『最初のヤンデレが誰か?』を予想しながら読んでいただければと思います。
第1話 十千万の居候
静岡県、沼津にある『内浦』と呼ばれる地域。そこは今、長かった冬が終わりを告げて、春を迎えようとしていた。
その内浦の老舗人気旅館、『十千万』では、今日もみかん大好き女子高生の高海千歌が、俺の部屋(仮)に突撃しにくる。
「しょーくーん! 美渡ねぇがみかんジュースいっぱい買ってきたから、飲みながらスクールアイドルの動画見ようよ〜♪」
……っていうのも、ちょっと違うかな。千歌はこの旅館の三姉妹の末っ子。俺はあくまでも、ここに部屋をお借りしている立場にすぎない。どちらかというと、千歌の方にこの部屋を出入りする権利がある気とも言える。
そして、彼女は俺のことを『しょーくん』と呼ぶんだけど。これにはワケがあって……
「なあ千歌……。何度も言ってるように、俺の名前は『かける』だってば。記憶喪失が訂正するのも変な話だけど」
本名は何とか覚えていた。そしてそれは『翔(かける)』のはずだったのだが。
子どもには漢字が難しかったり、微妙に呼びづらいと誰かが最初に言い出したのか……相当昔の時点で、すでに『翔(しょう)』というあだ名で呼ばれてたらしい。ある意味、歴史のある(?)あだ名というわけだ。
そして、ここにいる自称『一番付き合いが長い幼馴染様』が、そんな便利なあだ名を使わないわけがなく……。
「えー? だって昔から私、そう呼んでたよ? 周りの人もみーんなそう呼んでたし。やっぱりこっちの方が呼びやすいもんっ♪」
やれやれ、語尾に『♪』がついてそうなくらい上機嫌だ。
……まぁ、高海家の家族の方々も、全員ショウと呼んでくるので、たぶん間違いではないのだろう。だいたい、どっちで呼ばれたところで俺のことが何か変わるわけでもないし。
(でも、そんなことまで教えてもらわなきゃ、何もわからないんだよな……)
そう。俺は自分の名前以外、何も思い出せないでいる。
時間が経つのは早いもので、俺が『発見』されてからは、既に2週間が経とうとしていた。桜の開花も近づき、新しい季節の始まりも近い。にもかかわらず、何か思い出せそうな傾向は全くない、依然として記憶喪失のままだ。
年齢は……周りの記憶の上では、来年度から高校3年生らしい。この春から高2になる千歌の、一個上だったらしいからだ。この旅館の隣の家に住んでて、狭い田舎ってこともあって、家族ぐるみでつきあってた……とのこと。
(そして、俺はある日突然、どこかに引っ越していったらしく……それが2年も経っていきなり『帰って』きた)
そんな俺が、まさかこの十千万の前の浜辺にびしょ濡れで倒れていたというのだから、事実は小説より奇なりというやつか。そこを通りがかった千歌が助けてくれたというのも、まったく非現実的な話だが……起きてしまったからには仕方ない。
(……そのことさえ、意識が朦朧としてたから後から聞いたんだけどな)
で、それを話してくれた当の本人は、俺の返事も待たずにいつものノートパソコンを机の上に広げている。双子のオレンジのステッカーが特徴的な、コンパクトなモデルだ。高校に上がった時に買ってもらったらしい。
……あ、そうそう。あのステッカーをオレンジって言ったら怒られるんだっけ。
「あっ、しょーくんまたこのシール見てオレンジだとか思ったでしょ!オレンジじゃなくて、みかんだってば!」
「心を読むな心を。相変わらずよくわかんないこだわりだなぁ……みかんでもオレンジでもぽんかんでも、大して変わらないと思うけど」
「もーっ!このあたりのみかん農家のみなさんに言いつけるよ!?内浦のみかんは最高なんだから、そのくらい思い出してよ!
