フランがシスコン過ぎて困っています   作:かくてる

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まぁ、今回は私が書きたくて書いた回なので、イチャイチャもエロもほぼゼロです。

まぁ、要約するとおっぱい談義です。


10話 絶壁の悩み

(え、えええええええ!?)

 

 内心でバタバタと暴れる私。そうなるのも無理はないだろう。何せ、レミリアちゃんが唐突に私の額にキスをしてきたのだから。

 今レミリアちゃんはいないからいいけど、いた時にリアクションしたらどんなことになるのやら……。

 フランちゃん達が起きないように深呼吸をする。大丈夫、私はフランちゃんが好きなの。フランちゃん以外好きじゃないんだ……。

 

(……待てよ……)

 

 私はその場で考えてしまう。そして気づいてしまった。

 

(立派な三角関係じゃ……?)

 

 あ、ああああああやばいやばいやばいっ! 

 私とレミリアちゃんとフランちゃん。この3人で築き上げてしまっていること。あまり良くない関係なのに、何だか心は温まった。

 

(……私はこの関係が、好き、なのかな……?)

 

 心が温まる理由こそ分からないが、私は今のこの関係が一番落ち着けて素敵なものだと、そう思えた。

 でも、それでも、私はフランちゃんを自分のものにしてこれを壊したいって思っている自分もいる。

 

(なんだろ……この気持ち…)

 

 矛盾した自分の考え。

 私は胸がキュッと苦しくなる感覚を覚えた。それに自然と零れてくる笑みは一体何なのだろうか。この夜の時の私は何も分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌朝。

 

「おはよーみんな」

「おはよう…………」

 

 フランちゃんは誰よりも早く起きて、布団を片付けていた。まだレミリアちゃんもお姉ちゃんも私も欠伸が止まらず、目を擦っていた。

 

「フラン、早いのね……」

「だってだって! 今日は色々回れるんだよね?」

「そうだけど……」

「今日は何食べようかなぁ?」

 

 そんなことを言って想像を膨らませるフランちゃん。ちょっぴり、いや、めちゃくちゃ可愛い。

 

「さ、みんな。髪がボサボサですよ。朝に一風呂浴びませんか?」

「お、いいね!」

 

 お姉ちゃんの名案にフランちゃんは乗った。私も楽しそうなので続いて首を縦に振った。

 

「……何の話をしてるのよぉ……」

 

 まだポケーっとしているレミリアちゃん。どうやら、朝は弱いみたいだ。フランちゃんが布団から出ようとしないレミリアちゃんを引っ張る。ちなみに私は深夜のレミリアちゃんの行為を忘れられないでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 風呂場につくとこいしちゃん達は服を脱ぎ始めた。今日もお姉様と同じ風呂に入るとなると、相当理性を強く保たなければならない。

 

「……んぅ……」

 

 まだお姉様は完全に起きていない。寝起きのお姉様は普段のカリスマからは感じ取ることが出来ないくらいの可愛さを誇っていた。

 そんなお姉様は抵抗も何もなしに、ただ眠そうな目をしながら服を脱いでいく。

 

(無抵抗なお姉様……って、やばいやばいやばい!)

 

 このままでは、また襲ってしまいそうだ。私は慌ててお姉様から視線を逸らした。

 

「? ……フランさん?」

「な、なんでも……ない、よ?」

「昨日みたいなこと、しないでくださいよ?」

「!?」

 

 さとりが唐突に耳元でそう囁いた。私はさとりに警戒しつつ、一歩後ろに下がる。

 

「ふふっ、姉妹で反応は同じですね」

「ど、どうして知ってるのさ」

「さぁ、何故でしょう? 風呂の外まで聞こえるレミリアさんの艶めかしい声が聞こえたからでしょうか?」

「うぐっ」

 

 私は口ごもってしまう。対してさとりはクスクスと笑っていた。いつもなら可愛らしい笑顔で済むが。今日ばかりはそれが怖く感じた。

 

「レミリアさんにも言いましたが、限度を考えてくださいね?」

「分かってるよ。これでもお姉様が狂わないようにしてるから」

「そうですか。後、場所も考えてくださいね? どこでもキスしていいとは限りませんよ?」

「う、ぜ、善処します」

 

 ぺこりと頭を下げ、私は服を脱ぎ始めた。

 あれはさとりなりの警告だろうか? 私は答えがわからないまま、下着も脱ぎ終えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 やっぱり、フランちゃんはレミリアちゃんのことずっと見てる。

 羨ましい。なんて思っちゃってる私がいる。それが心地いいと、嫉妬しているという感情が私は好きなんだ。

 

「さ、フランちゃん、レミリアちゃん。入ろ?」

「はーい!」

 

 フランちゃんの裸は見るだけでも破壊力が高かった。所々見えない方が良い。という人もいるが、断然裸の方が良いに決まっている。

 

(って、変態な事考えすぎでしょ私…)

 

 自制を効かせ、私は一足先に温泉へと入る。昨日も見た光景だが、朝はやっぱり雰囲気が違った。

 

「いっちばーん!」

「あ、コラ、ちゃんと体を流さないと」

 

 レミリアちゃんはもう目は覚めたみたいだ。

 フランちゃんは「ぶぅぅ」と唸りながらも温泉から出て、シャワーへと向かった。

 私はフランちゃんの隣にちょこんと座り、蛇口を捻る。温かいお湯が私の全身を濡らした。

 

「ふぅぅ……シャワーでも充分気持ちいいや……」

「そうだねぇ」

 

 何気なくちらっとフランちゃんの方へと目をやると、フランちゃんはいつもとは別人に見えた。

 なぜかと言うと、下ろした髪は私よりも長く、サイドテールの時のフランちゃんとは打って変わって大人びているからだ。ちょくちょく見える八重歯なんかも可愛さと美しさを一層引き立てている。

