今回なんとなく、あのキャラを出してみました。
※前回タイトルに「えりと」を付けようと思ったのに、間違えてそのまま投稿してしまいました。改めて「えりと魔法少女とお嬢様」、ご覧ください。
ドロドロドロド
ぷつっ
慌てて駆け魂センサーを切るエルシィ。とはいえ既に、駆け魂の入った
「(ええっと、対象の方は大倉美代さん十八歳、舞島学園高等部の3年生。大倉商業社長、大倉正義氏の長女です)」
「(って事は、あの三人で歩いてる、お姉さんの方だね?)」
[メルクリウス]の視線の先には、中年で恰幅のいい男性と、十代後半の女性、そして自分達と同じくらいの年の女の子が遠ざかっていく姿があった。
「(早速駆け魂を、……っていいたいトコですけど、ここで騒ぎを起こしたら白鳥のおじいさんに迷惑がかかっちゃいます。尾行をしましょう)」
「(えりはいい子だよねー。ゲーマーにも見習って欲しいよ)」
愚痴る[メルクリウス]。
「(いえ、にーさまもいい人ですよ? お母さま曰く、『根は良いんだけど、根から上がねー』という事ですが)」
「(……あー)」
言われてみて思い当たる節があり、思わず納得してしまう。
「(そういえば、今日は神様、いらっしゃらないんですか?)」
「(にーさまはこういう所に興味ありませんから。私がにーさまの代わりです)」
尋ねるエルシィに、えりは答える。
「(そうですか。……なんだか不安になってきます)」
「(エルシィさんまでそんな事…)」
エルシィの零した一言に、えりが若干落ち込む。
「(ああ!? いえ、そーいう意味じゃなくって! 神様がいないので、上手くいくか心配になっただけですよ~!)」
(……なんだか不安になってきた)
小さくため息を吐いた[メルクリウス]は、内心でそんな事を思っていた。
「やあ、白鳥さんのお嬢さん。お元気そうで何よりです。五位堂のお嬢さんに青山のお嬢さんも」
大倉正義が視界に入ったうらら達に近づき、挨拶をする。その瞬間、うららの表情は曇り、美生は不機嫌になり、結は怯えて美生の後ろに隠れる。
しかし彼はそれを気にとめる様子もなく、魔法少女達へと視線を移す。
「それで、こちらのお嬢さん方はどなたですかな?」
そう尋ねる正義の笑顔にはしかし、底知れぬ意地汚さが感じ取れた。
うららが紹介してよいものかどうかを逡巡していると、魔法少女の一人、[ウルカヌス]が一歩前へと歩み出た。
「
先ほどと同様、明らかな余所行きの口調で、[ウルカヌス]は自分達の紹介をする。
「ほう。あなた方が最近噂となっている魔法少女でしたか」
そう言いながら、値踏みするように魔法少女達を見る正義。[アポロ]は悪寒で身を震わせ、[ディアナ]と[ミネルヴァ]はその後ろに隠れる。
そんな中[ウルカヌス]は、正義を睨みながら言葉を紡いだ。
「私こそ、あなたのお噂は兼々…」
「私の噂、だと?」
「はい」
[ウルカヌス]はにっこりと微笑み。
「別居中の女性デザイナーに、その場に子供がいるのも構わず、出資を餌に言い寄ろうとして平手打ちをもらったとか」
「なっ!?」
一瞬にして正義は顔を真っ赤にさせる。
「だ、誰がそんな話を…!?」
「さあ。飽くまでも噂なので」
[ウルカヌス]は笑顔のままはぐらかす。
(……九条さん、コワイ)
[ディアナ]…、いや天理は思った。
「……もういい! いくぞ、美代、美奈!」
「あ…、私はうららちゃん達と…」
「……! いくぞ、美代!」
「……はい、お父さん」
美代が返事をすると、一瞬顔を歪めて一瞥し、前を向き歩き出した。そしてその後を続き、[ウルカヌス]の横を通り過ぎる瞬間、美代はぼそりと呟く。
(え…?)