……このシールも、昔しょーくんと沼津で買ったのに、やっぱり覚えてないの?」
「……ごめん、まだ思い出せそうにないや。千歌との思い出はともかく、地元の名産品まで忘れるとは。みかん農家さんごめんなさい。あとシール屋さんもごめんなさい」
「なんで私のことはともかくなのー!!」
この内浦では、本当においしいみかんがとれる。皆さんもぜひシーズンには遊びに来てほしい、そこらじゅうで売ってるから……というのは余談として。
千歌の言ったオレンジ……もといみかんステッカーのことも、本当に何一つ覚えてはいない。なにせ、自分の苗字だって、千歌達から聞かされたくらいなのだから……と言うと、わりと深刻なことが伝わるだろうか?
といっても、生活に必要な知識は覚えているし、俺のことを知ってる人たちは少なからずいてくれた。この田舎町で、隣の家。そして家族ぐるみの付き合いだった高海家は、その最たる例だ。
有難いことに、みんなは嫌な顔一つせず、俺を受け入れてくれている。旅館だからと空き部屋を貸してもらって、色々と世話を焼いてもらってたり……。
その恩に報いるためにも、早く記憶を思い出そうとはしてるんだけど、全然ダメだ。
「……ごめん、日常生活に不自由はないんだけどなぁ」
「うーん……寂しいけどしょうがないか~。あ、でも記憶が戻るのも怖いよね!お盆過ぎのクラゲみたいにうちあがってたんだもん、なにかの事件とかに巻き込まれてたのかもしれないし……」
……よりによって、お盆過ぎのクラゲ呼ばわりかよ。
でもまぁ、千歌の言ってることは事実だ。そんなナリだったので、最初は高海家のおじさんおばさんも警察の人も、相当心配してくれた。
一応、色々なところには届け出てみたものの……連絡のつく身寄りのいない(?)俺には捜索願も出ているかどうかわからず、捜索願が出されていたとして、どこの県警に出されたのか、などから調べないといけないらしい。俺のことを探している人がいなければ、しばらく暗礁に乗り上げてしまう。
そもそも、俺がその人本人なのか確かめようにも、親族がここにいないのではDNA検査も難しいとのこと。
死人や明らかに事件なら急ぐが、幸い俺はぴんぴんしている。病院でも全くの異常なし、健康優良日本男児とまで断言されてしまったので、優先度は低くせざるを得ないと言われた。おじさんおばさんも安心してくれはしたのはいいが。
警察や役所の人たちも色々、忙しいらしく……
(……つまるところ、『時間がかかる』ってことを説明されたわけで)
身体的な面では問題がなかったものの、生活面では大きくつまずく事態になってしまった……というわけだ。
それで、話を戻すと……俺は十千万に居候させてもらって、住み込みバイトとして雇ってもらえることになった。実際のところは、無償でという叔父さん叔母さんに対して、タダで泊まらせ続けて貰うわけにはいかないと頼み込んだんだけど。
……などと回想していると、千歌のパソコンの起動が終わったらしい。そういえば、さっき千歌のヤツは聞きなれない言葉を口にしてたよな。確か、ええと……
『
「あのさ、さっき聞きそびれてたんだけど。『スクールアイドル』って…だいたい、
語感は良いけど、聞き慣れない組み合わせだ。アイドルって聞けば、普通はテレビに出てくるような、プロの人たちをイメージする。漫画のヒロインでよくある『学園のアイドル』……って謳い文句とは、多分ちがう意味なんだろうし。
俺がそれを聞くと、千歌は少し驚いた様子だった。すっごく田舎者を見る目で。失礼な……
「あ~、そこから説明しないとだよね、私たち若者の間でね、話題沸騰中なんだよ?スクールアイドルっ! 沼津じゃそうでもないけど、都会じゃ凄いんだよー!」
「若者って、俺も一応、若者なんだけど……」
記憶喪失だから全然、世間のトレンドとかわからないんだよなぁ。有名人とかも忘れてるから、芸能ニュースも見てないし。
「うーん、あとはね。男の子もとーぜんアイドルだから好きなんだけど、女の子の方がずっと夢中らしいんだよね。まあまあ、口で説明するより動画を見てよ♪」
女の子にも人気って、どういうことなんだろう? ファッションの参考にするとかなんだろうか。スクールって、学園系の服装か何かか……?
