ダンガンロンパExtraWorld 〜砂漠のコロシアイ学園生活〜   作:magone

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第2章 非日常編 捜査

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

よし!

 

 

 

 

 

 

難し考えんのはもうやめや!

 

 

 

 

 

 

 

小田切は俺らに希望を残そうとしてくれた

 

 

 

 

 

 

やったら俺らが出来るんは

 

 

 

 

 

アイツの願い通りに

 

 

 

 

 

コロシアイを起こさんようにする事や!

 

 

 

 

 

 

こんな暗い雰囲気やったら闇に飲まれてまう

 

 

 

 

 

やったら!

 

 

 

 

 

 

俺は俺らしくアイツの願いを叶えるしかない!

 

 

 

 

 

 

せやろ!

 

 

 

 

 

 

クルト!

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.......そう言ってたじゃないか

 

 

 

小田切くんの願いを叶えるためにみんなでここから出ようって...

 

...そう言ったのは舞田くんじゃないか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すごく明るくて...

 

 

 

 

 

 

 

少しだけネガティブで...

 

 

 

 

 

 

 

でも立ち直る力強さがあって...

 

 

 

 

 

 

 

責任感が強くて...

 

 

 

 

 

 

 

熱い心を持っていて...

 

 

 

 

 

 

 

意外にも読書家で...

 

 

 

 

 

 

 

友人思いで...

 

 

 

 

 

 

 

人を楽しませる才能を持っていた......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな舞田くんが...どうして......

 

 

 

 

 

 

どうして......

 

 

 

 

 

 

殺されなきゃいけないんだ...

 

 

 

 

 

 

「どうして...」

「ク、クルークハルト氏、気をしっかり...」

 

 

氏家くんは舞田くんの亡骸を見て崩れ落ちてしまった僕に気付くと片膝をつき、僕の肩に手をやった。

 

 

「クルークハルト氏...まだここは煙が立ち込めておりますので吸い過ぎると危険です。一度外へ行きましょう」

「氏家くん...これは一体...?」

「......小生にもわかりません。煙に気付いて確認しに来たところ、既にこの惨状でありまして...」

 

 

倒れている舞田くんは今まで見たことのない程の絶望に満ちた顔をしている。その表情はただ殺されただけでないことを物語っていた。

そうこうしていると先ほど宿舎で会った古畑さんと桐崎さんの声が背後から聞こえてきた。

 

 

「ゴホゴホッ! こ、この煙は一体何すか!? 何が起きて......えっ? そこに倒れているのは...も、もしかして舞田くん...すか?」

「先ほど流れた死体発見アナウンスは舞田様のものでございましたか...」

「古畑女史、桐崎女史..クルークハルト氏もここは一度工房の外へ...このままでは小生らの命も危ぶまれます」

 

 

氏家くんに連れられるようにガラス工房の外へ出る。よく見ると技術室の窓は全て開け放たれていたが、それでもまだまだ煙が残ってる。

 

 

「氏家! 溶解炉言うんはどうじゃった!?」

 

 

鮫島くんが大声でそう尋ねる。

 

 

「どうやら厳しそうですね。暴走しているようで小生にはどうにもなりませんでした...」

「そうか。今はほっとくしかないようじゃのう...」

「...でもさっきアナウンスで捜査時間がどうとか言ってたような。いつまでもこのままじゃ捜査も何もできないよ! どうにかしないと...」

「で、でもどうやるっすか? 消火器とかもないですし、修理なんてとてもできる環境じゃないっすよ...」

 

 

ガラス工房からは今もなお煙が出続けている。何もできずに立ち尽しているとどこからか消防車のサイレンが鳴り出した。

 

 

「ウーーーーーー!!! カン! カン! カン! ウーーーーーー!!! カン! カン! カン! ウーーーーーー!!!カン! カン! カン!」

 

 

音が聞こえた方に目をやるとそこには玩具のような消防車に乗ってるモノクマが防火服を身に纏い、こちらを見ていた。

 

 

「モノクマ?」

「...何しにきたの...?」

「何しにきたって? さすがにこの格好で察してほしいな〜! 防火服と言えばバックドラフトに決まってるでしょ!」

「言ってる意味がわかんないっすよ」

「バックドラフトとは、密閉された部屋で火災が発生した場合、一酸化炭素ガスが溜まった状態で部屋を開けた際に酸素と急激に結びついて起こる爆発現象またはその同名の映画を指します」

