誠治「・・・・ぐは」
ドス!
誠治はミカにボコボコにされていた。
舎弟「わ、若頭!」
ミカ「悪いわね・・・警察辞めたとはいえ、これでもあんたのような人間といくらでもやり合ってきたの」
誠治「ぐ・・・」
ミカ「・・・・で?茅野さんはどこに・・・」
茅野「辞めて!ミカ!」
ミカ「茅野さん・・・」
突然、茅野がミカたちの前に現れた。
茅野「これには事情があるの!・・・お金が・・・お金がどうしても必要なのよ!」
ミカ「お金?どう意味ですか?」
茅野「っ⁈・・・それは・・・・・」
誠治「・・・・茅野・・・」
ミカ「・・・そのお金ってこのヤクザのために稼いでいるの?」
茅野「・・・・」
ミカ「見損ないました。貴方、警察官でしょ⁉︎やっていい事と悪いことぐらい」
茅野「あんたに何がわかるの?」
ミカ「わかりません。なら事情を教えてもらってもいいですか?」
茅野「・・・・・組が潰れるかもしれないのよ」
誠治「茅野‼︎」
茅野「仕方ないでしょ!この子に・・・ミカにバレた時点でこのまま返せば警察本部に話が通ってしまう・・・この近くに渡部組って言う組があるんだけど・・・・・色々あってそいつらに潰されそうになってるのよ。だからそいつらに潰されないように資金が・・・必要なの」
ミカ「茅野さんが何故ヤクザの資金を集めてるのですか?ヤクザに肩入れする理由は?」
茅野「・・・ここにいる誠治・・・若頭と付き合ってるのよ」
ミカ「・・・・男のためにお金を?しかもヤクザの人に?」
茅野「そうよ、悪い⁈」
ミカ「さっきも言いましたがあなたは警察官です。せめて警察を辞めてからでも良かったんじゃないんですか?警察がヤクザと関わってることが世間にバレたらどうなるかわかってるでしょ?」
茅野「そ、それは・・・」
ミカ「私はあなたの人生をどうこう言いません。しかし、周りの迷惑も考えてください・・・キリカが心配していましたよ?」
茅野「・・・キリカが・・・う・・・う・・・」
茅野は涙を流す。
ミカ「・・・・・誠治さん・・・でしたっけ?あんた」
誠治「・・・・・」
ミカ「茅野さんの事をどう思っていますか?」
誠治「それは・・・」
ミカ「大切な人だと思うのであれば大切にしなさいよ・・・恋人でしょ?貴方達?」
誠治「・・・お」
ドカーーン‼︎
誠治「⁈」
ミカ「⁈何?」
舎弟「!組長の部屋からだ!」
舎弟は一目散に組長の部屋に走る。
誠治「・・・組長!」
誠治も組長のいる部屋に走る。
ミカ「何が起きたの?」
茅野「う・・・う・・」
ミカ「茅野さん、顔を上げてください」
茅野「・・・・ミカ」
ミカ「一度アパートに帰りましょう。話なら聞きます」
茅野「う・・・う・・ミカァ〜」
茅野はミカに抱きつき、子供のように泣き出す。
ミカ「まったく・・・・もう少し男を選びなさんな」
茅野「・・・ぐすん・・・あの人だっていい所が・・・・」
???「ぐぁぁぁぁぁあ‼︎」
ミカ「⁈」
叫び声?ミカはこれはただ事ではないと瞬時に察知し、
ミカ「茅野さんはここにいてください」
茅野「え?ミカ⁈」
ミカは叫び声のした場所に走り出す。
組長部屋前
ミカ「これは⁈」
部屋の前で一人血だらけで倒れている男がいる・・・あの誠治の隣にいた男だ。
ミカ「一体何が起きているの?」
???「うがぁぁぁあ‼︎」
誠治「組長‼︎」
ガシャン!ドカーーン!
