ISDOO   作:負け狐

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今までと比べるとかなり短いですが、ふと続きを書きたくなったので。


No34 「やめます」

 夕日もそろそろ沈むかといった黄昏時の終わり。海の見える旅館の庭園にて、一人の少年が壁に背を預け佇んでいた。どうやら誰かと通信を行っているようであり、その表情はあまり芳しくない。

 

『それで、ちゃんと打ち込んだのか?』

「……左腕にしっかりと。セシリア・オルコットの射撃のお陰で苦もなくやれたよ」

『それはそれは』

 

 呵呵、と通信の向こう側は笑う。どうやら杞憂だったようだ、と一言述べると、じゃあ後はこちらに任せておけと続ける。

 それを聞いて、特に反論することなく彼は頷いた。

 

「どのみち『僕』の機体は現在修理中、ということになっているからね。出しゃばろうにも出しゃばれない」

『ああそうだな。あっちの機体は修理中だよな』

「……流石に臨海学校の真っ最中に出撃は危険だと思うんだけどね」

『そりゃそうだ。はっ、まあ私も別にそこをお前に期待なんぞしちゃいねぇよ』

 

 精々見学でもしてな、その言葉と共に通信は打ち切られた。ふう、と溜息を吐いた彼はほんの少しだけ空を仰ぎ、壁から離れると歩みを進める。確かそろそろ夕食の時間だ。

 

「さて、と。……臨海学校、楽しみますか」

 

 今回の私はただの一生徒、シャルル・デュノアなのだから。そんな彼の呟きは、夏の空気に溶けて消えた。

 

 

 

 

「飯だ!」

 

 おお、と何故かテンションを上げながら座布団の上に座るのは毎度お馴染み織斑一夏。その右隣にはやれやれと肩を竦めながら彼の幼馴染である篠ノ之箒がストンと座る。お前は小学生か、という彼女のツッコミに、今この場はそれでも構わんと彼は返した。

 

「だってほれ、これ見ろよ。刺身だぜ、カワハギだぜ!? 本わさだぜ!? 普通に食おうとしたらいくら掛かるんだっての!」

「成程。確かにそれは一理あるな。よし、では私もテンションを」

「やめれ」

 

 箒の隣、どっこらしょとどこかババ臭い動作で座った鈴音がそんな箒を制止する。そのさらに横では簪が同じようにテンションを上げようとしていた本音を咎めているところであった。

 食事くらい静かに出来んのか、と一夏の左隣の一つ隣に座っているラウラが呆れたようにそう述べた。浴衣に正座で刺身を摘むその仕草は、日本人ではないその見た目のアンバランスさが伴いどこか可愛らしく見える。

 

「セシリアを見ろ。英国淑女らしく落ち着いた佇まいでだな――」

「……ぅ……ぁ」

 

 視線を向けたその先、一夏の左隣に座っているその少女は明らかに大丈夫そうではない表情で食事の膳を睨んでいた。その手は全く動いておらず、半ば瞳孔の開きかけている目だけがギラギラと輝いている。

 ラウラはそんなセシリアからそっと目を逸らした。コホン、と咳払いを一つすると、少し離れた場所に座っているシャルルを指差し、あれくらいの落ち着きを見せろと先程と同じような言葉を述べる。どうやら隣は見なかったことにしたらしい。

 

「あー、っと。セシリア?」

「……はぃ?」

「正座、苦手なんだな」

 

 ギロリと彼女は一夏を睨む。瞳孔の開いたその目が明らかに肯定だと述べていたが、しかしセシリアから出た言葉は否定であった。そんなはずないだろう、このセシリア・オルコットが正座程度に屈するはずはない。そう宣言し、油の切れたブリキロボのような動きで味噌汁の椀を手に取り、一口啜る。それをそっと膳に置くと、ほっとしたように息を吐いた。

 

「てい」

「うふぉぁぁぁぁ!?」

「今明らかにセシリアが発してはいけない叫びが出たな」

「というか、女性の素足を躊躇いなく突く一夏のアレっぷりを問題視しなさいよ」

「何しやがりますか一夏さん!」

「いや、大丈夫って言ったし?」

 

 そういう問題じゃない、とセシリアは痺れて動かない下半身を残したまま器用に横を向くと一夏の胸ぐらを掴み上げた。その目は若干涙目であり、どうやら正座している足の裏を突かれたのが相当堪えたらしい。流石に一夏も悪いと思ったのか、そんな彼女に向かい素直に頭を下げた。

 まったく、と正座を少しだけ崩しながら溜息を吐いたセシリアは、何事もなかったかのように食事を再開した。どうやら我慢しているのが馬鹿らしくなったらしい。

 

「まあ、確かに日本人以外では正座で食事というのは少々厳しいやもしれん」

「そうね」

「お前中国人だろ」

「そうかもしれんな」

「お前ドイツ人だろ!」

 

