ブレイド・ハーツ   作:ライトディーガ

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19話 蜘蛛

キーキー‼︎ キーキー‼︎

 

 

ソラ「どうやら全て避けて行くことは無理か」

 

ソラ達の前にコウモリ型の魔獣達が立ち塞がる。

 

ソラ「下がっていろ」

 

カグヤ「だ、大丈夫です!私も一応戦えます」

 

カグヤはそう言うと、腕に掛けているリングが光りだすと突然、弓が現れる。

 

カグヤ「ハァァァァア」

 

シュバッ!

 

魔獣「キー‼︎」

 

薄暗い中、カグヤの魔法の弓矢が命中した。

 

ソラ(収納式リングか)

 

魔獣「キーキー‼︎」

 

ソラ「うるせぇ!」

 

ドン!ドン!

 

魔獣「キー」

 

ソラも即座に襲いかかって来た魔獣達を双銃で蹴散らした。

 

カグヤ「♪〜♪〜♪〜」

 

ソラ(歌?)

 

魔獣「キーキー‼︎」

 

約10体の魔獣がカグヤを襲う。

 

カグヤ「届いて!インペトゥス・ウェンティー!」

 

カグヤの周りから強い突風が吹き荒れ魔獣達は吹き飛ばされ壁に叩きつけられる。

 

カグヤ「ふぅ」

 

ソラ「今は魔法か?」

 

カグヤ「はい、私は旋律士ですけど」

 

ソラ「旋律士?普通の魔法使いではないのか?」

 

カグヤ「基本的には同じです。ただ私達、旋律士は歌・・・・もといメロディに沿って魔法を詠唱します」

 

ソラ「何か違うのか」

 

カグヤ「普通の魔法は人の魔力を使って魔法を放つのですが旋律士は自然の力を借りて魔法を放つのです。ただ自然の力を借りると言っても、借りるのに魔力は使うので基本的には普通の魔法使いと変わりはありません」

 

ソラ「ふーん、そうか」

 

 

 

ウォォォォオ

 

 

 

遠くから魔獣の声が響いた。

 

 

ソラ「行くぞ、魔獣が集まってくる」

 

カグヤ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かな子「う、うーん」

 

ここは?私は・・・・・・・そうだ私はソラ達の所に戻ろうとした時何か体に・・・・・・・・って

 

かな子「宙に浮いてる⁈」

 

体が動かない?かな子は自身の体を確認すると紐のような・・・・ではなくこれは蜘蛛の糸⁉︎周りをよく見たら蜘蛛の巣だらけであった。

 

かな子「なんなのよ一体⁈」

 

かな子は全力で蜘蛛の糸を切ろうとするが力がはいらず、仕方なく魔法を詠唱する。

 

かな子「く〜、揺らめく焔の猛攻!ファイヤーボール‼︎」

 

かな子は周りにファイヤーボールを打ち、周囲の蜘蛛の巣が燃え、かな子の体に巻きついた蜘蛛の糸も、燃え出し、糸が切れそのまま落下する。

 

ピューーー、パタン!

 

かな子「っいつぅ!もう」

 

服は少し燃えたが怪我自体は大したことはなかった。

 

かな子「なんで私がこんな目に」

 

 

カサカサカサカサ

 

 

かな子(またこの変な音・・・・よく聴くと足音?)

 

プスーーーーーーーー

 

かな子「‼︎」

 

何かが飛んで来たことを察知し、かな子はそれを避けた。

 

かな子「これは・・・・蜘蛛の糸‼︎」

 

かな子は瞬時に上を見上げると、そこには

 

 

チッチッチッチッチッ

 

 

そこには天井を覆うようなでかい蜘蛛が天井に張り付いていた。

 

かな子「なぁ⁉︎・・・・・・・」

 

かな子はそのでかさにビックリして腰が抜けそうになった。

 

カサカサカサカサ

 

かな子「!!!」

 

かな子周りにはいつのまにか天井にいる蜘蛛ほどではないが大きな蜘蛛達に囲まれていた。

 

かな子「くぅ!」

 

かな子はすぐさまグローブを装備し、反撃を仕掛ける。

 

かな子「オリャャャャャア‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォーーーーーン!!!!

 

ソラ「‼︎」

 

カグヤ「な、何の音ですか?」

 

ソラ(今のは戦闘音、この気配は・・・・・)

 

ソラ「どうやらギャル子もこの地下にいるらしいな」

 

カグヤ「まさか今の音は・・・・」

 

ソラ「おそらく魔獣と戦ったいるのかもな」

 

カグヤ「では早く助けに行きましょう!」

 

ソラ「その前に向かってくる敵を潰さなきゃなんねぇがな」

 

カグヤ「え?」

 

カサカサカサカサ

 

目の前に、そして天井に大量の蜘蛛が迫って来た。

 

カグヤ「え・・・・・・え⁈」

 

ソラ(虫型魔獣⁉︎話だけなら聞いた事はあったが初めて見るな)

 

魔獣は基本、獣型一般的だが稀に虫型や魚型も存在する。

 

カグヤ「え・・・あ・・・・」

 

カグヤは驚きか、もしくは恐怖のあまり立ちすくんでいた。

 

ソラ「ふん」

 

カグヤ「あっ・・・・・」

 

ソラはカグヤの前に立ち、双銃を構える。

 

ソラ「ハァァァァア!」

 

ドドドドドドドドン!!!

