英雄語―エイユウガタリ―   作:おののっきー

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時間が明いてしまい誠に申し訳ありませんでしたぁぁぁ!!!リアルで危険物の試験勉強してて書く暇ありませんでした!!終わったので少しは更新ペース上がると思います。頑張ります!!




王妃語―オウヒガタリ―

アルトリア、クーフーリン、エミヤが七花達と合流し、マルタの助言通り一行は竜殺しを探しに向かった。

 

 

「ところでリヨンの街ってどっちにあるんだ?」

 

「七花さん、そういうのはドクターの仕事ですね。ドクター!」

 

『はいはい、聞こえてるよ。リヨンの街……らしき場所は今の場所から北側に三キロほど行ったところだね。』

 

「三キロか……とがめ、歩けるか?」

 

「あまり馬鹿にするなよ七花。私は英霊となって体力が増えているのだ!三キロなどちょちょいのちょいだ!」

 

(……三途神社でも同じことを言っていた気が……)

 

 

 

 

――10分後――

 

 

 

 

「七花~!疲れた~!おんぶして~!!」

 

「はいはい……。やっぱりこうなるんじゃないか……。」

 

「違う!普通の道だったらもっと歩けるのだ!この道は凸凹してたり坂道が多かったりと体力を削るトラップが多いからだ!!」

 

「トラップっていうか山道だからな……。」

 

しっかりとおんぶをする七花。

 

「ふふふ、七花の背中…」

 

「マスター、君は疲れているだろうしここは私が……」

 

「「…………」」

 

「悪かった!!私が悪かった!!だからお前を殺すと言わんばかりの目で私を見るのは止めたまえ!!」

 

「アーチャー、あれはあなたが悪いですよ。」

 

「そうだぜ。仲睦まじい奴らの仲を引き裂こうなんてサーヴァントの風上にも置けねえな。」

 

「エミヤさん……空気よんでください。」

 

「エミヤさん最低です。」

 

「私はそこまで言われないといけないことをやったのか!?」

 

……とがめが俺の背中にいる。俺のそばにいる。それだけで力が出てくるのは何でだろうな……

 

『―皆!話の途中だがワイバーンだ!!大量ワイバーンが君たちのところに向かっている!』

 

ワイバーンぶっ殺す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おらぁぁぁぁ!!!!」

 

虚刀流奥義を使い次々とワイバーンを倒していく七花。……その体からは赤々しいオーラが溢れている、気がする。

 

「……な、なぁ……七花の体から、なんかオーラが出てないか?私の強化ってそんなん出ないんだけど……」

 

「もぉ~とがめさんったら、分かってるくせに~♪」

 

「へ……?」

 

「マスター……いや、若いとはいいことだと思うがね。」

 

「いやあ若いってのはいいねえ!惚れた女のために戦う、これほど分かりやすいもんもねえだろ!」

 

「ふふっ…シロウも昔は張り切ってましたもんね。」

 

「セ、セイバー!」

 

若い二人を構いながらワイバーンを淡々と処理していく。ちなみにこの時は七花が一番多く倒していた。

 

「よし、これで全部だな。」

 

「七花……その、大丈夫?変なたがとか外れてない?殺意の波動みたいなの出てたよ?」

 

「とがめ、俺は普通だよ。……そう、邪魔をしたワイバーンを皆殺しにするくらい普通だよ。

 

「へっ?」

 

「七花にいはとがめさんとの一時を邪魔されたから怒ってるだけだよ。……まあ、あそこまで怒るとは思わなかったけど……。」

 

「へっ?そ、そうなの?」

 

「……六華、口が軽いのはこの口か~?」

 

「痛い痛い!頬をひっぱらにゃいで!!」

 

「……ふふっ、そっか……七花。」

 

「ん?」

 

「ありがとう♪」

 

ズキューン!!