「桐崎さん...そういうことじゃないっす...」

「......ようわからんが、そがな格好しとるってことはこの煙をどうにかしてくれるゆうことか?」

「当たり前でしょ〜! 煙なんかで大量死されてもこっちも困るし、オマエラだってこのままじゃ捜査できないでしょ? ボクは常に公平な立場だからね。それにせっかく第二の殺人が起きたのにまともに捜査できなきゃ面白くないでしょ?」

 

 

モノクマは殺人が起きたことがよほど嬉しいのか、いつも以上にテンションが上がってるように見える。

こんなことで上機嫌になるなんて最低だけど、今はこの煙を止めてくれるなら何でもいい。

 

 

「さあさあ! どいたどいた!」

 

 

モノクマの乗った消防車はサイレンを鳴らしながら僕らの目の前を通過して、ガラス工房へと入っていった。

中を見ると、どういう構造なのか玩具の消防車から大量の水が溶解炉に向かって放たれた。すると炎はたちまち鎮火し、煙も次第に消えていった。

 

 

「ふぅ! 仕事したぜぇ! ...さて、後はオマエラの好きにするといいよ。煮るなり焼くなり捜査するなりしないなり、お好きにどうぞ」

「お好きにって言っても...」

「事件も二回目なんだからもうちょっと慣れていってくださいよ〜」

「...こんなこと、慣れる方が怖い...」

「うぷぷ...それじゃあボクは裁判場で待つことにするよ。小田切クンの事件の時のようにモノクマファイルをオマエラのモノパッドに送っておいたから確認しておくように! じゃまたね! アリーヴェデルチ!」

 

 

そう言うとモノクマを乗せた消防車は僕らの目の前を通り過ぎると廊下の方に走り去った。それと入り違いになるように繭住さん、六車くん、赤星さん、マオさん、勅使河原さんが技術室に入ってきた。

 

 

「はあ、はあ、はあ......おい! ここで何が起きてんだッ! 誰でもいい! 答えろッ!」

 

 

そう肩で息をしながら聞いてきたのは六車くんだ。相当急いで来たのか、服や髪も乱れてる。

 

 

「...どうやら溶解炉が暴走したようでそのせいで煙が立ち込めていたらしい。でももうモノクマが鎮火したから大丈夫だよ」

「はあ、はあ、はあ......それだけか? 本当にそれだけなのか!?」

 

 

六車くんの剣幕は相当なものだった。何か察しているのか、その言葉には彼らしからぬ焦りの色が見えた。

 

 

「どうなんだ!? クルト!!」

 

 

隠すことはできない。僕は意を決して彼らに真実を告げた。

 

 

「舞田くんが......そこのガラス工房で死んでいた......」

 

 

「.............あ?」

「舞田が?」

「う、嘘だよね? そんなこと...」

「僕だって嘘だと思いたいよ! でも本当のことなんだ......」

 

 

「くっ.......」

 

 

六車くんは苦虫を噛み潰したような表情を見せると、そのまま顔を伏せた。

 

 

「...そういや鬼頭女史と平子女史の姿が見えないようですが?」

「そう言えば見ないわね」

「まさか...二人もどこかで」

「そんなことが起きてるなら悪い冗談っすよ...」

「とにかく探しに行った方が−」

 

「いいや。その必要はない」

 

「鬼頭?」

 

 

鬼頭さんはドア付近で腕組みをしながらこちらを見ていた。そしてその後ろには平子さんがいた。

 

 

「平子...」

「私が連れてきた。事件が起きた以上はいつまでも軟禁してるワケにもいかないからな」

 

 

鬼頭さんはどうやら平子さんを連れてくるために少し到着が遅くなったということらしい。

平子さんは特に何も言うことなく技術室に入ってきた。

他のみんなも黙っており、聞こえるのは平子さんの靴音だけだった。

 

 

「......」

 

 

平子さんは僕らの目の前を通り過ぎるとガラス工房に入っていった。

中の様子を見ると彼女は片膝をついて舞田くんの亡骸を何も言わずに観察していた。数秒後、観察し終わったのか静かに立ち上がった。

 

 

「ひ、平子さん...」

「......彼は相当苦しんで亡くなったようね。...こんなことになってしまったのも私の力不足が原因だわ」

「平子さん...」

「クルトくん。今回の裁判、私は力になれそうにない。おそらくこの中で現在一番クロに近い人物は私だ...前回のような進行はできない。悪いけどクルトくんに後を頼むことになりそうだわ」

「そんな僕は...」

「クルトくんならやれる。前回の裁判は君なしでは勝利はなかった。君にはその才能がある。真実を見つける才能が」

「僕にそんな...才能はないよ」

「...それも時期にわかる」

 

 

平子さんはそう言うとガラス工房から出てきた。

 

 

