二・二六:時雨の幸運と不幸の狭間で……   作:はえたたき

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6話

第六章:涼月との邂逅・悪夢の始まり

 

防空埋護姫を撃沈した場所で、こないだの白くて長い髪の女性を見つけた。この娘が、涼月なんだ。

僕は。

「涼月……お帰りなさい。」

そう言った後。意識が無くなった。

次に顔を見たのは、ラン君の顔だった。涙を流していた。周りを見渡すと、臨時提督室だった。

僕は、ベッドの上で寝ていた。そして、僕は言った。

「ラン君のおかげだよ、ありがとう、止まない雨は無かった。」

そう言った後、ラン君は僕を抱きしめた。そして、僕を抱いた……

次の日、僕たちや西村艦隊は泊地へ向かう準備をしていた。

そこで、涼月とあった。

「初めまして、僕は時雨だよ、わからない事あったら何でも聞いてよ、涼月。」

涼月は。

「時雨さんありがとうございます。私は、涼月と申します。今後共よろしくお願いいたします。」

「*よろしく、されたくないよ。」

謎の声が、聞こえた。

涼月ではなかった。むしろ、僕に似た声だった。

 

結局、謎の声の主は、誰だかわからなかった……

ただ日々日々、僕の記憶が途切れる瞬間が多かった。

ラン君から涼月の指導艦に抜擢された。手取り足取り、一から百まで教えた。

一日の終わりにはラン君の元へ行くことが日課となっている。そこで、いつも記憶が途切れる。

何が起きているのかは分からなかった。そして、指導風景はラン君がいつも見ていた。

ラン君は、涼月へ毎日のように声をかけていた。そして、ラン君は必ず、お昼は涼月と一緒に取ることが日課となっていた……

僕は、扶桑や山城、又は満潮、朝雲、山雲と食事を取る。前は、ラン君と一緒にご飯を食べるのが日課なのに……

ついには、僕を差し置いて、涼月を秘書艦指名する事が多くなり。そして、12月になると毎日だった……

僕は、涼月に嫉妬して八つ当たりする事も多くなった。その度にラン君に怒られる……

僕は、何も悪い事して無いのに。そう、思えることも多くなった……

そして、運命のあの日。ラン君は、僕を涼月の指導艦から外した……

 

ラン君は朝一番に。

「しぐ……君は今後一切、涼月の事を指導しないでくれ。」

僕は。

「えっ……」

その言葉しか言えなかった。

「今後は、加賀や二水戦に指導を任せる、最初からこうしておけば……」

ラン君はこう言ったから。

「なんだよ!ラン君!僕の事信用できないわけ?」

僕は怒った……しかし

「いや、しぐ……お前、最近おかしいぞ!俺に暴言を吐くわ!涼月に平手打ちもしたじゃないか」

ラン君の言った事に、身に覚えがなかった。八つ当たりした覚えはあるが、平手打ちはしていない

「身に覚えないんだけど、証拠はあるの?」

そういった途端、ラン君は激怒した。

「昨日、この目でみたよ、しかもカメラが回っている前でね。」

ラン君はさらに。

「しぐがこんな事する子だとは、思わなかった……おかしいんじゃないか、一回検査してみるか……」

ラン君の言葉で、僕は逃げ出した。

「しぐ……」

そう聞こえたかもしれないが、僕は逃げ出したかった。

何が起きたのかわからない、ただただ恐怖を覚えた。

そして、その日の夜、事件は起きた。

いや、事件を起こしたのは、僕だった。

 

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