東方刀舞記   作:よなみん/こなみん

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皆さんおはこんばんちわ小南 桐絵です。

東方ss更新します。

相変わらずの駄文ですがどうぞ。


第1刀 過去の記憶

第1刀 過去の記憶

 

・・・薄暗い雨の日・・・子供がいた・・・

 

「・・・君・・・どうしてここに?」

 

俺が子供へと話しかけると

 

「・・・?アナタはだれ?僕の敵?」

 

・・・そう言い子供が刀を構える

 

その刀は黒い・・・いや、赤い血に染まっておりそれが黒く見える。それぐらいに刀には血がついており、さらに子供は抜刀する構えをとる

 

「・・・君は何者だい?」

「僕は・・・ダレだろう?」

 

・・・俺が尋ねると子供は少し頭を傾ける

 

「・・・ぼくは・・・ぼくはね・・・うーん?ダレだろう・・・」

 

・・・この子はさも当然かのように答える・・・

 

「・・・君は一人かい?どうしてここに・・・」

 

俺が尋ねようとすると、子供は俺に向けて刀を振るう

 

「・・・あれ?当たらないなぁ・・・おかしいなぁ・・・」

「君は何かあったのかい?君をこうさせた・・・」

 

俺が言いかけると子供は刀を連続して俺に振るう

 

子供の顔は狂気に染まっており油断すれば俺は死んでいたかもしれない

 

「オマエがッ!オマエがいるからッ!」

「・・・」

 

子供は俺を目掛けて刀を振るうが・・・

 

パシィ・・・

 

子供が振るう刀を俺は素手で受け止める

 

「ッ!オマエッ・・・」

「・・・なぁ、もうやめないか?」

 

俺は優しく子供に言葉をかける

 

「君に何があったかは聞かないし聞こうともしない。だが、こんな事をしても何も戻りはしないんだよ、わかるかい?」

「モドラナイ・・・もう・・・」

 

子供は俺の言葉を繰り返すように・・・呟き・・・崩れ落ちる

 

「モドラナイ・・・?もう、ナニモ・・・」

 

子供は涙こそ流れなかったものの声は泣いた子供そのものだった

 

俺は子供の頭に手を置き

 

「だけど新しく始めれる事もある・・・なぁ、坊主俺と共に来ないか?」

 

俺は子供に聞こえる声で言う

 

子供は少し驚いた声で

 

「来る・・・って、どこに?」

 

弱々しい声で俺に言葉を返してくる

 

「決まってるだろ?俺たちの家族にならないか?」

「カゾク・・・うん。いく・・・」

 

雨の日・・・俺はこの日のことを忘れていない・・・

 

 

 

 

・・・現在・・・

 

「・・・それでは始めるぞ。」

 

俺は家族が集まったところで声をかける

 

それぞれ敷いてある座布団へと座り、斜め前を向くようにして座る

 

俺から見て右から琉璃、玲依

 

左には奈智、夢愛と息子達が座る

 

「さて・・・玲依が来たから一応報告することだけはしておこう」

 

俺がそう言うと四人の表情が少し真面目なものに変わる

 

「皆も気づいたと思うが妖怪の山から鬼がいなくなったのはご存知だな?」

「あぁ、何か一悶着あったとか・・・」

「哀れだねー」

 

当たり前のような反応を示す二人に対し

 

「・・・・・・」

「・・・・・・」

 

相変わらずの無言を貫く二人・・・

 

「一応言っておくが、鬼が消えたとはいえ例外もある」

「・・・伊吹・・・萃香・・・」

 

俺が言い終わる前に夢愛が呟く・・・

 

「そうだ。伊吹萃香に関しては行方が掴めていないのが現状だ。」

「人里には来ないと思うがな。」

「それね。多分、博麗神社にでもいるんじゃない?」

 

・・・博麗神社は俺達もよく使うところであり、時間があれば参拝しに行くほどの場所である

 

「・・・まったく・・・厄介な鬼だな・・・」

「出会えば殺す・・・それだけだよ。」

 

・・・平和的性格の夢愛から殺すと口に出た・・・

 

俺たちから見れば鬼は敵でしかなく、また、人を襲う存在なのだが・・・

 

「まぁ、鬼が人を襲うのは昔のことだ。今はもう関係ないだろう・・・」

「それで?鬼はどこに?」

「あぁ、確か地底の方だ・・・あそこなら妖怪が沢山いるからな。」

「帰って賑やかになりそうだな。」

 

俺達はとりあえずこれで話を終える

 

「さて・・・ここまででほかに報告のあるやつは?」

 

俺が皆を見渡すが・・・ん

 

「玲依・・・どうした?」

 

普段はこういう所では報告は勿論、会話すらしない玲依が手を挙げている

 

