比企谷八幡バイト始めました   作:猫と果実

9 / 18
皆様やっはろーでございます!
お待たせしてすみません!
仕事が忙しく更新遅くなりました!

ではお楽しみ下さい。




ボッチバイト始めました⑨

とりあえず無事にベストプレイスに到着…

最近何かと移動する度にイベント発生してるからビクビクだよ…

なにギャルゲーなのこれ?そういう日常イベントいらないから!安らかに流れる時間を下さい!!

「なんか菓子パンってのも味気なくなってきたな…」

最近仕事で料理をするせいか買った物だと物足りない感がある。

うーん朝弁当作ろうかな…料理の練習にもなるし。

「うーん…朝弁当作ってみようかな…」

「あー!ここにいたんですね先輩」

「げっ」

もうイベント発生かよ…早すぎ…

「可愛い後輩が来てげってなんですか!怒りますよ先輩!」

もう登場からあざといんだけど…今時あーとか言わねぇよ

「はいはい可愛いですね」

「先輩口説いてるんですか?すみません最近バイト始めて将来に安心感が出てきてますけどやっぱり先輩は先輩なので半年ぐらい仕事しっかりこなすようになって不安を払拭してから出直してきてください!」

いや早口でなにいってるかわかんねぇよ…とりあえずまたフラれた感じ?

「それでなんの用だよ一色」

「昨日お店の名前送った後メールシカトしてたじゃないですか!」

あっそうえばそうだったな…小町問い詰めてて忘れてた

「すまん忘れてた」

「ひどいです先輩!私傷つきました!なので今度買い出し手伝ってくださいね!」

なにこの展開?新手の詐欺かなにか?

「おい待てなんでそうなる」

「男手の必要な買い物なんです!」

「副会長か戸部でも連れてけそれで充分だろ」

我ながらナイスチョイス

「戸部先輩は部活ありますしー」

前に買い出しでコキ使ってたろ

「副会長は生徒会の仕事があるのでー」

一色お前はその生徒会のトップだろうに…

「待ておれはバイトがあるから無理」

おぉ…バイトを使えば逃げられるじゃん

「先輩がバイト休みの日で大丈夫ですよ!」

「日付指定おっけーなら余計に誰でもいいだろ…」

「先輩が一番つか…頼みやすいんですもん!」

「おい今使いやすいって言おうとしてなかったか?」

「気のせいですよ先輩?それじゃ今度お願いしますね!」

「はぁ…わかったよ」

…結局逃げられなかった…このバトルは逃げられませんのやつだった。

「まぁその話はついでなので」

俺ついでの話で荷物持ちにされるって…社会的地位低すぎだろ俺…

「ついでなのかよ…それで本題は?」

「いつお店に行っていいですか!本当はメールで聞こうと思ったのに先輩が無視するから聞けなかったんです!」

そんでわざわざ聞きに来たと…その行動力を生徒会に使いなさい

「あぁ……一年後とか?」

「それ絶対辞めてますよね!?先輩次いつバイト入ってるんですか!」

えぇ…言ったらくるじゃん…

「なんで言わなきゃいけねぇんだよ…」

「いいじゃないですかー!!」

「嫌だ、お前絶対サービス強要する気だろ…」

「先輩私に対する評価が酷いですよ!!知り合いのバイト先に行くなんて普通の事ですよ!!」

「俺はボッチだから普通を知らん」

「そんなドヤ顔で言わないで下さいよ………」

「ということで却下」

「全然却下の理由になってませんよ先輩!!」

そんなむむむってほっぺ膨らませてもダメです

あざと可愛いけどダメです。

「なら私がその一番になってあげますよ!知り合いとしてお店に遊びに行く第一号に!ボッチの先輩のために一肌脱いであげます!」

年頃ろの女の子が一肌脱ぐと言わないの…思春期の男子高校生は少しドキッてしちゃうから!

「いや別に良いから…」

「優しい後輩に感謝してくださいね先輩?」

断ることすら許されないとは…

「はいはい…」

「それでいつバイト入ってるんですか?」

「今日だよ」

「わかりました!ささっと仕事終わらせて行きますね!」

おっ?副会長に任せずちゃんとやるとは見直した

うん?いやそれ普通の事じゃね?もしかして俺一色に甘いのか…

「なんで難しい顔してるんですか先輩?」

まぁ少し妹みたいな感じだからだろう…

小町には敵わないがな!!

