英雄語―エイユウガタリ―   作:おののっきー

19 / 27




まず始めに、本当に申し訳ありませんでしたぁぁぁぁ!!!!この一ヶ月間色々忙しく、小説を書く時間がありませんでした……水着イベも伝承結晶全部集まらなかった……無念……これからは出来たら更新速度上げていきたいと思いますが、暖かい目で見守っていただけたら幸いです。






幻想語―ゲンソウガタリ―(下)

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジャンヌ……私に策があります。貴女の令呪を一ついただけないでしょうか?」

 

「え?ええ、いいわよ!ジルの頼みだからあげるんだからね!勘違いしないでよね!」

 

(……私、ジャンヌにツンデレ属性を与えましたかな?まあ、これはこれでCOOOOOL!!!なので、よしとしましょう……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦場に咆哮が満ちる。

 

周りを見渡すと、それぞれのサーヴァントがそれぞれの相手を見つけている。

 

 

 

「串刺し公、ワラキアの王よ。あなたとはもっと別の形で会いたかったが、戦場で出会ったならばやることは一つ。そうだろう。」

 

「騎士王よ。余もこのような形は無粋だ。だがしかし、狂化により思考は妨げられている。ここは、槍と剣、己の得物で語るとしようか。」

 

「異論はない。」

 

セイバー   アルトリア・ペンドラゴン vs バーサーク・ランサー  ヴラド三世

 

 

 

 

 

 

「ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

「……意識がほとんどない状態であんな宝具使うからだ。完全に狂化に呑まれてやがる。あーあ、美人が台無しだな。……今のお前は英霊に非ず。魔猪となりきる前に引導を渡してやるよ。この俺がな。」

 

ランサー   クー・フーリン vs バーサーク・アーチャー バーサーカー  アタランテ

 

 

 

 

 

 

「あああっ!マリー!マリー!マリー!また君の首を跳ねることが出来るだなんて!」

 

「……サンソン。私とあなたは、もう終わった関係なのよ。」

 

ライダー   マリー・アントワネット vs バーサーク・アサシン  シャルル・アンリ・サンソン

 

 

 

 

 

 

 

「……やっと会うことができましたね。私。」

 

「はっ、前にも言ったでしょ?あなたと話すことなんてなにもないのよ。」

 

「いいえ、私はあなたを理解しなければなりません……そう、拳(マルタ直伝ヤコブ神拳)で!!」

 

「………は?」

 

「さあ、行きますよ私!!」

 

「ちょ、ま、あんた旗はどうしたのよ!このアーツゴリラ!!」

 

ルーラー   ジャンヌ・ダルク vs ルーラー  

ジャンヌ・ダルク・オルタ

 

 

 

 

 

 

「貴様らに私の野望を止めさせる訳にはいきません!!来なさい我が従僕、我が手足よ!!」

 

「へえ、その気持ち悪いヒトデがあんたの宝具か?……とがめ。」

 

「ああ……《斬刀・鈍》。」

 

「数が多いな……マシュ、六華を頼むぞ。」

 

「お任せください!先輩は必ず私が守ってみせます!!」

 

「期待してるね!七花にいも、おもいっきりやってね!!」

 

「全て!全てを犯しつくしなさい!!ジャンヌを殺したフランスの崩壊を、この手に!!」

 

「……うるせえよ。その口黙らせてやる。ただしその頃には、あんたは八つ裂きになってるだろうけどな。」

 

 

マスター   藤丸七花 vs キャスター   ジル・ド・レェ

 

 

 

 

 

 

「グォォォォォォォォォォォ!!!!!!」

 

「やかましい竜ね。そんなにシめられたいのかしら?」

 

「ふむ、これは斬り甲斐がありそうだ。」

 

「ファヴニールよ、貴様との決着、ここでつかせてもらおう!!」

 

セイバー   ジークフリート  ライダー  マルタ アサシン   佐々木小次郎 vs 邪竜  ファヴニール

 

 

 

 

 

 

「ボエ〰️……なんで私たちがこんなことやってんのよ!!」

 

「こんなこととはなんですか。ますたぁが私たちに頼んだ立派な役目ではごさいませんか。」

 

「こんな堕竜の相手するのなんてダルいだけなのよ!!」

 

「これだけの数です。あなたお得意の広範囲無差別音響毒電波の見せ所でしょう。」

 

「言ったわね!言ったわね!?見返してあげるんだからよく聞いてなさい!!『鮮血魔孃(バートリ・エルジェーベント)』!!!」

 

