フランがシスコン過ぎて困っています   作:かくてる

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はい、過去一のイチャイチャ回です。

もうこれだけのために「フランがシスコン過ぎて困っています」を書いたと言っても過言じゃありません。

というわけで、堪能して言ってください。

あ、R17.9です。


後日話 レミリアとフラン

 12月24日。巷で言う、クリスマスイヴ。

 人里や妖怪のみんなは様々な催し物などで賑わっている。例に漏れず、紅魔館もその一つだ。

 そして、幻想郷では久しぶりの粉雪が舞う。いわゆるホワイトクリスマスだ。

 木々や建物に雪が付き、鮮やかで綺麗な雪化粧が施されていた。

 吸血鬼も、寒いのは苦手だ。だから手袋やマフラーで防寒しないといけないし、足先も指先も冷えて赤くなってしまうから、私は冬が嫌いだ。

 

「……うぅ……寒いよぉ……」

「フラン、手を貸して」

 

 お姉様が私の手を握る。そして、その手をお姉様の頬に当てる。

 

「どう? 温まるでしょう?」

「…………お姉様、肌すべすべだね……それに……あったかぁい……」

 

 冬が嫌いなのも、1年前までだ。今年からはこうやってお姉様に触れることができるし、身を寄せることに安心感もある。

 私はお姉様の両頬に手を当てて暖まる。お姉様も満更ではないみたいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 2ヶ月前、私とレミリアお姉様は恋人同士になった。

 絶対幸せにする。その近いを胸に、互いに愛を深め合うことができたと思う。

 

「お姉様! 雪だるま作ろ!」

「はいはい、チルノ達呼びましょうか、あの子達器用だものね」

「…………」

「……? ……何よ」

 

 私は頬をふくらませ、お姉様を睨む。私のムスッとした表情にお姉様はクエスチョンマークを浮かべる。

 

「……何でもないっ!」

 

 私は身を翻して、紅魔館に帰ろうとする。お姉様は終始ハテナを浮かべながら私の後を歩いていた。

 すると、玄関からトレイを持った咲夜が姿を現す。

 

「お嬢様、妹様。温かい紅茶をお持ちしましたが、如何なさいますか?」

「そうね……せっかくだし、庭で飲みましょう」

「……うんっ」

 

 咲夜がナイスタイミングでホット紅茶を用意してくれたみたいだ。さすが紅魔館メイド長。気が利いて、優秀だ。

 庭のテーブルに行くと、テーブルに付けられたパラソルのおかげで、雪は積もっていなかった。私とお姉様は椅子に座り、咲夜が紅茶を淹れてくれるのを待つ。

 

「ああ、咲夜。霊夢から何か手紙が来てたわよ」

「私……ですか?」

「ええ、どうやら咲夜と鈴仙が呼ばれてるみたい。何かの招集かしらね……」

 

 お姉様がニヤリと笑う。その笑いが私にはどのようなものなのか、一瞬で分かった。

 

「良かったじゃない。鈴仙と一緒で」

「お、お嬢様!?」

 

 咲夜は耳まで真っ赤にして、慌て始める。ここで、持っている紅茶を零さないのは、やはりメイド長だ。

 

「わ、私は別に鈴仙さんとは……」

「以前からそうよ? 咲夜、鈴仙を見る目だけ妙に色っぽいのよね」

「そ、それは……」

「いい加減認めたらいいのに」

 

 お姉様はそれだけ言うと、紅茶を啜る。満足気な顔をしているということは随分と美味しかったようだ。

 しかし、私の顔はお姉様とは裏腹に暗かった。それは言わずもがな、嫉妬だ。

 ずるいよ。お姉様の恋人は私なのに、あんなに咲夜と話しちゃってさ。それに、簡単に笑顔振りまいちゃって……。

 

「どうしたのよフラン?」

「……もうお姉様なんか知らないっ」

「へっ?」

 

 私はもう耐えられなかった。構って貰えないだけで怒るのはまだまだ子供だと思うが、私だってこういう時に話をしたり、甘えたりしたかったのにこのザマだ。

 私は勢いよく椅子から立ち、早足で紅魔館へと入っていってしまった。そして、そのまま自室に向かう。

 ベッドにうつ伏せになると、少しだけ涙が出る。

 

 お姉様と恋人同士になってから、みんなが祝ってくれた。幻想郷は全てを受け入れてくれる。その言葉に間違いはなかったようで、誰もが私達の恋を受け入れてくれたのだ。

 それがたまらなく嬉しくて、これからもたくさんお姉様に甘えられることが何よりも嬉しくて泣きそうだった。実際泣いたけど。

 

