ブレイド・ハーツ   作:ライトディーガ

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3話 満佐組金融

4月27日

 

午前02時34分

 

 

ミカ「・・・・・・」

 

ミカは約7時間、張り込みをしている。

 

ミカ(ふわぁ〜・・・長いわね・・・久しぶりに張り込みをすると結構眠いわね)

 

警察時代、何度か張り込みの経験はあるが久しぶりのせいか結構辛い。

 

ミカ(早く終わらないかな〜・・・・ん?)

 

そう思っているとちょうど茅野が店から出てきた。

 

ミカ(よし、後をつけるわ)

 

ミカは茅野の後を追う。

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後

 

ミカ(ん?・・・・ゲットーウから出ない?)

 

後をつけて数分、茅野は自分のアパート向かっていないのは、すぐにわかった。しかし、この治安の悪いゲットーウから出ようとしていない?どこに向かっている?

そう考えていると一つの事務所みたいな所に入っていく。

 

ミカ(・・・・・ここは?・・・・)

 

満佐組金融?・・・・まさか・・・・ヤクザと関わりが?・・・

 

ミカ「・・・・・・」

 

ミカは少し考える。一度帰ってどうするか考えるか、それとも今すぐ尋ねるか・・・・・

 

ミカ「・・・・・よし!」

 

今すぐ尋ねよう・・・・やはり気になる!

ミカは意を決して事務所に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

事務所内

 

若頭「・・・・・」

 

組長「・・・・これが今月分だ」

 

組長はそう言うと黒いケースを目の前にいる女性に渡す。

 

不敵に笑う女性「く、く、く、く、ご苦労さん・・・これが例のブツよ」

 

そう言うと女性は分厚いケースを組長に渡す。

 

組長「うむ・・・・・これが?・・・」

 

組長はケースを開けると大きめのカプセルの中に心臓のような物が2つ入っていた。

 

若頭「おい、貴様!何だこれは⁈約束していたものと違うじゃねぇか‼︎」

 

女性「く、く、く、く、違わないわよ、それさえあれば、今争っている渡部組を潰せるわ」

 

若頭「こんな得体も知れない物でか?ふざけるな‼︎」

 

組長「待て!誠治」

 

誠治「組長!しかし!」

 

組長「・・・具体的にこれをどう使うんだ?」

 

女性「さほど難しくはありません・・・食べるのです」

 

誠治「な⁈これを・・・食べる?・・・・」

 

女性「そうです・・・・これを食べれば人知を超えた力を手に入ります」

 

誠治「こんなもの食える訳・・・第一こんなもので力なんて・・・」

 

女性「だったら部下にでも食べさせればいいんじゃありません?いくらでもいるでしょ?捨て駒なんて」

 

誠治「テェメ・・・いい気になるなよ!」

 

若頭は調子に乗っている女性に対して怒りを露わにする。

 

組長「・・・・わかった」

 

誠治「組長‼︎」

 

組長「わしが決めた事じゃ、もう・・・口を出すな」

 

誠治「っ⁈」

 

女性「く、く、く、く、それ、数がまだ少ないので誰かに食べさせる際はちゃんと人を選んでくださいまし♪では、私はもう帰らせて頂きます」

 

そう言うと女性は部屋を出て行く。

 

誠治「・・・・組長・・・」

 

組長「誠治、お前はもうあっちに行ってろ」

 

誠治「っ⁈・・・はい」

 

誠治も部屋を後にする。

 

誠治(くそ・・・なんなんだあの女!あの女と関わってから組長がおかしくなってきやがった・・・・・茅野)

 

舎弟「若頭!」

 

一人の舎弟が誠治に慌てて詰め寄る。

 

誠治「なんだ?」

 

舎弟「それが・・・変な女が茅野を出せと・・・」

 

誠治(茅野を・・・さっきの女か?いや、それはないな・・・)

 

誠治「どんな奴だ?」

 

舎弟「いや、それが・・・」

 

ミカ「ちょっとごめんなさい」

 

ミカは少し返り血を浴びた状態で誠治の前に現れる。

 

舎弟「テェメ、下の奴らは?」

 

ミカ「え?・・・なんか私の体を触ろうとしたから少しお仕置きをしてあげたんだけど?」

 

舎弟「な⁈」

 

誠治「・・・・・ヤクザに手ぇ出すとはなかなか神経太ぇな、ねぇちゃん」

 

ミカ「そぉ?・・・あんた少し話がわかる奴?」

 

誠治「・・・茅野とどう言う関係だ?」

 

ミカ「・・・元上司って関係かしら」

 

誠治「その元上司が何の用だ?」

 

ミカ「最近、仕事が休みがちだし、なにより変な店で働いているみたいだし、ヤクザと繋がりがあるみたいし・・・・・これだけおかしいな事をやっていて心配しない人はいないんじゃない?」

 

誠治「元上司とはいえ赤の他人だろ?テェメ・・・」

 

ミカ「赤の他人が誰かを心配してはいけないの?」

 

バチバチ!

 

ミカと誠治はにらみ合っていた。

 

誠治「・・・ふ・・・面白い女だ」

 

ミカ「それよりあんたこそ茅野とどう言う関係なの?」

 

誠治「茅野は俺の女・・・・て所か」

 

ミカ「⁈」

 

まさか・・・茅野さんの彼氏ってヤクザの人間⁈

 

誠治「で?お前さんはうち茅野をどうするつもりだ?」

 

ミカ「・・・・・そうね・・・あんまヤクザとは関わって欲しくなかったわね、茅野さんは今でも警察官だし、関わるのであれば警察官やめてからにして欲しかったわ」

 

誠治「んで?茅野に警察やめろと?」

 

ミカ「そう言うんじゃないけど・・・・・せめてまずはあのいかがわしい店はやめて欲しいわね、まずは」

 

誠治「⁉︎・・・・」

 

ミカ「あんた彼氏でしょ?・・・なんであんな所で働かさせてんのよ?」

 

誠治「・・・・テェメには関係ねぇ」

 

ミカ「あるわね、こればっかりは、あんたがヤクザどうこうの前に自分の女を変な所に働かせている男としてどうなの?」

 

誠治「うるせぇ‼︎殺すぞこのアマが‼︎」

 

ポキポキ!

 

ミカ「そう・・・貴方には少し・・・・お仕置きが必要みたいね」

 

舎弟「き、気をつけてくだせぇ、こいつかなり強いですぜ」

 

誠治「ふん・・・・こんな女どうとでもなる」

 

ミカ「・・・・・・ふ・・」

 

 

 

 

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