ミカ「‼︎」
ミカはすぐ様部屋を覗く。すると、
組長?「・・・たまるか・・・潰されてたまるかぁぁあ‼︎」
誠治「組長、落ち着いてください」
ミカ「何・・・これ?・・・」
上半身、ライオンの様な姿の人間?魔獣?でも・・・
誠治「組長・・・・組長なんですよね⁈やはりあの女・・・」
ミカ「ちょっと、どういう事なの?説明しなさい!」
誠治「ちぃ!お前は茅野を連れて逃げろ‼︎」
ミカ「あんたはどうするのよ?」
誠治「これはうちの組の問題だ!テェメには関係ねぇ‼︎」
ミカ「この状況で関係ないはないでしょ?」
誠治「うるせぇ‼︎邪魔だから下がっていろ!」
誠治は組長に突っ込む!
組長?「潰されてたまるものか・・・・か・・・・が・・・」
ブス!!!
誠治「が・・・」
誠治は鋭い爪で切り裂かれる。
組長「ががががぁぁぁぁあ‼︎」
組長は誠治を掴み鋭い牙で噛もうとする。
誠治「く、組長・・・も、元に戻・・」
ミカ「ハァァァァア‼︎」
バキ!
ミカは瞬時に組長の顔を蹴り飛ばす。
誠治「くっ」
組長はミカに蹴り飛ばされ少し怯み、力が緩んだのか誠治を放す。
ミカ「ほら、邪魔!」
ミカは誠治を掴み、部屋の外に放り投げられる。
誠治「ぐ・・・貴様・・」
茅野「誠治!どうしたの?この傷」
ミカ「茅野さん!早くその人を連れて逃げてください!」
茅野「‼︎・・・ミカ、あんたは・・・」
ミカ「行きなさい‼︎」
茅野「!!!」
茅野は急いで誠治と舎弟を引きずって連れて行った。
ミカ「さて・・・」
組長?「俺は・・・・俺はぁぁぁぁあ‼︎」
なんなの一体これは・・・人間がまさか魔獣にでもなったっていうの?
組長「ぐぉぉぉぉぉぉ‼︎」
ミカ「くぅ!」
ミカは間一髪組長の攻撃を回避する。
ミカ(こんな狭い部屋で戦うのは得策ではないわね・・・一度下が・・)
組長?「ぐおおおお‼︎」
ヒューーーウ、ドン‼︎
ミカ「⁉︎」
組長は近くにあった机を扉に投げ、逃げ道を防ぐ。
ミカ「くぅ・・・」
組長?「がははははは、そ、そうだわ、わしは・・・」
組長はじわりじわりミカに近づく、
ミカ「・・・おりゃぁぁぁあ‼︎」
ミカはすかさず組長の顔面を殴る。しかし・・・
組長「グルルルル!」
少し血が出ただけで大してダメージが入っていない!
組長「ガウ!」
ミカ「な⁉︎」
組長はミカを大きな手で掴む。
ミカ「くぅ・・・離しなさい!」
ミカは力を入れるがビクともしない。
ミカ(なら・・・)
ミカ「ハァァァァ、氷の刃よ!鋭く空を駆け抜けよ!フリーズランサー‼︎」
ミカはすぐ様魔法を詠唱し、周りから氷の刃を組長にぶつける。
組長?「ぐぉぉぉぉぉぉ⁈」
ミカ(今だ‼︎)
ミカは怯んだ隙をついて振りほどく。
ミカ「はぁ、はぁ」
ミカはすぐに組長から距離を取る。
ミカ(さてどうするか・・・)
逃げ道がふさがれ、異様にタフな人間?が目の前にいる。倒すしかないのか?
組長?「ぐぉぉぉぉぉぉ!」
組長は近くにあったソファをミカに目掛けて投げる。
ミカ(⁈まずい!)
回避・・・できない!
ドン‼︎
ミカ「・・・・・え?」
ミカは瞬時に倒れ込みなるべくダメージを軽減しようとするがソファがあらぬ方向に飛んでいた。
???「まったく・・・人には無茶するなというくせにテェメが無茶してどうするよ?」
組長?「ガウ⁈」
その声は窓の方向から聞こえた・・・・窓を開けそこに座っているのは・・・・
ソラ「さぁ、ここからは俺も参戦だ」