 けど、お姉様は顔の広い人だ。紅魔館の主だけあって、他の人と関わることも多々ある。それに関しては私も知っているし、私がどうこう言ったって何も変わりはしない。

 

 でも、それでもあんなに笑顔を振りまいて。他の人とあんなに楽しそうにされたら、嫉妬もしちゃうよ。

 

「……お姉様のバカっ……」

 

 私はそう、小さく呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………え、えぇ……」

 

 私は何も理解出来なかった。フランが急に怒って、紅魔館へと帰っていってしまったのだ。

 

「ど、どうしたのかしら……」

「…………ああ、なるほど」

 

 どうやら、咲夜は何かを察したらしい。私は徹頭徹尾何も理解出来ず、ただ固まるしか出来なかった。

 すると、咲夜は少しため息を吐き、呆れたように私に話しかけてくる。

 

「お嬢様……最近、フラン様に構ってあげられてますか?」

「わ、私なりには……」

「お嬢様はお顔の広いお方で、様々な人と関わる機会もとても多いです。それにより、友人が沢山できるのは、私も、フラン様もきっと嬉しいはずです」

 

 咲夜は人差し指を立てて、一つ一つ説明していく。というより、何かの説教に聞こえた。

 

「以前から、フラン様に恋人同士らしいことしてあげられていますか?」

「キスとかハグ……てこと?」

「もちろんそれもありますが、「好き」と言ったり、彼女との時間を作ってあげたり……」

「ちゃんと作ってるつもりだわ。私だってフランに会いたいし……」

「いいですか? 女と言うものは、恋人が別の女と楽しそうに会話しているのを見るだけで、ズタズタに傷ついてしまいます。最近、お嬢様は様々な女性と楽しい談話をしていますよね? それも、フラン様と一緒にいる時に」

「うぐっ……」

 

 それに関しては返す言葉もない。私はそのまま何も言えず後頭部を掻く。

 

「……悪いことしたわね……フランに……」

「ご理解頂けたのなら幸いでごさいます」

 

 私は残りの紅茶を飲み干して、外を見る。午後4時。夕焼けが鮮やかで私たちを照らしてくれる。その下には人里があって、7色のイルミネーションがある事が紅魔館からでも分かる。

 

「ごめんなさいね咲夜。あなたには迷惑かけっぱなしだわ」

「いいえ、これもお嬢様の家族としての役目です」

 

 ニコリと笑う咲夜に私もつられて頬を緩める。

 私は椅子から離れ、フランを探しに行く。本当、咲夜には迷惑ばかりかけていて紅魔館の主の名が廃る。いや、違う、どれだけ強い者も誰かに支えられて生きていくんだ。私だって、フランや咲夜、パチェや美鈴に散々助けて貰っている。これが、家族というものなんだ。

 恋人もきっと同じようなものなのだと思う。だから、きっと私はフランに家族としても、恋人としてもたくさん迷惑をかけるのだろう。

 でも、今はただ、フランを抱きしめたくなった。抱きしめて、キスをして、ただただフランに甘えたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……むぅ……」

 

 私は頬をふくらませたまま、ベッドに寝転がっていた。お姉様が私に構ってくれないと、流石に私も悲しくなる。前までは多少我慢すればどうにかなったけどやっぱり寂しいし、もっとお姉様に甘えたい。

 

「キスしたい……」

「うんうん」

「もっと触りたいのにさぁ、色んな人と楽しそーに話しちゃってさ。そりゃ嫉妬もするよ」

「分かる分かる」

「だよね? お姉様はやっぱり恋人ってもんを分かってないよ……………………ってうぇぇ!?」

 

 感傷に浸っていたせいか、私は周りを全く見ていなかった。独り言を呟いていると、何らかの応答が返ってくるので、その声の主の方を見ると、私の顔の20センチほど前に銀緑のセミロングの少女が笑っていた。

 

「こ、ここここ、こいしちゃん……」

「やっほー、暇だから来ちゃった」

「来ちゃったって……ここ私の部屋だし……結界も張ったはずなんだけど……」

「そんなの、扉開けただけで破れたよ? 随分と弱い結界を張ってたんだね」

「…………」

 

 もちろん弱い結界を張ったつもりは無い。泣いてる顔なんて、咲夜にも見られたくないから、いつもより強固なものを展開したつもりだ。それをここまで軽々と破られると、少々悔しさもあり、こいしちゃんへの怖さをも感じる。

 

