……遅れてスミマセンでしたぁ!
日曜日、舞島中央図書館。桂木えりは今、神話関係の本を探していた。[ユピテルの姉妹]についてもっと詳しく知るためだ。
もちろん彼女たちがローマ神話の神々そのものではない事は、説明を受けたときに聞かされてはいる。それでも、調べることに意味はあるはずだ。えりはそう思っていた。
賢いとは決して言えず、どちらかといえば要領も悪いえりはしかし、ずっと
(ローマ神話の本、あまりありませんね。ギリシャ神話ならたくさんあるのに)
えりは少し肩を落とし、[しんわ]と書かれたコーナーを後にして。ふと、あるコーナーの本が目に入る。
【舞島の神話・伝承】
舞島市の関連図書が置かれた、そこにあった本。もしかして、と思い左手を伸ばすえり。そこへ別の手が伸びてきた。
「え?」
「あ…」
それはえりのお友達。
「栞さん」
汐宮栞だった。
「あう、……えり、さん」
栞も何とかえりの名を呼ぶが、しかしそれ以降の話が続かない。するとえりが、書架から【舞島の神話・伝承】を取り出し。
「はい。これを借りたいんですよね?」
そう言って、栞に本を差し出した。
「……え、あの…?」
受け取った栞は、えりと本を交互に見る。
「その本は、私が借りようと思ってたジャンルとはちょっと違うんです。私はまた今度借りますから、栞さんが先に借りていいですよ?」
えりはにっこりと微笑み、カウンターの方へ去っていった。
えりを見送った栞は。
(あうぅ、お礼、言いそびれちゃった…)
(お友達への道のりは遠いな…)
(ううん、今度こそ)
(……また、上手く言えなかったらどうしよう)
(お友達になるのって難しいな…)
えりが既に友達認定しているのも知らず、悶々と思考の堂々巡りをしている。それでも足は勝手に動いており。
「お次の方どうぞ」
(……)
「お次の方」
(…………)
ポン
「うえぇ!?」
いきなり肩を叩かれビックリする栞。
「次、お嬢ちゃんの番だよ」
後ろに並んでいた初老の男性に促される。
「…………ご、ごめん…なさい……」
栞は謝って、慌てて本をカウンターに差し出した。
(うう、私のバカバカ!)
またもや自己嫌悪に陥りながら、帰り道を行く栞。
(……どうして私ってこんな何だろう)
考えれば考えるほどに沈んでいく心。そう。栞は奪い魂を追い出されただけで、心のスキマは埋まっていないのだ。そんな絶好のシチュエーションを、駆け魂が見逃すはずもなく。
「あ、栞さん! ようやく見つかりました~」
前方からやって来るのはエルシィ。栞に緊張が走る。
「あのー、栞さ…」
ドロドロドロドロ…
「ええっ!? 駆け魂センサー!?」
突然のドロドロ音に、エルシィは慌てて辺りを見回して。
「ああ! あんな所にはぐれ魂!」
エルシィが見つめる上空には、栞に狙いを定めた駆け魂の姿があった。もっとも、栞にはその姿を捉えることが出来なかったが。
「えと、えと、……こ、勾留ビンッ!」
慌てふためきながらも、勾留ビンを発動させる。すると栞に意識が向いていた駆け魂は、あっさりと勾留ビンに吸い込まれていって。
「駆け魂勾留! わぁ、私何もしてないのに、駆け魂捕まえちゃいました!」
……まあ、今回くらい、舞い上がってもいいと思う。
「あ、栞さん。お話はまたの機会に…」
そう言ってエルシィは立ち去ろうとするが。
『まって』
突然聞こえる女の子の声。それはエルシィが持つ、女神のオーブからの声。
「……ミネルヴァさん?」
『うん。しおりと話したいことがあるの』
「……!」
ミネルヴァの発言に、再び栞は緊張する。
『あのね、しおり。しおりのココロにはスキマがあって、そこにヴァイスが取り憑こうとしてるんだ。今回のヴァイスも、しおりのココロのスキマをねらってたんだよ』
「え…」
衝撃の事実に、栞は凍りつく。
『だからね…』
女神のオーブから栞に向けて、光が延びる。一瞬、その光が栞を覆ったかと思うと、光が納まった後には栞の首から星形のペンダントが下がっていた。
「え? 魔法少女の契約、ですか?」
「!? あ、あの…!」
