比企谷八幡バイト始めました   作:猫と果実

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やっはろーでございます!!
疲れたw
ほんと誰ルートにしようか迷うw
もういっそのこと各ルートかこうかな………
出来たらだけどw



ボッチバイト始めました⑤

バイトを始めて数日が経った。

なんだかんだ数日やると慣れてくるもんだ。

学校終わりから入ってるので夕方辺りにくる常連客さん達に『あらハチ君!』『ハチさんオーダーお願いしていい?』などとハチハチ連呼されており、何回も呼ばれると違和感も薄まっていく、人間の慣れって怖い。

実はキッチンもやりながらカウンターの作業も平行して覚えてるため連日が溜まっている…もはやバイト帰りのマッ缶が楽しみとか社畜過ぎる…

とりあえずキッチンに関してはあらかた師匠にオッケーをもらいキッチン合格(仮)を頂いた。

なに(仮)って?免許取るときにの仮免許的ななにかなの?

『ハチは腕が良いからすぐに(仮)なくなるよ…多分』

いやいや謎な上に本合格は多分なの?不安で仕方ないわ…

そんなこんなで今日は朝から昼過ぎにかけてバイトが入っている。

「そんじゃバイト行ってくるわ小町」

「むぅ…お兄ちゃんまだ教えてくれないんだー小町的にポイント低いよ!!」

「俺にじゃなくて親父に聞けばいいだろ…」

「出張でいないのにどうやって聞くのさ!よりによって携帯も壊れてるらしいし…」

「あー仕事用だけ生き残ったんだっけ?さすがにそっち電話すんのはやめとけな」

うちの親父って割と不幸な体質なんだな…出張先でプライベート用の携帯を水没させ、なおかつ出張先でトラブルがあり帰り金曜日だった筈が日曜日変更になるとは…

どこぞかの幻想ブレイカーさんにも顔負けの不幸さだな

「お母さんはお母さんで知らないって言うし…」

小町さんむくれてほっぺパンパンよ?

「諦めろ小町、人生諦めは肝心だ」

「もぅ…そんなお兄ちゃんはバイト終わった後小町の買い物に付き合ってもらうからね!!」

「えぇ…俺疲れてんだけど…」

「…だめお兄ちゃん?」ショボン

「…別に良いけどそんな遠く行かねぇからな」

「ありがとうお兄ちゃん!!」

あんなしょぼんとされたら体に鞭打ってでも行かねぇとお兄ちゃんじゃないからな……あれ?なんか上手く扱われてる気がしないでもないぞ?

「それじゃバイト頑張ってねお兄ちゃん!」

「あいよ」

まぁ気にしたら負けか

 

 

