感想を見て、
あれ?もっと役人をクズくしてもいいのかな?(どうしてそうなった…)
と思ったので少しだけクズさを少しだけプラスしてみました
僕たちは取り調べを受けることになった。取り調べと言っても基本僕だけが受けているという感じです。マスターは優しく尋ねられている程度なので僕としてはよかった。
「おい、何を笑っている。いい加減何処から来たのか話したらどうだ。お前のその見た目からしてあの
「僕をあんな殺人者と一緒にするのはやめてもらえませんか。」
「お前もあいつらを殺していただろ。」
「あの集団を殺していた僕はあいつらとは全くの無関係です。僕とマスターはあの集団に襲われていたんですよ。」
「いや、だが…」
「どうしても僕をあいつらの仲間に仕立て上げたいようですね。はぁ~僕は地球出身の元人間ですよ。」
「地球出身だと?…待て、元人間とはどういうことだ?」
「僕は死後、英霊というものになりました。過去に歴史に名を残したものが英霊になる。まぁあなたがたに分かりやすく言えば歴史上の人物が幽霊になって召喚されたと思ってください。」
「荒唐無稽な話だな。」
「信じるも信じないもあなたしだいですよ。」
「ばかげた話だな。お前がその英霊?だというのなら証拠を見せてみろ。」
「わかりました。」
僕は信じてもらうために霊体化する。
「き、消えた!?」
「ここですよ。あ、手錠はお返しします。」
霊体化し、警察官の後ろに立つと、手錠を僕を取り調べしていた警察官に返した。
「マジックミラー越しに見ていた警察の方も今の僕の動きが普通の人間にできると思いますか?」
「ど、どうやったんだ?本当に幽霊なのか?」
取り調べしていた警察の方は腰を抜かして椅子から立ち上がれないようです。
「幽霊ではなく英霊です。真名はマスター以外には教えるつもりはないです。」
マジックミラーのからこちらの様子を見ていた人たちのうち、一人の気配が消えた。
どこに行ったのでしょうか?
コンコン
扉がノックされ、扉が開かれるとマスターの少女が警察官一人と一緒に入ってきた。
「マスター、大丈夫でしたか?」
「うん!おねえさんが優しくしてくれたから大丈夫だったよ。」
「それは良かったです。そういえば、マスターの名前を聞いてなかったですね。」
「私は
警察の方たちは僕の名前が聞けると思ったのか僕をじっと見ている。
「分かりました。では、召喚された際の口上も言っていなかったのでここで言うことにしましょう。」
この場にいる僕以外の人たちは緊張した顔で見てくる。
「サーヴァント、アサシン。シャルル=アンリ・サンソン。召喚に応じ、参上しました。」
「シャルル=アンリ・サンソン?どこかで聞いたことがあるような?」
「あれですよ。マリー・アントワネットを処刑した人ですよ。」
「あぁ!…え?えええええええええええ!!」
警察官たちは驚きすぎて目と口を大きく開いている。このままでは僕の名前が広がってしまう。
「この場にいる警察の皆さん。もちろんマジックミラーの反対側にいる方たちもです。にお願いがあります。僕の真名は不用意に漏らさないようにしてください。書類やデータにも残さないでください。」
「どうしてか聞いてもいいか?」
「真名が判明するということはその英霊の弱点も判明するということなのです。」
「だが、記録を残さなければこちらも仕事にならない。その、真名というのがニュースなどに出ることはないだろうがデータには残る。」
「ニュースに出ないだけでも僕としてはうれしい限りです。」
「そう言ってくれると助かる。………これはもう取り調べにならないな。」
警察側は僕の処遇をどうするか、上司に話に行くそうだ。
取り調べが一時中断したのを見計らい、マスターである少女、本根 夏鈴と話をすることに
「マスター。」
「どうしたの?」
