申し訳ないですが重要なテストが近いので更新速度が落ちます。危険物取扱試験とらなきゃ………
「よーし皆揃ったね!これからブリーフィングを始めるよ!」
翌日、俺達は特異点修復のために管制室に集まっている。
「いや、俺のところのセイバー…村正がいないんだけど。」
「ああ、あれは何を言っても無駄だよ。職人っていうのは自分のことにしか興味がないのさ。もちろん、この私含めてね!…やだなぁ、ちゃんと君達のサポートするよ、事態が事態なんだし。それに、彼には刀を作ってもらってた方が良さそうだしね。」
「……なら別にいいけどさ。」
俺のところにはとがめとエミヤ、六華のところにはマシュとアルトリア、クーフーリン、何故かフォウもいる。
「じゃあ改めて、今から向かうのはフランスのオルレアン、百年戦争の舞台だ。ここは比較的揺らぎが少ない特異点だけど、何が起きてるかは分からない。僕達もこっちから通信して連絡を取り合うから何かあったら報告してくれ。探すのは異変の原因となっている聖杯とこちらから物資を遅れるようにする霊脈だ。よろしく頼んだよ。」
…意外と頼もしくみれるな、ロマンのやつ。
「むっ、七花くん。なにか失礼なことを思わなかったかい?」
「……なんでもねぇよ。それで、どうやって特異点に行くんだ?」
「ああ、それに関しては今回は大丈夫だ。前ほど不安定なものじゃない。このコフィンに入っていればほぼ確実に特異点にレイシフトできるのさ。」
「ふーん…サーヴァントはどうするんだ?」
「サーヴァントは君達がレイシフトすればその縁を辿って君達のところに行くよ。時間差があるかもしれないから基本的にサーヴァントがくるまで待機しててね。マシュはデミ・サーヴァントだからコフィンに入って。」
「分かりました。早速行きましょう、先輩!皆様!」
「お、やる気に溢れてるねマシュ!よーし、私も頑張っちゃうぞ~!」
先に六華とマシュがそれぞれコフィンに入った。
「じゃあ、行ってくる。後で会おうぜ、とがめ。」
「ああ、すぐに行くさ。」
「……私もいるんだがね。」
俺はコフィンに入り目を瞑った。……緊張していないというと嘘になる。総人類を救うための戦いなんて、俺には荷が重い。だけど、とがめや、六華がいる。そのためだけでも、俺は頑張るとしよう。
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「ここは…。」
目を覚ました俺がいたのは見渡す限りの草原の原っぱ……
ではなく、竜と人との戦いの真っ只中だった。
「殺せ!!『竜の魔女』の手下どもを皆殺しにするんだ!!!」
「グラァァァァァ!!!!」
人が叫び、竜が吠える。人が数人がかりで竜を殺し、竜は一匹で何人もの人を殺していく。
「なんだ!?何が起こってるんだ!?」
「きゃあああああ!!」
「!!六華!!」
パニック状態になりかけていた俺は理性を取り戻し、叫び声の方へ向かった。
「六華!!無事か!!」
「!!七花にい!!」
「七花さん!!先輩は無事です!!これは、どういう状況ですか!?」
「んなもん俺が知るか!!だけど…。」
見渡すと、そこにあるのは人と竜の死骸ばかりだった。
「……サーヴァントがくるまで待機って言う風に言われたが、無茶ってもんだろ。…マシュ、お前は六華を守っていてくれ。俺は、あの竜どもを倒してくる。」
「待ってください、七花さ…」
マシュの言葉を待たずに俺は走り出した。狙うは近くにいた一匹。
「虚刀流【薔薇】!!」
飛び膝蹴りが竜の頭に入り、一瞬怯む。が、
(こいつ、硬い……!!)
たいしたダメージにはなっていない。竜が反撃とばかりに爪を振るって攻撃してくる。
「……やることは前と変わらねぇ!攻撃を食らわないでお前を倒すだけだ!!虚刀流四の奥義【柳緑花紅】!!!」
竜の頭に鎧通しの一撃が入り、脳が揺れ竜は倒れた。しかし、
「ちっ、数が多すぎる!!どうすればいいんだ!!」
七花が一匹を倒したところで竜の数は百匹以上いる。このままでは焼け石に水だった。
「うわぁぁぁ!!」
遠くの方で一人、また一人と倒れていく。とどめを刺すように竜が近づいていく。
「止めろぉぉぉ!!!」
七花のフルスピードでも竜の凶行は止められない。
(駄目だ、間に合わない……!)
