ブレイド・ハーツ   作:ライトディーガ

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28話 父親

 

 

男の子「なんで女がこんな所にいるんだよ!」

 

男の子「女は出て行け!」

 

男「ああ?帰って来たかクソガキ、邪魔だからさっさと上に上がったろ」

 

女「やめて、・・・には手を出さないで!」

 

女の子「やめて‼︎」

 

男「おいなんだその目はおい!」

 

女「い、痛い!離して私は今・・・」

 

女の子「やめて、お母さんをいじめないで!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かな子「・・・・・は⁉︎」

 

ここは・・・・自分の部屋?・・・今は・・6時30分か・・

 

かな子「はぁ、はぁ・・・・嫌な夢を見たわね・・」

 

 

 

「男なんて大っ嫌いだぁーーーーーーーー!!!!」

 

 

 

かな子「・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月22日 日曜日

 

 

午前7時40分

 

タルダニャン館

 

朝食中〜

 

かな子「・・・・・」

 

恵「かな子お姉ちゃん?どうしたの、ご飯食べないの?」

 

かな子「え?あ、うん食べる、食べる。ちょっと寝不足でボーッとしてたわ」

 

恵「また、夜更かししたんでしょ?早く寝ないとダメだよ」

 

かな子「うん、そう・・・ね」

 

ロベリア「かな子さん本当に大丈夫ですか?なんなら今日は私とソラさんと恵ちゃんだけで行きますけど?」

 

かな子「大丈夫よ!ちょっと寝不足なだけ、ほら、ロベリアのベーコンもらうわよ」

 

ロベリア「あーーー‼︎ダメです!それ最後に食べようと取っといたやつです!」

 

ソラ「朝っぱらから元気だなこいつら」

 

ミカ「ふふ、いいことじゃない」

 

ソラ「それより今日はどこに行くんだ?」

 

ミカ「今日は・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビーナス町 町の中心街、噴水広場

 

ソラ「・・・・・・」

 

ミカ「さぁ張り切って掃除をするわよー!」

 

ロベリア、恵「おーー!」

 

ソラ「なんで清掃?」

 

ミカ「町を綺麗にするのも私達の仕事よ!」

 

ソラ(まさか俺がこんな事をするなんて・・・)

 

ロベリア「ソラさん町を綺麗にしましょ」

 

ソラ「・・・そうですね」

 

今回の依頼は最近噴水広場の周りの汚れが目立ってきていて、ここは、町の中心街に位置している、観光客や周りの住人から苦情が多いため、ギルドの人間や周りに住んでいる人達が清掃をすることになった。

 

ソラ(はぁ〜俺は一体何をしてるんだろ)

 

ソラはホウキで掃きながら、ふと考える。俺はこんな事していていいのだろうか?レイブンは今も行方知れず、魔女狩りとの戦闘で使っていたあの力、未だに使えない、夜空の事だって・・・・俺は本当にここにいていいのだろうか?

 

ソラ「・・・・・ん?」

 

かな子「・・・・・」

 

ソラ「どうした?随分大人しいじゃねぇか?珍しい」

 

かな子「・・・・・」

 

かな子は顔を俯き、どこか疲れた顔をしながら無言でホウキをはいていた。

 

ソラ「・・・・・調子が悪りぃならそこで座ってたらどうだ?」

 

かな子「別に・・・ほっといて」

 

ソラ「そぉ・・・・まぁ俺はどうでもいいが、ババァどもがそんな顔してたら心配するぞ」

 

かな子「ほっといてって言ってるでしょ?あんたには関係ないわ」

 

ソラ「ああ?なんだその口の聞き方はケンカ売ってんのかお前は」

 

かな子「うっさいわねぇあっちに行きなさいよバーカ」

 

ブチ!

 

ソラ(・・・・ぶっ飛ばしたい!・・・いやこんな事で切れるな、面倒なことになる・・)

 

ソラは面倒事に巻き込まれる前に違う場所に移動する。

 

かな子「・・・・はぁ〜」

 

何をやっているのだろ私、昨日変な夢を見たせいだからかな・・・私は・・・未だに男が・・・・

 

昨日、昔の夢を見た。父親の理不尽な暴力、家出、男からの理不尽ないじめ・・・・私はもし、ミカさんに出会わなければどうなっていたのだろうか?