 

銃声の音ともに七花の膝が倒れる。もちろん本物の銃声ではなく七花の心の中でのみ発砲された音である。とがめの満面の笑みの前では一時最強を誇る剣士も形無しであった。

 

「七花!?大丈夫か!?七花!!」

 

「……とがめさん、わざとじゃないの?」

 

『―皆、お疲れ様。イチャイチャしてるところ悪いんだけど2騎のサーヴァント反応が君達に近づいている。速度を考えてライダーがいるだろう。』

 

「サーヴァントがくるのか?それってやばいんじゃ……」

 

『いや、邪ンヌだったらこんな少数ではなくもっと多くのサーヴァントを引き連れて来るだろう。それにあの戦闘からそれほど日は経ってない。でも斥候の可能性とかもあるから気を付けてね!』

 

「……ロマン、お前、危機感薄くない?」

 

『えっ……ほ、ほら、もうすぐサーヴァントが来るよ!?戦闘準備に入りなよ!!』

 

「……あいつ、切りやがった……。で、本当に来てるのか?」

 

「ああ、来てるぜ。だがちと妙だ……殺気も何も感じねえんだよな……。」

 

 

山道の真っ正面、獣道のはずだが前方から何かが走ってくる音がする。

 

「全員警戒しろよ!」

 

歴戦のサーヴァント達は何が来ようと対処出来るよう身構える。マシュも六華の前に立ち、六華を守る意思を見せる。そして、前から馬の蹄の音ともに来たのは………

 

「ヴィヴ・ラ・フランス!!」

 

満面の笑みを浮かべ小ぶりな馬車の窓から身をのりだしこちらへと手を振る女性だった。

 

「あなた方がさっきの大きな竜と戦っていた方々よね?すっごいわ!とても感動したわ!!」

 

「「「「「「…………」」」」」」

 

「あら?あなた方どうしたの?」

 

「マリー、素性の分からないサーヴァントがいきなりこんな風に出てくればそりゃそうなるよ。」

 

マリーと呼ばれた女性とともに現れたのは細い男性。どうやら、敵ではなさそうだが、

 

「いや、誰だよ!?」

 

いち早く復活を遂げた七花が叫ぶ。他の人(サーヴァント)達も心のなかで思っていた。

 

「そう言えば自己紹介をしていなかったわね。私はマリー・アントワネット。フランス王妃と言えば分かるかしら?」

 

「あー、僕はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。知ってるだろ?」

 

フランスの王妃に、世界屈指の音楽家。どちらも教科書に載っているが……

 

「……なんか、今までで一番馴染みのある偉人に会った気がする……。」

 

「七花にい、私も……。」

 

「なっ!私は!?アーサー王伝説は馴染みがないと!?」

 

「ケルト神話に馴染みがねえってか!?」

 

「「うん。」」

 

「「あぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」

 

すまん、二人とも。日本生まれの日本育ちにはアーサー王はまだしもケルト神話は分からないし、アーサー王が女だということも知らない。アーサー王が女だなんて知っててたまるか。

 

「あら?そこにいるのは、もしかしてジャンヌ・ダルク?」

 

「あ、は、はい!マリー王妃に会えて恐悦至極……」

 

「やだ、そんな堅苦しくしなくていいのよ。私は今はただのマリー。あなた方も私のことはマリーって呼んで?」

 

「………で、お前らはここになにしに来た?マスターはどこだ?サーヴァントならいるだろ。」

 

「ええ、至極もっともなお言葉ね、青い偉丈夫なお方。私達はフランスを救うために戦おうと思ってるの!でもほら、私達って弱いでしょ?だから、戦っている人たちと合流して力になろうと思ったのよ!で、マスターなんだけど、私達にも分からないわ!!」

 

「……まぁ、フランスの王妃と音楽家が強いとは思ってないけどさ。」

 

「もちろん僕は戦えないぜ?何故かキャスターで召喚されたが、僕に出来ることと言えば音を奏でるくらいさ。」

 

……本当になんで来たんだ。

 

「マスターが分からない?どう言うことだ。」

 

「私が召喚されたときは、誰もいなかったのよ。いつの間にかこの地に召喚されたって感じで。それでまあ、私はフラフラ~っと旅をして、アマデウスと出会って、色々な町で話を聞いて気になったことがあるのよ。」