爪が振り下ろされるその時、
ヒュン!!
星の煌めきが走る。光の後には、バラバラとなった竜の死体があった。
「遅れてすみません。サーヴァント・セイバー、参上しました。このワイバーンを倒せばよいのですね?」
他の場所では、蒼き彗星が走る。
「よっと、サーヴァント・ランサー参上ってな!どうしたどうした、その程度か堕竜ども!!」
また他の場所では、紅き魔弾が走る。
「赤原を行け、緋の猟犬!!『
……サーヴァント・アーチャー、参上した。逃げれるものなら逃げてみろ。その猟犬は永遠に貴様らを追うぞ。」
「アルトリアさん、クーフーリンさん、エミヤさん…!!」
「マシュ、よく耐えました。ここからは、私達がやります。」
「おうよ!マスターにいいとこ見せねぇとなぁ!!」
「…そこの騎士達、巻き込まれるから離れていろ。このワイバーンは私達が何とかする。」
「「「ひ、ひぃぃぃぃ!!!!」」」
…一目散に逃げていったな…。
「…遅いぜお前ら。危うく俺が全部倒しちまうところだったぜ。」
「ふ、よく言うな君は。まあ、君の戦力も馬鹿には出来ない。そこにいるとがめ嬢からエンチャントを受けるがいい。君にも手伝ってもらうぞ、マスター。」
「…しちか~!七花~!!」
「え、とがめ!?何処だ!?」
「ここだ~!助けてくれ~!」
声のする方に行くと、そこには、穴に落ちているとがめがいた。
「……何やってるんだ?」
「違う!私がここに来たときちょうど下にこの穴があったんだ!……本当だもん!!私のせいじゃないもん!!」
……駄々をこね始めてしまった。
「あーもー分かったから!」
俺は穴の下に降りてとがめをおんぶし、穴の中から飛び出た。
「ほら、大丈夫か、とがめ。」
「そなた、そこはこう……いや、いい。私は大丈夫だ。ほら、七花も行ってこい。」
「いやそんな犬みたいな…、って似たようなものか。」
俺はとがめの刀だしな…。
俺はとがめの強化を受け他のサーヴァントとともに竜を倒し尽くした。強化を受けた俺はさっきよりも楽に竜を倒せた。けど…
…やっぱり強いな。英霊っていうのは。剣の一振り、槍の一薙ぎで竜がたちどころに吹っ飛んでいく。エミヤはいつの間にか弓から双剣に持ちかえ、接近戦を展開している。……アーチャーっていうのは、弓を使うクラスなんだよな?いや、さっき弓使ってたけど、あれ?
「……こんなところでしょうか。」
「あー終わった終わった。やっぱ雑魚じゃもの足りねえな。」
「目標は達成したからいいだろう。」
あの量の竜を簡単に倒してみせる……。俺も、もっと強くならなきゃな。
「……七花にい、大丈夫?」
「皆さん、怪我はありませんか!?」
「お、六華にマシュ。お前らこそ大丈夫だっか?」
「うん、私はマシュが守ってくれた。けど……。」
「…?どうした?」
「…ううん!何でもない!マシュ、守ってくれてありがとね!流石私のマシュマロサーヴァント!」
「先輩、マシュマロサーヴァントって、きゃっ!抱きつかないでください!!……でも、ありがとうございます…。」
マシュに抱きつく六華を見て、さっきの暗い顔と合わせて違和感を感じたが…気のせいだろう。
「あの!!ここは、皆さんが守ってくださったのですか!?」
聞き慣れない声が耳に入り、声の方を向くと、立っていたのは、一人の少女だった。
「ええと、あんたは誰だ?確かにこの竜を倒したのは俺達だが…」
そう伝えると少女はとても嬉しそうな顔をしてこう言った。
「我が名はジャンヌ・ダルク!!今回はルーラーのサーヴァントとして呼ばれました。どうか、あなた方の力を貸してください!!」