「足立くん」

「な、何かしら」

「辛いだろうけど...またお願いできるかしら?」

「...検死よね」

「ええ」

「......わかったわ」

「ごめんなさいね」

 

 

マオさんの肩を叩くと平子さんはそのまま技術室の扉の方に向かった。

 

 

「ちょっと! 平子! アンタどこ行くの?」

「...私は...私で確認しなくちゃいけないことがある。だからここの捜査は貴方たちに任せることにするわ」

「平子!」

「頼んだわよ」

 

 

そう言って平子さんは技術室を出て行った。

確認すると言っていたけど一体どこに行ったのだろうか。

 

 

「...ねえ。...そろそろ捜査を始めた方がいいんじゃないかな...」

「そ、そうっすね。時間も限られてるようですし」

 

 

そうだ。捜査も有限なんだ。ここでモタモタしている時間なんてない。

舞田くんを殺したクロを見つけないと僕らが処刑されてしまう。

生き残るためには仲間の...舞田くんの死と向き合うしか僕らに選択肢は残されていないんだ。

 

 

 

ーーー捜査開始ーーー

 

 

 

「事件現場の保全は小生と足立氏で請け負うことになりました。その他の方々は他の場所の捜査をお願い致しますぞ」

「わかった。頼むね二人とも」

 

 

マオさんは検死をしなくちゃいけないし、工房にある装置は氏家くんに聞かないとわからないから二人が現場を保全してくれるのはありがたい。

 

 

「それじゃあまずは...モノクマファイルの確認からしよっか」

「そうだね。まずはそれからしよう」

「え〜『被害者は"超高校級の大道芸人"舞田十司郎。死体発見場所は技術室内のガラス工房。死亡推定時刻は午前3時頃。目立った外傷は見られない』ということらしいっす」

「死因は書いてないの?」

「そのようっすね。記述はないっす」

「前も思ったけど死因ぐらい書いて欲しいものよ。むしろどうして書いてないのよ。一番書かなきゃいけない項目でしょう?」

「モノクマとしては死因を明確にしてしまえば面白さがなくなるから書いてないんじゃない?」

「だろうね。全くいい迷惑だよ」

 

 

死因についてはどうやら学級裁判で解き明かすしかないようだ。

死亡推定時刻は午前3時か。明らかに夜時間だ。そんな時間に舞田くんはどうしてあんな場所にいたんだ? 殺されてから連れてこられた? いやそれも考え辛いか。そんなことをする意味もわからないし、今はこの情報だけ頭に入れておこう。

 

 

[コトダマゲット]

ーーーモノクマファイル2

 

 

「確認も終わったし、俺は俺で勝手に捜査させてもらうぜ」

「なら私も」

「私も。一箇所に固まってるよりはバラバラで捜査した方が証拠もいっぱい見つかると思うっすから」

 

 

モノクマファイルの確認が終わるとみんな思い思いの場所を捜査しに行った。

 

 

「クルト、とりあえず私たちは工房から調べてみる?」

「そうだね。やっぱり現場に一番証拠があると思うし、そこから始めるのがいいと思う」

 

 

繭住さんと僕はとりあえずガラス工房を捜査することにした。

中に入るとマオさんが舞田くんの検死をしており、氏家くんは暴走していた溶解炉を調べていた。

 

 

「あらもう来たの? 残念だけどまだ検死は始めたばかりだから何もわかってないわよ?」

「そうよね。検死の結果はまた後で聞くことにするわ」

「あまり期待はしないでね。これでも検死なんてまだ全然慣れていないんだから」

 

 

そりゃそうだよなぁ。マオさんは本来獣医なんだ。動物ならともかく人間を、まして仲間の死体を調べるなんて本当に辛いことだと思う。

でもマオさんしか適任者がいないのも事実。検事である平子さんならもしかしたら少しはできるかもしれないけど、今の状況じゃそれも難しいかな。

 

 

「それよりこれちょっと見てよ」

「ん? 何?」

 

 

マオさんが指差したその先にあったのはどこかで見たことのある"本"だった。

 

 

「本?」

「ここに似つかわしくないと思わない? こんなところに本なんて」

「あっ! その本って!」

「クルト見覚えあるの?」

「見覚えがあるも何もこれは僕がこのガラス工房で読んでいたものだよ。『不可侵のライヤー』っていうミステリー小説なんだ。すっかり忘れていたけどここに置いたままだったよ」

「じゃあ事件とは関係ないんじゃない? クルトが忘れただけなら」

「いいえ。そうも言ってられないわ。ここをよく見てみて」

「ん? これは?」

 

 

本の表紙をよく見てみるとタイトルのすぐ下に書いてある著者名に血が付いていた。しかもその血はまるでアルファベットの「m」や数字の「3」のように見える。これはまるで...

