ぐだぐだイベント来ましたねー。皆さん調子はどうでしょうか?(ストーリーとりあえず終わった)ぐだぐだしてたのって本能寺だけですよねほんと。
自分帝都聖杯奇譚が大好きだったので今回はちょっとハッスルしましたね。鬼武蔵出せや。おじいちゃん出せや。魔神セイ……ゲフンゲフン、沖田オルタさんも大好きです!!!(宝具5)
リヨンの街、崩れた街を彷徨う二人の男。
「感じる……感じるぞ………あの男が近づいてくるのを………。」
「……あの男と言うのは、かの天才ですか?『灰色の男』」
「おぉぉぉぉ………アマデウス……アマデウスゥゥゥゥゥゥ!!!!」
獣の慟哭が響く。無辜の怪物として歪められた男は、仮初めの復讐者として、今は亡き■■の前に立つ。その邂逅に、彼は何を見るか―――
「着いたわね!」
マリーの宝具、『
「ここにジークフリートってやつがいるのか?しかしここは……。」
辿り着いたリヨンの街、そこは家屋は崩れ、瓦礫の山が多く積まれており、壊滅されていた。
「……これも邪ンヌ達がやったのか……。」
「七花……。」
「……七花にい!!落ち込んでても何も始まらないよ!皆も!今はジークフリートさんを探して、邪ンヌのところに行って、聖杯を取り戻すんでしょ!!」
「六華……ごめんな、兄ちゃん暗くなってたな。今は仲間を一人でも増やして、この特異点をなおさないといけないもんな!」
「うんうん、仲良きことは美しきかな。未来ある若者達は眩しくていいね。何か一曲弾こうか?」
「うわっ、急に出てこられるとびっくりするだろ、モーツァルト。」
「やだなぁ、アマデウスでいいよ。僕ほどの男が一曲弾こうって言ってるんだよ?歓喜して僕に礼を尽くすのが筋というものだろう?」
………まあ、あのモーツァルト…アマデウスの曲が聞けるのは凄いと思うが。
「今はジークフリートを探すんだろ。曲なら後でな。」
「つれないねえ、国王でも頭を下げるというのに。」
「アマデウスさん!私は聞いてみたいので、後で演奏をお願いします!」
「おや、マシュは聞いてみたいかい。……君みたいな真っ白な楽譜を僕みたいなクズが作詞する一部になると思うと、いやぁ人間ってのは死後も面白いものだね!!」
「あら、アマデウスの人間性はクズでも音楽性は天才だから、私にもピアノを聞かせてね?」
「マリー、君ってやつは変わらないな!」
―――空気が変わる。
「……!マシュ!!」
「はい!」
ガキィィン!!
マシュが構えた盾に強力な衝撃が走る。攻撃してきた黒い男は反転、距離をとり七花達と相対する。
「気配を感じなかった……六華はよく気付けたな。」
「なんか嫌な予感がしたの。たまたま当たって良かったけど…。」
「それで、あれは一体……。」
黒い男は七花達全員を一瞥し、一人の男に目が止まる。
「ようやく……ようやくだ………会いたかったぞ、アマデウスゥゥ………。」
「………君はまさか………。」
「アマデウス、知り合いなのか?」
「……ああ、僕の古い顔馴染みさ。皆、悪いがここは僕に任せてもらえるかな?」
戦闘系サーヴァントは皆頷き、後ろに下がる。
「アマデウスゥゥ……。」
「やぁ、久しぶりだね。『サリエリ』」
「サリエリ……まさかアントニオ・サリエリ!?」
「知っているのか、マシュ!?」
「はい、アントニオ・サリエリとはアマデウスさんの親友とも言われた音楽家です。それが何故あんなにも禍禍しい姿に……。」
「サリエリ、今日はどうしたんだい?一応僕は世界を救う旅をしているんだけど。」
「私の目的は一つ……アマデウス、お前を殺すことだ…!」
黒い男……サリエリの姿が変わる。先程の鎧姿がより禍禍しく、より凶悪な獣のような姿になっていく。
「そうか…!サリエリは『アマデウスを殺した男』としても有名です。実際に殺したかは不明だったんですが、まことしやかな噂が流れ、サーヴァントとなった際にその噂に引っ張られ『無辜の怪物』のスキルを得たと思われます。」
「……何言ってるのか全然分からん。」
「とにかく!あれはアマデウスさんを殺すという一面で召喚されたサリエリです!アマデウスさんは戦えないんだから隠れてください!」
「隠れる?何で?僕は昔の友人と話をするだけじゃないか。」
「相手は話が出来ないじゃないですかー!」