「ああもううるさい!!なんで僕がこっちなんだ!!『死神のための葬送曲(レクイエム・フォー・デス)』!!」

 

ランサー エリザベート・バートリー バーサーカー 清姫 キャスター ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト vs ワイバーン

 

 

 

 

 

 

「……ふむ、私たちもそろそろ始めようかね?」

 

「…構えをとらない戦士を殺すのは騎士の名折れだ。早く構えろ。」

 

「すまないな()()()()()()。あいにく自分は騎士などという高尚なものではなくてね。」

 

エミヤは干将・莫耶を投影し、水平に構えをとる。

 

「……貴様、名はなんだ。私の真名を知っているのか。」

 

「なぁに、私は名もなき掃除屋だよ。……フランス、男とも女ともとれる両性的な顔立ち、そして竜騎士、ここまでくれば分かるというものだ。

()()()()()()()()()()。」

 

真名を晒されたデオン。だがそこに戸惑いはなく、狂化に侵された表情で細剣を構え殺意を放つ。

 

「そうか、なら……私の技量、とくと味わうがいい!!!」

 

一突。エミヤが反応できたのはランサーの敏捷を見ていたからだろう。それほどに素早い刺突がエミヤを襲った。

 

「ふんっ!!」

 

エミヤは干将・莫耶を交差させ重なった腹で刺突を受け、弾き返す。

 

「はっ!!」

 

弾き返されたことをものともせずに素早く距離を詰め細剣を振るう。それをエミヤは干将・莫耶で的確に防御していく。

 

「その腕……ただの英霊ではなさそうだな。」

 

「過大評価ごめん被る、な!!」

 

干将・莫耶を振るい再びデオンを弾きとばす。その隙にエミヤは弓を投影し、遠距離戦に移行する。

 

「貴様、アーチャーか!!二刀使いの弓兵など聞いたことがないぞ!!」

 

「なぁに、アーチャーにしかなれない紛い物でな!!」

 

『我が骨子は捻れ狂う』

 

投影されたカラドボルグに紅い魔力が走り、矢として放つに適した形状に変化する。

 

偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)!!!』

 

捻られた魔剣は空間を捻切りながら一直線にデオンへと向かい、着弾、爆発を起こす。

 

「……!!上か!!」

 

手応えを感じなかったエミヤは魔力を感じ空を仰ぐ。そこには大きく白百合を咲かせる騎士がいた。

 

「王家の百合よ、永遠なれ。『百合の花咲く豪華絢爛(フルール・ド・リス)』」

 

空を白百合が覆う。それを見たものは目を奪われ、魅了されるだろう。それを直感的に判断したかは分からない。が、エミヤは白百合を見る直前に目をつぶった。

 

「馬鹿め!そのまま貫かれるがいい!!」

 

宝具を放ち、上空からエミヤに向かい流星のように突きを放つデオン。白百合は未だ健在であり、目をつぶっているままのエミヤ。その手には弓ではなく、新たに投影したであろう()()()()()()()()()()があった。

 

「……投影、装填(トリガー・オフ)

 

向かってくるデオン、それに合わせるようにエミヤは()()を使い、ある剣士の絶技を放つ。

 

全工程投影完了(セット)…………是・零閃(ゼロセン・ブレイドワークス)

 

 

しゃりん

 

 

「え……?」

 

音がした。デオンはあと一秒もあればエミヤを突き刺せるはずだった。しかし、そうはならなかった。

 

「……はぁ、この技をただの浪人が使っていたと思うと、恐ろしいな。」

 

デオンの体は剣ごと両断され、地面に横たわっていた。

 

「……私の負けか。紅の騎士よ、一つ聞いてくれないか。」

 

「だから騎士ではないのだが…何だ。」

 

「王妃を頼む。彼女は、フランスの華なんだ。」

 

そう言い残すと、デオンは光となって消えた。

 

「……努力しよう、シュヴァリエ・デオン。さあ、他のところは……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風王結界(ストライク・エア)!!』

 

ヴラド三世が産み出す杭の壁を聖剣が放つ風が砕き、アルトリアの聖剣がヴラド三世の胸を貫く。

 

「ふ……見事だ。此度の聖杯戦争は少し不愉快なこともあったが、よしとしよう。武人として終われること、感謝しよう。」

 

「ヴラド公、高潔なる武人よ。次に見える時は狂化がないときに。」

 

「違いない。フハハハハハ!!!」

 

ヴラド三世の笑い声が戦場に響きながら、光となって消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

「ぅぅぅ……ぁぁ……コロ…シテ…クレ…!」

 