 一夏の言葉を聞き流しながら、鈴音もラウラも食事を続ける。叫んでもしょうがないと思ったのか、一夏も一瞬だけ眉を顰めると目の前の膳を攻略しに取り掛かった。

 刺身を口に運び、滅多に味わえないそれに舌鼓を打つ。続いて椀に手を伸ばし、鍋の味に感心した。

 それをしながら、ふと視線を教員の集まっている場所へと向けた。そこで談笑している彼の姉と、我関せずと食事をしているその親友を見やる。千冬はともかく、他の教員の雰囲気から束の扱いに少々困っているのが見て取れた。

 

「なあ箒」

「駄目だ」

「まだ何も言ってないぞ」

「姉さんをここに呼ぶと阿鼻叫喚になる」

「……それもそうか」

 

 まあ後でゲームとかに誘おう。そう結論付けた一夏はそのまま食事に集中するのだった。

 

 

 

 

 

 

 食事も済み、さてでは自由時間と相成った一日目の夜。貸し切りとなった旅館のロビーの一角でワイワイと騒いでいる男女の集団がいた。言わずもがな、一夏達である。傍らには多種多様な飲み物が置かれており、その中には未成年が飲んではいけないものも鎮座していた。

 

「へーい! この天災に勝とうたぁ二万飛んで三十五年早い!」

「むむむ……」

 

 その未成年が飲んではいけない飲料をがぶ飲みしながら妹を叩きのめしているウサミミを付けた女性は、テーブルに五枚のカードを並べながら勝ち誇っている。そのカード、トランプに記されている絵柄は、見紛うことなくロイヤルストレートフラッシュであった。

 

「これで箒ちゃんは一日バニーで過ごすことにけってーい!」

「ぐ、ぐぐ……」

 

 トランプを潰さん勢いで握りしめ肩を震わせている箒を見ながら、まあそりゃそうなるだろと一夏は肩を竦めた。そもそもいきなり条件を持ちかけて賭けを始める時点で予想がつく。それに気付いた彼とその他の女性陣は早々と降り、結果として目の前の光景があるわけだ。

 納得いかん、と箒は持っていたトランプを叩きつけながら叫んだ。今度はこれで勝負だと傍らに置いてあったダンボールから一つの箱を取り出すとテーブルに広げる。別にいいよ、と束は了承し、他の面々も参加するように声を掛ける。

 

「あ、これ人狼?」

「ワンナイト人狼だ。すぐさま勝負を決めるのには丁度いい」

 

 そう述べ場にいる面々に適当にカードを渡す。今度こそ勝つ、と息巻いている箒を見ながら、一夏はやれやれと苦笑した。何だかんだで負けず嫌いですわね、というセシリアの言葉に、まあそりゃあな、と彼は返した。

 参加している面々は一夏、箒、鈴音、セシリア、ラウラ、シャルル、そして束。簪はこの手のゲームは苦手だと判定役に回り、本音がそれに付随した。

 

「んじゃ、始めようか」

 

 それぞれのカードを皆が見る。この中にいる仲間に見せ掛けた敵を見付け出すこと、それが勝利へ繋がるのだ。

 何を持っているのかを相手に悟られないように、それぞれゆっくりとカードを伏せる。そんな中、一人の少年は少しだけ口角を上げた。彼の持っているカードは人狼、すなわち皆の中に紛れた敵。

 こんなゲームにすら後ろ指差されるんだ。思わずそんなことを考え、しかしすぐに捨て去った。何を今更、元々自分は敵だった。ここにいる面々と仲良くする気など毛頭ない。

 その、はずだ。

 

「あたし占い師だったのよ。で、一夏が人狼」

「はぁ!? 占い師は俺だっつの。ラウラは村人だったぞ」

「確かに私は村人だ。ということは」

「いえ、案外お二人共人狼で、こうすることで敢えて疑いの目を逸らしているのかも」

 

 紛れ込んでいる敵はここにいるのに、疑いもしない。何とも呑気な連中だ。このままでは人狼に村が滅ぼされてしまうというのに、本物を見付け出す手掛かりすら掴めていない。

 やれやれ、と表情には出さずに肩を竦めたシャルルは、何事もなかったかのように皆の会話に参加した。

 

「どちらにせよ片方が人狼なら問題がない。両吊りといこう」

「箒の鬼!」

「何とでも言え。私は姉さんに勝てればそれでいい」

「……同じチームなら、勝ち負け……ないんじゃ?」

「あ」

 

 簪の言葉に箒ははっとしたような表情を浮かべる。それを見た束は自分は村人だととてつもなく意地の悪い笑みを浮かべた。

 

