プリキュアオールスターズ 人狼ゲーム   作:風紀@ボカロ厨

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0日目のまとめ

・ゲームマスターであるライアの指示には絶対に従うこと
・村人側と人狼側にわかれる
・人狼は夜になったら村人をひとり襲わなければならない
・朝になったら襲撃された人以外が起床し、被害者が誰かの報告を受ける
・起床後は生存者同士で、誰が人狼かこの裁判場で話し合わなければならない
・話し合いの場は真実を言うも嘘をつくも自由
・話し合いのあとは自分が人狼だと思う人に投票し、人狼を処刑
・人狼が全員処刑されれば村人側の勝利
・人狼側と村人側の人数が同じになったら人狼側の勝利


・村人側と人狼側、それぞれに味方をする役職がある。
・村人側の味方の役職
村人
なんの能力も持たない一般市民
女神
1度だけ、死んだ人間の蘇生が可能。
騎士
夜の間に、一人だけ護りたい人間を決めてその人を守る ことができる。なお、騎士が守った人間は人狼に襲われない。しかし、騎士は自分を守ることは出来ない。
霊能者
昼の裁判で処刑された人間が人狼側だったのか村人側だったのかわかる。
占い師
夜の間に1人を選んでその人を占うことでその人が人狼側か村人側かわかる。なお、狂人は村人側として占ってしまう。
恋人
二人一組の役職であり、お互いに自分が恋人であることを互いに知っている。
ハンター
村人の人数が5分の3になった時に人狼と思わしき人物を襲える
猫叉
人狼に襲撃されたらランダムに人狼を道連れに出来る。また、処刑対象になってしまった場合、指定で誰かを道連れで共に処刑させることも出来る。
吟遊詩人
1度だけ、自分への投票を無効化し、自分が指名した人を処刑させられる

人狼側
人狼
夜の間に人狼以外のプレイヤーを1人襲撃し、殺すことができる。また、人狼が複数いる場合、他の人狼と狂人を全て把握できる。
狂人
勝利条件が異なる他は村人として扱われ、予言者や霊媒師にも村人と判断される。嘘をつくことなどによって村人側を混乱させ、人狼に有利になるように動く役割を持つ。特殊な能力は持たない。
 
第三陣営
妖狐
人狼に襲撃されても死なないが、予言者の能力の対象になると死んでしまう。占い師や霊媒師には村人と判断される。村人か人狼、どちらかが勝利条件を満たしたとき、自分が生存していればそのチームの代わりに勝者となる。ただし、妖狐は妖狐同士を把握していない
 
道化師
人狼に襲撃されても死なないが、処刑対象になると死んでしまう。占い師や霊媒師には村人と判断される。なお、人狼を二人は必ず把握しているが、村人が勝利すると死亡する。
 
下僕
村人の半数が死亡した時に人狼側か村人側か、どちらに入るか決めるとこができる。なお、一度下した決定は変えられない。
 
希望同盟
夢原のぞみを長とした、同盟。この同盟のメンバーは役職を自己申告してある。
メンバー
・雪城ほのか(村人)※自己申告
・九条ひかり(村人)※自己申告
・日向咲(恋人 相手 美翔舞)※自己申告
・美翔舞(恋人 相手 日向咲)※自己申告
・夢原のぞみ 不明
・秋元こまち(霊媒師)※自己申告
・桃園ラブ (村人)※自己申告
・花咲つぼみ(村人)※自己申告
・明堂院いつき(村人)※自己申告
・南野奏(恋人 相手 北条響) ※自己申告
・青木れいか(騎士)※自己申告
・相田マナ(村人)※自己申告
・四葉ありす(村人)※自己申告
・大森ゆうこ(女神)※自己申告
・春野はるか(村人)※自己申告
・海藤みなみ(村人)※自己申告
・花海ことは 不明
・宇佐美いちか(村人)※自己申告
・立神あおい(吟遊詩人)※自己申告
・野乃はな 不明
・薬師寺さあや(女神)


1日目 朝

 

 

━━━━━ピンポンパンポーン

「みなさん。おはようございます!人狼ゲーム、初日。死亡したのはなんと二人。さっさと確認しに行ってくださーい。繰り返します!人狼ゲーム、初日。死亡されたのはなんと、二人!早くカードに触って、食堂に行って生存確認してあげてくださーいっ!」

 