「なんで次はどや顔してるんですか…気持ち悪いですよ先輩…」

考え事してる間にキモい認定された…

「先に言っておくが来てもそんなサービスとか出来ないからな一色」

「わかってますよ!それじゃ先輩放課後また会いましょう!」

「…あいよ」

「バイト始めてから何にかと問題が起きるな…あっ時間」

そろそろチャイムなるじゃん…平塚先生との話もあって菓子パン眺めて一色に絡まれて終わるとは…

「バイト始まる前に食べるか」

さて放課後まで頑張りますか…

 

 

「お疲れ様です」

「ハチ君お疲れ様!待ってたよ!今日はキッチン担当でお願いね!」

「うす」

無事に学校も終わりバイトを始める。

しかし放課後帰るとき雪ノ下が『今日はバイトよね?』と少し迫力ありめに聞いてきたな…朝言ったよな?

由比ヶ浜も『ヒッキーほんとにバイトだよね?』など同じこと聞いてくるし

そんなに信用されてない感じ?俺サボりって思われてんのか?

それか…うーんでもわざわざあいつらが顔出しとは思えないしな…

てか一色来るんだったな…まぁ俺キッチンだしいいか

「てか師匠またゴミ捨てしてねぇよ…」

毎回午前に師匠がキッチン入るとゴミ捨てを俺にバトンタッチする傾向にある。

袋まではしっかり縛ってるのだが店の裏手のゴミ箱に捨てに行くのがめんどうなんだろうな

料理に関してはきっちりだがこういう面倒な所は押し付けるんだよな…

まぁたまにまかない作ってくれてるし良いけどな。

店長に一言声かけてゴミ捨て先に終わらすか

「店長、先にゴミ捨てしてきます」

「うん!わかったよ!」

さてさて結構な量だな…めんどうだ一回で行くぜ!

「おりゃ!」

片手ずつにパンパンのゴミ袋を持ち従業員出口からゴミ捨て場に向かう。

カランカランと俺が出ると同時に音が聞こえた。

「お客さん来たじゃん…タイミング悪いな…急ご」

急いでゴミを片付けキッチンに戻る。

すると店長が料理を始めようとしていた。

「店長俺がやります、オーダーは?」

「ありがとうハチ君!フレンチトースト四つお願いね!」

「うす」

客は四名かさっさと作るかな

でも客の声が聞こえないな?ってことはテーブル席か

うちのお店はカウンター席ではお客の声が聞こえるけど

テーブル席になると全然聞こえなくなる。

まぁキッチンからわざわざ声なんて確認する方がおかしいからな

「よし、店長フレンチトースト四つ上がりました」

はーい!と大きな声で返事が聞こえる。

「お待たせハチ君!今持っていくね!」

ふたつの皿を持ち二回にわけて運ぶ。

プルルルル、プルルルル

うん?電話?これは店の電話だな。

ガチャ

「お待たせしました、カフェ『Repose』です」

「あら?マスターじゃないのね?」

「は、はいすみません、店長お客様の対応中でして」

「なら折り返し電話してって伝えて頂戴!例の物が出来たわよって!」

「わ、わかりました」

「それじゃあよろしくね♥️」

ガチャ、プープープー

「……」

なんか野太い声で女っぽい喋り方する人なんですけど

よくわかんないけど最後鳥肌立ったんですけど八幡

「ハチ君大丈夫かい?」

また皿を取りに来た店長が固まっている俺を見て不思議そうにしてる

「…大丈夫です、店長先程電話がありまして」

「そなの?誰かな?」

あっ名前聞くの忘れてんじゃん俺

「す、すみません名前を聞き忘れて…ただ少しオネェっぽい人が例の物が出来たと伝えて折り返し電話をくれと」

「もう出来たのか!ごめんハチ君!残りのフレンチトースト持っててくれるかな?至急折り返しの電話しないといけないから!」

「は、はい」

なんでそんな意気揚々としてるんですか店長…

なに例の物とかドラマとかアニメの台詞だろ

「考える前に持っていくか」

さてさてお客は一番奥か…んっ?この声って

「…おいお前らなんでここいんだよ」

席に着くと雪ノ下、由比ヶ浜、一色、小町が席に座っている。

一色は予告通りだが他三人はなんでだよ……

まぁ一色の事だ誘って来たんだろうな

てか一色仕事……いや何も言うまい…副会長もし店に来たらサービスしてやろ

「お兄ちゃん!あそび…に?」

「先輩きました……よ?」

「……ヒ、ヒッキー?」

なに?眼鏡かけた人に対してやる儀式なの?流行ってんの?