「……はぁ、で、何しに来たの?」

「いんや? 最近、フランちゃんと遊べてないからさ」

「確かに……」

 

 もう2、3週間こいしちゃんと遊べていない。大半はお姉様と過ごしてきたからだろう。

 

「……それで、レミリアちゃんと喧嘩でもしたの?」

「……ううん、私が勝手に怒っちゃっただけ」

 

 先程愚痴を聞かれていたので、隠してもしょうがない。私は洗いざらい全てをこいしちゃんに話した。

 

「……ほぉほぉ、レミリアちゃんが色んな子と話すから、フランちゃんは嫉妬が爆発したと」

「まぁ、そんなとこ」

「まぁ、恋人にはよくあるらしいけどねぇ……」

 

 こいしちゃんは部屋の中をふよふよと徘徊しながら口を開く。私はベッドに座って、下を向いていた。

 

「それでもさ、お姉様と2人きりになりたいのにさ……本当は私の事好きじゃないんじゃないかって不安にもなっちゃうの……」

「……まぁ、私がフランちゃんの立場だったら間違いなく怒ってるなぁ……」

 

 苦笑いをするこいしちゃん。それと同時、こいしちゃんはピョンと跳ねたあと着地し、こちらを向く。

 

「でもね、好きじゃなかったら、わざわざ実の妹と恋人になったりしないよ」

「……」

「フランちゃんだって、私の告白を断るほど、レミリアちゃんのことが好きだったんでしょ? それとレミリアちゃんはきっと一緒」

 

 こいしちゃんの言葉に重い説得力を感じる。私は口を噤んだまま、こいしちゃんの次の言葉を待った。

 

「きっとレミリアちゃんも理解してる。というより、今回の件でフランちゃんの大事さを改めて痛感したんじゃないかな?」

「え?」

「今回、フランちゃんがレミリアちゃんと一時的に別れたことで、きっとあっちもフランちゃんのことを恋しく思ってるってこと」

 

 こいしちゃんがスタスタとこちらに歩いていく。そして、私の隣に座った。

 

「きっとフランちゃんとレミリアちゃんは姉妹以上の絆があるんだよ。だから、フランちゃん、時には甘えさせてあげることも大事。お姉ちゃんだけど、きっと甘えたいと思う」

「……こいしちゃん…………」

 

 私が甘えさせてあげる。そんなこと、今まで一度も無かった。いつも私からキスをせがむし、抱きつくのも私からだ。

 だから、時にはレミリア姉を甘えさせてあげる。それはきっと、妹としてじゃなくて「恋人」としてなんだろう。

 

「っと、レミリアちゃんが来たみたいだから、私は退散するよ。来たばっかなのにごめんね」

 

 そう言うと、こいしちゃんは颯爽と窓から飛んでいってしまった。告白の時もそうだけど、こいしちゃんに勇気を貰ってばかりだなぁと、この時改めて思った。

 

「ありがと、こいしちゃん」

 

 小声で小さくそう呟く。すると、その瞬間、私の部屋の木製扉がコンコンと軽快な音を立てた。

 

 

 

 

 

「は、はい」

「フラン。私よ。入っていい?」

 

 声の主はどうやらお姉様みたいだ。私は戸惑いながらも「どうぞ」と答え、お姉様を招き入れた。

 お姉様の顔は珍しく、子どもっぽくて真っ赤に染まっていた。凛々しいお姉様はどこにもいなかった。

 ただそこには、一人の少女、レミリア・スカーレットがいた。

 

「お、お姉様………………っ!?」

 

 お姉様はスタスタと早足で私に近づくと、そのまま私を抱き寄せた。珍しいお姉様からのハグに私は驚く。

 

「おねえ……さま……?」

「今日だけは……甘えたいわ……」

 

 こいしちゃんの予想は見事に的中だったみたいだ。お姉様は上目遣いでこちらを見る。そして、真っ赤に染った顔と同じ色をしたその瞳は少し潤んでいた。

 なんなんだこの可愛い生き物は、本当に私の姉なのか。

 たまらなく愛おしくなった私はお姉様をさらに抱きしめる。

 

「いいよ……今日は……レミリア姉が甘える番……」

「……ぅん……」

 

 可愛い、可愛すぎる。初めてだ。お姉様の存在がここまで小さくなったことは。今だけは姉妹の関係が逆転したみたいだ。

 

「んっ……」

 

 レミリア姉は小さな唇をこちらに向けてくる。目を閉じてキスをせがんでくるその姿は可愛い少女そのものだ。私は優しくレミリア姉の口を塞いだ。

 

