ラブライブ!〜ヤンデレファンミーティング〜   作:べーた

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どうも、作者の「べーた」です。

お昼に更新したエピローグでこの長編は完結です。その際も触れましたが、これはあとがきと解説と設定です。

まだエピローグをご覧になられていない方は、是非そちらを先にどうぞ!ちょっとネタバレがありますので。


あとがき+設定資料+解説

長編「勇気で光を追いかけて」設定等解説(平成31年1月2日)

 

1 鹿角 修也について

(1)苗字など

両親が別居して不仲になり、苗字が変わったのは事故に遭う前だったため、本編中の時間では修也の名字は鹿角ではありません。特に決めていないので、ご自由に想像してください。

 

そういう時系列だったため、鞠莉は『修也が聖良と理亞の従姉妹である』ことは気づかず、サンシャインに突入できるはずです。……実は鞠莉もヤンデレで、親族とかを調べてない限りは大丈夫でしょう。

 

見た目は一般的な高校生ですが、本編中でみんながポツポツと語る、青系の髪色や赤系の瞳などの外見通り、鹿角家の特徴があります。ツバサも昔遠巻きに見たと語ってましたよね。

 

  ア 従姉妹へのμ'sとA-RISEの布教。

  イ 北海道に行ったことがある。北国への言及。

  ウ 彼自身の節々の特徴的なSaint Snowの歌詞に似た台詞。

 

のシーンで、薄々気づいていた読者の方はいらっしゃいますか?だとしたら相当鋭い方だと思います。

 

『誰のためのラブライブですか?』という聖良のセリフは、修也に以前言われたものだった、という独自設定なわけです。彼女たちの言葉をよく引用しているという点ではある意味、このSSはSaint Snowとμ's+A-RISEのクロスオーバーなのかもしれません。

 

あくまでも私が勝手に作った2次創作とはいえ、あっ!と新鮮な驚きがあったら幸いです。この他にもちょくちょく要素をちりばめてるので、また読み直す機会がありましたら、気にしてみてください。

 

(2)彼の存在

修也くんという主人公は、鹿角姉妹の従兄であり、鞠莉ちゃんとコネクションがあり、μ'sのマネージャーで、ツバサの元カレという「キャラクター」ですが、「μ'sを支えたファンの皆さん」の投影だったりもします。μ's命名のくだりとか。ラブライブという作品は、キャラクターと声優と製作陣とファンが一緒に作り上げていく夢ですが、ファン自身も自分の夢を叶えられる作品があってもいいのでは?と考えたのです。μ'sとニューヨーク編での修也くんへの叱咤激励はその辺込めてます。

 

 

2 シナリオについて

(1)小原 鞠莉

そもそも、何故助けたのが鞠莉だったかと言うと、最初は夢破れた修也くんがパイロットを辞め、静岡で仕事を始めるサンシャインのヤンデレSSを書く予定でした。静岡で働くのなら、そこに再就職するための強力なツテやコネが必要だったという設定の名残です。ちゃっかり鞠莉にロックを布教するシーンも入ってたり。ダイヤと果南も言及されてましたね。結局、紆余曲折の末にμ'sのSSを描くことに落ち着きましたが。

 

鞠莉といえば、「後悔しない生き方」とか「同じ空を見てる」とかの修也くんのセリフは、2期の鞠莉とシンクロしてるの気づいた人はいますか?それだけでなく、鞠莉のケガとかともシンクロしてますよね。サンシャインの主人公は千歌ですが、裏主人公は鞠莉だと思ってるので、こういう要素をぶち込みました。

 

(2)二転三転した構想

実は途中までは、夢は結局かなわずAqours編に……という構想は残っていました。しかし話を書き進める中で、彼に夢を叶えさせないのはあまりに酷に感じてきてしまい、このエピローグにしました。

 

当時のあとがき等で触れていますが、最初はツバサと穂乃果だけだったのを、結局全員に路線変更したのがニューヨーク手前。実は修也くんの苗字もその時期に思いついたネタだったり。

 

元々私自身、Saint Snowのギラついた勝利への渇望に共感してたところがあったのと、修也くん苗字と外見決めてなかったな、せっかくだしだれか関係者に……でも妹とか姉は直接すぎるから従姉妹で、あ!台詞が似てる彼女達なら……!?という流れで決めました。

 

後で触れますが、にこのプロ入りも途中で思いついたくらい行き当たりばったりにネタを考えていたので。今後は変遷した設定やテーマにあわせて、加筆修正を加えたいですね。

 

 

3 本作の要求仕様について

(1)この作品の目的

本作を描き始めた時、私の理想として

 

  ア ヤンデレは至高。軟化することはあっても治らない。

  イ ヤンデレは救うものじゃない、ヤンデレに救われたい。

  ウ ヤンデレはヤンデレのまま。ヤンデレと歩んで幸せになる。

 

ヤンデレSSがあり、そういうのがあってもいいのではないか?という考えがありました。

 