「……」

雪ノ下関しちゃ無言で俺を見てるし…

固まるのはなぜ?俺メデューサになったの?

「この数時間で記憶なくしたのか由比ヶ浜?お前どうやって高校受かったんだよ…」

「ヒ、ヒッキーだ…」

「先輩ですね…」

「お兄ちゃんですね…」

「…ほんとに比企谷君ね」

えっ?俺そんなに眼鏡に存在感取られてるの?10対0で眼鏡WINなの?

言葉聞いて確認とれるとかどんだけ…

さすがにそれだけで忘れられるとか八幡辛い…

「はぁ…それよりフレンチトースト置きたいんだが」

「は、はい!」

「わ、わかりました!」

ん?なんで小町と一色は声うわずってんだ?しかも小町なぜ敬語?

そんなフレンチトーストって緊張する食べ物なの?

由比ヶ浜と雪ノ下の前には既に店長が持ってきたフレンチトーストが置いてある。

「お待たせしました、フレンチトーストでございます」

スッと一色と小町の前にフレンチトーストを置く。

一応客だから接客はしないとな…ってなんでフレンチトーストじゃなくて俺を見てるんだよ?

「「「「………」」」」

えっ怖いです無言の圧力が怖いです

「あの…はやく食べないと冷めるぞ?」

「…そんな事知ってるわ紅茶を冷ましていたのよ早とち谷君」

(比企谷君の眼鏡姿がこ、こんなにも格好いいなんて思ってもみなかったわ///お、思わず見つめてしまったわ…しかもウェイター姿と相まって凄く良い///)

「そ、そうか」

無駄に迫力あるなおい…

「ええそうよ」

「そ、そうだよヒッキー!少し冷めた方が美味しいんだよ!」

(キャーーーー///ヒッキーめちゃくちゃカッコいい!///眼鏡かけてないヒッキーも好きだけど眼鏡ヒッキーもスゴくカッコいいよぉ///お仕事の格好似合ってるなぁ…私も『お待たせしました』って言われたかった…はぁカッコいい///)

「……」ポケー

「なら俺じゃなくてフレンチトースト見ろよ…」

「ヒ、ヒッキーの事なんて見てないし!キモい!変態!」

(ば、バレてた!?///は、恥ずかしい///)

「えぇ…」

これ完全に冤罪だろ…って後輩二人組も手つけてねぇな?

てか一色はフレンチトースト凝視し過ぎだろ…

どんだけフレンチトーストってランク高い食べ物なの?

「一色お前わざわざ来といて食べないのか?」

「なに言ってるんですか先輩?私はただフレンチトースト美味しそうだなぁって見てただけですよ?これから食べるんです!」

(言えない…先輩が思ってる以上に格好いいのでそっち向くとギャップにやられちゃうなんて言えない!なんで眼鏡かけて仕事姿になっただけでそんな格好良くなるんですか!///)

「そうか美味しそうに見えてるなら良かった」

(ほぇ…先輩カッコいいなぁ///しかも少し照れてて可愛い!///)

「小町も温かいうちに食べとけその方が旨いから」

「わ、わかった!」

(えぇぇぇ!?小町はお兄ちゃんは目と数学以外高スペックって知ってたけど眼鏡かけてこんなに変わるなんて!小町不覚にもお兄ちゃんにときめいちゃったよ///小町的にポイント高すぎ!///)

「作った本人が言うんだ間違いないか安心しろ小町」

「うん!」

(しかもこれお兄ちゃんの手作り?苦手ではなかっただろうけどここまで上手くなってるなんて…お兄ちゃんポイントカンストする勢いだよ…)

「比企谷君が作ったの?」

「そうだ、味は店も保証してくれてるから大丈夫だろう」

「なら安心したわ」

こいつどんだけ俺の事信用してないんだよ…

「先輩って料理出来たんですね?」

「元々少し出来た方だからな」

恐ろしく厳しい修行だったがな…

「ヒッキーの裏切り者!!」

「誰が裏切り者だ……」

俺はいつからダークマター組に加入されてたんだよ…

「でもお兄ちゃんがここまでやれるとは驚き」

「まぁとりあえず食ってみろ、俺は店長がいないからカウンターにいるからと思ったけど丁度戻ってきたな」

「ハチ君!キッチンに戻ってもらっていいかな?」

ハチ君呼びはやめてくれ店長……

「ハチ君?それはペットの名前からしら?」

「誰がペットだ」

すぐさまペット扱いかよこのやろう…

「ヒッキーバイト先じゃハチって呼ばれてるんだ!」

「完全に犬じゃんお兄ちゃん…」

「それを言うな小町…」

「やっぱり皆はハチ君のお友達だったんだね!!」

店長気付いてたんか…なのになぜ俺に伝えなかったんっすか店長…

「いえ同級生と後輩と妹です」

「先輩そこは友達でもいいじゃないですか!」

「うるせぇ」

「ハチ君のお友達は美人さんが多くて羨ましいね!」

おい空気読めこのやろう!!そんな事言われたらなにか反応しなくちゃいけねぇだろ!