「僕の呼び名についてお話しします。周りに人がいない状況であればサンソンと呼んでください。もし、周りに僕たち以外の人がいる場合はアサシンと呼んでください。」
「アサシン?わかった。アサシン、よろしくね!」
「はい。よろしくお願いします。マスター。」
「えっと、アサシン。」
「どうしましたか?」
「私のことは夏鈴って呼んでね。」
「わかりました。では、夏鈴、これからよろしくお願いします。」
「うん!」
こうして僕とマスターはお互いの呼び名を決めたのであった。
そんなことをしているうちに警察官の方たちが戻ってきた。上司にこのことを報告したようですが、信じてもらえず、結局その上司の方にも霊体化をして驚かせることをしました。
「まさか、本当に幽霊だと思わなかった…」
「幽霊ではなく英霊です。」
「だが、幽霊であろうとも殺人を犯したのだ。罪を償ってもらわなければ。」
「…法律ってすでに死んでいる人間まで裁くことができましたか?」
「「「「「あ…」」」」」
その後、僕と夏鈴は解放された。しかし、警察から解放されただけで、次にやってきたのは日本政府の方たちだった。この人たちは僕とマスターである夏鈴がどのような存在なのかを確かめるため来たそうだ。だが、夏鈴はまだ子供だ。子供に長時間事情聴取することは酷なことだ。夏鈴は今、両親の行方が分かっていない状況です。一度、警察に夏鈴を預かってもらい、僕だけが政府の方たちについていくことになりました。
「夏鈴、僕は今から行かなければならないところがあるから行ってくる。」
「わたしを置いていくの?」
「置いていくけど、また戻ってきます。」
「本当?」
「本当ですよ。またあとで来ますからその間、警察の方たちのお世話になっていてください。」
「わかった…」
僕と夏鈴は一時別れた。僕は政府の方に事情聴取を受けたが、内容はほとんど警察と同じだった。なら、やることは同じです。霊体化し、後ろに回り込む。目の前で座っていた人が真後ろに立っているのは怖いですから。
政府の方たちは僕が人間ではないことが分かり、これからどうするか話し合うそうです。
(ここから何時間待てばいいのかな?)
椅子に座り、長時間待っていると、僕と話をしていた方が戻ってきました。
「サンソンさん、あなたにお願いがあります。」
「何でしょうか?あと、あまり真名を言わないでもらえますか?先ほど説明した通り、それが一般の方たちにばれれば大変ですから。」
「そう、ですね。失礼しました。」
「それで、お願いとはなんですか?」
「我々日本政府は特地、あの門の向こう側に自衛隊を派遣することにしました。その時、あなたにも同行してほしいのです。」
「何故でしょうか?」
「英霊という特異な存在を世間に露呈しないため、そして、サンソンさん、あなたの戦力が今回の特地の調査で必要になってくると思ったのです。」
「僕が特地に行くのは不可能です。」
僕の言葉に役人の方は、
「どうしてでしょうか?」
「僕のマスターはまだ子どもです。宝具を連続して使う場面があるとします。そのとき、マスターの様子が確認できなければマスターは魔力が枯渇し、マスターに負担がかかります。さらに、僕は体を維持することができません。そもそも、特地という未知の場所にマスターを連れて行くことができるのでしょうか?」
「それは私共があなたのマスターとマスターの親族の方たちと交渉します。」
「マスターはまだ子どもです。一緒に連れて行くなんてそんなことはできないはずです。」
「大丈夫です。そこは私たちに任せてください。」
「ですから!」
僕は役人の方に何度も子どもに行かせるような場所じゃないでしょう、と言ったのですが聞く耳を持ちませんでした。
その後の話になるのですが、夏鈴の両親は銀座での戦闘で死亡していることが判明。夏鈴は数日、呆然としていました。夏鈴は祖父母のもとに預けられました。それから2、3日経過すると政府から人が来ました。役人の話を聞いていた夏鈴は目的はわからないが特地に行くことにしたようです。しかし、