[ウルカヌス]は振り返り、遠ざかっていく美代の後ろ姿を見送った。
「はぁ、凄い人だったね」
「大倉のおじさまは、いつもあんな感じですわ。……て、メルクリウスちゃん!? それにえりちゃんも! いつの間に!?」
「え? アハハ…」
単にエルシィの羽衣を解いただけなのだが、ハクアの仕事を増やすのはしのびなく思い、笑って誤魔化す[メルクリウス]。
「そ、それよりも、[ウルカヌス]は随分とキツいこと、って言うか、悪口だよね? 言ってたよね」
[メルクリウス]が話を振ると、[ウルカヌス]は少し困った顔をして答えた。
「わた…、月夜が言っていた、彼女のママの体験なのね」
言われてなるほどと思う[メルクリウス]。要は自分の目の前で母親を口説いてたのである。
「ええと、あの、ごめんなさい! お父様が迷惑をかけたみたいで」
「……美奈、だったかしら。別にあなたの責任ではないのだから、謝る必要などないのですね」
「でも…」
それでも納得がいかないのだろう、美奈はまだ言い募ろうとする。が。
「そもそもさっきのも、
[ウルカヌス]は少し突き放すように言う。
(やれやれ。月夜も不器用だな)
(妙な考察はやめるのですね)
ウルカヌスに突っ込まれ、文句を言いながらも照れる月夜。ただし表情には出さないでいる。強いて言うなら少し顔が赤くなった程度で、周りのみんなは気づいてはいない。ただ逆に、普段の彼女を知るもの達が、暖かな眼差しで見つめていることに気づかないでもいたが。
「あ、それよりも皆さん。実は…!」
駆け魂の事を思い出したえりが、それを伝えようとすると。
「大丈夫。わかってるよ」
「えっ?」
[アポロ]の返答に目を丸くする。そんな彼女の耳許に囁く[メルクリウス]。
「(メル達の本体はオーブの中だから)」
「あ」
そう。女神達の魂が納められているのは、女神のオーブの中である。魔法少女達は端末を使って変身しているのだ。
「(人数が増えてからメル達も余裕が出来たらしくって、私達と会話とかしてなきゃ変身中でも、オーブから様子がわかるみたい)」
「「(そういう事だったんですかぁ)」」
姿を消しているエルシィと見事にハモるえり。というか。
(だから、エルシィさんは知ってなきゃマズいんじゃ…。まあ、エルシィさんだから仕方ないか)
……とうとう歩美も、エルシィに対して達観した考えに至るようになってしまったようだ。
「ええと、メルクリウスちゃんとえりちゃんは、何のお話ししてるんですの?」
「え? あ、あわわ~、ええと、そのぅ…」
「あー…、そう! せっかくこんな立派なパーティーなんだから、ゲ…桂木君も来れば良かったのにって言ってたんだ!」
「……! そ、そうです! にーさまもたまには、ゲーム以外のことに興味持ってくれればなぁ、なんて思ったもので!」
慌てて取り繕った言い訳だが、実際ふたりが思ってた事でもある。特にえりの思いは切実だ。
「……それは、激しく同意しますわ!」
うららもパーティーの誘いを断られたことに、思うところがあったようだ。なんだかよくわからないシンパシーを感じる三人。
「……えーと、所でうららちゃん。そちらふたりは誰?」
「「「……あ」」」
美奈の疑問に、先程の紹介の時にいなかったことを思い出し、思わず間の抜けた声を上げる三人だった。
「これはうららさん、ご機嫌麗しゅうございます」
「あ、いらっしゃいませ、
[メルクリウス]とえりの紹介も終わったところで、声をかけられたうらら。天美のおば様と呼ばれたその人物は、派手過ぎず地味過ぎず、年齢相応に仕立てられたセミイブニングに身を包む女性だった。その横には同じく華美に過ぎないセミイブニングを着た、みんなと同じ年頃の少女。
「あ、透ちゃん…」
結が小さく呟く。
「結ちゃ…」
透と呼ばれた少女が結に近づこうと、一歩踏み出したところで。
「透さん! まだ他の方々への挨拶は終わってませんよ! 私用は、やるべき事を全て終わらせてからになさい!」
「あ…、はい…」
母親に叱られ、透はしょげる。
「……お見苦しいところをお目にかけてしまいましたわね。
では改めて、結さん、美生さん、美奈さんもご機嫌麗しゅうございます」
「こんにちは。私は別に構わないわ」
「こ、今日は。あの、おば様。気になさらないでください」
「今日は、天美のおば様。私も気にしてませんよ」
美生と結、美奈も挨拶を交わした。
「そう言っていただけて有難いですわ。それでは他の方への挨拶があるので、失礼させていただきます。