由比ヶ浜照れるな!反応するのはやめてくれ…

「店長そろそろ……」

「ということはやっぱり君はハチ君の妹さんだったのか!!」

俺の話シカトして小町の方を見てキラキラした目で見る。

人の妹をそんな眼差しで見ないで下さい…

「はい!比企谷小町です!兄がいつもお世話になってます!」

ペコリとお辞儀をする小町ちゃん

いつも妹として礼儀正しくて安心だよ兄は

「こちらこそ初めましてここの店長の立川翔です!」

「いやーさすが兄妹だね!雰囲気とか似てるもんね!特ににそのアホ毛とか!!いやぁーガヤさんはいい息子さんと娘さんを持ったよね!」

ねっ!って俺に聞かれても俺らの事なんではい!とは言いづらいですよ店長…

てか店長さりげなくアホ毛について話したよね?

初対面の妹にそんな事言うかね…店長は礼儀正しくお願いしますよ店長

「ガ、ガヤさん?」

俺と同じ反応してるよ…気持ちはわかるぞ小町

「君たちのお父さんの事だよ!ハチ君は八幡君だからハチね!」

いや俺の説明はいいからね?八幡説明はいらないよ?

「あれ?ハチ君よくみたら名札つけてないじゃないか!」

ちっバレた……一色が来るから外しておいたのに…

もう空気読んで店長!少し葉山を見習って!

「…今付けてきます」

「うん!そのままキッチンよろしくね!そろそろお客さんくる頃だからさ!それじゃ皆さんお邪魔してごめんね!小さい店だけどのんびりしてってね!」

颯爽とカウンターに戻っていくてか俺より早いよ

「そんじゃ俺も戻るわ」

「えぇわかったわハチ君」

「ハチヒッキー頑張って!」

「ハチ先輩頑張って下さい」

「頑張ってハチお兄ちゃん!」

ハチハチハチうるせぇ…由比ヶ浜関しちゃハチヒッキーってなんだよ語呂悪すぎ!

はぁ……ハチ扱いとか勘弁してくれ…

「…はぁ俺は八幡だっての、そんじゃごゆっくり」

知り合いがバイトに来るだけでこんなにも疲れるとは…

もう来ないで欲しいでござる……

 

 

「「「「……」」」」

「…食べましょうか」

「そ、そうだねゆきのん!」

「はい!」

「さてさて先輩が作ったのフレンチトーストはどうですかね?」

「「「「いただきます」」」」

パク、モグモグ

「「「「!?」」」」

「これってかなり美味しいよねゆきのん?」

「えぇ…料理してる身としてはこれはかなりの出来かと」

「先輩なんか凄すぎ……」

(お兄ちゃん…今日でお兄ちゃんの株が爆上げされてるよ!

小町すら驚く急成長だよ!バブルお兄ちゃんだよ!)

「あの姿のお兄ちゃんなら色んな人にモテちゃいそうですねー」

「「「……」」」

(これは良い機会!お嫁さん候補の人達にはいい刺激になると小町は推測したよ!名探偵コマチ!!)

「あっ!ちょっと小町お兄ちゃんに用があるので少し席外しますね!」

お兄ちゃん!ちょっと待って!!

どうした小町?

(比企谷君が)

(ヒッキーが)

(先輩が)

(((他の人に狙われる!?)))

ってなに写真撮ってんだよ小町…

えへへ!初仕事お兄ちゃん写真ゲットだぜ!

俺はポケモンか…

「…欲しい」「…いいな」「…ずるい」ボソッ

「「「……」」」ガタッ

「私も部長として比企谷君に用が」

「ヒッキーと少し話が」

「先輩に生徒会の話を」

「……皆さんどうしたんですか?」

(思っていた以上に効果テキメン…この後の展開は小町も予想がつかないよ!!)

 

 

 




八幡のモテ期到来の予感ですね!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。