 

ソラは虫型魔獣に銃弾を連射した。しかし、ダメージは残るものの致命傷は合わせることができなかった。

 

ソラ(硬い!ただの銃では大したダメージを与えることが出来ない!)

 

プスーーーー

 

ソラ(‼︎)

 

蜘蛛の糸を吹きかけ、ソラはカグヤごと避けた。

 

カグヤ「きゃぁ!」

 

ソラ「ちぃ!」

 

ソラはすぐさまフレイムトリガーに変え、反撃する。

 

ドドドドドドドドン‼︎

 

ソラ「そらよ!」

 

シュバ!!!

 

ソラは連射した後すぐさま蜘蛛に近づき、ブレードで切り裂いた。

 

ソラ「オラオラ!切り刻んでやるよ‼︎」

 

ドドドドン‼︎ シュバ! ブシュ‼︎ ドン! シュバ‼︎

 

ソラは次々と蜘蛛の魔獣を倒していき、残り3匹となった。

 

ソラ「テェメらで最後だ!」

 

カサカサカサカサ

 

ソラ「⁈・・・・・・・逃げたか?」

 

蜘蛛の魔獣達はソラ達に背を向け、そのままどこかに行ってしまった。

 

ソラ「ふん・・・・・」

 

カグヤ「た、助かったのでしょうか?」

 

ソラ「あの方角・・・・・まずいな」

 

蜘蛛が向かった先はかな子がいる方向だ!

 

ソラ「さっさと援護に向かうか、おい、行けるか?」

 

カグヤ「はい、ご迷惑をおかけしました。次は私も戦います!」

 

ソラとカグヤはかな子の援護に向かおうとした。その時、

 

ソラ「⁈」

 

かな子「え?」

 

蜘蛛の巣が壁のように大量に張り巡らせていて、道を塞がれていた。

 

ソラ「・・・・ふん!」

 

そこらへんに落ちていた少し大きめの石を蜘蛛の糸に当てるがビクともしない。

 

ソラ「めんどくさいな」

 

どうする?魔法を使うか?だが、俺が魔法が使えるのを知っている人間はアホ髪と警察官の女だけだ。出来るだけ、騒ぎ起こしたくはないが・・・・・

(ちなみ、ロベリアにも口止めをしている)

 

カグヤ「私に任せてください」

 

カグヤ「♪〜♪〜♪〜」

 

カグヤは詠唱を唱えながら弓を構えた。

 

カグヤ「聴いて、ヴァンアロー‼︎」

 

カグヤの弓矢に炎が灯り、弓矢を放つ!

 

ボォ!

 

瞬く間に炎が燃え移り、蜘蛛の糸が消えていく。

 

ソラ「全く無駄な足止めをしてくれる」

 

カグヤ「この先も、蜘蛛の糸が張り巡らせているかもしれません。その時は私に任せてください」

 

ソラ「わかった。任せる」

 

ソラ達は急ぎ、かな子の所に走る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かな子「ハァ、ハァ・・・・ハァ〜」

 

かな子は蜘蛛型魔獣達に善戦するも、数が多く苦戦を強いられている。しかも天井には巨大蜘蛛がまだ控えている。

 

かな子(こんな時にソラが来てくれたら・・・・・・・って何言ってんの私は!私は、私は1人でも戦える!)

 

私が男に頼るなんて、私は・・・・・・・・

 

プスーーーー!

 

かな子「くっ!」

 

かな子は蜘蛛の糸をなんとか避けては反撃を行う。

 

かな子「ハァァァァア‼︎」

 

ドン‼︎ バン‼︎

 

カサカサカサカサ

 

かな子「ハァ、ハァ、ハァ・・・キリが・・・ない、ハァ、ハァ、」

 

倒しても倒しても、数が増え、さらに硬いと来ている。かな子の体力も尽きようとしていた。

 

かな子「ハァ、ハァ、ハァ、」

 

プスーーーー

 

かな子「‼︎しまっ」

 

かな子の足に蜘蛛の糸が貼り付けられそのまま転んでしまう。

 

かな子「い・・・・た・・・」

 

蜘蛛達はかな子に徐々に近づいていく。

 

かな子(ここまでなの?・・・・・)

 

助けて・・・・・ソラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かな子「う・・・・・・・・⁈」

 

気がつくと蜘蛛達が血だらけで伏していた。

 

ソラ「いいタイミングで助けに入ったか?」

 

カグヤ「かな子さん大丈夫ですか」

 

かな子「ソラ・・・・カグヤさん・・・・・」

 

ソラ「さて・・・潰すか!」

 

 

 

 

 

 




・武器紹介3
・ケースリング
・武器や物を収納するリング(ただし魔力を使って出し入れできるので基本女性しか使えない)

・白銀の弓
・風の精霊が纏っていると言われている弓、持ち主によって威力が上がったり下がったりすると噂されている。この弓に心が存在する?

・ナックルダスター
・丈夫な皮で出来たグローブ、攻撃をする時、手の衝撃を減らすように設計されている。
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