透さん、行きますよ」
「……はい」
そして天美親子は去っていった。
「透ちゃん、行っちゃいましたの」
「透ちゃんのうちは特に厳しいからね」
「ホント。透のママ、結のママといい勝負よね」
「え? あ、そんな事は…」
結は否定するが、言い淀んでる段階で肯定しているようなものである。傍から成り行きを見ているしかなかった魔法少女達とえりは、お金持ちも大変だなぁとぼんやり考えていた。
「あの、ごめんなさい。少し風に当たってくる」
「あ、結ちゃん!」
うららが止める間もなく、結は小走りで去って行った。
結がテラスで風に当たっていると。
「あの、結さん。少し良いですか?」
「え?」
声をかけられ振り返れば、そこにはえり、そして[メルクリウス]がいた。
「ええと、メルクリウスちゃんとえりちゃん、ですよね?」
「はい。結さんに少し、聞きたいことがあって来ちゃいました」
「聞きたいこと、ですか?」
結は訝しげに首を傾げる。
「エルシィさんから聞きました。結さんが最後の魔法少女候補だって」
「!!」
結は思わず後退る。それを見て、慌てるえり。
「ああっ、別に勧誘する気はありませんよ! そーゆーのはエルシィさんの仕事ですから! ただ、なんで断ってるのかが気になったんです」
「それは…、多分下らないって思うし…」
結が言い淀むと、今度は[メルクリウス]が口を開く。
「別に下らなくたっていいんじゃない? 私だって最初は断ってたけど、その時の一番の理由は恥ずかしいからだったしね」
[メルクリウス]の話に、目を丸くする結。みんなのために戦ってる魔法少女が、始めはそんな理由で断っていただなんて、思いもしなかったのだ。
「……聞かせてもらえますか?」
「……自信がないの」
ぽつりと語り始める。
「私は、誰かの前に立つことも、自分から意見を言う事も、苦手だから…。魔法少女の事を聞いて憧れる気持ちはあるけど、きっと私には無理だと思う」
「そんな! 最初っから諦めてたら…」
「メルクリウスさん、決めるのは結さんですよ? 結さんだって、いつかは自分に自信が持てるようになるかも知れません。だけどそれは、ここで強制する事じゃないですから」
複雑な笑顔を浮かべながら言うえり。
「……えり?」
「えりちゃん?」
「私も劣等感の塊ですから。ドジでノロマで頭もそれほど良くはありません。それにメルクリウスさん達やエルシィさん、そしてにーさまは活躍してますけど、同じ関係者でも、私はただ見ていることしか出来ませんから」
えりの独白を聞き、[メルクリウス]、いや歩美は少なからず衝撃を受けた。今までヘコんだりいじけたりする姿は見たことがあっても、思い悩む姿は見たことが無かったからだ。……いや一度、ハクアにキツいことを言って思い悩んでいたことはあるが、それはえりの劣等感とは関係ない話である。
「……どうして、そんなに明るくいられるの? 悩んだりしないの?」
結の問いかけにえりは。
「私だって、悩んだり落ち込んだりしますよー。でも私は、前向きに頑張ることしか出来ませんから」
「前向きに、頑張る…?」
「はい。出来ることはもちろん、出来ないことも出来ないなりに頑張る。そうすれば出来ないことも、それなりにはなってますから」
「それなりに…」
そう呟いて黙り込む結。
「……って、いつの間にか私の話になっちゃいました!」
「……ははっ、出来ないなりに頑張る、か。全く、えりらしいや」
やはり歩美にとってみれば、後ろ向きなえりはらしくないのである。
(出来ないなりに…。私にも出来るのかな)
その時、結の心の中にひとつの方向性が示されていたことを、ふたりはまだ気づかずにいた。
一方、うらら達が談笑をしていたところ。
「ちょっといいかしら?」
[ウルカヌス]が美奈に声をかける。
「え? えっと、ウルカヌスちゃん?」
「美奈のお姉さんについて、聞きたいことがあるのですね」
「お姉様の…。うん、わかった。うららちゃん、美生ちゃん、ちょっとごめんね」
うらら達に断りを入れて席を外す美奈。
「そういう訳だから、少し席を外させて貰うわ」
[ウルカヌス]も魔法少女達に断って、美奈の後を着いていった。
「……え? もしかして、私が二人の面倒を見ないといけない流れ? えっと、私コミュ障って程じゃないけど、この間までぼっち拗らせてたんだけど!?」
切実に訴えかける[アポロ]。
(まあ、自分から「ぼっちだった」と言えるくらいじゃ。今のかのんなら問題ないじゃろ)
(そういう事じゃないんだけど!?)