エルシィの発言に栞は、慌てて何かを言おうとするが、何時ものごとく言葉にならない。
『だいじょうぶ。ケイヤクはしてないよ。ただ、わたしとお話ができて、ヴァイスが見えるようになるだけ。これでヴァイスから、逃げたりかくれたりできるよ』
ミネルヴァの説明に、栞はホッと、安堵のため息を吐いた。
「そういう事ですか。私としては、ちょっと残念な気がしますけど…。
それでは栞さん、今度こそ失礼します」
そう言って去っていくエルシィ。その後街中で駆け魂の入った子を発見、桂馬達を呼び出し、前話の冒頭へと繋がるのだった。
エルシィを見送った後、栞は再び帰宅の途につく。しばらく進み、マンションに囲まれた公園を通り抜けていると。
ギィ…ギィ…
ブランコに座る、眼鏡をかけた一人の少女。年齢は栞と同じくらい。
(……また、あの子だ)
その子は、栞が図書館の帰りに公園を通ると、時々見かける子だった。その時は何時も、一人で寂しそうにブランコに腰掛けていた。
ただ、今日は何時もとは、どこか雰囲気が違う。
(……? 今日は何だか嬉しそう)
そう。その少女の表情は何時もより、僅かばかり明るかったのだ。そして。
---♪~
小さくハミングを取り始めた。曲は童謡の[
そしてフレーズを一通り終えたところで、少女ははたと気づく。栞がこちらを見つめていることを。
二人の間に、しばしの沈黙が訪れる。
「えっと…、聞いてた?」
少女の問いに、栞はコクコクと首を縦に振った。すると少女は顔を真っ赤にして、この場から駆けて行ってしまった。
(ああ、行っちゃった。もっと歌、聞きたかったな…)
普段は音楽に興味を示さない栞だが、あの少女の曲は不思議な事に、何故か心に染み入ってきた。
(あしたの放課後に来たら、また会えるかな?)
栞はそんなことを、漠然と思うのだった。
栞の前から逃げ出した少女、中川かのんは、マンションの入り口を入ったところで息を整えていた。
(……はぁ、恥ずかしかったぁ)
かのんは心の中で呟く。
中川かのんは目立たない子だった。いや、むしろ印象に残らないと言った方が正しいかも知れない。
そんなかのんは、週末にあった音楽の授業で褒められた。先生だけではない。クラスの皆も褒めてくれた。普段の寂しくつまんなかった学校が、とても輝かしく感じた。
その想いは今も続いている。だからさっきも、皆が褒めてくれた曲、「
けれどまさか、誰かに聞かれているとは思わなかった。コミュニケーション能力が低いかのんはテンパって、そこから逃げるという選択肢しか思いつかなかったのだ。
しかし、今はそれを悔やんでいる。せっかく自分の歌、……ハミングを歌と言っていいのなら……を聞いてくれたのだ。少しくらいお話ししてもよかったのでは。かのんはそう、思い始めていた。
「明日、学校の帰りに寄ったら、また会えるかなぁ」
かのんはポツリと呟いた。
翌日の午後。小学校の授業が終わる頃。
「さあて、今日こそは栞さんに、魔法少女になって貰いませんと!」
そう言いながら、栞が通う小学校へと向かうエルシィ。もちろんそれまで、ただのんべんだらりとしていたわけではなく、新しい魔法少女候補の子がいないか、街を歩き回っていたのだ。
「魔法少女も三人揃って、残りは三人。もう折り返し地点です!」
と意気込むエルシィ。
『な、何じゃ。この説明的なセリフは』
『きっとこうやって、気合いを入れてるのさ。昨日、ヴァイスを二匹も捕まえてやる気が上がってるんだよ』
『ううむ。じゃが、この悪魔娘はポンコツじゃからの。調子に乗って空回りせねばよいが…』
アポロが憂いを口にすると、エルシィが段々と涙目になってくる。
『アポロ姉様もマルスも、エルシィさんに失礼ですよ』
「いいですよーだ。どうせ私は落ちこぼれですからー」
ディアナがフォローするものの、投げやりに言うエルシィ。
『どうするんですか! いじけてしまったじゃないですか!』
『いや、その…』
『い、言っておくが、私は別に問題発言はしていないぞ!』
確かにマルスの発言自体は問題ないが、それが原因でアポロの発言があったために、少しばかり跋が悪いようだ。