 

 

「ダイイングメッセージ?」

「のように見えるね」

「十司郎ちゃんの左手の人差し指にも血が付いていたわ。まず間違いなく十司郎ちゃんが残したものと思うわ」

「舞田くん...」

 

 

それこそ死ぬほど苦しかったろうに...

舞田くんはそうまでして僕らに手がかりを残そうとしてくれた。

だったら僕らは舞田くんの言おうとした何かに辿り着かないといけない。そう強く思った。

 

 

「じゃあこの作者の名前に犯人のヒントが?」

「『法島(ホウシマ) 龍之介(リュウノスケ)』。この名前が犯人に繋がるのかな? それともこの作者自身にヒントが?」

「それかこの作品自体を示してるのかもね」

「読書家だった舞田くんならそれもあり得るね」

「なら後で図書館でこの『法島 龍之介』について調べましょう。何かわかるかもしれないし」

「うん、そうだね」

 

 

[コトダマゲット]

ーーー『不可侵のライヤー』

 

 

「とりあえず、あたしが気になったのはこれぐらいかしらね。検死結果はまだだから、捜査が一通りした時にここに来てくれたら教えるわ」

「わかったよ。ありがとうマオさん」

 

 

舞田くんのことはマオさんに任せて、僕らはこの部屋の他の気になる所を調べることにした。

と言ってもさてどこから調べたものか...

とりあえず氏家くんが調べてる溶解炉からにしようかな。

 

 

「氏家くん」

「お、おお! クルークハルト氏と繭住女史ですか」

 

 

氏家くんは少し驚いたように体をビクッとさせた。それほど集中していたのかな?

 

 

「何かわかった? その溶解炉のこと」

「そうですなぁ。わかったことと言えばこれは自然に壊れたのではなく、意図的に破壊された、ということでしょうか」

「やっぱりそう思う?」

「ええ。見てください。これはガラスを溶かすために付けた火を消すスイッチなのですが、この通り壊されているのですよ」

「ああ、これで火の勢いが収まらず煙が立ち込める事態になったってワケね」

「どうやらそのようですな。小生がこれを最後に使ったのは昨日の夜です。勅使河原女史もいたので彼女に聞いて頂けるとお二方も確証が持てると思うのですぞ」

「なるほどね。わかったわ。あとで勅使河原にも聞いてみることにするわ」

 

 

氏家くんの言うことを信じるならばこの溶解炉は意図的に壊されていた。

しかし一体何のために?

...わからない。でもこれが今回の事件の肝になると思う。あの煙の発生源は覚えておかないといけないな。

 

 

[コトダマゲット]

ーーー溶解炉

 

 

「カランカランカランカラン...」

 

 

「ん?」

 

 

何だ? 何か蹴飛ばしたのかな?

 

 

「お? それは吹き竿ですな」

「吹き竿?」

「ガラスを成形する時に使う細長い金属管のことですよ。いつもは使い終わったらそこの箱に入れているのですが...。不思議ですね。そんな所に転がってるはずはないのですが...」

「何か事件に関係あると思う?」

「小生には何とも。ただ不自然には違いありませんな」

 

 

氏家くんは転がっている吹き竿を手に取ると、それを検分するように注意深く凝視した。

 

 

「うーん。外見(そとみ)は特別変なことはないですな。キズがついてるワケでもなさそうで...ん? これは?」

「どうしたの?」

「これはもしかすると"血"ですかな?」

「血?」

「先端部分をよく見てください。少量ですが血が付着してるように見えます」

 

 

吹き竿の先端を見るとそこには確かに少しではあるが血が付いていた。

 

 

「本当だ。付いてる。でも何でこの部分にだけ血が? 他の所には何もないのに...」

「これも事件に関係しているのでしょうか?」

「血が付いてる以上はそう考えるのが妥当だろうね」

 

 

先端部分に血が付いてる吹き竿か。

現場の状況から見て事件に関係してる可能性が高いと思う。

 

 

[コトダマゲット]

ーーー吹き竿

 

 

「そうそう、お二方に見てもらいものがあったのでした」

「ん?」

「何?」

 

 

氏家くんは持っていた吹き竿を元に戻すと僕らを扉の方に連れて行った。

 

 

「...クルークハルト氏は多分見覚えがあるのではないでしょうか?」

 

 

そう言って僕らに見せたのはこの部屋に付属している大きめの換気扇だった。

 

 

「以前クルークハルト氏に一度電源をONにして頂いたことがあります。覚えていますかな?」

「ああ、あったね、そんなことも」

「で、これがどうしたの?」

「どうやらこの換気扇も溶解炉と同様に破壊されていたようなのです」

 