「・・・!」

ビクッと体を跳ねさせ、ほのかは目を覚ました。

最悪な目覚めだった。呼吸で求めていたのか、はっはっ、と半ば喘ぐようにして息を吸い込む。強烈な疲労感で体は鉛のようだった。

「・・・ここは、どこかしら・・・」

驚くほど広々とした部屋だった。

高い天井はきらびやかなシャンデリア、床には毛足の長い銃弾が敷かれ、小さな花をあしらった壁紙が室内を彩っている。

飾り棚に暖炉、豪奢なソファ、台の上に鎮座した大ぶりの陶器の花瓶には、赤色のアネモネの花が大量に活けられている。

寝台脇のテーブルには、私の役職が書かれたカード。

━━あ、・・人狼ゲーム

昨夜の記憶がフラッシュバックし、思わず、頭を抑える。そして、今の放送。死者が出たということは、つまり、つまり・・・

「ほのか、ひかり!!」

2人の顔が浮かび、私はすぐさまカードに触れた。その途端、煌びやかな部屋が歪んで、歪んで、歪んで

「はっ・・・!」

次に目を開いた時私が立っていたのは100人は入れそうな広い部屋だった。テーブルクロスにはシミひとつない。10人ぐらいが食事をとる幅がある円形の机が6つ。そして、その席の上には、トーストが乗っている。やはり、放送を聞いていてもたってもいられなくなったのか他のみんなも来ていた。

「あ、夢原さん!」

マゼンタの髪を見つけて、思わず声をかける。

「あ、おはよ〜!ほのかちゃん!」

「お、おはよう。ね、ねぇ。なぎさ、見なかった?」

その問いかけに夢原さんはぽんと手を打つと、日向さんや、美翔さんが座っている机で朝食をとっているのが目に映った。

「よ、よかった・・・」

思わず脱力して、がくりと膝をつく。夢原さんが差し出してくれた手をとり、私は立ち上がった。

「ありがとう。夢原さん」

「いえいえ!ぜんぜん大じょーぶ!あ、そうだ!ほのかちゃんも一緒に朝ごはん、食べようよ!!」

「もちろん。よろこんで!」

なぎさたちの近くの席に座って私は夢原さんとトーストが乗ったプレートを取りに行く。私が選んだのは、白ご飯に味噌汁、焼き魚といった和食。夢原さんがバタートーストに目玉焼きの洋食。