ガチャガチャ キィ

従業員入り口から入りロッカーで着替えを済ませる。

「今日は…確か俺と店長だけか」

キッチン合格(仮)を頂いた俺は師匠とのツーマンセルは一旦解消となった。

まぁ平日の方が組みやすいってシフトの事情もあるんだがな。

シフトに関して思うことがある、シフト表をもらうと自然と他にも従業員いるってのがわかる。

基本店は店長と誰かで午前、午後で交代でやることになってるぽい

まぁ店長はほとんど店にいるからほんと凄い。

それでだ他の従業員と俺はほぼ顔合わせしないシフトになっている…なんでだろ?気にはなるがわざわざ店長に聞くことでもないからな…

まぁ濃いキャラは店長と師匠だけで充分だなうん。

「おはようございます店長」

カウンターで掃除をする店長に挨拶をする。

「おはようハチ君!朝はやくからありがとうね‼️それじゃ準備手伝って!」

「はい」

店長の指示をもらいオープンに向けて掃除を済ませる。

食材の確認など様々な事を済ませてcloseからopenの看板に切り替える。

「店長看板変えておきました」

「うんありがとう!今日ハチは基本的にキッチンにまわってもらうからよろしくね!」

「うす」

「キッチンデビューだね!」

「そうですね」

今日はいつもいる師匠もいないので八幡キッチン一人立ちだ。

「なにかあったらすぐ呼んでね!それじゃ今日も頑張ろう!」

「はい」

そんな感じでおぉーっと店長が言うとそれと同時にカランカランと扉の開く音がする。

「いらっしゃいませ」

「いらっしゃいませ!!お二人で宜しいですか?」

お客さんに店長が声をかけたので俺はキッチンへ。

表の接客は店長が行うので俺はよほどの事がない限りキッチン作業だ。

「ハチ君!パンケーキ味はジャムね!後フレンチトーストお願い!」

「うす」

さっそく注文だ。

うちのお店はメニューは、基本サンドイッチとか片手で食べたり朝食で出すような物が多い。

一応パスタとかオムライスなど洋食メインのがっつりしたものもあるが種類は少ない。

しかしそのメニューの少なさを補うのがパンケーキとフレンチトーストだ。

この店の看板メニューと言っていいだろう。

パンケーキは普通のパンケーキ言っていいだろう、ホイップたっぷりとかではなくシンプルに純粋なパンケーキ。

お好みで蜂蜜、ジャムが選べてトッピング追加でアイスも付けられる。

フレンチトーストも普通のフレンチトーストだ。

しかし材料の分量焼き加減などかなり繊細にやらなきゃならない。

派手な飾りではなく味で勝負。

この2つ関しては師匠に合格(仮)ではなく本合格を頂かないと店に出してはいけないと言われた程だ。

確かに師匠が作ってくれたフレンチトーストは本当に旨かった。

俺もこの数日パンケーキとフレンチトーストを何回も作りオッケーを貰ってる。

「パンケーキジャム、フレンチトースト上がりました」

「うんありがとう!」

お待たせしましたー‼️

このパンケーキとフレンチトーストは話に聞くところ

店長の奥さん?が作ったメニューらしい。

店長のプライベートは知らないのでよくわからんが

店長の口から奥さんの話は聞いたことない。

そして店でも見たことはない、だから俺はあえてそこには触れない。

人間誰しも踏み込まれたくない事があると思うしな。

この話は昔師匠がポロっと話したときに聞いたと言っていた。

「ハチ君!トーストセット二つ!」

「はい」

考え事しながらやってたらメニュー忘れちまいそうだ。

やるからにはしっかりこなすそれが八幡クオリティ

「気合い入れて料理しますか」

 

ありがとうございました!

店長がお客さんを見送る声が聞こえた。

恐らくピークの客のラストだろう。

「ふぅー」

とりあえず朝のラッシュを終え一息

「ハチ君お疲れ様!いやーもうキッチンは任せても平気だね!!」

「いや結構ギリギリでしたよ」

朝食系ばっかりだったから良かったがこれにパスタなど追加されたら無理だったろう。

「それでも一人立ち初日にしては良かったよハチ君!」

「ありがとうございます」

「とりあえずここから落ち着くだろうからゆっくりしてて‼️」

「はい」

キッチンにある椅子に座り少しぽけーっとする。

するとカウンターに戻った店長が戻ってきた。

「良かったらどうぞ!」

厨房の机スペースにコーヒーを置いてくれた、もちろん大量の砂糖も。

「ありがとうございます店長」

「いえいえ!それじゃ僕は戻るから‼️」

ありがたく店長のコーヒーを頂く。

「相変わらずうめぇな…」

そう店長の入れるコーヒーは旨いのだ。

この店の売りの一つだ。

うちはコーヒー類から紅茶類まで用意があり夜になれば少しながらお酒まで置いてある。

「俺には無理」

コーヒーをすすりながら難易度の高さに圧倒されそうになる。

「まだ料理も全然なのにこっちにも手つけたら宙ぶらりんになりそうだ」

いらっしゃいませ!

おっ?お客さんか?さてさていつオーダーが入っても言いように準備しとくか

「皿少し洗っておくか?」

そう考えていると店長とお客さんの会話が聞こえてきた。

 

『おっ!久しぶりだねしずちゃん!』

『そう呼ぶのはマスターぐらいですよ、お久しぶりです』

しずちゃん?また常連さんか?