 

「気になったこと?」

 

「今聖杯はあなたじゃないジャンヌ・ダルクが持っているんでしょう?じゃあこの聖杯戦争はもう終わっているじゃない。でも、私達は呼ばれた。」

 

「……そうか、君達が抑止力(カウンター・サーヴァント)か!」

 

守護者の英霊、エミヤが言う。

 

「先程マルタが言っていたようにこの特異点では聖杯自らがカウンター・サーヴァントを呼んでいるはずだ。我々が今探しに行くジークフリートもあの邪竜ファヴニールのカウンター・サーヴァントとして呼ばれているようにな。」

 

「なるほど……じゃあ彼女達以外にも仲間になってくれるサーヴァントがいるかもしれないってことか……。」

 

「……召喚されたサーヴァントの性格にもよると思うが、そうだな。」

 

「あら?あなた達は今どこかを目指していて?」

 

「はい、マリー……王妃。私達は…」

 

「もう、ダメよジャンヌ!私のことはマリーって呼んで!私もあなたのことをジャンヌと呼ぶから!」

 

「え、ええっ!?…じゃあ、あの、マリー……。」

 

そう呼んだ時、マリーの顔がこれ以上にないほど満面の笑みを浮かべる。美しい花のようだが、傍らのアマデウスは何故か苦労そうな顔をしていた。

 

「マリー!!とてもいい響きだわ!!ええジャンヌ!私達は何処を目指しているのかしら?」

 

「私達は【竜殺し】ジークフリートがいると言われるリヨンに向かっています。そして途中でマリー達と合流したわけです。」

 

「まぁ!だったら急いで向かわなきゃいけないわね!」

 

「はい、ですが、私達サーヴァントはともかく、マスターは人間ですのであまりスピードは出せず……。」

 

「それなら私の宝具を使いましょう!」

 

「でも、マリーの宝具の馬車では小さい気が……」

 

「大丈夫大丈夫!!さっ、マスターや非戦闘員の方々は入って?」

 

「えーっと……マシュ、どうする?」

 

「ここはお言葉に甘えるべきかと。先輩は一般人ですからそちらの方が速いですし。」

 

「とがめも入っとけよ。疲れるだろ?」

 

「……七花はどうするのだ?」

 

「あ~……俺も疲れたかもな。中で休むよ。」

 

「そ、それなら私も入るぞ!」

 

とがめが一番に馬車の中に入る。見た目はとても6人も入れそうにないが、

 

「うわ広っ!!!」

 

とがめの叫びが馬車の中に響くくらいには広かった。

 

「これが私の宝具『百合の王冠に栄光あれ(ギロチンブレイカー)』よ。中の大きさは自由自在なのよ!」

 

「さすがサーヴァント……なんでもありだな。」

 

七花も中に入る。位置はもちろんとがめの隣だ。

 

「他の皆は?」

 

「俺は走った方が速えし、外の方がいいからな。」

 

「私も外の警備ということで、外にいますね。」

 

「……だそうだ。私も外の警備にまわろう。疲れを癒すといい。」

 

六華とマシュとジャンヌ、アマデウスとマリーも入り、それ以外のメンバーは外を走って行くことになった。

 

……俺も、強くならなくちゃ……

 

七花も外に出て走ろうかと思ったが

 

「~♪」

 

……隣でこんなに嬉しそうにしているとがめがいるんじゃ動けないな。

 

「リヨンの町はすぐだと思うけど、少しの間私とお話しましょう!ジャンヌ!あなたのお話とか、私とーっても聞きたいわ!」

 

「分かりました!分かりましたから!」

 

 

戦乱多き特異点、その中で数少ない癒しの時間を過ごす七花達だった。

 

 




ぐだぐだイベント来ますね。魔神セイバーは本当に好きなサーヴァントなので本気(課金)出します。坂本竜馬の宝具ってやっぱり自爆宝具なんですかね?
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