クー・フーリンは何度も槍を振るう。だが狂化に呑まれ異常な再生力を持つアタランテには浅い傷だった。本能のままに暴れまわるアタランテ。その体はほとんどが魔猪となり、意識が呑まれる寸前であった。

 

「……その心臓貰い受ける。」

 

クー・フーリンは静かに魔力を高める。先ほど放ったものとは違い、この槍は必ず心臓を貫き、命を止める。狙うは心臓、穿つは必中。

 

刺し貫く死翔の槍(ゲイ・ボルグ)!!』

 

懐に潜り込み放たれた絶死の槍は、宣言通り心臓を貫き、付近の肉ごと、抉り飛ばした。

 

「……………ありがとう………。」

 

感謝の言葉とともに、アタランテは光となって消えた。

 

「……ちっ、胸くそわりぃ……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何でなんだマリー!何故僕に殺されてくれないんだ!!」

 

「サンソン、私とあなたの関係はもう終わっているの。第一、処刑人であるあなたの剣は無辜の民殺しすぎてしまったわ。あなたは、もう処刑人ではなくなってしまっているのよ。」

 

「そんな……マリー……」

 

「だからね、あなたはあなたを許していいのよ。サンソン。」

 

「マリー……」

 

「というわけで、はーい!『百合の王冠に栄光あれ(ギロチンブレイカー)』!!!」

 

「マリーーー!!??」

 

馬に轢かれ光となって消えたサンソン。その顔は困惑しつつもどこか嬉しそうだった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「虚刀流『木苺』から『遊蝶花』まで斬撃技混成接続!!」

 

 

斬刀・鈍により手刀、足刀の斬撃に補正が入り、海魔を切り刻んでいく七花。 しかし、

 

「くそっ、数が減らない!!」

 

ジル・ド・レェの宝具『螺煙城教本(プレラーティズ・スペルブック)』により現れる大量の海魔は数を減らすことなく七花達を襲っていた。

 

「マシュ!!」

 

「はい!仮想宝具疑似展開 『人理の礎(ロード・カルデアス)』!!」

 

海魔から身を守るために人理を守る盾が創られる。七花は一旦盾に身を隠し、海魔の攻撃をしのいだ。

 

「どうする、このままじゃジリ貧だぞ!!」

 

「ここは、私が令呪で誰か呼んで……」

 

「いや、七花、刀を変えるぞ。」

 

「え、ってうわぁぁ!?」

 

とがめが七花の胸に手を当て、斬刀・鈍を抜き取る。

 

「何度やっても慣れないな……。それでどうするんだ?」

 

「ようは本体、あの男を叩けばいいのだ。この刀を使う。」

 

「それは……」

 

「皆さん!!もう盾が持ちません!!早く!!」

 

「仕込みは終わった!マシュ、放射している魔力だけ爆発させてあのヒトデどもを倒すことができるか!?」

 

「や、やってみます!」

 

人理の礎(ロード・カルデアス)の盾として放射された魔力部分を擬似的に壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)をすることで盾にまとわりついていた海魔を大きく吹き飛ばすことに成功した。海魔は数を大きく減らし、七花は少なくなった海魔をけちらしながらジル・ド・レェに向かって走る。

 

「おのれぇぇぇぇぇぇ!!!!この匹夫めがぁぁぁぁ!!!!」

 

叫ぶとともに海魔の勢いが増す。至近距離まで迫っていた七花は海魔の波に呑まれ、体を失っていった。

 

「七花にい!?」

 

「あとはあなた方だけですか……。苦悶の声をあげながら狂い死になさい!!」

 

「それは無理な話だな!!」

 

「なっ!?」

 

ジル・ド・レェの背後に衝撃が走る。それは虚刀流四の奥義『柳緑花紅』だった。

 

「あなたは……海魔に呑まれて死んだはずでは……!」

 

柳緑花紅を放ったのは先ほど海魔に呑まれて消えた七花だった。

 

「これが『千刀・鍛』の効果、魔力を使い分身を造ることができる!!先のは魔力で造った分身を囮にして、本物の七花は爆風にのり貴様の背後まで飛んでいたのだ!!」

 

「馬鹿なっ…ありえない!!」

 

「虚刀流最終奥義『七花八裂・改』!!!」

 

柳緑花紅からはじまる鎧通し、掌底、打撃、踵落とし、跳び膝蹴り、手刀の6つの奥義を叩みこんでいく。

 

「これで終わりだ!ちぇりおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

 