『しずちゃんが顔出すってことは何かあったのかな?』

『ほんと店長相変わらず読みがいいですね』

『伊達に長い間マスターやってないからね!とりあえずコーヒーかな?』

『はい』

うーん俺は会ったことのない常連さんらしいな…

にしてはなんか聞いたことあるような声だ

『お待たせしました!それで何か良いことでもあったの?』

『そうなんですよ!!他の職場仲間に話したいんですけど自慢にしてるみたいで話ずらくて…』

『それで僕に?』

『いつもすみません…』

『良いんだよしずちゃん!ここはカフェなんだからゆっくり話してってよ』

へぇーわざわざ店長に話をするために来る人なんているのか

『それでどんな話なの?』

『実は教え子の話で』

教え子?何かを教えてるのか?

『ほぉ?』

『何て言うか一年前ほどから気にかけてる子がいるんですすよ』

『そいつがなんともひねくれ者で』

『今時の子にしてはめずらしいね?』

『そうなんですよ!やけに大人びてるというか…悪い子ではないんですけどね?ただ自分を犠牲にしがちな子で』

『なるほど…確かにそれは大人がする行動に似てるね』

『そうなんです、でもだからこそ純粋な心のやつなんだって思うところもいっぱいありまして』

どこの世界にも俺と似たようなやつがいるんもんだなびっくりだ。

なんか変な感じだな。

『しかしことあることに悪目立ちする方向にいってしまう子で…』

『それで私がなんとか更正してやろうと思って色々行動してたんですよ』

『うんうん』

『部活に参加させたりとかコミュニティの場を広げたりと』

『それは凄いね!その子もやる気だったの?』

『それが全然…むしろ一人で生きたいって子なので…後一年で卒業なのにこのままなのと思ってたんですが』

……なんか境遇やけに似てる気がすんな

もしかしてドッペルゲンガー?

『…でも変化があったってことなのかな?』

『そうなんです!全然社会性のなく将来専業主夫などになりたいと言うやつがバイトを始めたんですよ!!』

……んっ?

『聞いたとき私驚いちゃいましたよ‼️最初は冗談とか思ちゃいましたけどでも本当ってわかったら思わず嬉しくなってしまって年甲斐にもなく』

『それは嬉しくなって当たり前さしずちゃん!大事な教え子なんでしょ?』

『凄く大事な教え子ですね…今度ラーメンおごってやろうかな』

………えっと

『もしかして…しずちゃん好きなの??』

『なっ!?マ、マスターそれは…さすがに教師が生徒に手を出すなんて…い、いや別に嫌いとかじゃなくて‼️十年ぐらい早く出会ってたら…もしかしたらそうゆう感情もあったかもしれませんけど///』

『いやーしずちゃんほど可愛かったらその生徒さんも満更じゃないかもよ?』

…………まさか

『えっ!?いやいやこんな年増な女性なんて…』

『今の子は年上が好みが多いって聞くし!』

『…本当ですか?』

『そうだよ!しずちゃんはまだまだ若いんだから付き合えるよ!!』

『……そ、そんな結婚前提なんて///』

『あ、あれ?結婚前提とは言ってないんだけど…まぁいいか!』

 

 

 

 

良くねぇよぉぉぉぉぉ!!!????

この人完全に平塚先生だろ‼️しずちゃんって静の略か‼️

しかもそのひねくれ者って俺の事っぽい…

さすがにここまで聞いて俺じゃないと否定するほど鈍感主人公じゃねえ…

くそっまさか知り合いが店の常連客なんて想像もしなかったわ!!

てか今平塚先生に顔合わせたら恥ずかしくて死ぬ!!!

なんか褒められた挙げ句なぜか俺が平塚先生の事好きな流れになりつつあるし!?

店長てきとうな事いって平塚先生を混乱させないで!?

い、いや俺がカウンターに行かないでキッチンで仕事すりゃ良いだけの話。

そう俺はたまたま境遇の似た人の話を聞いただけだ

えっしずちゃん?それ誰?

よしいける

『よしそんなしずちゃんには今後頑張ってもらうためにフレンチトーストをプレゼントだ!』

『いいんですか?ならありがたく頂きます!』

よし俺はフレンチトーストを作るだけだ。

「ハチ君!フレンチトースト一つ!」

「はい」

『ハチ君?』

『新しい新人君だよ!優秀な子でね!しかもイケメンだよ!』

店長やめてくれ…話を盛らないで…そして話題に出さないで!?

