自白するの待ってただけ?俺には味方はいなかった…
いやボッチだから元々いないけどね?
「はいはい」
「はいは一回で充分なのだけれど?」
「バイト遅れっから行くわ」
「ええ」
「じゃあね~!」
はぁ…あれ俺が言うまで続ける気か?
勘弁してくれ…バイト先でも疲れるのに学校でもこれじゃ死んでしまう…
「……ねぇ」
今日も師匠とキッチン修行か……普通の時は猫みたいな感じなのに料理の事になるとライオンみたいな目つきになるの怖くて仕方ないんだけど
「……ちょっと」
でも冷静に考えるとライオンも猫科になるのかならしょうがない……って冷静にそんな事考えてる俺はきっと疲れてる
「比企谷!!」
「うぉ」ビクッ
「いい加減気付け」
あれ?確か川……川……?
「なんだよ急に川…中さん?」
「わざと言ってんならぶっとばすよ」
「すみませんした川崎さん」
てかなんで川崎が俺に話しかけてきてんだ?はやく靴履き替えて行きたいんだけど、下駄箱とか目立つんですけど
「てかさっきから話かけてたんだけど」
「そうだったのかボッチの俺に話しかけるやつなんて小町と戸塚以外いないからわからんかったわ」
「いつまでそれで押し通すつもりなの……それよりも比企谷」
「なんだ?」
「あんたバイト始めたってほんと?」
なに?俺がバイトすんのってそんなにめずらしいの?普通の高校生ならバイトの一つや二つすんだろ
あっ俺普通じゃなかった八幡うっかり
「どっから聞いたんだよ…」
「教室で由比ヶ浜があれだけ言ってたら聞こえるって」
「ですよね」
まぁ聞こえてても他のやつらは俺に興味をわかないから問題ないと思ってたが
「……それでなにかあったの?」
「はぁ?」
「いやあの比企谷が自らバイトするなんて何かあったとしか」
確かにその仮説は合ってるよ?てかむしろ正解なんですけど、でも理由が理由なだけに正解なのに喜べません。
「別になんでもねぇよ」
「そっか……何かあったら相談のるから」
「……むしろなにかあったのか川崎」
「なんでそうなるの」
「いや……やけに俺の事心配してっから」
「なっ!?///し、心配なんてしてないから!!」
「お、おう」
「それじゃバイト頑張って///」
「は、はい」
そそくさに行ってしまう川崎。
めちゃ顔真っ赤に見えてんですけど…優しいやつだよなさすが生粋のお姉ちゃん体質。
そうお姉ちゃん体質だからだ、決して勘違いするな八幡また黒歴史を作る事になるぞ!!
てか俺ってそんな頼りなさそうに見えるのか?驚かれたり心配されたりと……
気にするな八幡フライパンを振って精神集中して忘れよう。
「ハチ今日はここまで」
「あ、ありがとうございました……」
う、腕がつりそうだ……パスタ作るってこんな過酷だったのか……
「ハチ夜ご飯食べてく?」
毎回思うんだがハチと呼ばれもの凄くペット感が…
「大丈夫っす家で妹がご飯作って待っててくれてるので」
「そっか」
時間は…今帰れば19時30分過ぎには帰れるな
「なら今度新作メニュー試食頼むから」
「なぜ今の流れでそうなるんですか師匠…」
「まかないとして出すから」
「そういう事っすか、なら平日じゃなくて土日のどっちかで良いですか?」
「いいよ」
「あざっす、それじゃお先失礼します」
それじゃ俺は上がりますか、キッチン修行が終わってカウンター覚えたら今より帰り遅くなるだろうし
帰れる時にはやく帰るそんでアニメ見ないとな
「気を付けて明日もきついから」
「…うす」
さっそく師匠に過酷の宣告くらった……ずっと師匠のターンだ……どこぞかの昆虫デッキ使いみたいにライフなくなってるのにひたすら攻撃されちゃうよ。
ほんと市川さん容赦ないからな……間違った時の目つきなんて雪ノ下が可愛く見えるもん
「ハチ君お疲れさま!さっそくしごかれてるね!」
「はい」
「僕も大変だったよあの時は…、まぁうちはメニューそんなに多くないからはやく終わるよ!」
メニューが少ない分一つ一つのこだわりがあって大変なんすけど……
「てか店長カウンターいないとマズくないですか?」
「大丈夫大丈夫すぐ戻るから!ハチ君はタイムカード切るの忘れないでね!」
「うす、それじゃお先失礼します」
「うん!!お疲れさま!」
ふう~疲れたなはやく帰って小町の手料理にありつかなければ!!
「よし家までもうひと踏ん張りしますか」
そう気合いを入れ八幡は自転車を漕ぎ出そした。
「あれって……比企谷??こんな所でなにしてんだろ??」
「かおり~おいていくよ~」
「今行く~」
もしかしてあそこでバイトしてんのかな?比企谷がバイトとかウケる!!
「なに笑ってんのかおり?」
「なんでもないよ千佳」
今度行ってみようかな??
いやーこのペースでいつまで更新出来るかなw
皆さんが楽しみにしていてくださったら幸いです。