「姉さんを処刑しましょう」

「束さんは箒ちゃんの味方だって言ってるじゃん!」

「信用出来ません。なら、姉さんは一体誰が怪しいと?」

「ん? そうだね」

 

 ぐるり、とその大きな瞳を動かすと、束は一人の少年へと視線を向けた。咄嗟の事で思わず体を硬直させてしまったシャルルを見てニコリと微笑むと、彼女は箒に視線を戻す。そして、この子この子と彼を指差した。

 

「デュノアが? そんな素振りは微塵も」

「うん。そういう素振りを皆に見せないっていうのは、やっぱり怪しいよね」

 

 射竦められた気がした。その言葉はゲームのことを言っているのではなく、自分自身の本当を言い当てているように聞こえて、シャルルは思わず息を呑む。困ったように笑いながら、しかし内心では舌打ちをした。こんなことで厄介な相手に目を付けられるなんて、と。

 

「じゃあ――」

 

 さてでは投票を、となった瞬間。旅館の中へ爆音が響き渡った。何だ、と音のした方向へ視線を向けると、海岸の方で何やら光が見える。昼間、一夏達も使用した天然のアリーナ。その辺りから空に向かって何かが飛び立つのが見えた。最初は高速で一つ、そしてそれを追い掛けるように真っ直ぐ突き進むものがもう一つ。

 何だあれ、と一夏は呟く。他の面々も同じような状態の中、いち早く行動を起こしたのは束であった。すぐさま頭部のウサミミで千冬に連絡を取り、現状を尋ねる。その表情が真剣なものに変わったのを見て、その場にいた一同は只ならぬ空気を感じ取り体をこわばらせた。

 

「……箒ちゃん、いっくん。場所を移すよ」

 

 名指しで二人を呼ぶ。それはつまり『しののの』の活動を意味し、残りの面々は関わるなという意思表示でもあった。こちらに来るなという拒絶の行動であった。

 だから、その場にいた中の二人は、迷うことなく嘗めるなと一歩踏み出していた。

 

「束さん、あたしも行く!」

「篠ノ之博士、わたくしも参加いたしますわ」

 

 凰鈴音とセシリア・オルコット。彼女達がそう述べたのを聞いた束はゆっくりと振り返り、まあ予想通りだと肩を竦めた。そして、駄目だと即答する。

 

「どうして!?」

「君達はいっくんや箒ちゃんの友達だけど、『しののの』じゃない。それも、代表候補生なんて肩書付き。汚れ仕事をするには綺麗過ぎる」

 

 淡々と、そして普段彼女達に向けない瞳で。束は二人にそう述べる。まあ今回は旅館の護衛でもしていてよ、と話を終えると彼女は再び視線を前に向けた。

 まあ仕方ない、と肩を竦めたのはラウラ。手助け出来ないのは歯痒いがと続けながら、行こうかと二人に声を掛けた。簪も、本音も、そしてシャルルも。そんなラウラに従うように少しだけ後ろに下がる。

 そして勿論、鈴音とセシリアは尚も前に踏み出した。

 

「あたしゴーレムと戦ったし! もう巻き込まれたから大丈夫!」

「わたくしもあの事件の際に関係者になりましたわ。今更です」

 

 絶対引かない、と言わんばかりに仁王立ちする二人の声を聞き、一夏と箒はどうしたものかと頬を掻く。そして束は再度振り向くことなく、あのね、とどこか諭すように言葉を紡いだ。

 

「世界は平等じゃないんだよ。光を目一杯浴びてる君達が、ちょっと影を見たからってそこへ行けると思ったら大間違いだ」

 

 分かったらさっさと向こうに行け。言外にそう述べながら束は足を踏み出す。もう話すことなどないと足を進める。少しだけ迷ったが、一夏と箒もそれに続こうと二人から視線を外した。

 

「なら」

 

 短く、小さな声。しかしそれは三人の足を止めるに足る意思の籠もった言葉であった。

 そんな三人を見ているのか見ていないのか。その言葉を発した人物は、凰鈴音は真っ直ぐに前を向き、はっきりと言い放った。迷うことなく、言い切った。

 

「やめます。あたし、代表候補生なんかやめる」

 

 束を除く全員が思わず彼女を見た。何を言っているのか、と鈴音を見た。だが、彼女はそのまま真っ直ぐに束を見詰め、その言葉に嘘偽りがないことをその身で示している。

 誰も言葉を発しなくなってどのくらい経ったであろうか。数分かもしれない、一瞬かもしれない。彼女の隣に立っていた少女は突如笑い出すと、流石は鈴さんですわと肩を叩いた。

 

「では、このセシリア・オルコットも代表候補生を辞退いたしましょう」

 

 笑いながら、しかし一切の冗談なく彼女は言い切った。立て続けのその言葉に面食らった一同は事態についていけずにただただポカンとするばかり。胸を張っている二人を見ながら、何か言うことも出来ない。