 

「こ、こいしちゃん? あんまり見られると恥ずかしいんだけど……」

「ふぇっ? あ、ごめんっ」

 

 私がぼーっと見惚れているとフランちゃんは少し赤面しながら私に小さな声で呟いた。

 慌てて謝り、私は目線を正面に戻す。急いで全身を洗い、私は先にお湯に浸かった。

 

「はぁぁぁぁ……」

 

 自然と声が漏れだしてしまい、私は肩まで見えないくらい浸かった。

 

「あ、こいし、今日どこ行くの?」

「うぅん、まだ考えてないんだよねぇ」

「私達は咲夜たちにもお土産を買ってあげたいから、商店街にも寄りたいわ」

「おっけい、じゃあまずは商店街に行こう。そうしたら色々あるかもしれないしね」

 

 今日行くところを話していると、扉がガラっと開けられた。私達は自然とそちらに目がいく。

 恐らく、知らない人だろうと、四人が思っていたのだが、そこには見覚えのある女性が二人いた。

 

「あら? 紅魔組と地霊組の姉妹じゃない」

「永琳と鈴仙か……」

 

 永遠亭の医者とその弟子、八意永琳と鈴仙・優曇華院・イナバ。地霊殿は度々彼女に助けてもらっており、こいしも仲がいい。恐らく、紅魔組も同じであろう。

 

「あなた達も鳳凰山に来てたのね。旅行?」

「まぁ、そんな所ね。あなた達は?」

「急病人の治療と往診と帰りよ。昨日の夜中から夜通しでしていたから帰り際に温泉に寄ろうと師匠が」

「ここまで往診しに来るのね」

 

 私もそこは驚きだ。永遠亭もここまでは距離は遠いはず、それに医者はこの街にもいるだろうに。

 

「医者は他の病人に当たっていて人手不足だったのよ。何だか感染症も流行っているらしくてね。あなた達も気をつけなさいよ」

「わかった…」

 

 シャワーをし終えた2人がゆっくりと温泉に入ってくる。その途中、2人の胸元で揺れる二つの山があった。

 

「っ…」

「……」

「くっ……」

「はぁ……」

 

 私達4人の冷ややかな目線がふたりを襲う。2人は何のことかわからないとも言いたげなクエスチョンマークを浮かべていた。

 

「な、何よ?」

「私も、鈴仙や永琳くらい大きくなったらナイスバディになる」

「フランに同意だわ。世の中不公平よね」

「お姉ちゃん。あのボイン剥ぎとりたい」

「いいわ。ついでに私の分も取ってきて」

 

 私はお姉ちゃんの許可を受け、ナイフを取り出した。それに慌てる永遠亭の2人組。

 

「な、何よ!? やる気なの?」

「ぷっ……」

「あはははははは! 冗談だよ!」

 

 本気で心配しているふたりを見て私達は自然と笑いが包み込んだ。永琳にも読めないことがあるんだなぁと、この時に思った。

 

「まぁ、どうしてそんなにおっぱい大きいのかなって」

「い、意外と直球なのねフラン……」

 

 鈴仙は引き気味にそう答えた。

 

「別に特別なことはしてないわ。健康な食生活、睡眠、美容に気を使うことかしら? そうですよね、師匠」

「何より、揉んでもらうのが大切よ」

「し、師匠?」

 

 永琳の言葉に私達はピクリと動きを止めた。

 

「好きな人に揉んでもらうと、自然と大きくなるわ。私だってうどんげに毎日夜に揉んで────」

「うわあぁぁぁぁ! あぁぁぁぁ! 何でもない! 何でもないからぁぁ!」

 

 ほぼ最後の方まで永琳は言ってしまったのでもう私たちには通じてしまっていた。

 

「そかそか、永琳さんと鈴仙さんはそんな関係なんですね」

「さ、さとりっ!? 違うからぁぁ!」

 

 赤面して必死に弁解しようとしている鈴仙の顔は少しばかり可愛かった。ドSなお姉ちゃんはまだ少し鈴仙を苛めたいみたいだった。

 

「心は正直ですね」

「うわぁぁぁ…………」

「さ、さとり? もうそろそろ鈴仙が可愛そうよ?」

 

 レミリアちゃんが止めるとお姉ちゃんは「そうですね」と言って能力を使うのをやめた。鈴仙は未だに「うぅー」と唸りながら涙を流していた。

 するとフランちゃんが身を乗り出すように永琳に聞いていた。

 

「ねね、本当に好きな人におっぱいって揉んでもらったらおっきくなるの?」

「ええ、本当よ?」

「え、じゃあ……」

 

 ここで、「フランちゃん、揉んで」とは素直にいうことが出来なかった。何だか、言うのを阻まれた。それはレミリアちゃんも同じで私を見ながら言うとしていたが口ごもっていた。相手に気持ちがバレていないと、こういう時言いにくかった。

 しかし、フランちゃんだけは違った。

 

「お姉様ぁー! 揉んでー!」

「ちょっと、声がでかいわよ!」

「揉んでよぉ……」

「嫌」

「ひどいっ」

 

 フランちゃんはいじけたような仕草を見せる。両手の人差し指の先をツンツンするフランちゃんもとてつもなく可愛かった。

 ため息をつくレミリアちゃんといじけるフランちゃん。そしてそれを見て笑う私。この後も私たちのこの関係は、絶対に壊したくなかった。

 




この風呂に一緒に入りたい


何かこー百合の可愛い絵かいてくれる人いないかなって、ちょっと思ってる。
いや、百合の可愛い絵が欲しいとかそういうんじゃないよ、うん。
え、私が描く?







地獄絵図はみんな嫌いでしょ?
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