「おぉぉ……殺す……コロシテやるぞアマデウス……我が名はサリエリ……サリエリの、はずだ……。」
「大丈夫だよ。ほら………」
「ウオォォォォ!!!!」
サリエリが動き、アマデウスの体へと剣が吸い込まれていく。それに対してアマデウスは何しない。反撃も、防御をとろうとすらしない。ただ首もとを掻いてるだけだ。
「アマデウスさん!!」
遂に首が跳ぶ。その直前で、サリエリの剣が止まる。
「ゥゥゥゥ………。」
「な?サリエリは僕のことが大好きだからなー、僕を殺せるわけないんだよ。」
サリエリの鎧が消え、素顔が晒される。その顔は殺意に歪んだ顔ではなく、不快と羞恥により赤らめた顔だった。
「違う!貴様が好きなのではない、貴様が作る曲が好きなのだ!!貴様の指を切ったらもう演奏できないではないか!!」
「うわ、急に饒舌になったぞあいつ。」
「ぐぅぅ……そういうところだぞアマデウス!そういうところが嫌いなんだ!!」
「だったら僕を殺せばいいじゃないか。」
「ぐぅぅ……そうだ、殺す、殺してやるぞ…!!」
「なんか情緒不安定なやつだな。」
「いや、あれは……可愛そうな人ね。」
聖女マルタが哀れんだ顔をする。その目はどこか悲しそうだった。
「マルタ?どういうことだ?」
「彼のクラスはアヴェンジャー…復讐者のクラスよ。けど、話を聞く限り彼はそんな男じゃない。人のイメージを押し付けられアヴェンジャーというクラスを押し付けられたのね。殺したくない人を殺す衝動にずっと身を焼かれている…残酷なことね。」
「マルタ……あんた、本当に聖女だったんだな。」
「本当にって何よ本当にって!」
「ああ、そういう感じの方がマルタらしい。」
「……ふん。」
「殺す…!殺してやるぞ…!」
またも黒い鎧を装着し戦闘体勢に入るサリエリ。憎悪が激しく燃え上がり殺気が目で見えるようだが、
「まあまあ、これから一曲弾こうと思ってるんだけど聞いてく?」
「聞こうか。」
すぐさま鎮圧され装備を解いてしまう。そういうところだぞサリエリ!
「すげえな。やっぱ教科書に載るだけあるな。」
「感動です!!音楽は普段嗜みませんが、とても素晴らしい演奏でした!!」
アマデウスの演奏は神がかっていた。全員がその演奏に聞き入っており、エミヤやアルトリアは警戒の任すら忘れているようだった。
「……さすがアマデウスか、やはり天才とは憎いものだ。私の努力の粋をすぐに越えてしまう。」
「いやいや、天才の僕に努力だけであそこまでこれる君は凄いと思うぜ?何より、君は教えるの上手いじゃん。僕の子供も世話になったしね。」
「……昔の話だ。」
「あ、それはそうと君って邪ンヌ側の人間だろ?演奏代として邪ンヌの情報おいてってよ。」
「いやいや、アマデウス。それはいくらなんでも無理だろ。昔の友人とは言え、そもそもお前を殺そうとしてきたやつだぞ?」
「いいだろう。神の子の演奏代と思えば安いものだ。」
「いいのかよぉ!?」
綽々とアマデウスの言葉を受け入れるサリエリに突っ込む七花。復讐者とは何だったのか。
「といっても知ってることなどほとんどないが……そうだな、あの小娘は子供だ。生まれてまもない、未熟なガキだ。」
「……それはどういうことですか?」
ずっと黙っていたジャンヌがサリエリに問う。
「分からんよ。私があの小娘を見て感じたことだ。あとは、真に注意すべきはあの青髭だ。やつが……ぐぅぅ!?」
「サリエリ!?」
サリエリが苦悶の声をあげる。サリエリの胸からは巨大な爪のようなものが出ていた。
「いけませんねサリエリ、それ以上話しては。」
「ぐぅ…ファントム…!」
「ファントム……オペラ座の怪人、ファントム・ジ・オペラ!?何故サリエリさんを!?」
「サリエリがかの天才を殺すと言うので見届けに来ましたが、何故か仲良くなっているので裏切ったと判断したので。」
本当はもっと早くに殺そうとしたがアマデウスの演奏を聞いて放心していたため少し遅れてしまった。
「それでは目的も達成し、この量のサーヴァントを相手取るのは無理ですので、失礼。」
サリエリから手を離すとすぐさま逃げ出すファントム。敏捷Aは伊達ではなくどんどん差が開いていく。
「てめえ、待ちやがれ!」