ダメだ、わからない。そういえば最初にも動画、とは言ってたけど。千歌の言う通り、百聞は一見に如かずかもしれない。差し出されたパソコンの画面には、有名動画サイトが表示されていた。
……そして、そのアイドルグループの名前も。
「ほらほら!普通の女子高生がやってるんだよ、これ。なのに本物のアイドルみたいにキラキラしてるでしょー!」
「まだ再生してないよ……えっと、『μ's』って、なんて読むんだろ」
千歌はご満悦なドヤ顔で『ゆーずだよ!』って言ってるけど。コメント欄をチラ見する限り、多分『みゅーず』な気がする。
(バカチカよ、俺の呼び名といい、他人様のネーミングを勝手に決めつけない方がいいと思うぞ……)
……まあいいや、今は期待の眼差しを向けてくる、このバカチカに応えよう。この人たちがどんなものかは知らないけど、再生数を見る限りは実際、世間で相当な人気なようだし。
そして、千歌の言うことだからとあまり期待せずに、画面に再生されたμ'sの姿を見て————
(これが、『スクールアイドル』ってものなのか……?)
———俺はひたすら、圧倒されていた。
色んな事を忘れてる身体でも、たかがパソコンの画面でも、『何か』が伝わってくる。
単純なパフォーマンスやダンス、歌を感じるだけなら、プロを見ればいいのかもしれない。……でも、そうじゃない。スクールアイドルの、μ'sの放つ輝きは、それらとは違う『何か』がある。その『何か』が、なんなのか。彼女たちの何がすごいのかは、はっきりとはわからなかったけど。
一つだけ確かなことは……きっと、彼女たちの姿を見ているとき、誰もが笑顔になれるに違いない、ということ。
一つのPVを見終わっただけだって言うのに、思わず感嘆の声が漏れてしまった。
「……すごいな、これほどとは思ってなかったよ」
こんな動画がまだまだあって、他のグループも含めれば相当な数になる。記憶を失くす前の俺が知ってたかどうかは定かじゃないけど、なるほど確かに……こんな素晴らしいモノを知らないなんて人生の損だ。
「ふふふ~、そうでしょそうでしょ? ……そしてここで、千歌から重大発表があります!」
素直に人が感動しているというのに、千歌はベッドの上に立って、大げさにもったいぶり始めた。余韻が台無しだ。おまけに、手にオモチャのマイクを持って。
(……記憶喪失の俺でも、千歌の性格はつかめてきていた。何を言い出すかは、手にとるようにわかる気がする)
ついでに、『止めてもムダだ』ってことも……。
「わたくし、高海千歌は……今年の4月! 高校2年生から、スクールアイドルを始めようと思いまーすっ♪」
……ほら、やっぱり。
「ちょっと!しょーくん何で『やっぱり』って顔しながら無言なの!? ひどいよ、絶対手伝ってもらえると思ってたのに~!」
「次にそう言いだすのが読めてたからだよ!しかも本音漏れてる! くおお、ひっぱるなー!」
服を引っ張られても断固、無視。抗議の目を向けられるが、とりあえず目をそらしておく。
あのね、俺はバイトとかで忙しいの!そりゃ高海家にはお世話になってるけどさ、さすがに千歌の部活をどうこうまでする余裕はないって!
