更新をさぼっておりました!大変申し訳ございません!
episode0-3から約四ヶ月ぶりの更新です、ダラダラと書いてはちっとも完成せずこんなに時間がたってしまいました。
これからはなるべく早く更新していきたいと思いますのでどうかよろしくお願いします。
今回で原作前の話は終わりになります、それとちょっと長めだと思います。
<ボーダー本部基地北側通路>
日夜、戦闘音が鳴り止まない本部基地周辺だが基地内部は時々、お荷物の隊員を蹴り飛ばす音や、
隊室から「死ぬな!堤いぃぃ!」などの叫び声が聞こえたりなどはするが基本的には静かである。
「ぎゃっ!」
そんな本部基地の通路の真ん中で本部長補佐である沢村は小さな悲鳴を上げた。
沢村響子、ボーダー本部長補佐の役職を担う女性。今は会議室へ向かっているところである。
「やー沢村さん、相変わらずお綺麗で」
「迅くん!」
迅悠一、ボーダー玉狛支部に所属するブラックトリガー『風刃』を所持するS級隊員。
沢村が声を上げたのは彼のしわざだった。
「最低!最悪!セクハラなんて!」
「まぁまぁ、はは………あ、ヤバい読み逃した」
沢村が文句を言いかけて言っているとき迅は何か恐ろしいモノでも見たかのように青ざめ始めた。
「どうしたのよ迅くん、冷や汗なんてかいて………」
「迅さん、何をしてるんですか?」
沢村が迅の変わりように気が付いたところで、後ろから聞き覚えのある声がして振り返った。
そこには自分と同じくらいの身長のツインテールの少女が笑顔で立っていた。
「あら、梨菜ちゃん久し、ぶり、ね」
「こんにちは、沢村さん…それで迅さん、いったい何をしていたんですか?」
梨菜と呼ばれた少女の笑顔《黒オーラ》を見た沢村は迅が顔色を悪くした事を理解して、彼女の目的であろう迅を前へ押し出した。
「ちょ!?沢村さん何 「迅さん?」ヒッ、よ、ようリナリー 今日はどうして本部に来てるんだオフじゃなかったっけ?」
「………これが最後です、何をしていたんですか迅悠一さん?」
「ま、まった!待って下さい!さっきのは軽い冗談みたいなモノ………」
ドゴオォォ!
次の瞬間迅は自分の身体が宙に浮く様な感覚と、横腹に強い衝撃がはしったのを同時に感じ、目の前には白い通路が見えていた。
梨菜が迅を蹴り上げたのであった。
「ブベラァ!?」
「あれのどこが冗談ですか!完全なセクハラです!」
「ちょ、ちょっとまってぇ、今のはヤバい………あっハイ、ゴメンナサイ」
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それから暫くして迅は正座で梨菜に説教され、沢村にしっかりと謝罪して現在会議室に来て準備をしていた。
「それで、結局リナリーは何しに本部に?」
「今日は遠征について会議があるって隊長に呼ばれたんです。アレン君達も来るはずなんですけど………」
「リナリー!すみません、少し遅くなりました」
「こんにちはアレン君、大丈夫だよ私たちもさっき来たとこ」
「よう、アレン」
そこへ、白髪の少年アレンが駆け足で入って来て———
「お、おーいアレン、リナリー!手伝ってくれさぁ」
「どうしたの、その資料?」
遅れてラビが両手一杯の資料をもって会議室に入ってきた。
「あとは神田だけですね……さっき電話切られましたけど」
「ユウは俺らが呼んでもこないさー」
——誰がモヤシですって?か・ん・だ! 早く来なさい!——
「……ッチ」
「早く入んなさい!」
開始時間ギリギリに神田が不機嫌そうにやって来た。
<ボーダー本部基地 会議室>
「入るぞ」
会議室の扉が開きボーダー本部上層部の面々とA級部隊上位3部隊の隊長たちが入室、それぞれ席に着いた。