「んっ……ちゅ…………ふふっ」

「……どしたの? レミリア姉」

「いえ、今日だけは私もあなたの姉であることを忘れようかなって……」

「…………いいよ。今日だけは、私がお姉ちゃんになってあげる……」

 

 そう言って、私はベッドに座りレミリア姉に向けて両手を広げた。そして、できるだけ優しく、微笑んだ。

 

「……おいで?」

「…………」

 

 レミリア姉は黙って私にもう一度抱きついてきた。そして、そのままベッドに倒れ込む。レミリア姉の優しい匂いが私の鼻腔をくすぐった。

 レミリア姉は私の胸に顔をうずめたまま、すりすりと額を擦り付けていた。

 

「ね、フラン……」

「んー?」

「…………えと……」

 

 レミリア姉は一度私から顔を離した。外はもう真っ暗で、ここの部屋の電気もあまり明るくないので、顔色は伺えないが、レミリア姉の顔は真っ赤になっているのが分かった。

 

「どうしたの?」

「…………レミィって呼んで……

「聞こえないなぁ?」

 

 本当は聞こえてる。でも、すごく恥ずかしがっているレミリア姉を見て、少しからかいたくなった。レミリア姉は涙目になって、少し頬をふくらませる。

 

「聞こえてるくせに…………」

「……んーん? 聞こえないよ? 「お姉様」?」

「…………レミィって呼んで!」

 

 レミリア姉は意を決したのか、大きな声でそう叫んだ。叫び終わったあとも可愛らしく頬をふくらませて私を睨んでいた。

 私はレミリア姉の耳に顔を近づけて、吐息が当たる距離まで抱き寄せた。そして、耳元で囁く。

 

「……可愛いよ……レミィ……」

「ひゃうっ!?」

「あっははは! レミィってば、反応可愛すぎっ」

「だ、だってフランが…………んむっ!?」

 

 我慢できなくなった私は、話している途中のレミィの口を塞いだ。レミィは一瞬驚いた顔を見せるが、そのまますぐを私を受けいれて入れてくれた。

 

「んっ……ちゅ……ちゅぅ……」

「ふ、フラン…………好きぃ……ちゅ……」

 

 いつもみたいに舌を入れる濃厚はキスではなく、唇だけの優しくて子供っぽいキス。これだけでも、私の理性は崩壊しそうだったし、気分も最高潮に達している。

 

「……好き……大好き…………愛してるよレミィ……」

「わ、私も…………」

 

 そうしてまた、唇を重ねる。私はキスをしながら、レミィの服のボタンを素早く外していく。

 

「ほらほら、服脱いで」

「う、恥ずかしい……」

「だーめ、お姉ちゃんの命令だぞっ」

「……ぅぅ……」

 

 レミィは唸りながらも、服を脱ぎ、下着姿になった。白色で、フリルが付いている可愛らしい下着だった。紅魔館の主といえど、下着は可愛いのだと、この時実感した。

 そして何よりも、その成長途中の胸だ。少しふっくらとしたその胸に私は飛び込みたくなったが、我慢する。

 

「じ、じゃあ、フランも脱ぎなさいよ……」

「わ、分かった……」

 

 レミィの下着姿を見て動揺していた私はすぐさま自分の服を脱ぎ捨て、下着姿になる。

 その瞬間、レミィが私に抱きついてきた。以前の温泉の時と同様に、肌が直接触れ合うので不思議な感覚になる。

 

「フラン…………ちゅ…………ちゅぅ…………れろ……」

「…………れ、れみ……じゅる…………んんっ!」

 

 レミィは抱きついたままキスをして、今度は舌を容赦なく入れてきた。そして、そのまままたもやベッドに倒れ込んだ。

 さっきよりも強くハグしているため、胸同士が擦れあって、ビクンと体が強ばる。

 そして、私はそのまま我慢が出来ずに、声を出してしまう。

 

「ふぁぁ……! ……」

「ふ、フラン? 変な声出てるわよ?」

「あ、こ、これは……その……」

「ここ、弱いの?」

 

 そう言われ、私は目をそらす。するとレミィはニヤリと笑って、もう一度唇を重ねてきた。

 

「ちゅ…………じゅる……れろ……かわい……」

「やっ、だめ…………レミィ……そこは……んんぅ……れろ……」

 

 レミィの手は私の右側の胸を掴んできた。そしてその後、人差し指で胸の輪郭にそってなぞられる。それが何よりも変な感覚で、私はビクビクと体を揺らしてしまう。

 主導権を握られ、少しイラついた私は体を反転させて、レミィを下敷きにする。

 