『ほぉ…』

なに興味もってんだよ!誰かもらってあげて早く!!

くそっどうやったらこの場を切り抜けられる…

考えろ八幡!考えるんだ八幡!!

『そうだ!ちょっと待っててね!』

「ハチ君もうフレンチトースト出来たよね?」

な、なんだと…丁度盛り付けが終わったタイミングで声をかけてきただと!?

「それお客さんに出してもらえるかな?僕ちょっと探し物してくるからさ!!よろしく!!」

「……」

詰んだ、完全に王手

……こ、これは行くしかないのか?えっあの戦場に?

もうライフ0なんですけど?

…くそっ‼️どうにでもなれーーーーー‼️!

「お、お待たせしましたフレンチトーストでございます」

「いやー悪いね!新人君ありが…と…」

「……」

「……」

「…えっ?」

「……どうもハチです」

「ハ、ハチ?えっ?ひ、比企谷?えっ?な、なんで眼鏡かけた比企谷?」

先生落ち着いて…眼鏡かけてることそんな気にすることじゃないですよ

「いや俺ここで働いてるんで…」

「……」

「……」

「は、話は…」

「話?なんのことですか?」

「…聞いてない?」

「だからなんのことですか?」

「そ、そうか!いやなんでもないぞ!うんなんでもないぞ!!」

よし秘技『えっ?なんのことですか?』作戦成功!!

これなら…逃げきr

「なに言ってるのハチ君バッチリ聞いてたでしょ?うちのキッチンとカウンターのドア薄いからお客さんいないと普通に聞こえちゃんだよ!!」

「……」

「……」

「いやーうちのハチ君恥ずかり屋さんでね!多分しずちゃんの前で緊張してるんだよ!ねっ?こんな美人なかなかいないしね!」

「……」

「……」

「その話の子に負けないぐらいハチ君いい子だから今後仲良くしてあげてね!」

「……」

「……」

「うん?なんで黙ってうつむいちゃうの二人とも…あれそうえばハチ君も総武高校だったね‼️そっか二人とも知り合いだったのか‼️」

「いやー凄い偶然もあったもんだね!ハチ君!今の話は内緒にしてあげてね?」

「は、はい…」

この店長!!空気読めこの野郎!!どんどん状況悪化してるわ!?

「うぅぅ…」

先生泣きそうになってる……俺も泣きてぇよ…次二人きりで合うときどう反応すりゃいいんだよこれ…

「それで良かったらこれあげるよしずちゃん!」

「これは……ディスティニーランドのペアチケット?」

「ご近所さんに頂いたんだけど僕いかないからさ!」

「い、いやマスター私も行くような相手は…」

「そのチケットと有効期限一年だからその子が卒業したら誘ってみなよ!」

おぉぉぉおいなにトドメさしてるんですか店長!

「えっ……で、でもさすがに断られると」チラッチラッ

平塚先生チラッチラッ見ないで!そんな乙女みたいな可愛い顔しないでくれ!勘違いしちゃうから!

「あっハチ君がばらさないか心配なんだね!ハチ君!!今の話は他の人に絶対話しちゃだめだからね!」

「う、うす」

他の人に話す以前に既に本人に伝わってますけどね!!!

カランカラン

「いらっしゃいませ!」

「い、いらっしゃいませ」

「ハチ君新規の方来たからキッチン戻って準備してて!」

「うす」

「それじゃごゆっくりしずちゃん!!」

「…ごゆっくり」

「う、うむ」

助かったようで全然助かってないやつだこれ……

 

 

あれって本当に私の知っている目が腐っている比企谷八幡なのか…

眼鏡かけてウェイター姿になっただけでここまで変わるとは

「………眼鏡かけた比企谷ってあんなイケメンになるのか…全然悪くないいやむしろ格好いいしウェイター姿も良い……」ぽけー

「はっ!?わ、私は何を考えてるんだ!?生徒と教師だぞ…で、でも後一年で…」ブツブツ

「……はやく食べて帰ろう」

そんな静は悶々しながら店を後にした。




うん静さん可愛い
でも俺はサキサキ派ですw


ではまた!!
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