英雄語―エイユウガタリ―   作:おののっきー

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否定姫の声優が頼光ママと一緒なの知らんかった…



恋愛語―ラブコメガタリ―

知らない……知らない……知らない……

 

「安珍さま?どうなさいました?あなたの清姫が参りましたよ?」

 

「ハハハハハ」

 

「ポンコツお兄ちゃんになっちゃった。」

 

とがめに嫌われた……とがめに嫌われた……

 

「とがめさん、あの人知ってる?」

 

「知るもんか!七花のやつ、私の知らないところで女つくってたんだ!あんなやつのことなんて知らない!!」

 

とがめの言葉が響く。だがこっちにも言い分はある。

 

「待ってくれ!俺は本当にこの女のことを知らないんだ!」

 

「まあ安珍さまったら冗談がお上手♥️私とあなたは生前から結ばれていましたではありませんか♥️」

 

「だから知らない!!俺の恋人はとがめだけだ!!」

 

ピクッ

 

とがめの耳が七花を向くが七花は気づかない。

 

「俺が前世から愛しているのはとがめただ一人だ!お前のことは知らない!」

 

ピクピクッ

 

とがめが七花を横目で見るが七花は気づかない。

 

「嘘ではない……何故ですか?」

 

「そもそもお前なんて俺は知らない!人違いだ!!俺の名前は藤丸七花だ!!」

 

俺は女を振り払いとがめの元へ駆け寄る。とがめはこっちを見ずにずっと下を向いている。……俺はもう愛想が尽かされてしまったのだろうか。

 

「とがめ、俺は……うっ!?」

 

声をかけようとした瞬間、俺は息ができなくなった。

 

とがめとの距離が近い。そう思う間もなく俺は口を塞がれた。

 

「……ぷはっ……はぁ……はぁ……この男は私の(もの)だ!!お前の安珍とやらではない!!お前なんかに私の七花を渡さないからな!!」

 

「とがめ……」

 

俺は何を思うわけでもなくとがめにキスをしていた。ほとばしる感情のままに。ただ愛を伝えたいがために。

 

「とがめ、俺はお前の(もの)だ。俺という一振りはとがめに使われてこそ意味がある。改めて、俺はあんたに惚れることにしたよ、とがめ。」

 

その刀が力を振るうは、

 

「~!あ、当たり前だ!この私から逃れられると思うなよ!……これからは、ずっと一緒だぞ、七花。」

 

「ああ!!」

 

ただ、たった一人の自分の担い手のために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ねえ、一つだけ言っていい?」

 

「……はい、先輩。」

 

「みんな口の中どう?」

 

「甘いです」「甘いな」「甘すぎる」「甘い」「甘くて」「苦くて」「目が回りそうです」

 

「私さ~あの二人のことは大好きだよ?でもね?恋人いない歴=年齢にとってはけっこうきついものがあるわけよ。分かる?目の前で身内がイチャイチャイチャイチャ恥ずかしいことくっちゃべってさ。それで二人とも顔真っ赤でしょ?見てて恥ずかしいんだけど。とがめさんとかさっきまであんなにツンツンしてたのにデレるの速すぎでしょ、やだ、私のお義姉(ねえ)ちゃん、チョロすぎ…?

カルデアに戻ったらベッドに即直行してね、いい?」

 

「先輩!?酷いキャラ崩壊をおこしていませんか!?先輩!?」

 

六華の心が何者か()に呑まれかけてたり六華の発言であたふたしてさらに顔を赤らめる二人。だが、

 

「どうしてですか?」

 

恋する乙女(バーサーカー)は止まらない。

 

「どうしてまた私から逃げるのですか?」

 

「だからお前のことを俺は知らないって……」

 

「どうしてまた私から逃げるのですか?安珍さま。」

 

女……清姫の体から炎が燃え上がる。俺を見る目は全く笑ってない。いや、あの目は俺を見ているが、俺ではない()()を俺を通して見ているようだった。

 

「何で……何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好きです………」

 

『七花くん、彼女の霊基は狂戦士、バーサーカーだ!まともに話が通じる相手じゃない!!』

 

「私から逃げるのなら、寄り添えぬのなら、燃やしましょう。一片も残さず、全て灰にしましょう!ええ、あなたと生きられない世界なんて、いらないんですもの。」

 

「ちっ!とがめ、離れてくれ!」

 

俺は鈴蘭の構えをとり女と向き合う。だがそこに待ったがかかる。

 

「待ってくれ七花。こいつとは私がやる。」

 

声の主は自分の隣、まさかのとがめだった。

 

「と、とがめ!?どうやって戦うんだよ!?」

 

「七花、私を誰だと思っている。『奇策士』とがめの名は伊達ではないことを教えてやる!!行け、【微刀・釵】!!」

 

とがめの合図とともに召喚されるのは完成形変体刀の一本、人の形を持つ刀【微刀・釵】真名・日和号だった。

 

「……サーヴァント、認識。即刻斬殺。」

 

「人形ごときが、燃え尽きなさい!!」

 

清姫が持つ扇子から炎が飛ぶ。普通の人間が当たれば焼死は免れないその炎を日和号は

 

「人形殺法・旋風」

 

4つの腕に装着されている刀を高速回転させ炎を断ち切る。刀を回した勢いを推進力に清姫の方へ高速移動し、清姫を狙う。

 