「ひゃっ!」

「……れ、レミィ…………仕返しっ……」

「え? ちょ……ふら…………んむぅ…………ちゅ…………んんっ!?」

「ちゅぅぅぅぅぅぅぅうう………………」

 

 私は舌を使わず、レミィの口を吸い上げた。と言っても何も無いが、互いに完全に密着しているため、息ができない。息が来るとしても、それは互いから吐き出された息だけだ。

 

「ぷはぁ……はぁ…………ふ、フラン……」

「レミィ……の体…………綺麗…………だね……」

 

 どうやら私は完全にスイッチが入ってしまったみたい。私はレミィの首筋、くびれ、脇などを指でなぞる。

 

「……れろ……」

「んひゃん!? フラン!? やめ……」

 

 私はレミィのくびれの部分を舌で這わせる。舌の先端でレミィの体を巡る。

 くびれから胸、胸から首筋……そして耳。あらゆる所を舐めまわした。

 

「……れろ……じゅるる…………はむっ…………んむっ……」

「……やっ…………ん、んんっ……」

 

 レミィは耳を舐められ、艶やかな声を出す。そして両手で口を塞ぎ、大きな声を出さないようにしていた。

 満足した私はもう一度、レミィと正面で向き合う。レミィの恍惚とした表情に私はもう我慢が効かなくなった。

 

「ね、レミィ……ここからさ……「全部」してみない……?」

「……はぁ……はぁ……ぜ、全部?」

「そう、全部……私は、レミィと添い遂げたい…………大好きだから……愛してるから……」

 

 そう言うと、レミィも息を整えながら、私に向けて微笑む。その笑顔はやっぱりまだ私のお姉ちゃんで、それでもって大切な恋人であることを分からせてくれた。

 

 

 

「私もよ……フラン…………大好き……これから先、あなたに不安な思いをさせてしまうことがあるかもしれないけど……私はずっとあなたを愛し続けるわ……」

「……レミィ……大好きっ……」

 

 私は、レミィに飛びつく。そうして、私たちはまた唇を重ね合わせた。この幸せなキスが永遠に続けばいいのにと思ってしまう。

 きっと、姉妹としても、恋人としてもこの硬い絆は誰にも破られることは無いんだろうと、絶対的な自信が付いたと思う。

 

 今日はホワイトクリスマス。外はホロホロと雪が舞っていた。そんなクリスマスの日に私達はもう一度強い絆を結ぶことが出来たと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んっ…………」

 

 朝、目が覚める。陽の光が直接目に入り、目を細めたまま周りを見る。

 

「…………おはよう。フラン」

 

 すると、同じベッドで向かい合わせに寝ていたお姉様が裸のまま私に微笑んだ。お姉様と私の距離はもう数十センチほどしか離れていない。

 昨夜、深夜まで捗ってしまったせいで、私もレミィもいつもより起きるのが遅くなった。

 

「おはよう。お姉様……」

「……」

「お姉様?」

 

 お姉様はムスッとした表情でこっちを見てきた。朝一番からそんなことをした覚えは無いので、私はクエスチョンマークを浮かべる。

 

「……呼び方……」

「あっ……」

 

 気がついた私は「ふふっ」と少しだけ笑ってしまう。お姉様はまた恥ずかしそうにむくれる。そんなお姉様がたまらなく愛おしい。

 そして、もう一度「レミィ」を見て笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……おはよう、レミィ」

 

 

「…………ええ、おはよう。フラン…」

 

 

 

 

 

 

 大切な人が近くにいる幸せ。それは何事にも変え難いと思う。それが姉妹でも、親子でも同じこと。

 私にとって大切な人は沢山いる。咲夜やパチェ、そしてこいしちゃんと、数えればキリがない。

 

 でも、その中でも一生を捧げた人はただ一人、レミィだけだ。

 

 姉でもあり、大切な恋人でもある彼女に、私は全てを捧げたい。これから先、困難な道も、レミィ……いや、レミリアとなら、どこまでも歩いて行ける。

 

 私の形ある「幸せ」はきっとこれだけなんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フランがシスコン過ぎて困っています

 

 

 

 

 

 〜END〜




では、次のフラン×こいしルートで!



さらば!

新しく書いて欲しいエンドはありますか?※一話完結

  • 3人とも報われないバッドエンド
  • 3人とも平和的なハッピーエンド
  • 3人に恋愛感情がないほのぼのエンド
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