『全く…。あ、エルシィさん! 栞さんですよ!』
「え、あ、本当だ。……って、ディアナさんは外の様子がわかるんですか?」
ふと疑問に思い、尋ねるエルシィ。
『? はい。オーブ越しになら外界を見ることが出来ますし、変身用にお渡ししたアイテムからも、短時間なら確認することは出来ます』
さらりと、さも当然のことのように重要なことを言ってのけるディアナ。それを聞いて、歩美が時々口にする嘆きを、エルシィは身をもって実感した。
『それよりも栞さんですが、先日までと帰り道が違うように思うのですが…』
「え? ……ああ、確かにその通りですね」
『ふむ、これは興味深いのう。ここは尾行あるのみじゃわ』
好奇心旺盛で悪ノリが好きな
『ちょっと、アポロねぇ…』
「そ、そうですね。栞さんには悪いですけど、これも魔法少女を揃えるためです! 仕方がないですよね! うん、仕方がない!」
『エルシィさん…』
残念ながら好奇心には逆らえないのか、どうやらエルシィはその気になってしまったようだ。
かのんは公園のブランコに腰をかけていた。目的はもちろん。
「あ…」
かのんが小さく声を漏らす。その視線の先には、公園の入口から現れた栞の姿。栞の方もかのんに気がついたのか、びくりと身体を振るわせた。
かのんは立ち上がり、栞へと近づいていく。
「あ、あの、昨日私の曲、聞いてくれたよね?」
「……!」
こくりと頷く栞。
「えっと、どうだったかな?」
「……あ」
(……)
(………)
(…………)
相変わらず、上手く言葉に出来ない栞。「よかった」の一言が出てこない。
「……ダメ、だったかな」
やや落ち込んで、ネガティブなことを言うかのん。栞は慌てて首を横に振る。
「あ、あの、……よかった、です、よ?」
栞が怖ず怖ずと答えると、かのんの表情がぱあっと明るくなる。
「そっかぁ。あははっ、なんか嬉しいな」
照れ笑いをするかのんを見て、自分の言葉がきちんと届いたことに、栞も嬉しさが込み上げてきた。
「私、中川かのん」
「……汐宮栞、と申します」
かのんの自己紹介に釣られるように、栞も自分の名前を告げた。
(……どうしましょう。何だか声をかけるタイミングを逃してしまいましたぁ)
羽衣で姿を消したエルシィが、栞とかのんのやり取りを見ていて悩んでしまう。
(……仕方がありません。今日はそっとしておきましょう)
人の良いエルシィだった。……悪魔だけど。
ともかくも、二人の交流の邪魔をしないようにその場を立ち去ろうとするエルシィ。ところがその時。
ピカアァァァ……
女神のオーブが輝きだし、光がかのんを指す。
「えっ、な、なに?」
突然現れた光の筋が自分を照らしたことに、驚き戸惑うかのん。
(ええっ!? 新しい魔法少女候補の方!?)
エルシィもまさかの出来事に驚きを隠せずにいる。さすがに今回は、うららの時のように声を漏らすような失態は犯さなかったが。
(うう~、お二人には悪いですが、ここは声をかけて…)
意を決したエルシィが、羽衣を外そうとして…。
ドンドロドロ、ドンドロドロ…
突然鳴り響く、駆け魂センサーの音。いきなりの事にびくりとする二人。
「逃げてください! 奪い魂…、ヴァイスが近くにいます!!」
突然姿を現したエルシィに驚いたものの、ミネルヴァの力を借りている栞は空からこちらに向かってくるヴァイスの姿を発見した。
「ひゃうっ」
栞は無様ながらも、屈むことでヴァイスを躱す。通り過ぎたヴァイスは再び上昇し、停止して振り返った。
(……え?)
その視線は。
「中川さん……!」
栞がかのんの手を引き、かのんのその目の前をヴァイスが通り過ぎる。ヴァイスを認識できないかのんも、その一瞬に得も言えぬ悪寒が走り、何かがいるのを認識した。
(……中川さんも、狙われてる? もしかして中川さんにも、心のスキマがあるの?)
栞は頭のいい子である。この状況からすぐに、かのんの心のスキマの可能性に行き着いた。
(私が逃げたら、中川さんの心のスキマにヴァイスが入っちゃう!)