安易なハーレムENDにならなかったのは、主人公が夢を叶えられる社会性を保ちつつ、かつ誰も不幸にならず、未来に向かって進んでいけるようにするにはどうすれば良いか?の塩梅を模索してああなりました。ちょっと皆さんの予想を裏切って見たかったのもありますが。

 

後は解散すること、物語を完結することで声優もファンもそれぞれの新しい夢に進んだμ'sへのリスペクトもあります。劇場版を最後まで見ないとまだ何とも言えませんが、続けることを選んだAqoursなら、私は普通にハーレムENDにしてたと思います。

 

 

(2)両立の難しさ

あとがきでも触れてましたが、ヤンデレ要素を求める人には「普通の話で終わるなよ」と思われ、普通の話を求める人には「なんでヤンデレにしたんだよ」と思われそうな長編だったと思います。実際私も、どちらの方にも満足していただける作品を描けたらなと頑張りましたが、今の形が限界でした。申し訳ございません。

 

私としてはヤンデレはヤンデレとして一つのお話を完結させる境地を切り拓きたかったのです。なんにしても、なかなか完結することのない二次創作において、大口をたたいた以上完結は大前提だったので、それが出来てよかったです。

 

(追記:本作は、よく用いられる設定である『テスト生』にもきちんとした決着と理由をつけることと、それゆえの1・2年生との別れも描きたいと思っていましたので、上手くやれてよかったです。)

 

 

4 タイトルについて

これについてはシンプルで、僕たちはひとつの光ときっと青春が聞こえるの歌詞を合わせたものです。お気づきでしょうが、各話のタイトルや部分部分のモノローグ、セリフも歌詞を元ネタにしたものが多いので、探してみてもいいかもしれません。

 

5 原作からの改変点について

(1)A-RISEとμ's

僕が劇場リアルタイム視聴当時、映画館で数少ない不満だったのが、Saint Aqours Snowのようにμ'sがA-RISEと一緒に歌ってくれなかったことでした。設定上は歌ってるんでしょうが……「いや、ツバサ歌ってくれよ!」って。なので、せっかく2次創作するならとこういう形で詰め込みました。

 

そうでなくても、ツバサ達をもっとシナリオに組み込んでほしいという勝手な希望があったので、今のように落ち着いた部分はあります。明日公開のAqoursの劇場版では、Saint Snowのお二人が大活躍するといいなぁ……。

 

どこかで触れてたとは思いますが、μ'sからAqoursへ受け継がれた羽もまた、『ツバサ』からこぼれ落ちて広がっていったものという解釈で本SSは書いてあります。羽と言えば、修也くんが空を飛ぶこととも関係していますね。浜辺で飛行機を見上げる彼女達のところに、銀色の羽が一枚落ちてもいいと思います。

 

あと、ツバサと修也くんが子供の頃、夕焼けの穂乃果を見ていたのも当然、独自設定ですね。勿論修也くんにとっても重要な意味を持ちますが、アニメでのツバサと穂乃果の出会いの裏側や、2人のライバル性、ドラマ性を増すという意味で思いついたネタです。

 

(2)時系列

特にライブの順番が独自設定で劇場版と入り混じっています。これについては、

 

   ア 解散するべきかどうかの流れを、ラブライブ本選を挟んで再燃させたくなかったから

   イ いくらなんでも卒業式の後にあれだけのライブをする時間的余裕が想像できなかったから

   ウ (3)で後述しますが、大人や世間の人が何も知らずにμ'sを続けさせようとするのにもカウンターを入れたかったから

 

等の理由です。

 

(3)理事長が解散に協力的

当時劇場で見ていた私は、続けてほしいという理事長に『親のアンタがそれでいいのかよ!』と勝手に憤ったため、理事長の難しい立場を勝手に設定しつつ、勝手に解散のために身を張ってくれる改変を二次創作特権で勝手に加えさせていただきました。

 

(4)にこのプロ入り

当時のあとがきでも書いていますがいくつか理由があり、A-RISEがプロになってもいいならにこもプロになっていいでしょ?とか、にこの家庭は明言されてませんが大変そうなので、えりのぞみたいに大学に行くことがあまり想像できなかったこと、かといって卒業後どこで働くか?と書かれても思いつかなかった事などがあります。

 

そこで思い切ってプロ入りさせることや、同じく夢を持つ修也と絡ませること、ツバサとは別方向での夢を追いかける仲間であり目標として、急遽設定しました。特に彼女が推しということはないのですが、テーマ的に優遇されてたかもしれません。

 

にこ編の最後の原宿デートはスクフェスから元ネタをいただいてきました。

 

(5)オリジナルキャラクター

特に説明もなくカメラマンのアビーさんなど出ていますが、名前は調べてたら最近アメリカの若者の間で人気の名前らしいのでそれにしました。最初は単にアメリカのライブにおける繋ぎ的な役割でしたが、元通訳にして修也父の知り合いということにして伏線になっていくという出世を遂げたキャラです。

 