 

よく見ると換気扇のオンオフを切り替えるスイッチが確かに壊されてる。

 

 

「見ての通りこの工房には窓がありません。故に換気を行うには扉を開け放つか、換気扇を作動させるしか方法がなく、それを怠ればたちまち煙が部屋中に充満してしまうのです」

「つまり犯人はこの部屋を煙で満たすために換気扇を壊したって?」

「そう考えています。小生らがここに到着した時、ガラス工房の扉の前には工具棚が横倒しにされており、中からは開けられないようになっていました。おそらく舞田氏を逃がさないためでしょう。そして舞田氏はそのまま工房から脱出できず...遂には...」

 

 

犯人は舞田くんをこのガラス工房に閉じ込めて、溶解炉を暴走させて、さらに換気扇のスイッチを壊して、部屋を煙で満たした。

一朝一夕にできることじゃない。つまりこの事件は衝動的に起きた殺人ではないってことを意味する。

僕らの中にそんな殺人計画を立てていた人物がいたなんて...信じられない。

 

 

「確かにこの扉にも隙間はない。部屋は完全な密閉状態だったワケね」

「いえ換気扇は作動できないだけで小さくはありますが、空気が通れる隙間があります。完全な密閉状態ではないですな」

「あ、そうなの?」

「ええ。宿舎から出た小生もそこから排出された煙が不可思議だと思い、ここに飛んで来たワケでして、はい」

「なるほどね。でもこれぐらいの隙間じゃどちみち煙も十分には排出されないわね。舞田を殺すには十分すぎる量の煙が充満していたワケだ」

 

 

となると舞田くんはやっぱり一酸化炭素中毒で死んだってことになるのかな。

うーん...マオさんの検死結果を聞かない限りはまだ何とも言えないけど、その可能性はあるよね。

 

 

[コトダマゲット]

ーーー換気扇

 

 

「しかし、小生が入り浸っていたこの工房でこのような事件が起きてしまうとは...溶解炉も換気扇も壊されてしまっては、もう作品は作ることも叶いませんな...」

「氏家くん...」

「貴志女史がモチーフの作品も今一度作るつもりでしたが...残念でなりません」

「確か気付いたら壊れていたって言ってたものだよね」

「ええ。昨日工房に来てみると長机に置いていたのが床に落ちて粉々に...自然に倒れてしまうようなものではなかったのですが...うう、小生のライフはもうゼロですよ」

「...今回だけはアンタに同情するわ。災難だったね」

「おお? 繭住女史が小生に同情を? これはフラグが立ったと言っていいのでは...? いや〜小生も遂にここまで来ましたかぁ、今夜は暑い夜になりそうです」

「こんなに前言撤回したくなったのは初めてよ...」

 

 

氏家くんがいつもの調子で変態的なことを言ってるのを見て、少し安心している自分がいる。

...と言ってもやはり氏家くんは貴志さんがモチーフの作品が壊れていたり、いつも使ってる工房で舞田くんが殺されたりと色々思うところがあると思う。内心辛いことには違いない。もちろん氏家くんがクロじゃなければの話だけど...

 

 

[コトダマゲット]

ーーー氏家の証言

 

 

「だいたいこの部屋で調べるべきものは調べきったかな?」

「そのようですな。ではまた後ほどお会いしましょうぞ」

 

 

僕らはガラス工房を後にした。

ある程度したらまたマオさんの検死結果を聞きに戻ってこよう。

 

工房から出ると技術室の長テーブルに腰を掛けて難しい顔をしている鮫島くんと目があった。

 

 

「鮫島くんどうしたの? そんな難しい顔をして」

「あ? ああ、い、い、いやべべ別に何もないぜよ、クルトが気にするようなことじゃないきに、大丈夫じゃ...」

「そ、そう?」

 

 

鮫島くんの様子がどうもおかしい。何かを隠してるように見える。

それを見ていた繭住さんがすかさず鮫島くんを問いただした。

 

 

「アンタさ、ちょっと様子おかしくない? 何か隠してるんじゃないわよね?」

「ま、繭住さん!? い、いや、な、何も隠してませんよ。いつもこんな感じじゃないですか? わしって」

「いやいつも以上におかしいって。...まさかアンタが舞田を殺したんじゃないでしょうねぇ!?」

「わ、わしは殺してません!! それだけは断じて違います!!」

「...じゃあ何なのよ。何にそんなに怯えてんのよ」

「そ、それは...」

 

 

鮫島くんは言い澱む素ぶりを見せると、そのまま俯いて固まってしまった。

 