「えーっとね・・・」

「あっ!わかった!玲依ちゃん私の事好きなんだよね〜もうしょうがないな〜」

 

玲依が報告しようとすると、琉璃が言葉を遮る

 

「さぁ!玲依ちゃん。私に愛の・・・「邪魔・・・」・・・玲依ちゃんのバカー!」

 

玲依の心無い一言に撃沈する琉璃・・・

 

それを夢愛は慰める・・・が

 

「・・・ナサケナイ・・・」

「シクシク・・・みんなのバカ・・・」

 

ダメだ。精神的にダメージを与えている・・・

 

部屋の片隅でうずくまる琉璃を置いて俺は

 

「それで?玲依、何の」

「あっ、そうそう・・・確か、霧の湖にデカいのがあったよ。」

「デカいの・・・?」

「うん、建物みたいな」

 

・・・玲依が覚えているうちが花だな

 

「おーけーだ。そこも確認させておこう」

「うん。」

 

そう言うと四人は自由に動く

 

「ふぁぁ・・・帰っていい?」

「あぁ、解散だ。帰っていいぞ」

 

俺は四人が出ていくのを見つめる・・・そして

 

「さて・・・そこで見ているのは趣味かな?」

 

俺は何も無いはずの空間を見つめる

 

「あら・・・気づいていたのですね」

「伊達に長生きしているからな・・・そりゃ気づくさ・・・」

 

俺が見つけた空間から一人の女性が出てきて、俺と普通に会話していた

 

「それで?お願いなのですが・・・」

「無理だ。あの子を渡すことは出来ない」

 

この女は八雲 紫 ・・・妖怪であり、普通なら俺たちの敵になるはずだが・・・

 

「あら?私に助けられた恩を忘れたのかしら?」

「・・・忘れてはないさ・・・」

 

こいつには昔助けられた記憶があり、それ以来敵にすることが出来ずこいつの頼み事には断れないのだが・・・

 

「この頼みだけは飲み込めんな。」

「そう・・・よほどあの子が心配なのかしら?」

 

八雲が微笑む・・・俺にはこの笑みが不吉なものに感じれる・・・

 

「どうするつもりだ?」

「あら、あなたがダメと言ったのでしょう?もう少し、我慢しますわ。」

「そうか・・・」

 

俺がため息をつくと八雲は

 

「それでは、またお会いしましょう?」

 

そう言い空間・・・スキマへと消えていった・・・

 

「・・・まったく。諦めてはくれないのか・・・」

 

俺は誰もいなくなった部屋で頭を抱えていた・・・

 

 

 

 

・・・ぼくは何してるんだっけ?

 

「・・・えーっと・・・」

 

ダメだ・・・思い出せな・・・

 

ポカン

 

「痛い・・・」

 

僕が悩んでいると、突然、後ろから叩かれる

 

「もう!帰るんでしょ?行くわよ!」

 

そこには愛猫の・・・名前は・・・

 

「田中・・・鈴木さん?」

「・・・どこを掘り返せばその名前が出てくるの?」

 

猫は僕の言葉に呆れた表情を見せる

 

「私は神樂〈かぐら〉!しっかりしてよね!」

「・・・そんな人いたっけ・・・」

「いたわよ!馬鹿にしてるの!?」

 

これ以上怒らせると不味いのは直感でわかったので弄るのをやめる

 

「・・・それで?この道はどこに向かってるの?」

「確か博麗神社よ。用事があるんでしょ?」

「あぁ・・・伊吹萃香って鬼のことか・・・」

 

今この名前がどこから出たのか自分にはわからないがこれで納得した

 

とりあえず僕達は人里を通り、博麗神社に向かおうとする・・・

 

「ん?神樂、あれはなに?」

「え?あれは?」

 

僕がついつい空を見ると少女が箒に乗って空を飛んでいるのが見えた

 

「ごめん・・・全然見えないわ」

「?そう・・・」

 

神樂には見えなかったようだ・・・僕がおかしいのかな?

 

 

 

 

僕たちは人里を抜け・・・博麗神社の長い階段を目指す・・・すると

 

~♪〜♪

 

・・・博麗神社へ繋がる道から音楽が聞こえる・・・

 

「・・・この音色・・・綺麗ね〜」

「だね。」

 

木の上を見てみるとそこには夢愛が居座っており、そこで優しい、落ち着いたメロディーを奏でている

 

「〜♪〜♪」

 

彼が優しいメロディーを奏でていると

 

「・・・見て見て!人間が弾いてるわよ?」

「・・・でもいい音ね・・・」

「・・・眠たくなっちゃう・・・」

 

優しい音色につられ妖精たちが続々と集まってくる

 

「・・・すごいわね」

「さすが夢愛。さぁ、行こう」

 

僕達は夢愛に手を振ってから博麗神社へと歩き始めた




お読みいただきありがとうございました。

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