父母の紹介はあまり必要ないとは思いますが、最低限しておくと父は今はかつての母子へ辛く当たってた時期をめちゃくちゃ反省しています。母もあまり詳しく設定してませんが、ことりママンの旧友で、穂乃果に鍵を渡したりなど色々はっちゃけてるようですね。

 

6 イーグルドライバーの描写について

『P』の方はおわかりになると思いますが、課程について演出優先でちょっと圧縮してます。すいません。○田原だろ?とかツッコミは無しの方向でお願いします。3次試験とか、2尉でイーグルドライバーなってるんで、航学じゃなく某飛行要員で入ったのか……とか色々わかる人にはわかるかと。

 

 

7 その他もろもろの小ネタ

(1)夢

修也くんの夢は当初私と同じシナリオライターとかにしようかなと思いましたが、親との確執や「いつだって飛べる(跳べる)」のセリフ、μ'sとAqoursを繋ぐ青空と羽、綺羅『ツバサ』といった観点から、空を飛ぶパイロットにしました。虹を超えていけ!ちなみにF-15なのは趣味です。趣味のはずです。

 

(2)衣装

作中でも触れましたが、ニューヨークで修也が絵里に買ってあげた銀のネックレスは、僕たちはひとつの光で身に着けているものという設定です。衣装関係で言えば、ツバサがSUNNY DAY SONGでつけていたとされる羽のアクセサリーは本作オリジナルの要素です。

 

(3)中の人

絵里の膝ネタは実際の中の人の話なので、3年前ですが覚えている方は多いかと。にこが作ってくれてた『得意料理』も、中の人ネタですね。Bibiのライブについてもアニメ本編ではありませんでしたが、現実のライブのセリフを持ってきてました。

 

(4)サンシャイン!!

鞠莉達とのつながりや、鹿角姉妹と似たようなセリフに限らず、凛のウェディングドレスに「5周年記念号があったら表紙を飾ってるかも」とか、サンシャインのネタはちょくちょくぶちこんでます。

 

(5)各章の話数

全部13話ずつのまるでアニメの1クールずつのような構成になっていますが、これは偶然第1章が13話で終わったため、「このペースの方が読者の人もまとまりがあって読みやすいかな?」と急遽突っ込みました。話が大きく動いてないときは0.5話にして調整してたんで、あんまり意味なかったですかね?

 

 

〇最後に

このあと彼がいつ、誰と付き合(わされてしま)うのか?それともマジでハーレムを作り上げ(させられ)てしまうのか?それは皆さんご自身の想像にお任せします。少なくとも、約5年後と噂されるサンシャインの時系列の段階では、まだ明確に誰かと付き合っては居ないようですけども。

 

人生初のSSでしたが、7か月半かけてなんとか、皆さんにお見せできる程度には完成させられたと思っています。ヤンデレ長編もので完結を迎えられたこと自体、ちょっと自信になります。評価は気にせず書いていくつもりでしたが、予想をはるかに超える皆さんのお気に入りや高評価をいただき、本当に感謝しかありません。完結させられたのはみなさんのおかげです。

 

主人公の異なるサンシャイン編を書くのかどうかなどは全く決めていませんが、まだまだ「ヤンデレファンミーティング」は、短編や中編が残っています。お楽しみに!

 

 

☆1/16追記↓(以下、サンシャイン劇場版ネタバレあり)

 

サンシャイン劇場版を見ました。思いのほか、鞠莉と聖良、理亞についてリンクしているところが多くて、ちょっとニヤリとしています。

 

聖良は『追いかけなくていい』と理亞に伝えましたね。その意味で、修也と同じように(まあ私が姉妹と同じようにしたんですが)夢を追いかける先で、それぞれ道が分かれてた感じがしますね。彼は追いかける道を。彼女たちは追いかけない道を選びました。今後どうなっていくのかは本人たちのみぞ知る、でしょう。

 

Believe againの歌詞も最高に本SSともマッチするところが多くて、矛盾しなくて良かったと安心半分、嬉しい気持ち半分といった感じです。姉さんも従兄さんもいなくても、理亞の胸の中には消えたりしない光があることでしょう。

 

鞠莉についても、本編で登場させた母親が本当に出てくるとは当時描いたときには思っていませんでした。セリフや口調が矛盾しているわけではないのですが、ちょっとイントネーションが独特だったので折を見てSSも細かい修正を加えないといけませんね。

 

母親は家から鞠莉が出ていくのをかなり心配していましたが、かつてSSにあったように事故に遭いかけたのだと勝手に想像するとさもありなんですね。鞠莉もダイヤと果南もガチで気にしてるので口には出さないけど止めるのはそのため、みたいな。まあ修也くん自身が当時説得して外に出してあげてほしいと懇願してたので、それが功を奏したのでしょうが。

 

サンシャインの長編二次創作、シナリオが完璧すぎて手を加えたいところが存在しないので悩みます(笑)

 




ではみなさん、本日公開のAqoursの劇場版でお会いしましょう
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