「おはよう。なぎさ、ひかり」

声をかけるとなぎさはまだ眠いのか目を擦りながらおはよう。と答えが返ってきた。

「おはようございます。ほのかさん」

ひかりも、トーストを頬張りながら応える。

「おっはよー!舞ちゃん、咲ちゃん!」

「おはよう。美翔さん、日向さん」

正面に座っていた日向さんと美翔さんに挨拶をすると2人とも笑顔でおはよう。と返してくれた。

「いただきます」

「いっただっきまーすっ!」

二人同時に手を合わせて、さっそく朝食に手をつける。ひとまず、なぎさとひかりは無事だった。それだけで、本当に安心できる。

「おはよー、のぞみ、なぎささん、ほのかさん、ひかり」

「おはよう。夏木さん」

「おはようございます」

「おはよう。みんな早いのね」

「おはようございます。秋元さん」

続々とプリキュア5メンバーも集まり始めてきたみたいだ。

ひかり、なぎさ、私、夢原さん、夏木さん、美々野さん

日向さん、美翔さん、秋元さん、水無月さん

の順番だ。

「んじゃ、のぞみたちは先にいただいちゃってるみたいなんで、私達も、いっただっきまーすっ!」

「いただきます。」

「いただきます。」

そして、箸をつけ始めたものの、美々野さんは何故か仏頂面でトーストに手をつけない。

「どうしたの?美々野さん」

パンを頬張りながらなぎさが問いかけると、美々野さんは「くるみでいいわよ」と一言置いて

「うららが、来てないわ」

と言った。

「ま、まさか・・・」

途端に青ざめ始める秋元さん。しかし

「お、遅れてすみませんでした・・・」

おどおどとした様子で春日野さんがプレートを持って水無月さんの隣に座った。

「はぁーよかったぁ」

安心したように息を吐く夏木さん。

「はぁー、よかったぁ・・・じゃありませんよっ!」

「え!?あ、きゃぁぁ!!」

突然聞こえた声に大きく仰け反る夏木さん。声の主はライアだった。

「あ、あんた・・・!」

なぎさがライアを睨みつける。しかし、ライアは相変わらずニコニコと笑うばかりである。

「みなさーん。おはようございますっ!」

宙に浮かんで、ライアはぺこりとお辞儀をした。一斉に視線が彼女に集まる。

「だれが、最初の犠牲者か、わかりましたー?」

静まり返る食堂。そして、桃園さんが手を挙げた。

「ね、ねぇ・・・ブッキー、まだ来てないんだけど・・・」

その言葉に食堂の雰囲気が変わった。そして、まるでそれに呼応するかのように、はるかもまた、手をあげる。

「あ、あの、み、みなみさんが、みなみさんが・・・ま、まだ、き、き、来てない、です・・・よ?」

その言葉に、ライアの口が三日月のような弧を描いた。

「では、確認してみましょうか。」

その言葉と共に食堂の扉が開く。私たちは、顔を見合わせて立ち上がると、ライアのあとについて行った。豪華なランプにレッドカーペットが敷き詰められた廊下と、立ち並ぶ扉。その扉のプレートには各々の名前が書いてある。そして、私たちは最初に海藤さんの部屋にたどり着いた。

「さ、中へどうぞ」

ライアが扉に手をかざすと、カチッと鍵が開く音がした。春野さんと、天ノ川さん、紅城さんが部屋に飛び込む、そして、次の瞬間聞こえてきたのは

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁ!!!」

3人の、悲鳴だった。立ちすくむ、みんな。私は、勇気を出して一歩踏み出すと部屋の中を覗いた。

私の部屋と同じように広い、豪奢な作りの部屋。でも、部屋の壁は傷だらけで、壁紙もところどころ破れている。春野さんたちは、ベッドの前で膝をついて、呻き声をあげている。そして、そして、これから私の目に一生消えることがないであろうものはベッドの上にあった。

シワひとつ無いはずのスカートは相当抵抗したのかシワだらけ、整えられた髪も乱れ、自身に満ち溢れていた瞳は今や何も見ないで、見開かれている。異様に傾いた首に付いた痣。そして、極めつけとでもいうかのように、彼女のベットの上には紫色のナスの花が散りばめられていた。

「あ、あ・・・」

途端に胃液がこみ上げてくる。朝ごはんなんて食べなければよかったと後悔するけれどもう遅い。しかし、吐き気をぐっと堪えて、私は、廊下に戻ると、端に座り込んだ。その様子を見て、桃園さんの顔色が変わった。

「ライア!さっさと、ブッキーの部屋に連れて行って!!」

桃園さんがライアに掴みかかる。すると、ライアはやれやれと言うように首を振ると手をパチンと鳴らして

「海藤みなみさんの部屋から右に4つの部屋へどうぞ」

といった。その言葉に駆け出す。桃園さんたち。しかし、やはり聞こえてきたのは、悲鳴だった。

.・━━ † ━━━・.

一度、食堂に戻ったプリキュアたちだったが、食堂は先程までの活気を失い静まり返っていた。どこからか啜り泣く声も聞こえてくる。

「本当に死んじゃうなんて・・・」

シエルが沈痛な面持ちで呟いた。

「こんなの、ありえない・・・って」

なぎさも俯いている。

「・・・絶対に許せない。」

きっと、美希が顔を上げた。

「この中に、二人を殺した犯人がいるんでしょう!?絶対に、許さないっ!!」

その目は怒りに燃えていた。

「何かを憎んでも仕方ありませんわ。落ち着きましょう」

亜久里が声をかけたが、美希は掴みかかる勢いで亜久里を睨みつけた。

「落ち着け!?落ち着けるわけないじゃない!!こっちは仲間を殺されているのよっ!?」

「・・・うるさい。仲間を殺されたのはあんたたちだけじゃない」

美希の言葉にきららが俯きながら反応を示した。

「そうだけど、なんでそんなに落ち着いてられるのよ!?」

せつなも負けじと反論する。

「落ち着いてなんか、いませんわ・・・」

確かに、反論したトワの手は怒りに震えていた。

フレッシュプリキュア、プリンセスプリキュアたちもショックだったのはもちろんだったが、希望同盟のメンバーにとっても、みなみの死は衝撃的な出来事だった。

「悲しいですね。辛いですねー。はい。しかし、時間は刻一刻と進んでいきます。無駄な時間を過ごすよりも、仲間の死因を解明するための努力をしましょうよ!!仲間を殺した憎き人狼を殺しましょうよ!!」

突如、響いたライアの声に、全員が顔を上げた。しかし、その瞬間に彼女達が立っていたのは食堂ではなく、裁判場の証言台であった。

「では、これから、第一回目の裁判を始めまーす」

これは死刑宣告か、否か。

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