圧倒的力の前では、あらゆるものが無力!の筈   作:無言の短パン

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最近はシュトロームベルクの金の城とダ・イーザを組み合わせて、悪さが出来ないか考えています。


十二獣 2

 今日も俺は勝ち抜けの大会に出場中。

 本日の相手も相変わらず十二獣。

 初戦の対戦相手は十二獣召喚獣だった。

 

 俺は先行を取る事ができ、初手でグラットンとパキケを出した。

 そして和睦や威嚇する咆哮でパキケを守りながら、グラットンの効果で相手モンスターを裏側で除外して、パキケのダイレクトで少しずつダメージを与える戦法で、あっさりと勝つことができた。

 この布陣はこのデッキの必勝パターンの一つだ。

 

 しかし2戦目では相手は開局を駆使してドランシア+エメラルを召喚した後、サンダードラゴンを駆使することでメルカバーをいとも容易く召喚して有利な展開を作り上げた。

 パキケやグラットンの効果もメルカリバーに無効化され、俺のパキケを利用してメガラニカや、役目を終えたガメシエルを使ったコキュートスを出すなどして猛攻を仕掛けてきて負けてしまった。

 

 そして3戦目では初手でパキケは来たが、パキケを守るカードを引くことが出来なかった。

 俺は一か八かパキケを伏せたが、ガメシエルで処理され、さっきと同じようなやり方でメルカリバーとドランシアを出された。

 それからは和睦や咆哮、そして砂塵のバリアなどで必死に防ぎ続けた。

 しかし裏側表示になったメルカリバーを生贄にサンダードラゴンを出した後に召喚魔術を使い、もう1体のメルカリバーを出されて。

 その後は先程の様にメガラニカやコキュートスを出されて、どんどんと追い詰められてていった。

 今の状況はこうだ。

 

 

 相手

 ドランシア

 メルカリバー

 コキュートス

 メガラニカ

 ガガガ・ザムライ

 伏せカード 1枚

 手札 アレイスター+2枚

 ライフ 8000

 

 自分

 手札 ダ・イーザ

 除外 25枚

 ライフ 8000

 

 

 見たか!あれだけ展開されたのにまだライフポイントは無傷だぜ!

 ……なお、総攻撃で終わる模様。召喚獣がめんどくさ過ぎる!

 でも……手札には既に最強のカードが存在している。まだチャンスはある。

 このドローで全てが決まる。いいカード……というかブラックホール来い!

 

「では自分のターン、ドロー。……スタンバイ……メインフェイズまで」

 

 ゴードンかよ、参ったな。

 俺はこのデュエル中、初回で既にゴードンの発動をしており2ドローに成功している。

 もし発動して2ドローに成功した場合、残りのデッキの枚数は3枚。止められたとしても5枚。

 そもそもコストに10枚も除外されるから、目当てのカードを引ける確率も低い。

 つまり、ゴードン2回目は相当なリスクがあるから、発動には勇気が要る。

 ……ここは一か八か使ってみるか。

 

「手札から強欲で貪欲な壺を発動します。取り敢えずコストまで」

 

 この10枚除外だけでも、俺には相当な価値が

 

「うららで無効で」

 

 ……あっ、はい。

 わ、分かってたし。これだけターンが立ってれば、手札にない方がおかしいよな。

 ……2ドローしたかったな。

 仕方ない、こうなったらあの作戦でいくしかないな。

 

「モンスターをセット。これでターンエンド」

 

 このデュエルでこのカードはまだ見せてない。

 上手くいってくれよ。

 

「ターン入ります。ドロー。スタンバイ……メインフェイズまで」

 

 壊獣はやめてくれ。妨げもやめてくれ。

 大丈夫!効果モンスターはメルカリバーで無効にできるよ。

 頼む、そのまま何もせず攻撃してくれ。

 

「バトル。メガラニカでセットモンスターに攻撃」

 

 よっしゃ、来た!

 

「セットモンスターはダ・イーザです。こいつは攻撃力守備力が、私の除外されているカード1枚につき400ポイントアップします。……除外されているカードはゴードン2回とグラットンで35枚なので、守備力14000ですね」

 

「14000ですか! はぁ、嘘だろ!?」

 

 これは俺が編み出したもう一つの一撃必殺の戦略、その名もダ・イーザカウンターだ。

 ダ・イーザカウンターの方法は至ってシンプル、カードを除外しまくった後、ダ・イーザを守備表示でセットする。

 相手は守備力10000越えのモンスターとは思わず、モンスターで攻撃した結果、反射ダメージで終わり。

 

 この戦術の良いところは、まず召喚無効や激流葬などに引っかからないこと。

 次にダメージ計算前に表側になるため、相手がその間にダ・イーザを処理出来ていなければ、攻守を変更するカード効果しか使えないこと。

 何より、ドランシアの表側表示のカードを破壊する効果を受けないことが挙げられる。

 

 当然、悪い点もあり、まず相手が攻撃しなければ何もおこならいため、完全に相手に依存していること。

 そして何より次以降は警戒されるため、対戦相手には一度しか通用しないことが挙げられる。

 

 他にも上げれば切りがないかもしれないけど……成功した時の爽快感はたまらないぜ。

 

「何もなければ反射で終わりですよ」

 

 手札のアレイスターの効果を使ったとしても、メガラニカの攻撃力は4000。14000には及ばない。

 聖杯はやめてくれよ。頼む、勝ちたいよ。

 

「負けで……マジかー。ダ・イーザ、強!」

 

 ……ふぅ、今回もギリギリのデュエルだったな。

 もう少し、余裕を持って戦いたいよ。

 

 ……でもこのギリギリの感覚、たまらないな。

 なんだが最近は、久しぶりにデュエルを楽しめてる気がするな。

 よっしゃ!この調子で、今日こそは念願だった優勝をして見せるぜ!

 

 

 次の対戦相手は十二獣真竜。

 ドランシアとマスPの破壊コンボに手も足も出ずボコボコにされた。

 デュエルを楽しむなんて迷信かアニメの見過ぎだろ。

 まじクソゲーだな遊戯王。




まだまだ十二獣との戦いは終わりませんよ。
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