栞のジレンマ。
その頃エルシィは、ただ傍観していたわけではない。ヴァイスを捕らえようと勾留ビンを構えている、のだが。
「うう~、動きが速すぎて、狙いが定まりませーん!」
一応、羽衣を使って動きを止めようとはしているのだが、そこまで高度な羽衣制御が出来ないエルシィには、高速で飛び回るヴァイスを縛りつけることは出来なかった。
更に二度、かのんの手を引き躱している栞だが、そんなことをいつまでも続けることは出来ないし、そもそも栞は、それほど運動神経がいいわけではない。そして栞は、一つの決断をする。
「……ミネルヴァ、力を、かして」
『……いいの?』
更にヴァイスを躱し。
「……うん」
栞は頷いた。
『わかったよ』
ミネルヴァの返事と共に、ペンダントが輝く。見た目は変わらない。ただ、お守り程度の力しか無かったそれは、今や栞との契約の証となったのだ。
『呪文は、「天装」だよ』
「うん。……天装!」
栞の詠唱と共にその身は光に包まれ、姿が変わる。
「え…、汐宮、さん?」
かのんが驚いているが、栞…いや、[ミネルヴァ]は今、それどころではない。ヴァイスは既に、目前にまで迫っていた。
「
かけ声と共に、半球状に展開される結界。ヴァイスはそれに弾かれる。
「汐宮さんが、私を守ってくれてるの?」
ヴァイスは結界に触れた瞬間だけ、その姿を現す。それが何度も繰り返される中、かのんは自分が何も出来ないことに歯痒さを感じていた。
その時、エルシィが持つオーブからかのんに向けて、再び光が放たれる。
『かのん。これ、かのん。聞こえるか?』
---えっ、だれ!?
『わらわはアポロ。天界の女神の一人ぞよ』
---女神様!?
『うむ、その通りじゃ。さて、いきなりじゃがかのん。お主は、わらわの妹の力を借りたあの娘を、助けたいか?』
---汐宮さんの事? うん、助けたい! 私を守ってくれてる汐宮さんの、力になりたいよ!
『そうか。ならば、よい方法があるぞよ』
---いい、方法?
『うむ。それはの…』
[ミネルヴァ]の結界に、ヴァイスが更に数度目の体当たりをしたその時。
パアァァァ…
かのんの体が輝き、[ミネルヴァ]のものと同様の出で立ちとなった。
「え、ええーーーっ!? 栞さんに続いて、かのんさんまで魔法少女になっちゃいました!!」
さすがに予想外の展開で、エルシィは状況に追いつけなくなっていた。
「中川さん…?」
「今はめがみ~な・アポロだよ」
[アポロ]がにっこりと微笑みながら言う。
「あの…、どうして…」
「……あなたが私を助けてくれたみたいに、私もあなたを助けたかったから」
[アポロ]の言葉に、[ミネルヴァ]は嬉しくて、恥ずかしくて、顔を真っ赤にしてなんとも言えない表情になる。それを見た[アポロ]は、内心「かわいいなぁ」などと思っていたりもするのだが。
(これ、かのん。のんびりしとる場合ではないぞよ)
(え、アポロ? この状態でもお話しできるの?)
(うむ、魔法少女が増えたことで能力が増したからかの。それよりもかのん、とっととヴァイスを倒してしまわんと)
(……殺伐とした神様だなぁ)
そんなやり取りも束の間、[アポロ]は胸の前で手を組み。
「
声高らかに歌い始める。
オオォォォ…
するとヴァイスは、呻き声を上げて苦しみだした。
「動きが、止まった? ……あっ、こ、勾留ビンッ!!」
一瞬、呆気にとられていたエルシィが勾留ビンを発動し。
「か、駆け魂、勾留…」
未だ呆然としながらも、ヴァイスを勾留したのだった。
エルシィがヴァイスを勾留するところを見た二人は、ホッと胸を撫で下ろす。
[ミネルヴァ]は振り返り、[アポロ]を見る。
「……ありがとう……ございます」
空気が抜けたような声で、それでもしっかりとお礼を言う。そんな彼女を見て、[アポロ]は優しく笑い。
「こちらこそありがとう。汐宮さんが助けてくれたから、私も勇気を持って魔法少女になれたんだよ」
その言葉に[ミネルヴァ]は、再び顔を赤くするのだった。
追記。[メルクリウス]達が現場に辿り着いたのは、それから更に五分ほどしてからだったそうな。
歩美「高原歩美…」
ちひろ「小阪ちひろの…」
歩美・ちひろ「あとがき代わりの座談会コーナー☆出張版!」
歩美「……って、何よコレーーー!? 久し振りの更新かと思ったら、私の出番無かったじゃないのーーー!!」
ちひろ「いや、たまにゃぁそういう回もあるっしょ」
歩美「アッタマきた! 作者倒す!!」
ちひろ「やっぱそーなるか。……というわけで、お願い」
通りすがりの地区長「しょうがないわねー。勾留ビンッ!」
歩美「え、きゃあっ!?」
すぽん!