 

「鮫島くん。このままじゃ裁判になった時、君が疑われてしまうかもしれないよ。それは舞田くんを殺した犯人を手助けするってことにもなるんだよ? 鮫島くんはそれでも何かを黙ってるつもり?」

「クルト...」

「僕は鮫島くんを信じてる。...僕が吐いたあの時、鮫島くんは自分の服が汚れることも気にせず、僕を保健室に運んでくれた。...すごく感謝しているんだよ。だからこそ話してほしい。舞田くんを殺したクロを見つけたいなら...他のみんなのことを想うなら...鮫島くんが隠してることを僕らに教えてほしい」

「...んー」

「鮫島くん!」

「.......わ、わかったぜよ。喋る、喋るきに、ちっくとこっちに来てくれんか?」

 

 

そう言った鮫島くんに誰もいない技術室の奥の方へ連れていかれた。

 

 

「ここならいいじゃろ」

「そんな聞かれたらマズイことなの?」

「わしだけの問題じゃないからのう、一応ぜよ」

 

 

鮫島くんだけの問題ではない?

それはどういった意味なんだ?

次の彼の言葉を待つ。

 

 

「...実はのう、わしは昨日の夜、正確にはモノクマの夜時間を知らせるアナウンスの聞いた後に部屋から外へ出とるんじゃ」

「ん? ルールを破ったってこと?」

「ああ、そうなるぜよ」

「どうしてそんなことしたの?」

「...萬屋に頼まれたんじゃ」

「萬屋くんに? 何を?」

「...一緒に砂漠を調査してほしいと」

「砂漠を?」

「日中は別に良かったんじゃが、さすがのわしも夜時間の調査は断ったんじゃ。...じゃが、わしは知ってしもうた。彼奴は小田切が死んだあの日からずっと砂漠を調べちゅう...小田切が死んだ原因の一端は自分にあると思っとるんじゃ」

「そんな...萬屋くんは全然悪くないのに」

「彼奴はちっこい体の割に責任感だけは人一倍あるからのう。そんな奴に頭下げられて頼まれたら断ることなんてできんかったぜよ...」

「そうだったんだ...」

 

「それで...話は戻るんじゃが、昨日は夜時間になった後、萬屋と合流してそのまま砂漠へ行ったんじゃ」

「それは何時まで?」

「夜時間の間ずっとじゃ。だいたい朝7時ぐらいまでは砂漠にいたのう」

「ちょっと待って。ずっと砂漠にいたの?」

「ああ。そうぜよ...」

 

 

鮫島くんは萬屋くんと夜時間の午後10時頃から午前7時頃まで一緒にいたってことか。

これは重要な証言かもしれない。覚えておこう。

 

 

[コトダマゲット]

ーーー鮫島の証言

 

 

「それで砂漠の調査が終わった後、わしと萬屋は学園へ帰ったんじゃ。そこで偶然宿舎から出てくる氏家と会った。挨拶もそこそこに自室に戻ろうとした時、萬屋がそこの工房から出ている煙に気付いたんぜよ。わしら3人は急いでそこに向かったんじゃ。するとガラス工房の前には工具棚が横倒しにされとった」

「そこで倒れているヤツだよね?」

「ああ。わしが退かしたんぜよ。その際に棚の中にあったノコギリやハンマーが散乱してしまったんじゃが、急いでたきに、その時は気にもせんかったのう」

「その棚は重かったの?」

「棚自体はそんなに重くはないが、中にある工具のせいでそれなりに重くなっていたのう」

「なるほどね」

「試しに持ってみるか?」

「そう、だね...確かに工具棚の重さも知らなきゃいけないかもね」

 

 

僕は倒れている工具棚の前まで行くと、それを持ち上げようと取っ掛かりのある場所に指を掛けた。

 

 

「よし、行くよ」

 

 

指に力を入れる。すると工具棚は思いのほか持ち上がり、だいたい僕の腰の辺りまで上げることができた。

 

 

「確かに以外と軽いね。もうちょっと重いと思っていたよ」

「...クルト、ちょっと変わって」

 

 

繭住さんも工具棚の持ち上げに挑戦するようだ。

結果は...僕と同じだった。

 

 

「うん。思ったよりは軽いね。でもやっぱり女子には少し重いかな」

「なるほど。女子には重く感じるのか」

「あくまで私の主観だけどね。でも倒すぐらいならワケないと思うわ」

 

 

ガラス工房の扉を塞いでいた工具棚...

