キリカ「じゃあ君、ミカ先輩のいとこさん?」
ソラ「一応、そうだな」
キリカ「へぇ〜、そうなんだ!私、昔、色々お世話になったんですよ!」
ソラ「はぁ」
ソラはため息をつきながら現状整理を頭の中でする。
とりあえず魔女狩りの連中はこの警察官が手錠を使って身動きを取れないようにした。その後、このアホ髪(ロベリア)が警察官に現状説明し、キリカ「そんな自体になっていたのですか、この正義のヒーローキリカさんがその主人を助け、魔女狩り達を成敗します。」とか何とか言い出して、この警察官も付いて来た。面倒な奴が1人増えた。
キリカ「それにしても君、やっぱり強いね!さすがミカ先輩のいとこなのかな?この前のチンピラ達も追い返したし、あの魔獣相手に、殴り飛ばすなんて」
こいつなんでこんなに喋るんだ?一応、敵地だぞここは。
ロベリア「ソラさんは強いですよ。頼り甲斐があります」
お前は頼りにならんけどな。
ソラは大丈夫か?と思いながら、魔女狩りの集落地に向かった。
青の樹林の集落地
ソラ「あれか」
話し声がする。数は20人弱ってところか・・・・・・ソラ達はなるべく姿を隠し集落地内部に侵入する
魔女狩りa「お頭、今日の食糧ですぜ」
お頭「おう、今日も大量だな!」
ソラ達は物陰から監視していた。
ソラ(あれが頭か?・・・・見た目は、ザ・山賊みたいなガタイに服装・・・・お頭と呼ばれている以上一応トップのやつだろう)
ロベリア(どうしましょう?ソラさん?」
ソラ(少し数が多い、人質もどこにいるかわからない、もう少し様子を見る)
ロベリアはソラの服の袖を掴む。
ソラ(?、なんだ)
ロベリア(あくまでも、殺さずでお願いします)
ロベリアは手を震えながら言う。
ソラ(・・・善処してやる)
ロベリアは少しホッとしたのか笑みを浮かべる。
ソラ(ん?おいあの警察官は?)
ロベリア(?、そういえば)
さっきまで一緒にいたキリカが居なくなっている?
キリカ「そこまでよ‼︎」
キリカは敵陣の前に仁王立ちで立っていた。
ソラ(あのバカ‼︎)
ロベリア(き、キリカさん⁈)
魔女狩りa「なんだこいつ?」
魔女狩りb「警察官?何故ここに?」
魔女狩りc「どうやってここまで来れた⁈」
お頭「騒ぐな、お前ら!」
お頭と呼ばれていた奴は、よっこいしょっと立ち上がり、
お頭「何しに来た?お嬢さん?」
キリカ「私の名前はキリカ‼︎正義のヒーローよ!!!」
お頭「正義のヒーロー?」
キリカ「最近、治安が悪いのも、運送屋の人を拉致したのも貴方達ね!」
お頭「!・・・・・がははははは、そういことか!」
お頭「確かに、そりゃ俺達だな‼︎」
お頭は豪快な笑いを見せる。
お頭「1人か?そんなはずないな!どこかに隠れているだろうな、まぁいい‼︎俺の名前は牛島 三郎!魔女狩りの幹部の1人だ!!!」
ソラ(魔女狩りの幹部?他にもいるのか・・・・ん?)
ロベリア「キリカさん‼︎」
ロベリアもいつのまにかキリカを追って飛び出した。
ソラ(・・・・・バカばっか!)
牛島「ふん、やはり仲間がいたか!だか何人来ようと関係ないわ‼︎野郎どもやれぇ!!!」
魔女狩り達「やったまえぇぇ‼︎」
魔女狩りの連中は2人に襲いかかる。
キリカ「何人来ようと」
キリカは詠唱を唱える。
キリカ「炎よ、風の如く進め、ヒートウェーブ‼︎」
魔女狩り達「ぐぁぁ‼︎」
キリカの魔法が直撃、しかし、
魔女狩りa「舐めるなよ、女ども‼︎」
多少ダメージを受けるも魔女狩り達は立ち上がった。
ソラ(やはり、対魔法用の服を着ているのか・・・・)
始めに戦った奴らの服を見て、もしやと思ったが・・・
俺の服も一応、対魔法用の素材を使っているが奴の前では・・・・
キリカ「これならどうだ!」
キリカ「更なる力を、シャープネス!」
キリカは強化魔法で攻撃力を上げ、
キリカ「ハァァァァア!!!!」
キリカはトンファーで、魔女狩り達を殴りつけに行った。
魔女狩りa「ぐぅ⁈」
魔女狩りb「がは!」
魔女狩りc「ぐおぉ!」
魔女狩りd「オェ!」
キリカは次々と魔女狩り達を地に伏せていた。
ソラ(あの女、バカだが、そこそこ戦い慣れている・・・・)
魔女狩りe「うぉりゃぁぁぁ‼︎」
1人の魔女狩りの奴が1人ロベリアに向かった。
キリカ「させるか!」
キリカはすぐさまロベリアを襲った魔女狩りを吹き飛ばした。
ロベリア「わ、私も・・・・」
ロベリア杖を構え、
ロベリア「彼の者を守って、バリア!」
キリカの周りを展開した。
キリカ「ありがとう!でも自分にバリアをしておきなさい。」
ロベリア「は、はい!」
ロベリアは自分にもバリアを掛けた。
魔女狩りf「はぁぁぁぁぁあ!」
ロベリア「どぉりゃぁあ!」
ゴス!、ドカ、
キリカ「これでぇぇぇぇ!!!」
ドーン‼︎
キリカはトンファーで20近くの魔女狩り達をぶっ飛ばした。
キリカ「はぁ、はぁ、はぁ、」
牛島「がははははは!やるな女ども‼︎」
牛島は木に掛けていた大剣を取り出した。
牛島「最近手に入れた。この大剣の威力を見せてやる‼︎女ども!」
ブゥゥゥゥゥン!!!