ジル・ド・レェの胸に『花鳥風月』が入り、勢いのままに吹き飛ばされていく。

 

「終わったか…。あとはファヴニールだけか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「グォォォォォォォォ!!!!!」

 

「しゃらくさいのよ!!!」

 

振り下ろされる巨大なファヴニールの爪を、マルタがアッパーで打ち返す。衝突しあった拳は振るった爪が打ち上げられ体勢を崩すほどの強さであった。

 

「はっ!!」

 

その隙を見逃さず即座に懐に入り、長身の得物を振るう佐々木小次郎。だが堅牢な甲殻にはばまれ、刃が通るには至らなかった。

 

「くらえ!!」

 

ジークフリートが高く飛び上がりファヴニールの頭に兜割りをくり出す。その一撃は直撃し、少なくないダメージを与える。

 

「グギャァァァァ!!!」

 

反撃と言わんばかりに息を吸い込み、ブレスを吐き出すファヴニール。

 

「ちっ!『幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)』!!!」

 

溜めがなく中途半端な威力の真名解放となったがブレスと相殺することには成功した。

 

「やはり威力が足りないか……。少しでも隙があればな……。」

 

全員が硬直状態となった瞬間、遠くからなにかが吹き飛ばされたような勢いでファヴニールにぶつかった。それはボロボロになったジル・ド・レェだった。

 

「わ……私は、死ぬわけには、いかない……ジャンヌ……」

 

その生への執着心をもって命を繋いだジル・ド・レェは最後の手段を使う。それは、

 

「令呪をもって我が肉体に命ず!!宝具を発動し、ファヴニールを取り込み更なる災厄として生まれ変われ!!!」

 

令呪を用いた強制的な宝具の発動によりおびただしい数の海魔が産まれ、交わり、一つとなっていく。

 

「グォォォォ!!??」

 

産まれ出でた巨大海魔は近くにいたファヴニールと主たるジル・ド・レェを取り込む。ファヴニールは抵抗するも海魔の物量に呑まれ、姿を変え、魔竜として生まれ変わった。

 

「なんだ、あれは…?」

 

魔竜の姿はファヴニールの全身に目のようなものが生まれ、竜の心臓によって生まれる魔力で海魔の柱……海魔柱が幾本も生えていた。主たるジル・ド・レェは外からは見えず中に潜んでいるようだった。

 

「おお……おおおおお!!!!これこそ我が力!!我が復讐!!貴様らを、フランスを滅ぼすにふさわしい!!!」

 

「……!言葉だけで、なんて圧力……!!」

 

魔竜と化したジル・ド・レェから発される魔力はすさまじく、三人の動きが止められてしまう。

 

「まずは貴様らが、我が復讐の第一歩となれぇぇぇ!!!!」

 

口に魔力が溜まっていく。放たれるであろうブレスは先ほどファヴニールが放った比ではなく、三人をそのまま消滅してありあまる力だった。

 

「これは……ちとまずいな。」

 

「なに悠長に言ってんのよ!!」

 

「バルムンクを……ダメだ、間に合わん!!」

 

ブレスが放たれるその時、

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!!!』

 

相殺させるように希望の光が放たれる。極光とブレスがぶつかりあい、対消滅した。

 

「ジャンヌ…?何故、何故あなたが邪魔をするのですか聖処女よぉぉぉ!!!」

 

「ジル・ド・レェよ。まず第一に私はジャンヌ・ダルクではありません。そして、私の使命は狂った人理を直し、貴様のような外道を倒すことだ!!!」

 

「よく言ったぜセイバー!『蹴り穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)』!!!』

 

偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)!!!』

 

「ちぇりおおおおおおお!!!!!!!」

 

三人の攻撃が穿ち、貫き、叩き潰す。だが、

 

「な……まじかよ。」

 

「この巨体でこの再生力……厄介だな。」

 

削られた部分はすぐさま再生し傷一つない体に戻った。

 

「貴様らの攻撃など今の私の前には塵芥にも等しいのですよ!!」

 

「どうするとがめ!!何か奇策はあるのか!?」

 

「わかるか!!こんな化け物見たことないわ!!ええい、ここが正念場よ!!全員でかかるぞ!!」

 

「力技だな!!そういうシンプルなのはいいぜ!!ちょっとばかしイライラしてんだ、相手してもらうぜ!!」

 

「なら舞台を整えよう。『I am the born of my sword(体は剣で出来ている)』……『無限の剣製(アンリミテッド・ブレイドワークス)』!!」

 

