ブレイド・ハーツ   作:ライトディーガ

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31話 父親として

かな子の父親(こっちだ)

 

かな子の父親は小声でそう言い、巡回している男達に見つからないように動き出す。

 

かな子(・・・・気をつけて、レスちゃん)

 

レス(うん)

 

かな子達はなるべく音を出さないように忍び足で移動する。

 

 

 

男a「おい!あの部屋から女どもが逃げ出したぞ‼︎」

 

男b「何⁈あの部屋は鍵もしていたし魔法も使えないはずだろ?」

 

男a「だ、だが、縄が切れていてものけの殻で・・・いや一人気絶していた奴がいたが・・・」

 

男b「そいつを叩き起こして何があったか聞き出せ!俺は隊長に連絡する!」

 

男a「わ、わかった!」

 

タッタッタッタッ

 

 

かな子の父親(まずいな・・・もう気付いてしまったか)

 

かな子(早く、連中らが騒ぎ出す前に脱出するわよ)

 

かな子の父親(わかった)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビーナス町 警察本部

 

キリカ「お久しぶりです!ミカ先輩‼︎」

 

ミカ「久しぶりね、キリカ!早速で悪いんだけど」

 

キリカ「はい、かな子ちゃんの捜索ですね!部署の皆さんにも連絡し、みんなも捜索に協力してくださるそうです」

 

ミカ「ごめんね、無理言って」

 

キリカ「そんなことありません‼︎なんてったってミカ先輩の頼みです。いえ、ミカ先輩の頼みで無くても私はかな子ちゃんを捜索に協力しています」

 

ミカ「ありがとう、キリカ」

 

キリカ「はい!では私は、今からかな子ちゃんを捜索をしに出かけます」

 

キリカは何人か連れてかな子の捜索に出かけた。

 

ミカ「・・・・・・・」

 

プルルルルル!

 

ミカ「・・・・あの子、今度は電源切ってるわね」

 

ソラ・・・あんた・・まさか一人で・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男a「いたぞ!あそこだ」

 

かな子の父親「くぅ、見つかった!」

 

もうすぐ出口なのに・・・この辺を見張っていたのか?

 

かな子の父親「かな子・・・これを」

 

かな子「え?」

 

かな子の父親は何かの鍵をかな子に渡した。

 

かな子「これは?」

 

かな子の父親「この先の森の茂みにバイクを隠してある。バイクに乗ってその子を連れて逃げなさい」

 

かな子「逃げなさいってあんたはどうするの?」

 

かな子の父親「俺はここであいつらを食い止めておく、早く逃げるんだ」

 

かな子「で、でも・・・・」

 

かな子の父親「・・・・行きなさい、早く!」

 

かな子「‼︎」

 

レス「かな子さん・・・・」

 

かな子「・・・・行こう」

 

かな子はレスを連れてそのまま走り出す。

 

かな子の父親(そうだ・・・それでいい・・・少しは父親らしくできたか?・・・)

 

男b「おい、貴様!ここで何をしている⁈」

 

かな子の父親「俺か?・・・俺はただのろくでなしだ」

 

男c「こいつだ・・・こいつが女どもを逃した!」

 

男a「何⁈ならこいつをボコボコにしてどこに行ったか聞き出してやる」

 

かな子の父親「悪いが・・・ボコボコにされたぐらいで喋るほど口は軽くはない!」

 

男a「やれーー‼︎」

 

 

バキ!ボコ!ゴキ‼︎ドゴ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かな子「・・・・・あった」

 

森の茂みの中にバイクが一台置いていた。

 

レス「かな子さん・・・いいの?お父さんなんでしょ」

 

かな子「いいのよ・・・・あいつはあいつなりのケジメをつけようとしているのよ」

 

レス「ケジメ?」

 

かな子「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男a「おら!」

 

バキ‼︎

 

かな子の父親「ごふっ!」

 

男b「さっさと吐けや!」

 

ドゴ‼︎

 

かな子の父親「ぐはぁ!」

 

ポトポト

 

かな子の父親や抵抗虚しく、一方的に反撃を食らい、顔や腕、足から血を流す。

 

男c「おい、さっきはよくもやってくれたな!死ね‼︎」

 

バン‼︎

 