 

かな子「・・・・・・」

 

ミカ「かな子」

 

かな子「!・・・ミカさん・・」

 

ミカ「どうしたの?今日は、朝からずっと変よ?」

 

かな子「私は大丈夫で・・・・」

 

ミカ「大丈夫だったらこんな質問しないわよ。さっきソラもあんたが変だったから声をかけたのでしょ」

 

かな子「見ていたのですか⁈」

 

ミカ「たまたまね・・・言いたくなければ言わなくてもいいけどあまり抱え込まないようにしなさい。あんたは一人じゃないんだから」

 

かな子「はい・・・」

 

ミカに言われ少し吹っ切れたのか、かな子の表情は少しましになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11時55分

 

ミカ「よーしみんな休憩しますか!」

 

ロベリア、恵「はーーい‼︎」

 

ソラ「あーだる」

 

かな子「・・・はぁ・・・」

 

住民「皆さん、お疲れ様です。お弁当はそこに置いてあるので並んで取って行ってください!」

 

ロベリア「お腹、空きました」

 

恵「早くお弁当取りに行こう」

 

ソラ「ふぁ〜午後からバックれてぇ〜・・・・ん?」

 

視線を感じる・・・・・あそこの物陰からか・・・あの女ではないようだな。誰だあのおっさん?

 

???「・・・・・」

 

ロベリア「どうしたのですか?ソラさん」

 

ソラ「さっきからこっちを見てくる奴がいるんだよ」

 

ソラはこっちを見るおっさんに指を指す。

 

ロベリア「え?・・・・ほんとだ・・・誰なんでしょ?私達に用があるんですかね?」

 

ソラ(ストーカーか?いやそんな感じは・・・・そもそも俺たちっていうより・・・)

 

???「・・・・・・」

 

ソラ「アホ髪・・・先に並んで弁当を取りに行け」

 

ロベリア「え?・・・あ、はい」

 

ソラ「さて・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「・・・・・俺は何を・・」

 

今更何を話すというのだ・・・・・・俺は、

 

ソラ「おい」

 

???「‼︎」

 

なんだいきなり背後に・・・・

 

ソラ「動くな」

 

ソラは男に頭に銃を突きつける。

 

???「ヒィ!」

 

ソラ「答えろ・・・さっきから見ていたな俺達を・・・何が目的だ」

 

???「も、目的⁈い、いや俺はただ・・・」

 

ソラ「ただ・・・なんだ?」

 

???「俺はただ娘に会いに来ただけだ!」

 

ソラ「娘?・・・誰の事を言っている?」

 

かな子「ソラ」

 

ソラ「ギャル子・・・なぜここに?」

 

かな子「ロベリアがあんたについて行けって言われたからよ何一般人に銃を突きつけ・・・・」

 

???「・・・・かな子・・」

 

かな子「・・・え?・・・な、なんでここに」

 

???「かな子、久しぶりだな俺の事を・・・」

 

男はかな子に近づく。

 

かな子「来るな!!!」

 

???「‼︎」

 

かな子「今更・・・何しに来たのよ糞親父‼︎」

 

かな子の父親「かな子・・・」

 

ソラ(・・・・親父?・・・親子かこいつら」

 

かな子の父親「かな子、俺は・・・」

 

かな子「今更何しに来た‼︎お前のせいで!・・・お前のせいで!!!・・・帰ってくんな‼︎二度と私の前から姿を見せるな!!!」

 

かな子の父親「かな子・・・・」

 

かな子はどこかに走り出した。

 

かな子の父親「・・・・・」

 

正直関わりたくないな・・・でも

 

ソラ「おいお前」

 

かな子の父親「え、な、なんだ?」

 

ソラ「俺の名前はソラだ。あいつと同じギルドの人間だ、話せる分でいいから事情を聞かせろ」

 

かな子の父親「な、なぜ君にそんな事・・・」

 

ソラ「言いたくなければそれでいい、俺も持ち場に戻るだけだ」

 

ソラはそう言いロベリア達の所に戻ろうとした。

 

かな子の父親「ま、待ってくれ君!」

 

ソラ「あ?」

 

かな子の父親「少し聞いてくれないか?」

 

ソラ「手短でな」

 

ソラはかな子の父親から事情を聞くことにした。

 

 

 

 

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