エミヤの魔力が練られ、その心象風景を写し出す。幾多の剣が刺さり立つ錬鉄の世界にその場の全員が移動する。

 

「その程度で私を止められると思うな!!この匹夫めがぁぁぁぁ!!!!」

 

魔竜ファヴニールは翼を羽ばたかせ空に飛びあがる。

 

「空中から全員消してくれるわぁぁぁぁ!!!」

 

ブレスを放つために魔力を溜めるファヴニール。だが竜には竜殺しを。特に今回は、竜を鎮めた聖女が跳びあがる。

 

「飛ぶのとかうざいのよ!!!来なさい、『愛を知らない悲しき竜(タラスク)』!!!」

 

マルタは呼び出したタラスクに乗りファヴニールの上まで行く。そのままタラスクを踏み台にして高く飛び上がる。

 

「行きなさいタラスク!!」

 

タラスクは高速回転しファヴニールの胴体にぶつかる。そこへ向かい、力を溜めながら拳を振りかぶる聖女がいた。

 

「逝きなさいタラスク!!『荒れ狂う哀しき竜(タラスク)』!!!」

 

タラスクが衝突した位置へマルタが殴りかかる。その勢いは止まらず殴打の勢いでファヴニールの高度がどんどん下がっていく。

 

「これで終わりよ!鉄☆拳☆聖☆裁!!!」

 

その言葉を皮切りにファヴニールを地面まで叩きつけ、宝具であるタラスクを壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)させる。

 

「ぐぅぅぅ……まだです、もう一度飛んで……」

 

「いやいや、それは遠慮させたいでござるな。」

 

「同感だ!」

 

叩きつけ大きな隙を見せるファヴニールに対し二人の剣士が走る。狙うはその翼。人類最高峰の剣技をもって斬り落とす。

 

「秘剣・『燕返し』」

 

是・零閃編隊 二機(ゼロセン・ブレイドワークス)

 

同時に襲いかかる斬撃によりその翼を落とすファヴニール。

 

「まだ終わらせねぇぞ!!マスター!!」

 

「うん!令呪をもって命ずる!ランサー、敵の足止めを!!」

 

「あいよぉ!!」

 

令呪の発動によりクー・フーリンの持つ槍が大きくなっていく。その大きさはかのワルキューレ、ブリュンヒルデの宝具並みに大きくなった。

 

「これでもくらっときな!!」

 

その巨大な槍を持ちながら平然と飛び上がり、ファヴニールの体へと投げつける。その槍はファヴニールの体を貫き、地面へと縫い付けた。

 

「今だぜ嬢ちゃん!!決めちまいな!!」

 

「令呪をもって命ずる!セイバー!!やっつけちゃえーー!!」

 

「心得ました。ジークフリートよ、力を貸してもらおう。」

 

「いいだろう。竜を殺すことしか能がないが、竜殺しでは誰にも負けん!!」

 

今ここに2つの柱が並び立つ。金色の希望の光と蒼青の真エーテルの光が充填され、放たれる時を待つ。

 

「させるかぁぁぁぁ!!!!」

 

そうはさせじとファヴニールが最後の力を振り絞りブレスを溜める。発射される寸前、

 

「ちぇりおおおおおおおおお!!!!!!」

 

下顎に向かって最速の一の奥義 『鏡花水月』が入る。その勢いのまま強化した身体能力で飛び上がり、頭に向けて七の奥義 『落花狼藉』を決める。ブレスを放つ直前で開いた口が閉じられたため口の中でブレスが暴発し、口から煙が上がる。

 

そして、充填が終わる。

 

「束ねるは星の息吹「邪悪なる竜は失墜し

「輝ける命の奔流「世界は今落陽に至る

「受けるがいい!!「撃ち落とす!!」

 

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー)!!!』

 

 

幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!!』

 

 

星の造りし聖剣、竜殺しの魔剣の二振りの光がファヴニールを襲う。対軍宝具2発による極光は拘束されたファヴニールをたやすく呑みこんだ。

 

「ああ……この光は……また、あなたに倒されるのですか、ジャンヌ……」

 

「これで終わりだ、ファヴニール(ジル・ド・レェ)!!!」

 

ファヴニール(ジル・ド・レェ)が完全に光に消える。再生することはなく、細胞の一辺まで消滅した。

 

 

 

 

 

 

 

第一特異点  フランス最終決戦、決着。

 

 

 

 

 

 

 








ゼロイベ周回が終わりません。時間が欲しい。頼むから時間をくれ……イスカンダル来たからOKです!


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。