「だめよ!この子まで死ねば私たちは!」
「その心配には及びません。」
「なぜそういえるのですか!自衛隊の方たちが常に守ってくれるのですか!」
「私たちもお孫さんをお守りしますが、アサシンさんも守ってくれています。」
「アサシン?」
「僕ならここにいますよ。」
「「え?」」
祖父母は突然背後から現れた僕に驚愕し、固まっている。
「マスター、特地に向かうのはやめてください。」
僕がそう言っても、
「大丈夫です!お孫さんは私たちがお守りします!お嬢さん、特地に行けばお父さんとお母さんの仇を討てるかもしれないよ。」
「おとうさんとおかあさんの…」
「貴様!」
僕は役人の胸倉掴み、
「子どもを殺すつもりか!特地は平和しか知らない子供が生きていけるような場所じゃないんだぞ!」
「ほお、どうしてあなたが特地のことを知っているのですか?」
「それは…」
「事情聴取の時にまだ話していないことがあるようですね。ですが、今はいいでしょう。どうですか?特地に行く覚悟は決まりましたか?」
役人がにやにやとした顔で夏鈴を誘う。
「夏鈴、行ってはダメです!」
僕はこの時、もっと強く言っていればよかったと思うことになるのだった。なぜなら、
「私、行く。特地に行く。」
「なっ!?」
「おぉ!本当ですか!明日の朝6時にお迎えに上がります。」
祖父母は怒涛の展開で頭が理解できていなかった。役人が去った後、僕は今の説明を二人にもわかるように説明したが、
「なぜ、私たちの孫が…」
「あの子たちが残した子供だぞ…それを危険な場所に連れて行くなんて…」
僕は二人に夏鈴のことはどんなことがあっても守ると約束する。それでもまだショックから立ち直ることはなかった。
翌朝
あの役人が迎えに来た。僕はそいつが何か余計なことを吹き込まないよう見張っている。そして、
「ここが特地に行くまでの間お嬢さんが住む場所です。今、特地では自衛隊と門の向こうの敵が戦っています。その戦闘が落ち着いたころにお嬢さんとサーヴァントには特地に向かってもらいます。」
「わかりました。」
役人は伝えることだけ伝えるとどこかに行った。
特地に行くまでの間だが自衛隊の宿舎に泊まることになった夏鈴だったのですが、まだ両親が死んだことを受け入れられないのか呆然としている。
「夏鈴。」
「………」
「夏鈴。夏鈴!」
「!?な、なに?」
ようやく僕の存在に気付いたのか返事をした。
「夏鈴、両親が死んでつらいのはわかりますが、悲しみと憎しみにとらわれていてはだめです。悲しみにとらわれていたままでは前に進むことができません。憎しみにもとらわれてはいけません。そんな姿をご両親は望んでいると思いますか?」
「………のぞんでないと思う。」
「ならば、前に進まなければなりません。」
「そうだよね。うん!私、前に進む!もう大丈夫だよ。サンソン。」
「それならよかったです。では、ご飯を食べに行きましょうか。」
「はーい。」
夏鈴はふっきれたのか、前の元気な夏鈴に戻った。夏鈴はその見た目で女性たちから可愛がられていた。遊んでくれる人もいた。遊んでいるだけではなく、勉強もしっかりしている。
「サンソン、勉強頑張ったよ。」
「えらいですね。それで、今日はほかに楽しいことがありましたか?」
「えっとね、」
夏鈴は楽しそうにその日にあったことを話してくれた。
それからさらに時間がたち、ついに、特地に向かうことになった。
特地に到着した僕と夏鈴は自衛隊の第3偵察隊の方たちと一緒にいることになった。その際、僕は霊体化していた。夏鈴にはこの人たちと仲良くしてほしいからだ。僕が姿を見せれば夏鈴は僕から離れない。人に慣れることができなくなると思ったからです。
第3偵察隊とともに僕たちは特地の調査に向かうことになった。