……が、しかし。そう言って引き下がる千歌ではない。どうやって引き離そうかと思案していたところで、思わぬ助け船が入った。
「こぉら、千歌!スクールアイドル×2ってうるさいよ!お客さんだけじゃなく翔(ショウ)にまで迷惑かけてんの!?」
「げっ美渡(みと)ねえー!?」
仮にも姉に向かって『げっ』とかいう女子高生はどうなのかと思うが、確かに怖い。昔から旅館で騒ぐ俺たちのことを叱りまわしていた、高海家三姉妹の次女。美渡(みと)さんだ。
「あー……ごめんなさい美渡姉さん。俺のせいです」
「いやはや……うちのバカチカと違って、見ない間に翔はすっかり大人になったっていうのに。酒が飲めない齢なのが残念だね〜?」
既に社会人としてスーツを着て働いて、姉御肌の美渡姉さんは、この家の中の事も内浦での生活でも、色々と頼りになる人だ。姉さんもお酒を飲み始めてそんなに経ってない年齢のはずなのに、この慣れ具合だし。
……千歌は恐れるあまり『尻子玉を抜きに来る旅館の妖怪』とか、さんざんな言い様をすることもある。天敵っていう方が、正しいかもしれないレベルで。
ちなみに、千歌は『私がしょーくんのこと助けたのになんでみとねえが面倒見てるの!?』と嫉妬に燃えているけど、別にそういう関係じゃないから。つか、面倒だったら余計、誰でもいいだろ……。
「いやいや、お酒が飲めるようになるまでに、記憶も戻って独り立ちできればそれが一番いいんですけど……」
「そんなとこまで律儀だね。なぁに、翔だったらうちの千歌に婿入りしてくれてもいいんだよ? こんな愚妹なら、嫁にでも持ってっちゃっていいし!」
「み、みとねえ何言ってるの……///」
うっ!? ニヤつく姉さんを軽く流そうとしたのに、千歌が妙にしおらしくなったせいで、俺まで恥ずかしくなってくるじゃないか。
昔のことは忘れてても、千歌はだいぶ可愛い娘だと思う。ちょっとバカだけど、その。発育もいいし……。さっきくっつかれてた時もドキドキしなかったわけじゃないし。
くっ……姉さんが余計ニヤニヤしてる。
「おやぁ……翔のヤツも満更じゃない顔しちゃってるし、これは本当にあり得るかなぁ?」
……やっぱ、助け船じゃなかったみたいだ。千歌の言う通り、妖怪か鬼だ。などと思いかけたところで、今度は本当に助け舟が現れる。
「美渡~? あんまり若い二人をいじめちゃダメよ~」
長女の志満(しま)さんだ。高海家は老舗旅館ゆえか、和風で洒落た名前が多い。
不在がちなお母さんに代わって、十千万を切り盛りする、もう一人の社会人。
だが美渡姉さんとは真逆で、おっとりとしていて女性らしさが目立つ。旅館のことなど何もわからない俺に色々と教えてくれたり、世話になりっぱなしだ。
今も志満姉さんの言葉を受けて、元々の目的の注意を済ませたこともあって、美渡姉さんもしぶしぶ部屋を出ていくほど。志満姉さんには、俺たちはおろか、お父さんすら逆らえないこともある。
……これで少しは静かになるか。と思ったその帰り際に、美渡姉さんは一言だけ残していった。
「翔からも言ってやってよ。『こんな田舎でスクールアイドルなんてムリだ』って!」
庭の方から、同意するかのように飼い犬のしいたけが吠える声のオマケつきで。
—————妙に静かになった部屋で、千歌がつぶやいた。
「……無理じゃ、ないよね。」
拳を軽く握って、悔しそうにうつむきながら。
美渡姉さんは軽い気持ちで放った言葉だったのだろうけど、千歌には何か思うところがあったのかもしれない。
「……なんで、スクールアイドルだったんだ?」
それを、まだ俺は聞いていなかった。
千歌は確かにバカチカだけど、何も考えてないわけじゃない。
