始まりはイレギュラーゲートのあたりからです。
イレギュラーゲート ①
<立入禁止区域内>
「……来ましたね」
ボーダーに管理されている警戒区域内の一角に一人、アレン・ウォーカーは自分の後ろから来た隊員達を見て小さく呟いた。
「三輪隊現着した…これはどういうことだ」
三輪秀次、A級7位三輪隊の隊長がアレンの視線先を見て状況の確認をするために声をかけてきた。
「うわっ、すっげーなこりゃバラバラじゃん、流石S級なだけあるなアレン」
三輪のすぐ後ろから声をかけてきたのは米屋であった。どうやらトリオン兵の残骸を見てS級であるアレンがやったものだと思ったようだ。食堂での一件のあとすぐに再開した米屋はランク戦をしようとしたところでアレンがS級である事を知った。(出水は遠征中のためまだ知らない)
「いえ、これは僕がやったわけじゃありません。 トリオン兵の反応があったので駆けつけてみたら既に倒されていました。 それに僕でもトリオン兵一体にブラックトリガー使ったりしませんよ」
「…何だと」
「んー、じゃぁ誰だ?ここまでやれるのってA級以上の奴らだろ?」
「オペレーターによるとお前以外のA級隊員が来た反応はないそうだ…まさか」
「恐らくボーダー以外のトリガー、近界民の仕業ではないかと思われます」
「マジか!てことは人型だろ、俺初めてだな」
「まだ予測ですが、ほぼ確定かと…ボーダーのものとは違うトリオンが見えたので」
「相変わらず呪われているようだな、その左眼」
「……」
三輪がアレンに対していった言葉、それはアレンの左眼にかかる傷跡、その額には逆さまの星のようになっている。三輪はアレンのことをあまり好ましく思っていない。
「その眼が何を見ているのかは知らないが近界民を殺すことがボーダーの責務だ救済など必要ない、近界民はすべて敵だ!回収班は呼んだ、戻るぞ陽介」
三輪はアレンに言い放ちその場を後にした、残った米屋は頭を掻きながら、下を向いているアレンに話しかけてきた。
「あんまり気に病むなよアレン、秀次もあれでお前のことそれなりに認めてるところあるからよ。 んじゃ俺も行は、もうすぐで交代だしな」
「……はい」
米屋なりの励ましを貰ったあと、敵の反応は無く次の隊への引継ぎを済ませその日の防衛任務は終了した。
——————————次の日、本部基地で警報が鳴り響いた。
『緊急警報!緊急警報!市街地にゲートが発生しました 各隊現場へ急行してください』
「リナリー!場所はどこですか!」
「三門市立第三中学校よ!けど本部からじゃ…今、嵐山隊が向かってる」
「間に合いませんよこの距離…!」
アレンが隊室から出ようとしたとき、扉が開いた
「聖母ノ柩、どうして…」
現れたのはブラックトリガー『聖母ノ柩<グレイブ・オブ・マリア>』
マリアはアレンの前まで来て手をかざした。
[スッ]
その瞬間アレンの姿がその場から消えた。
「アレン君!?何を『心配するなちょっよ飛ばしただけだ』隊長の音声記録?」
どうやらマリアの能力でアレンは現在ゲートが開いた『三門市立第三中学校』まで飛ばされたようだった。
<三門市立第三中学校 上空>
「どこに飛ばしてんですかー!?バカ師匠――」
その頃アレンはマリアの能力によって現場へ急降下している。
「くっ、グラスホッパー!」
アレンはオプショントリガーの<グラスホッパー>を使いなんとか地上へ降り立つことが出来た。
「ふぅ……さてと」
降り立った目の前にはトリオン兵、モールモッド二体がこちらを向いて攻撃態勢に入っていた。それを見てアレンは、自身の武器レイガストと左手にトリオンキューブを展開した。
「…本部、こちらアレン・ウォーカー現場に到着しました。行動を開始します」
読了ありがとうございました。
次回はアレンのノーマルトリガーでの戦闘!(かけるかなぁ)
そしてやっと登場するメガネ!
これからこのぐらいの分量で投稿出来たらと思います。
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