・ボーダー本部司令 城戸 正宗
・ボーダー本部長 忍田 正史
・玉狛支部 支部長 林藤 匠
・本部開発室長 鬼怒田 本吉
・本部長補佐 沢村 響子
・太刀川隊 太刀川 慶
・冬島隊 冬島 慎次
・風間隊 風間 蒼也
S級隊員 迅 悠一
アレン・ウォーカー
神田 ユウ
本田 宇佐見
神月 梨菜
会議室にボーダートップのメンバーが一堂に会したところで、最高司令官である城戸が開始の合図を出す
「揃ったな。それでは、会議を「ちょっと待ってください」なんだね、アレン・ウォーカー」
城戸が会議を始めようとしたところへアレンがストップをかけた。
「あの、まだうちの師匠…隊長が来てないのですが……」
アレンが言った通り、林藤と鬼怒田の間の席が空席となっている。
そこにはアレン達の部隊長が座るはずだった。
「「「……………………」」」
アレンの発言発言に、城戸は静かに目を閉じ、忍田は頭を抱えながらため息をつき、
林藤は知っているのか銜えたタバコを揺らしていた。
「………まさか、またバックレたんですか!?」
城戸達の反応で察したアレン、そして他のメンバーも『やっぱりかぁ』と頭を抱えた。
「問題ない、奴のブラックトリガーに伝言が残されていた、鬼怒田開発室長」
「ああ、おい!入ってこい!」
鬼怒田が呼ぶと会議室の扉から顔を黒い布で覆い、中央に翅を広げた蝶のような装飾を付け、
漆黒のドレスを身にまとった女性が入ってきた。しかし、その身体からは生気は感じられず動きもまるで機械のようだ。
『聖母ノ柩』アレン達の隊長の所有する特殊なブラックトリガーの一つ、その能力は開発室長の鬼怒田ですら解明出来ていない。
「……聖母ノ柩、こいつに奴からの伝言が記録されていた。 内容は今回の遠征についてのものだ
『遠征のメンバーに俺の隊から二人連れていって構わん、ただし遠征終了後は待機、残り二人は聖母ノ柩に命令パターンを記録してあるからそれらに従え以上だ』とのことだ」
「伝言にもあった通り、今回の遠征任務にはクロス部隊から二名同行してもらう。
各A級部隊は迅隊員及び他二名との遠征訓練を行ってもらう各隊はそれぞれ備えるよう」
「「「了解」」」
忍田の言葉に各A級部隊長はそれぞれの隊室へ戻っていった。
「では、クロス部隊からは、アレン・ウォーカー,本田宇佐見 両隊員を指名する。何か意見のあるものは」
城戸がアレンとラビを指名したところで迅が手を挙げた。
「あのー城戸さん、その指名ちょいと変えてほしいんだけどいいかな」
「どうした迅……何か見えたのか?」
迅の申し立てに部屋を出ようとしていた風間は様子が変に感じ立ち止まった。
「そう、まだよく見えないけどアレンがこっちに残っていてくれるとボーダーにとっていい方向に向くって、俺のサイドエフェクトがそう言ってる」
迅悠一のサイドエフェクト、それは少し先の未来を見ることが出来る【未来視】のサイドエフェクト。
彼はアレンの先の未来を見てボーダーにとっての最良の未来へ繋げるために指名の変更を提案したのだ。
「成程……いいだろう、ではウォーカーにはこちらで待機、遠征には神田隊員を任命する、これにて会議は終了、各員持ち場に戻ってくれ」
「「神田/宇佐見 了解」」
「了解、ありがとう城戸さん」
そして、一週間後遠征部隊による近界遠征任務が始まり、残った部隊・隊員達は防衛任務へそれぞれの持ち場での活躍をした。
——————それから一ヶ月が過ぎた、分岐点はすぐそこまで………
読了ありがとうございました。
次回からワールドトリガー原作へ入っていきます
なるべく早く更新致しますのでこれからもよろしくお願いします。
ご意見・ご感想がありましたら是非送ってください。