通りすがりの地区長「じゃ、終わったら呼んでね?」
ちひろ「りょーかい。……さて、それじゃピンチヒッター、カモーン!」
歩美(小)「えっと、ホントに私が出ていいの?」
ちひろ「もっちろん! というわけで特別出演、【魔法少女めがみ~な】の主人公、高原歩美ちゃんでーす!」
歩美(小)「ど、ども(テレッ)」
ちひろ「おう、かわいい反応するなー。……と、最初に聞いとくけど、今回出番無かったけど、そこんとこどうなの?」
歩美(小)「いや、だって魔法少女、ハズカシーじゃない?」
ちひろ「ま、そりゃそうか。さて、そろそろ解説せんと」
歩美(小)「そうだね。えっと、まずは、えりが図書館でローマ神話の本を探してるとこだけど…。よく、本を読もうなんて思うよね?」
ちひろ「こっちの歩美も、本は読まんのか。……エリーが本好きなのは、栞と絡ませるために作った、この作品のオリジナル設定らしいね」
歩美(小)「ふーん、そうなんだ。……エリー?」
ちひろ「……あー、こっちのえりの愛称だよ。と、とにかく。エリーが見つけて栞に先を譲った本、【舞島の神話・伝承】だけど、結構大事な話が載ってるらしいよ」
歩美(小)「そうなの?」
ちひろ「うん。まあ、原作の【神のみ】読んでる人には、どんな話かは予想がつくと思うけど」
歩美(小)「もしかして、前回の話で正太郎さんが軽く触れてたヤツ?」
ちひろ「そうそれ! まあ本編では歩美の知らないことだけどね」
歩美(小)「あ、そうだった」
ちひろ「さて、次は、栞とエ…ルシィが会ったわけだけど」
歩美(小)「前回の戦闘の前に、こんな事があったなんてね」
ちひろ「駆け魂もそうだけど、ミネルヴァとのやり取りも、桂木風に言や完全にフラグだね」
歩美(小)「フラグって言えば、公園での出会いもフラグだよね?」
ちひろ「お互いがお互い、『また会えるかな』だかんね。しかし、栞とかのんちゃんっていうのも、不思議な組合せだなー」
歩美(小)「……かのん
ちひろ「……色々あるのさ。と、とにかく。翌日になって、栞の尾行をすることになったエルシィだけど」
歩美(小)「神様に唆される悪魔って…。まあ、エルシィさんらしいけど」
ちひろ「で、公園で栞とかのんちゃんが仲良くなるまではいいんだけど、いきなりの、もう一人の魔法少女候補発覚にヴァイス、しかも奪い魂の登場って、急展開過ぎっしょ」
歩美(小)「えっと、ここに来る前に作者さんの資料、渡されたんだけど」
ちひろ「またかよ」
歩美(小)「最初は栞単独で考えてたんだけど、私達がヴァイスを捕まえてたら、栞が魔法少女になる切っ掛けが無くって、それでかのんを絡めたって」
ちひろ「そっかぁ。エリーと絡めると、もれなく歩美達が付いてくるからなー」
歩美(小)「ゲーマー風に言えば、同時攻略? みたいな感じじゃない?」
ちひろ「攻略はしてないけどね。あ、因みに栞の頭がいいってのは、ファンブックで勉強のパラメーターが、桂木や天理と同じ5点満点の5だったからだってさ」
歩美(小)「そうなの!?」
ちひろ「ついでに言うと、女神持ち、こっちだと現在の魔法少女と最後の一人の中で、歩美が一番勉強のパラメーターが低いね」
歩美(小)「うっ! ……自覚はしてるから言わないで」
ちひろ「いやースマン。で、話を戻すけど、今回は栞とかのんちゃんが魔法少女になる話だったわけだ」
歩美(小)「うん。そして[ミネルヴァ]の結界[
ちひろ「そう。アニメ【神のみ】の第二期OPだね。ホントはかのんちゃんの曲にしたかったけど、さすがにこの段階で歌ったら…」
歩美(小)「問題あるよね」
ちひろ「そういう事。さすがに小4で英語の歌詞はどうか、って事で、和訳版に英語の歌詞のルビを振ったみたいだけど」
歩美(小)「苦肉の策ってヤツだね。
……えっと、大体こんな感じでいいかな?」
ちひろ「そうだね。今までで一番長い座談会になったし」
歩美(小)「出だしでそっちの私がゴネたのが尾を引いたんだね」
ちひろ「返す返すも面目ない」
歩美(小)「いや、私じゃ無いけど、私もなんかゴメン」
ちひろ「あー、なんか締まんないけど、特別出演のめがみ~なの歩美ちゃんでしたー」
歩美(小)「なんか締まんないけど、ありがとうございましたー」
歩美(小)、捌けていく
ちひろ「えーっと、また投稿が遅れるかも知れませんが、次回もまた見てください。
……あ、帰る前に、ハクアさんに終わったって言っとかんと」