「人形殺法・春一番」

 

「くっ!」

 

勢いのままに跳び蹴りを放つが横に避けてかわす清姫。だが日和号の攻撃は止まらない。

 

「人形殺法・嵐」

 

足を地面に突き刺し体を回して真横に刀を振り切る。

 

「調子に乗らないでください!」

 

真横に振られる刀の下へ潜り込み下から炎を打ち上げる。少なくないダメージを与えるが、それは日和号の攻撃範囲に入るということでもある。

 

「人形殺法・砂嵐」

 

足を固定し4本の刀を円形にめった斬りにして清姫を斬りつける。

 

「あああぁっ!!」

 

懐に入っていたがために弾き飛ばされた清姫。肩から血を出し息が荒れる。

 

「燃やす………燃やす燃やす燃やすっ!私の恋路を邪魔するなら、全て燃えてしまえっ!」

 

清姫の体からまた炎が燃え上がる。その炎は身を包み、清姫の体を変えていく。腕、足、体がその身を龍に変えていく。

 

「……対象の魔力増大を感知。」

 

日和号が刀を捨て、逆立ちをするように体を反転させる。空を向いた4つの足を高速回転させ、最高の切れ味を出す。

 

「人形殺法・微風刀風」

 

その回転力により、日和号は空を飛ぶ。

 

日和号に続くように清姫は宝具を解放する。

 

「燃やしつくす!!『転身火生三昧』!!!」

 

その身を龍に変え蒼白い炎を纏い日和号を追い空を泳ぐ。

 

微風刀風と龍に転身した清姫が衝突する。その瞬間、とがめが不敵な笑みを浮かべる。

 

空中で大きな爆発が起き、2つの影が落ちてくる。片方は人間に戻った清姫、もう片方は…スクラップとなった日和号だった。

 

「日和号っ!とがめ、大丈夫なのか!?」

 

「大丈夫だ、というより、私が自爆させた。」

 

「とがめー!?」

 

「日和号があの女とぶつかり合う時に自爆……魔術師風に言うなら『壊れた幻想(ブロークンファンタズム)』というべきか?まあ、これであの女も致命傷を負った。」

 

その言葉のように、空からドシャッと傷だらけの清姫が落ちてきた。日和号は役目を終えたかのように光となって消えた。

 

「ううっ……」

 

「これで懲りたか?私の七花にまだ手をだそうと言うのなら……。」

 

とがめは手に『斬刀・鈍』を持ち、清姫へと向ける。

 

『って待った待った!!貴重な野良サーヴァントなんだ!七花くん、彼女を止めてくれ!!』

 

「わ、分かった!」

 

今にもとどめを誘うとしているとがめを止めようと間に入り、

 

「とがめ、嫌なのは分かるがそこまでにしておこう!!お前ももう懲りただろ!?今この世界は邪ンヌのせいで危ないんだ。戦力が一つでも欲しいんだ!お前の力が要るんだよ!今までのことは水に流して力を合わせよう?な?」

 

「っ七花…ちっ、しょうがない。戦力が必要なのは正論だ。許してやる。」

 

とがめからは許可を得た。……本当に危なかった……また嫉刀・咎が出るんじゃないかと怖かった……。

 

「……」

 

「……どうした?」

 

清姫は俺の方を向いてずっと固まっている。だがだんだんと顔が赤くなっていき……

 

「好き!!!(再度)」

 

「何でだよ!?」

 

「ええ、あなたの言う通り安珍様のことは水に流しましょう!そして改めてあなたのことを好きになりましょう!七花様、でしたね?これからも()()()よろしくお願いしますね?マスター?」

 

……恐る恐るとがめを見る。

 

限定宝具『嫉刀・咎』発動

 

「ちぇりおおおおおおおおお!!!!!!!」

 

「なんでこうなるんだぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『よし、目的だったジークフリートに佐々木小次郎、ついでに野良サーヴァント2人が仲間になったね!!戦力としてはけっこういいんじゃないか!?』

 

「うんうん!これだけのサーヴァントがいればきっと邪ンヌ達にも勝てるよ!」

 

「……おい、なかったことにするなよ。」

 

『嫉刀・咎』を発動したとがめにボコボコにされ地面に倒れ伏している俺。

 

「まあ大丈夫ですかマスター?ささ、私の膝を枕に……」

 

「調子にのるなよ貴様ぁ!!!」

 

「よかっなマスター、両手に花だぞ。」

 

「エミヤてめえ……。」

 

「……これが君たちの通常運転なのか?」

 

「……ジークフリート、残念ながら……。」

 

「……騎士王よ、恥じることはない。……とても良い仲間達だな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




キャラが分からない(深刻)書くの遅くてすみません……



宝具『嫉刀・咎』

種類:対人(七花)宝具

ランク:A

レンジ:0

最大捕捉:1人

七花が女の子と良い関係になっていると確認(誤認)すると発動する宝具。般若面(かわいい)になったり七花相手へ特効(物理、精神)が入る。今回は清姫と七花が良い関係になっている(誤認)ために発動された。(かわいい)参考:紅羽襲さんありがとうございます!!

全く関係ありませんが二万課金して欲しかったエレナママ来ませんでした(´・ω・`)


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