大剣の刃が回り出した!さながらチェーンソーのように。
牛島「おらよ‼︎」
ギリィィィィイ!!!
キリカ「くぅ⁈」
牛島は大剣を振りかざし、キリカはトンファーで相手の攻撃を防ぐがトンファーに亀裂が走る。
キリカ(!私のクラッチハンマーが⁈)
クラッチハンマーは強度を意識して作られていたため、亀裂が入ったことにキリカは驚く。
ロベリア「バリアー!」
ロベリアは再度、キリカにバリアを張るが、
牛島「その程度のバリア!」
ギリィィィィイ‼︎
キリカ「うぁぁぁあ!」
バリアのお陰で直接ダメージはないが反動で、吹き飛ばされた。
キリカ「くぅ・・・・はぁ・・・・」
吹っ飛ばされた際、木にぶつかり、背中を思いっきりぶつけ、倒れ込んだ。
キリカ「!」
牛島「ふん!」
倒れているキリカの顔の前に大剣近づける。
ロベリア「キリカさん‼︎」
牛島「動くな‼︎こいつの命が欲しかったらな。」
キリカ「くぅ・・・・・」
牛島「おい女、お前言ったよなぁ?正義のヒーローだって。」
キリカ「・・・そう、よみんなの迷惑を掛けている貴方達を・・・・」
牛島「オメェの言う通り最近、女どもを襲っているのは俺達だ!だかな、何故襲われているか考えたことがあるか?」
キリカ「え?・・・・・」
牛島「俺はな、昔、とあるギルドにいた。町の治安を守るためにいつも見回りしていた。ある日、とある女の子が怪我をしていた、俺は傷の手当てをするために、たまたま医療箱を持っていてその子を治そうとした、しかし、その子は急に泣き出し、その母親がたまたま来て、お前がうちの娘を怪我させた、とあらぬ誤解を受けた。そのことはまだいい、その後、警察に捕まり、警察官の女どもに「これだから男は」「お前の存在が犯罪者だ」「お前のような男がいるから私達、女性は苦労するのよ、大した役にも立たないくせに」「魔法も使えないくせに調子に乗るのだけは一人前ね」「男は大体、犯罪者多いわよね〜」・・・・ひどいもんだったよ、俺はただ助けようとしただけなのに、ギルドも無理やり退会させられた。男だから、男だから、女がそんなに偉いのかよ‼︎男だから犯罪を犯した?関係ねぇだろそんなもん‼︎人を見下し、男を存外に扱ってるお前ら女の所為で男はみんな迷惑かけてるんだよ!正義のヒーロー?差別することがテメェのヒーローか!あ⁈」
キリカ「わた、私はそんなんじゃ」
牛島「テェメも同じだ、魔法と言う暴力で俺の部下をボコボコにしただろうが!」
「けっ 何が正義のヒーローだ!魔法と言う暴力で俺たちを拘束するんだろが!」
「は!くだらない、正義のヒーロー?魔法で相手をボコボコにすることがか?警察なんて事件が起きなければ大した動かない連中じゃないか」
キリカはかつて自分浴びせられた言葉を振り返った。
キリカ「あ・・・・・・あ・・・」
キリカは涙目になり戦意喪失状態になった。
牛島「泣いたところで許してもらえると思うな‼︎」
牛島は大剣を振りかざした。
ロベリア「キリカさ・・」
ドン‼︎
牛島「う⁈」
突然、大剣を持っていた腕に銃弾が命中した。
牛島「何も・・・」
牛島は後ろを向いた瞬間、顔面に回し蹴りが飛んで来て、そのまま吹き飛ばされた。
牛島「ごはっ⁈」
ソラ「・・・・・・」
ソラは倒れている牛島に銃口を向けた。
牛島「ま、まさか、まだ仲間がいるとはな。」
ソラ「残念だったな」
ロベリア「ソラさん‼︎」
ソラはロベリアをちらっと見て、
ソラ「最近、運送屋を男を拉致しただろ、どこにいるか吐け!吐けば、命だけは助けてやる。」
牛島「き、貴様は何故、その女どもに味方する⁈悔しくないのか?女どもは俺達、男を魔法が使えないだけで見下される!悔しくないのか‼︎」
ソラ「・・・・・お前の言っていること、何も分からないわけではない」
そう、俺もかつて・・・・・
ソラ「だか、それとこれとは話は別だ、さっさと運送屋の男を出せ!」
牛島「俺は・・・・・」
ソラ「?」
牛島「ここでやられるわけにはいかん!!!!」
牛島はすぐさま立ち上がりソラを殴りつけた。
しかしソラは軽く躱す。
ソラ「往生際が悪い」
牛島「ふふふふふ」
牛島は懐から何か取り出した。
ソラ(⁈なんだあれは)
取り出した者は心臓のような得体の知れないものだった。
牛島「俺はこんな所で・・・」
牛島はその気持ち悪い物をを口の中に入れた。
牛島「う・・・・・うぉぉぉぉぉぉお‼︎」
牛島の体が見る見るデカくなり、毛深くなった。
牛島「うぁぁぁ・・・ガルルルル‼︎」
牛島の上半身はまるで狼のような姿になった。
ソラ「人間が・・・・・魔獣に⁈」
ロベリア「え、あ・・・」
牛島「ガルルルル、食い殺してやる!」