 それでも尚表情を崩さなかった束は、ここでようやく振り向いた。どこか冷たい、品物を見定めるような目で、一つ質問をするよと彼女達に尋ねる。

 

「そこに至った理由は?」

「あたしは一夏達の手助けをする為にISパイロットになったんだから、それが出来ない肩書なんか要らない」

「友人の手助けの枷となる肩書など、オルコットの恥にしかなりませんわ」

 

 どうだと言わんばかりに言い切った二人を見た束は、そこで表情を普段の飄々としたものに戻した。心底楽しそうに笑うと、じゃあ二人もついてきて、と手招きをする。

 その言葉に表情を輝かせた鈴音とセシリアは、了解と駆け足で三人に追い付いた。

 

「じゃあ、眼鏡おっぱい先生にはこっちから知らせておくから、後よろしく」

 

 半ば呆れたような表情を浮かべていたラウラを筆頭にした残りの面々にそう伝えると、彼女は四人の戦力を伴って廊下を歩く。

『しののの』のトップとして、道を歩く。

 

 

 

 

 

 

「じゃあ現状を説明するよ」

 

 教員部屋の一つ、千冬と束にあてがわれたその場所で、彼女はそう言って簡易ディスプレイを起動させた。そこに映るのは、二つの光。片や彼等がよく知っている桜色のISで、片や彼等が少し前にコテンパンにのされた白銀の機体。

 

「『暮桜』と『銀の福音』? これがどうしたんだ?」

「今この二機はアリーナでも何でもない海上で戦闘中」

 

 この意味が分かるな、と束は四人を見た。一夏も箒もセシリアも、一瞬理解が遅れた鈴音ですら、何かを尋ねることなく思わず息を呑む。あの二人がわざわざ条約違反になるような行動を自分から起こすとは考えられない。つまり。

 

「つい先程、『暮桜』と模擬戦中だった『銀の福音』が突如暴走。パイロットの応答はなし、現在被害を抑えるために『暮桜』が該当機体と交戦中」

「……原因は?」

「分かってたら苦労しない、と言いたいところだけど。まあ束さんに掛かればすぐさ」

 

 ディスプレイの表示が変わる。旅館周辺の地図が映しだされ、入江の洞窟らしき場所に点灯する光が表示されていた。

 あれが今回の原因だ。そう述べると、つまりはそういうことだと彼女は笑みを浮かべた。お前達の仕事は、『暮桜』のサポートでもなければ『銀の福音』をどうにかすることでもなく。

 

「そこにある原因を排除、でいいのですわね?」

「そういうこと。物分かりのいい子は好きだよ」

 

 セシリアの言葉にニヤリと笑った束は、じゃあ早速行ってもらおうと立ち上がる。勿論と四人は立ち上がり、しかしふと思い出したことがあり動きを止めた。

 そういえば、昼間破壊された機体の修理が終わってないのではないか、と。

 

「やれやれ。君達はこの束さんを何だと思っているのだね」

 

 ほれ、と待機状態になっているISを投げて寄越す。身に付け状態の確認をすると、成程確かに万全の状態にチューニングされていた。

 緊急事態だからさっきちゃちゃっとね。そんなことを言いながら笑う束は、時間がないから急いだ急いだと部屋から追い出しに掛かった。別段留まる理由のない四人はそのまま部屋の外に出て、そして急いで玄関まで駆け抜ける。

 途中見回りの教師に走るなと咎められたが、そんなこと知ったことではないと彼等は外に飛び出した。そしてすぐさまISを展開すると、先程表示されたポイントに向かうためにスラスターを吹かす。

 

「それで、その原因って何なんだ?」

 

 その途中で一夏は束にそう尋ねた。問われた彼女はまあ大したものじゃないけど、と前置きすると、残りにも聞こえるように通信を繋ぐ。

 

『ISを操るコンピューターウィルス。発生装置だけがそこにあるってことはないだろうから、きっとそういう能力を持った機体が相手だろうね』

 

 それは十分大したことだ、と四人が四人共思ったが、まあ彼女だから仕方ないと諦めた。

 ともあれ相手の能力が分かっているのならば、それを見越した戦略を立てれば何の問題もない。さしあたっては相手の能力の範囲や条件などを考察し、しかるのち奇襲等を用いて一気に殲滅する。そんな道筋を立てたセシリアは残りの面々に顔を向け。

 

「……しまった。脳筋しかいませんわ……」

「おいバカにされてるぞ箒、鈴」

「お前だ一夏」

「アンタよ一夏」

 

 駄目かもしれない。ほんの少しだけセシリアはそう思った。

 




原作との矛盾バリバリだと思いますが、寛大な心でご勘弁を。

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