タルダニャン館
朝7時20分
ロベリア「おはようございます・・・あれ?ソラさんは?」
恵「なんか電話してるよ?」
かな子「はぁ〜お腹すいた〜」
恵「うわ、珍しいね、かな子お姉ちゃんがこんな時間に起きるなんて」
かな子「私もたまにはちゃんと起きるよ・・・ロベリアは今日も学校?」
ロベリア「はい、まだ最初なので行っとかないと」
恵「ミカお姉ちゃん・・・は珍しく寝てるの?」
かな子「確かに、あの人意外に早起きなのに・・・私、起こしてくる?」
恵「え?あ、お願い」
かな子はミカを起こしにいった。
恵「・・・・・・」
ロベリア「どうしたの?恵ちゃん?」
恵「ミカお姉ちゃん・・・なんか変わった?」
ロベリア「え?」
恵「・・・え、あ、んん何でもないさぁ、朝ご飯にしよう!」
ロベリア「今日はベーコンあります?」
恵「ちゃんとあるよロベリアお姉ちゃん!」
ロベリア「やったー!」
タルダニャン館 外
ソラ「・・・・本当に間違いないだろうな?」
テータ「ああ、間違いない、あれはレイブンだった」
ソラ「・・・・」
レイブン・・・かつて〝自由の翼〟のギルドマスターだった男・・・レイブンには会って色々聞きたいことがある。
ソラ「・・・レイブン居場所はわかるか?」
テータ「俺が最後に見たのは、モナドナ町の潰れた図書館にいたぞ」
潰れた図書館・・・第1図書館か!
ソラ「わかった。とりあえず第1図書館に行ってみる」
テータ「今、行ってもあまり意味ねーじゃねーか?もういないだろ?」
ソラ「何か手がかりがあるはずだ。とりあえず行ってみる」
テータ「そぉ、まぁ頑張って見つけな」
プツン
ソラ「・・・レイブン・・・」
ソラは一度朝食を食べに館に戻る。
ロベリア「ソラさん、おはようございます!ご飯用意していますよ」
ソラ「ああ、すぐ食べる」
恵「?どうしたの、なんか急いでいるみたいだけど」
ソラ「ちょっと行くところができた。悪いが今日は食べたらすぐに出かける」
かな子「行く所?どこに行くの?」
ソラ「モナドナ町だ・・・どうしても調べたいことがある」
かな子「調べる?」
ソラ「まぁ・・・色々だ、悪いが今日はもし依頼が来ても俺は手伝えないかもしれない」
かな子「?・・・そう、わかった」
ミカ「・・・・色々って何を調べるの?」
ソラ「別になんでもいいだろ?」
ミカ「あんた、また変な事に突っ込むんじゃないでしょうね?」
ソラ「・・・・・心配しなくても、別に危険な事をするわけではない」
ミカ「そぉ・・・・それならいいけど」
ソラ「・・・・・」
ミカ「・・・・・」
かな子(ち、ちょっとなんか空気悪いんだけど、何かあった?)
ロベリア(え、え〜と、昨日ちょっと色々あって、二人ケンカしてしまったんですよ)
かな子(え?そうなの)
恵「ミカお姉ちゃんどうしたの?今日はなんか不機嫌だね」
ロベリア、かな子「「このタイミングで聞く?」」
ミカ「・・・・・別に、ちょっと、昨日寝付けなくて調子が悪いみたい」
恵「そぉ?無理しないでね」
ミカ「ありがとう、恵」
ロベリア、かな子「「ほっ」」
ソラ「・・・ご馳走様、食器片付けたらもう行くわ」
恵「え?あ、わかった行ってらっしゃい!」
かな子「早く帰って来てよ」
ロベリア「私も食べたら学校に行かなくちゃ」
ミカ「・・・・・・」
・・・ソラ・・・夜空・・・ユカ姉・・・
午前 9時10分
モナドナ町 第1図書館跡
モナドナ町、第1図書館跡地・・・・ここで巨大蜘蛛との死闘で図書館がボロボロになり、今はまだ壊れた状態で放置され、立ち入り禁止になっている。
ソラ「・・・・さて・・」
立ち入り禁止と書いているが、それを無視して、敷地内に入る。
ソラ(レイブンがここに・・・理由もなくここに来たはずはない・・・どこかに手がかりが・・・・・⁈人の気配?)
♪〜♪〜♪〜
この歌声は・・・・・
カグヤ「♪〜♪〜♪〜」
そこにはギルド〝レゾナンス〟のメンバーである。藤林 カグヤがいる。
ソラ「立ち入り禁止になってもここで練習をしているのか?」
カグヤ「え?・・・・そ、ソラさん⁈」
ソラ「ああ、久しぶりだな」
カグヤは久しぶりにソラにあって動揺する。
カグヤ「お、お久しぶりです。ソラさん、お元気そうで」
ソラ「歌の練習の邪魔をしたか?」
カグヤ「いえ、そんな事は・・・今日はここに何か用事でも・・・」
ソラ「人探してって所だ・・・カグヤ、ここに最近、大男が来なかったか?」
カグヤ「大男?」
ソラ「ああ、特徴は左腕に包帯をぐるぐるに巻いている」
カグヤ「包帯を・・・・そういえば、最近その人に話しかけられましたね」
ソラ「⁈本当か?見たんだな!」
カグヤ「はい、綺麗な歌声だなっと言われました」
ソラ「それ以外で何か行っていなかったか」
カグヤ「いえ、それ以外は特に・・・・・そういえば、何か去り際に何か言っていましたね。幸村神社とかなんとか・・・」
ソラ「幸村神社・・・」
確か・・・初めてネメスと出会い夜空が・・・。
カグヤ「その人とはお知り合い何ですか?」
ソラ「ああ、まぁな、すまない、情報提供ありがとう、カグヤ」
カグヤ「え⁉︎あ、あの・・・こちらこそど、どういたしまして」
ソラ「歌の練習頑張れよ、じゃな」
ソラは幸村神社に向かう。
カグヤ(感謝された⁉︎・・・・ソラさんに)
カグヤは顔を赤くし、しばらく、歌に集中できなかった。
かな子「じゃ、ちょっと行ってくるね」
恵「うん、行ってらっしゃい!」
かな子は父親の病院に顔を出しに出かけた。
かな子「さて・・・」
昔の私なら考えられなかったな・・・父親の見舞いなんて
かな子「少しは・・・変われたかな・・・」
かな子はふとそう思いながら歩いていると、
かな子「?」
突然、黒い霧のような物が目の前で発生した。
かな子「何・・・これ?」
次第にその靄はかな子を包むかのようにかな子の周りを覆い尽くした。
かな子「え?・・・・あ・・・・・」
かな子は虚目になり、まるで生気を失ったかのような状態でトボトボとどこかに向かう。
???「ごめんね、贄になってもらう」