かな子の父親「がっ・・・・」

 

男d「ちぃ!こいつ、これだけされてまだ黙りを決め込む気か⁈」

 

男a「おい!とっととあの女どもの居場所を吐けや!本当にこのまま殺すぞ⁈」

 

かな子の父親「こ・・・・殺したければ・・・殺すがいい・・」

 

男b「は⁈自分の命よりあの女ども方が大事か?」

 

かな子の父親「そうだ・・・・自分の・・・命より・・あの子の命の方が大事だ」

 

 

かな子の父親(俺は・・・ろくにかな子と向き合うことが出来なかったそれに家内にも・・・この命一つで守れるなら)

 

 

男a「ちぃ、らちがあかねぇ、もういい殺っちまおうぜ!」

 

???「まぁ、待て」

 

男b「‼︎・・・隊長⁉︎」

 

隊長「なかなかいい度胸してるじゃねぇか、オッサン。どうだ?うちに入らないか?」

 

男c「隊長⁉︎何言ってるですか」

 

ケンゴ「俺は度胸のある奴は好きだ。俺の名前は高岡 ケンゴ!魔女狩りの幹部の一人だ!」

 

かな子の父親「魔女・・・狩り?」

 

ケンゴ「俺の感が正しければあの金髪の女はお前の娘だろ?」

 

かな子の父親「⁈」

 

ケンゴ「ふん、その顔を見ればやっぱりな、どうだ?その金髪の女には手を出さない」

 

かな子の父親「ほ、本当か?」

 

ケンゴ「ただし、もう一人の小娘は渡してもらおう」

 

かな子の父親「⁉︎」

 

ケンゴ「あの小娘はちょっと必要な存在なんでな。その小娘を引き渡せば金髪の女は助けてやる!」

 

かな子の父親「・・・・・」

 

ケンゴ「どうする?オッサン?」

 

かな子の父親「断・・わる・・」

 

ケンゴ「ほぉ・・・なぜだ?娘は助けてやるって言ってんだ」

 

かな子の父親「ここで・・・あの女の子を引き渡せば・・もう・・俺は・・うちの娘に・・・本当に二度と・・・顔を・・合わせなく・・・なる・・」

 

ケンゴ「・・・ふん・・そうか・・」

 

ケンゴは斧の様な刃二刀流を構え、

 

ケンゴ「いい覚悟だ・・・せめて俺が仕留めてやる!」

 

ケンゴは止めるを刺そうと刃を振り下ろす・・・・

 

かな子「炎よ、風の如く進め!ヒートウェーブ‼︎」

 

ボォォォォォォオ!

 

ケンゴ「‼︎」

 

男a「熱!」

 

男b「ぐ・・・・魔法⁈」

 

ケンゴや男達の周りに炎壁が覆う。

 

かな子「何やってんのよバカ!」

 

かな子の父親「かな・・・子」

 

かな子「逃げるわよ!」

 

かな子は父親を肩につかまらせ、支えながら全力で逃げる。

 

かな子の父親「なぜ?」

 

かな子「あんたには色々と聞きたいことがあんのよ!それにまだちゃんと謝ってもらってない!何もせず死んだら私はあんたを一生許さない‼︎」

 

かな子の父親「かな子・・・」

 

 

ケンゴ「いい攻撃だ」

 

 

かな子「‼︎」

 

かな子の父親「かな子‼︎」

 

ブシュ‼︎

 

かな子「あ・・・・」

 

父親はかな子をかばいケンゴの攻撃をモロに受けた。

 

かな子の父親「逃げ・・・ろ・・かな・・・子」

 

かな子「お父さーーーーーーーん!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レス「‼︎・・・今の悲鳴は」

 

???「なるほど・・・あいつの言う通りだな」

 

レス「え?」

 

???「あん?なんでこんな所にガキがいるんだ」

 

レス「あ、あの・・・」

 

???「?なんだ?」

 

レス「かな子さんが・・・あの・・えっと・・」

 

???「・・・・よくわからねぇがお前はここにいろ。この辺は魔獣はいない」

 

レス「え?・・・あ、あなたは?」

 

???「俺か?・・・・別に名乗るもんでもねぇよ」

 

男は銃を構え、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソラ「さぁ、行くか‼︎」

 

 

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