高校2年生になろうという今になって何か新しい部活を始めようというのは、考えがあるのかもしれない。予想外の質問だったのか、千歌は最初は呆けてたけど、気を取り直すとぽつぽつと語りだした。
「この2週間でしょーくんもわかったかもしれないけど……。私って、『普通』なんだ。普通星に産まれた、『普通星人』」
「『普通』? 千歌も含めて、殆どの人は普通だと思うけど……」
「ううん、そういうことじゃないの。周りのいろんな人を見ててね……部活だったり、趣味だったり。誰かのためだったり、自分の夢だったりってあるでしょ?でも、そういうの……『私には何にもないなぁ』って思いながら……いつの間にか、高2になろうとしてる」
千歌のいう『周りの人』がどの程度を指しているのかはわからない。
俺のことも含んでいるのかもしれないし、他の友人かもしれない。あるいは、既に社会人になっている姉だろうか。
その、いずれにしても……それが千歌の本心からの実感なのだということは、痛いほど伝わってくる。明るく振る舞っている『幼馴染』の、『ずっと』悩んでいたことなのだと。
「……でもそんなとき、μ'sやスクールアイドルに出会ったの。私たちと変わらない高校生のみんなが、ステージに立って、キラキラ輝けるんだって!……そして、思った。私も仲間と一緒に頑張ってみたいなぁ……って」
『普通』の自分が、今までより熱くなれる場所を。輝ける場所を賭けて、挑戦したいと。幼馴染が言っている。
……なら、俺の答えも決まったな。
「わかったよ、根負けした。暇な時なら手伝ってやる。俺にどこまでできるかわからないけど。俺だって、千歌が『みんなを笑顔にするところ』を見てみたいし」
記憶喪失生活も、はや2週間。
これがいつまで続くか見通しも立たないけど、一宿一飯の恩義というものもある。
せめて十千万にいる間くらいは、幼馴染のチャレンジを見守ることにしよう。
「しょ、しょーくん……。しょーくーん♡」
「わっバカ!抱き着くな~!」
と、柄にもなくカッコつけて決めようとしたのが間違いだったのだろうか。感極まった千歌は目に涙を浮かべて、抱き着いてくる。さっき意識したばかりなのに、女子高生の柔らかさが!みかんっぽいいい匂いが!さらにたわわな2つのみかんがぁ……?!///
「こらアンタたち、騒ぐなっていtt……。」
またしても開かれた襖。そこから現れる美渡姉さん。抱き合う俺と千歌(涙目)。赤い顔、散らばる部屋の物。
……そこから導かれる結論は、常にひとつ。
「……………えーと、おふたりさん。声はほどほどにしときな?」
そっと襖を閉める音と、けたたましく階段を下りる音。『志満ねえーーー!千歌と翔がついにーーー!!』という叫び声。
誰がうるさいとかそんなことは置いておいて、俺と千歌のスクールアイドル活動は、まず誤解を解くことから始まったのだった……。
「『笑顔』……やっぱりしょーくんはしょーくんなんだ」
「そうだよ、だから私のことも見捨てないでいてくれる。『今度こそ』助けてくれる……もう、何も言わずにいなくなったりしないよね?」
「大好きだよ。しょーくん……どこにもいかないで 」
……そう、物語はもうとっくに始まっていたんだ。
これにて第1話は終了です。今回もヤンデレ×シリアスを、ラブライブのテーマを崩さない程度に提供できればと思います。冒頭から感じている方もいるとは思いますが、今作はちょっとミステリアスでファンタジックです。
あと、アニメ1話から&ヤンデレになるまでの過程をやるので、μ'sの時の1.5倍〜2倍くらいのボリュームになるかもしれません。
何にしても、μ's長編とは共通点こそあれ、かなり毛色の違うタイプの作品であるのは確かですので、新しい気持ちで読んでいただければと思います。長くても1年半くらいで完結させたいなと思っていますので、よろしくお願いします。