これはまず間違いなく、舞田くんを閉じ込めるためのものだろう。

女子の繭住さんでも倒すぐらいならワケないって言っているということは、逆に言えば犯人は僕らの中の誰でもあり得るってことになる。容疑者を減らすことはできないかな。

 

 

[コトダマゲット]

ーーー工具棚

 

 

「技術室はこれぐらいかな」

「そうね。他の所を調べに行きましょう」

「うん。それじゃあ鮫島くん、また後で」

「おう!」

 

 

鮫島くんと別れ、技術室を出る。そのまま歩いて階段まで行くと、何やら上の階から声が聞こえた。

 

 

「ん? 誰だろう」

「上の階から聞こえるわね。視聴覚室かしら。...ちょっと見てみない?」

 

 

視聴覚室か。今回の事件にはあまり関係ないようにも思えるけど、どこに何があるかわからない。行ってみるのも手かもしれないな。

 

 

「そうだね。行ってみよう」

 

 

僕らは上階に向かった。視聴覚室に近づくにつれてその声は鮮明に聞こえ、誰のものなのか特定することができた。

 

 

(これは古畑さんだ)

 

 

さすがに喋ってる内容まではわからないけど、その声量から察するに興奮状態なのは間違いないな。

 

 

「ガラガラッ」

 

 

視聴覚室の扉を開けると、そこには古畑さんの他に六車くんと鬼頭さんもいた。

 

 

「ん? おろろ! クルトくんに繭住さんじゃないっすか? どうしたんすか? こんなところに?」

「下の階まで声が響いてたから何かと思って」

「そんなに私の声響いていたっすか! いや〜お恥ずかしいっす。つい興奮してしまって」

「何で興奮してたの?」

「見つけてしまったんす! とんでもないものを!」

 

 

とんでもないもの?

そう言って古畑さんが取り出して見せたのは、一枚のDVDだ。

 

 

「DVD?」

「これがどうしたの?」

「印字されている文字を見てほしいっす」

「文字...」

 

 

そこにはこう印字されていた。

『映像の新世紀 〜希望ヶ峰学園と絶望の歴史〜』

と。

 

 

「めちゃめちゃ重要そうじゃないっすか? グンフロのDVDの山に紛れていたんすよ」

「確かにここに誘拐されてきて初めて見る希望ヶ峰関連のものね。で、この"絶望"ってどういう意味?」

「それは私にもさっぱりなんす...。鬼頭さんも六車くんも何も知らないようで、だから今からこれを再生しようとしてたところだったんすっ」

「そうだったのね。なら早く再生して中身を確認しましょう」

「そうっすね。じゃあ人数も多くなったのでプロジェクターでスクリーンに映すことにするっすね」

 

 

古畑さんはそう言うと視聴覚準備室からプロジェクターを持ってきた。こういう事に慣れているのか、あっという間にスクリーンに映し出す準備が整った。

 

 

「よし! 準備完了っす!」

「電気消すわよ」

 

 

こうして謎のDVDの鑑賞会が始まった。

ゆっくり鑑賞している場合ではないのはわかってはいるが、これに重要な何かが収められているとすれば無下にするワケにもいかない。

焦る気持ちもあるが、ここは大人しくDVDの中身を確認しよう。

 

 

スクリーンには都会のど真ん中の一等地にデカデカとそびえ立っている、僕らも知る『私立希望ヶ峰学園』の校舎が映し出されていた。

 

 

『私立希望ヶ峰学園...あらゆる分野の超一流の高校生を集める事を目的とした政府公認の超特権的な学園。この学園を拠点に活躍した高校生達は、世間から"超高校級"と呼ばれ、尊敬と羨望の眼差しを向けられ、卒業をすれば人生において成功したも同然...とまで言われた。国の将来を担う"希望"を育て上げる事を目的とした、まさに、"希望の学園"と呼ぶに、相応しい場所だ』

 

 

「んだよ。俺らの知ってる希望ヶ峰の説明じゃねぇか」

「今のところはそうだね」

 

 

どこかで聞いたようなテンプレのナレーション。その内容は僕らの知ってる希望ヶ峰学園の概要そのものだった。

しかし、その直後流れた映像に僕らは言葉を失うことになる。

 

 

『しかし、そんな希望の象徴とされる学園は後に世界に蔓延する"絶望"に支配されることになる...』

 

 

そんなナレーションと共に流れる映像。

 

 

 

炎に包まれる街...

 

崩壊する建物...

 

嬉々として殺し合いを演じる人々...

 

 

 

それはまさに地獄絵図と呼ぶに相応しい光景だった......

 

 

「なに...これ」

「どうなってるのよ...」

 

 

『"人類史上最大最悪の絶望的事件"。後にそう称される事件は、"超高校級の絶望"が起こしたとされる』

 

 

それから聞いた内容も耳を疑いたくなるものばかりだった...

