ぐだ子兄が行く聖杯探索   作:河口

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まずは謝罪から…
更新出来なくてすみませんでした…
その分今回はちょっと長めのお話ですのでどうか…





タイトルふざけましたごめんなさい


○○は イオナズンの じゅもんを となえた!

カルデアに来てから数ヶ月が過ぎ、気づけばミッション直前。

冬夜はAチーム担当のスタッフとして中央管制室にいた。

最終チェックはすぐに終わり、担当するマスター達のバイタルも良好。

後はミッション開始を待つだけであった。

 

…冬夜の中では。

 

他のスタッフ達が、不安を少しでも和らげようと何度もチェックを行っている中、彼は唯一人虚空を見つめて立っていた。

 

「冬夜、少しは周りに合わせるということを覚えては?」

 

助手のウィリアムが、作業を止め、呆れた顔をする。

 

「理解はしてるんだが…やる意味の無いことをやっても…なぁ?」

 

「なぁ?ではありませんよ、全く。…まあ、気持ちは分かりますが。」

 

それでも、やるフリぐらいはしておくべきだと告げるウィリアムに、冬夜は肩をすくめた。

 

その時、冬夜は突然ハッとした顔をしたかと思うと、所長のオルガマリーのいる方瞬時に目を向けた。

 

「冬夜?どうし」

 

「ウィル、誰にもバレないように急いで自分の身を守れ。」

 

冬夜は何かをじっと睨みつけながら、ウィリアムに小さな声で告げた。

 

「え?」

 

「早く!」

 

「わ、わかりました…!」

 

戸惑いながらも指示に従い、防御用の術式を構築する。

それを横目で見ながら、冬夜も自身に術をかけた。

 

その刹那、二人の視界は閃光に包まれた。

 

響く轟音。

全てが炎と熱風に覆われ、その凄まじい爆発の煽りで吹き飛び、瓦礫と化していく。

 

「な、何なんですか…これ…」

 

「さあ、な。」

 

<緊急事態発生。緊急事態発生。中央発電所、及び中央管制室で火災が発生しました。>

 

「火災?火災じゃないでしょうコレ!」

 

「凄い爆発だったな。」

 

混乱してアナウンスにツッコミをいれるウィリアムの横で、冬夜は考えを巡らせ始めた。

 

爆発したのはコフィンが並んでいる場所。

コフィンの調整には自身やウィリアムも参加しており、不具合はないことを確認した。

まして爆発物など、絶対になかったと言える。

つまり、事故ということはありえない。

であれば、この爆発は故意的なもの。

何者かが魔術を使い引き起こしたものに違いない。

 

「…や…うや…冬夜!」

 

「!」

 

ウィリアムに強く肩を揺すられ、冬夜の意識が現実へと戻る。

 

「すまない、ウィル。どうしたんだ?」

 

「急いでここから出ないと!隔壁が閉じてしまいます!」

 

「…あぁ、そういえばマニュアルにそんなことが書いてあったな。」

 

「書いてあったな、じゃない!隔壁が閉じたら館内洗浄に巻き込まれるんですよ!?」

 

「まあ、大丈夫だろ。」

 

「大丈夫じゃなかったらどうするんですか!」

 

「何とかなる。」

 

「何とかなるって…というか、さっきから何をしてるんですか?」

 

モニターを操作している冬夜に、ウィリアムが問いかける。

 

「凍結保存。」

 

「ちょ、本当に何やってるんですか!?犯罪ですよ!?」

 

「…死なせるよりはマシじゃないか?」

 

「それは…」

 

周りに転がっている元同僚達を見回しながら言う冬夜に、ウィリアムは何も言えなかった。

 

冬夜とウィリアムには、少しだけだが罪悪感がある。

それは、自分達だけが助かったことに対してのものだ。

あの時、ウィリアムだけでなく、全員に知らせていれば良かったのだろうか。

 

いや、それはありえない。

もし全員に知らせていれば、自分達はここにいない。

何故ならば、あの時、この場所には事件の犯人が居たのだから。

 

<システム レイシフト最終段階に移行します。>

 

「…何?」

 

<座標 西暦2004年 1月 30日 日本 冬木>

 

「え、何でシステムが…」

 

<ラプラスによる転移保護 成立。特異点への因子追加枠 確保。アンサモンプログラム セット。マスターは最終調整に入ってください。>

 

「…爆発でも壊れなかったんだな。」

 

「現実逃避しないで下さい!…何とかして止められないんですか?」

 

「マスター達は皆危篤状態でさっき凍結保存したから…多分途中で止まるはず。」

 

「…冬夜、貴方は。」

 

「あ。」

 

冬夜は忘れていた。

自分にレイシフト適正があり、オルガマリーの手で予備要員としてマスター登録までさせられていた事を。

 

「あー…どうしようか?」

 

「こういう時こそ何とかするんでしょうが!」

 

<観測スタッフに警告。カルデアスの状態が変化しました。>

 

「もう!今度は何ですか!」

 

憤慨していたウィリアムは絶句した。

文明の光が灯っていたはずのカルデアスが、真っ赤に染まっていたのだ。

 

「これは…」

 

<シバによる近未来観測データを書き換えます。近未来百年までの地球において 人類の痕跡は 発見 できません。>

 

「なっ…!さっきまで文明の光があったのに…!」

 

<人類の生存は 確認 できません。人類の未来は 確認 できません。>

 

「赤く染まる…?単純な人類の滅亡なら、光が消えるだけのはず…」

 

「考察している場合ですか!とりあえずレイシフトを」

 

「いや、レイシフトはこのまま行う。」

 

「はあ!?」

 

「このままじゃ人類が滅亡するからな。」

 

「そうですけど…!」

 

「ウィルはついてこなくていいぞ。」

 

「行きますよ…!…どうせ私には影響が無いですしね。」

 

冬夜の言葉に、ウィリアムは決意を固めた。

 

<レイシフト 定員に 達していません。該当マスターを検索中・・・・発見しました。適応番号0 藤丸冬夜 適応番号48 藤丸立香 を マスターとして 再設定 します。>

 

「…え?」

 

「冬夜?」

 

急に表情が変わった冬夜に、ウィリアムは声をかける。

 

「待て、今、藤丸立香って…」

 

「どうしたんですか、冬夜?顔が真っ青ですよ?」

 

 

<アンサモンプログラム スタート。霊子変換を開始 します。>

 

 

 

「適応番号48番…」

 

 

 

<レイシフト開始まで あと3>

 

 

 

 

「数合わせの一般枠…ですよね?それが?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<2>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「妹…だ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<1>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<全工程 完了(クリア)。ファーストオーダー 実証を 開始 します。>




矛盾点はできるだけ無くそうと頑張ってはいますが、多少はあるかもしれません…
どうか暖かい目で見逃してくださいませ…


次回から冬木です。
主人公はぐだ子御一行と会えるのか…!?
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