「待って、クーフーリン!あなた、魔術が使えるでしょ!?サリエリさんを助けられないの!?」
「……くそっ、覚えてろよあの野郎。」
クーフーリンはルーン魔術でサリエリを治そうとする。だが、
「……マスター、こいつはもう駄目だ。霊核がやられちまってる。俺のルーンでは完全には治りきらねえ。よくて時間稼ぎだ。」
「……そっか……。」
「……サリエリ。」
「…はっ、なんだアマデウス。無様に殺された私を笑うか?」
アマデウスは空間からピアノを生み出し、椅子にかける。
「……何か、聞きたい曲はあるか?」
「……レクイエムを。」
「ははっ、意地悪だなぁ、君は。」
「……うるさい。お前が早死にしたのが悪い。」
サリエリの要望に答え、アマデウスの指が動く。死を悼む曲がサリエリを運ぶ。
「……何故完成されている。」
「ははっ、まあ僕は天才だからね?」
「……そういうところだぞ、アマデウス……。」
レクイエムに送られ、サリエリは消えた。死を悼む中、アマデウスだけは揚々とした様子でいた。
「じゃあ、どこぞの竜殺しを探しに行こうか。」
「……悲しくないのか?」
七花は問う。別れというものを嫌う七花は、友であるはずの男が死んだにも関わらず、揚々と振る舞う男に問わずにはいられなかった。
「んー……まあ、僕は周りのやつらとは感性が違うって分かってるから答えに困るけど……悲しくないわけじゃない。」
「なら、どうして…」
「また、どこかで会える気がするからさ。また会ったときは二人で演奏会でもするさ。」
憎たらしい笑顔で彼はそう言った。また会えるということを確信している、そういう表情だった。
「はぁ……サリエリさん、あんた苦労してたんだな……。」
「どういう意味だいそれ。」
「何でもねえよ、さっさとさっきのやつぶっ飛ばして、ジークフリート見つけて、邪ンヌを倒すぞ。」
「…ああ、そうだね。まあ僕は戦えないから、頑張ってね~!」
「そういうところだな、アマデウス!」
「……カルデアのサーヴァント、危険ですね。これ以上の戦力を保持させるわけにはいきませんね。やはり、傷ついた竜殺しにとどめを指すのが先ですね……。」
逃げ切ったファントムはもともとの命令の竜殺しの殺害を実行しようとする。だが、
「いくらジークフリートと言えど呪いにより弱体化した状態なら私でも殺せるというもの……。」
「はて、それはどうかな?」
「!誰だ!」
確かに誰もいなかったはずの道に、紺色の着物を来た男が立っている。
「貴様が言っていたジークフリートとはあの怪我をしていた男のことだろう?あの男は貴様では倒せんよ。信念が違う。」
「……貴様は何者だ。」
「外道に言う名はない……。早々にこの世から去るがいい。」
男は刀を抜き構える。その刀は普通の刀ではなく、三尺はある長刀だった。
「竜殺しの前の前座といこう。その程度の霊基で私に勝とうなどとはおこがましい。消えるがいい!!」
ファントムが消える。敏捷Aの速さにより男の正面から消え背後から攻撃をしかける。しかし、
「フッ!」
心眼によりその攻撃は弾かれる。
「なんだとっ!?」
「なかなかの速さ、次はこちらの番かな?」
そう言うと次は男が消えた。敏捷A+の男はファントムよりも速く動き、ファントムの反応を越え攻撃を繰り出す。
その剣は、かつて男が燕を切るために会得した『奥義』であった。一太刀で三本、全く同時に放たれる剣は時空を越え、多重次元屈折現象を起こす。その名は…
『燕返し』
「なっ…」
ファントムはその剣を感知できないまま、霊核を破壊され消滅した。残るは紺色の男だけだった。
「ふむ…かるであ、とか言っていたな。その者達ならあの男を治せるか…まあ、話をしてみれば分かるだろう。」
「竜か……あの日の燕を越える強敵となり得るだろうか……。」
キャラが分からん!!(サリエリ)(ファントム・ジ・オペラ)自分の文才のなさが憎い……!
あとレクイエムを説明するとアマデウスがレクイエム作ってたんですけど完成しないまま死んで、死後に完成した曲なんですよね。
関係ないですがドリフターズ読みました。あれヤバイですね。ちょっとそこのバーサーカー、ちょっと世界救わない?(出してぇ……島津豊久出してぇ……!!)
あと零閃って多重次元屈折現象じゃね?