 

 

 

"超高校級の絶望"とは、江ノ島盾子から伝染した"集団"や"現象"であること

 

 

その江ノ島盾子とは世界を絶望に染め上げる為に"超高校級のギャル"として希望ヶ峰学園に入学していた絶望だったこと。

 

 

希望ヶ峰学園78期生が僕らと同じコロシアイを強要されていたこと

 

 

江ノ島盾子の死後も世界に絶望は蔓延しており、絶望の勢力として活動を続ける"絶望の残党"と呼ばれる者達と希望ヶ峰学園の卒業生を中心に構成された"未来機関"の戦いが続いたこと

 

 

 

そこまで再生すると、突然映像が乱れ出して、次の瞬間には○印の中に"検閲"と書かれたマークが映し出され、もう続きは見れなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「......何? これ」

「希望ヶ峰はどうなったんすか? 私たちの通うはずだった学校は...一体どうなったんすか?」

「これを見る限り...希望ヶ峰学園はもう...」

「...クソが...んだよ!! 誰だよ!! 江ノ島盾子ってのはよォ!!」

「怒鳴るな。まだこの映像が本物だと決まったワケではない。フィクションである可能性もある」

「作り物ってことっすか?」

「むしろそう考えるのが自然だろう。こんなのはまるで映画の世界だ。根拠もないのに信じる方がおかしいと思うぞ」

「そう、だよね...やっぱり...」

 

 

フィクション。

確かにそうだ。鬼頭さんの言う通り、こんなの現実で起きていると考える方が難しい。

これは多分モノクマが用意した偽物だ。僕らにコロシアイを起こさせようとアニメのDVDの中に置いておいたんだ。...そうに違いない。

 

 

「何だよ、作りモンかよ。驚かせやがって」

「本当っすよ。私たちの希望ヶ峰学園がこんなことになってるはずないっすもんね」

 

 

僕もそう信じたい。

...でも不安は残る。もし本当に世界がこんなことになっているとしたら僕らがここから出る意味ってあるのか...むしろここにいた方が安全...

 

 

いや! 何を考えているんだ、僕は。

そんなこと考えちゃいけない。今は目の前の、舞田くんが殺された事件に集中するんだ!

 

 

[コトダマゲット]

ーーー隠されていたDVD

 

 

「しかしもしこれが本当だとしたら、足立に送られた真実と合致するな」

「ああ、確か、『コロシアイは何度も行われている』だったよね」

「そうだ。まあ全て嘘という可能性もあるから何とも言えないがな」

 

 

モノクマから送られた"真実"と言えば、確か僕にも送られていたんだよな...

『オマエラの中に黒幕の手先がいる』って...

...くぅ。頭がパンクしそうだ。もうどれが本当でどれが嘘なのかわからなくなってきた。

 

 

[コトダマゲット]

ーーーランダムに送信された真実(?)

 

 

いや今はそんなことを考えてる場合じゃない。早く捜査しないと時間がなくなってしまう。

 

 

「...みんな色々整理はつき辛いと思うけど、時間もない。捜査を続けよう」

「そうだな。では私はこの映像をもう一度検証してみる。何かわかるかもしれないからな」

「な、なら私も付き合うっす」

「六車くんはどうするの?」

「俺か? 俺はそうだな。隣の化学室でも見てみるか。何かあるかもしれねーし」

「化学室か。繭住さん、僕らも行かない? 何かこの事件に関係があるかもしれないよ」

「...そうねぇ。うん。行きましょ」

「んじゃ行くぞ。時間もねーんだろ?」

 

 

僕と繭住さん、そして六車くんは視聴覚室を出て、隣の化学室に入った。

 

 

「確か...あれだよ。化学室準備室。あそこに毒が保管されているんだ」

 

 

準備室の前まで行き、扉を開ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん?

 

 

 

 

何だ?

 

 

 

 

これは?

 

 

 

 

視界の端に何かある?

 

 

 

 

その正体が何なのか確かめるべく僕はその方向に目を向ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嘘...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなの...嘘だよ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嫌だよ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうして...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何で...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなことになってるんだ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の視線の先...

 

 

 

 

 

........そこには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"超高校級の検事"平子華月さんが血溜まりの中で動かなくなっていた......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんなの...嘘だよ...」

 

 

 

 

 

 

 

いくら現実逃避しようと目の前の現実は変わらない...

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は一体何度これを繰り返すのだろうか...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー捜査 中断ーーー

 

 

 

 




迷った挙句、捜査は2つに分けることにしました。次回に続きます。
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