アポロの呑気な意見に、心の中でツッコミを入れる[
「……ここら辺でいいかな?」
少し離れた、結達が居るのとは別のテラスへやって来て、美奈が言った。
「それでお姉様の事が聞きたいって事だけど、もしかして、お姉様の中にヴァイスがいるの…?」
「え? どうして…」
「やっぱり…」
美奈は盛大にため息を吐く。
「ここ最近、お姉様の様子がおかしかったから。だから最近噂の魔法少女達が追い出してるっていう、ヴァイスの仕業じゃ無いかと思ったんだ」
「でも、だからといって、すぐにヴァイスと結びつくって…」
「実を言うとね」
[ウルカヌス]の言葉を遮り、美奈は言う。
「私の学校のお友達もそんな感じだったから、そうじゃないかと思ったんだ」
「お友達?」
「うん。一学年上の、千里ちゃんって子。双子の妹の方」
双子と聞き、この間エルシィに呼び出されて、街中で駆け魂を追いだしたときの事を思い出す。
「そういう事だったの。それじゃあ隠していても、仕方がないのですね。
その通り。美奈のお姉さん、美代さんの心のスキマに、ヴァイスが入り込んでるのですね」
「心のスキマ…。ウルカヌスちゃんが知りたいのは、お姉様の心のスキマの事?」
美奈に尋ねられ、少し考え込み。
「そう、なのかも知れない。これは、ヴァイスを追い出すのに必要な情報って訳じゃないのだけど。
さっきすれ違ったとき、美代さんはこう呟いたのですね。『あなたが羨ましい』って。美奈にはこの意味、わかると思ったのだけど…」
「羨ましい…」
一言呟き、今度は美奈が考え込む。そして。
「多分、お父様にはっきりと言い返したウルカヌスちゃんが、羨ましかったんだと思う。お姉様は性格的に、お父様に逆らえないから。唯一抵抗してるのが、お父様の呼び方くらいかな」
「呼び方…」
言われて思い出す。美代が正義の事を「お父さん」と呼び、正義はそれにいい顔をしなかったことを。
「お姉様、お父様に逆らえないけど、お父様を嫌ってるみたい。お父様、色々悪い事してるから」
「美奈!?」
思わず[ウルカヌス]の方が慌て出す。辺りをキョロキョロと見回す[ウルカヌス]。
「大丈夫…って言っていいのかな。ここに出席している人達の殆どが、お父様が悪い事してるの知ってるから。知らないのは、うららちゃん達みたいな子供くらいだよ」
それでもうらら達に忌避されているのだから、正義の人間性は見透かされていると言って構わないだろう。
「……私も子供だから、お父様が悪い事してるのは知ってても、それがどんなものかは分かんない。でもお姉様は多分、それに気づいてる」
「知っていても言い返せない、意見も言えない。けれど私は、美奈のお父さんをやり込めた。それを見て、美代さんは私の事が羨ましくなった」
「そういう事だと思う」
[ウルカヌス]は小さくため息を吐く。
(やれやれ、買い被りなのだわ。私も今はめがみ~な・ウルカヌスだから、あれだけのことが言えただけ。本来の月夜としてでは、とてもあんなこと出来なかったのですね)
月夜とて中々に気の強い性格ではあるが、さすがにあそこまでするほどの勇気はない。今は
「わかったのね。上手くタイミングが合えば、美代さんともお話ししてみるのですね」
「! ありがとう、ウルカヌスちゃん!」
……しかしその対話は、他の人物に託される事となる。
透「天美透と…」
青羽「
透・青羽「あとがき代わりの座談会コーナー☆出張版!」
透「……って、私達、ノベルズ版キャラだけどいいのかな?」
青羽「いいんじゃない? ノベルズ版とはいえ、私達ヒロインだし。モブですら、このコーナー任されるんだし」
透「やめてあげて!? マッピーさんとモブ子さんのライフはもう0よっ!!」
青羽「私が好きなのは、格ゲーじゃなくてギャルゲーなんだけど」
透「そういうことじゃなくって! って、なんか私、ツッコミキャラになってるんだけど!? 本編じゃ一応、電波(お花畑)系キャラのハズなんだけどっ!?」
青羽「演技だったけどね。あと、今どき電波系は古い」
透「昔の作品なんだから仕方ないじゃないっ!!
……というか、よくこの状況でゲーム続けられるよね?」
青羽「私は『あの人』に並び立つ者。これくらいは、出来て当然」
透「『舞姫』の名は伊達じゃないってわけだ。……なんか突っ込むのもバカらしくなってきたし、いい加減解説を始めよっか」
青羽「それが賢明だと思う」
透「ええと、それじゃあ…。大倉正義氏。うん、普通にしててゲスオーラ満載だね」
青羽「元々あくどい人間としては設定していたけど、この性格は最近決まったそう」
透「最近?」
青羽「うん。性格のモチーフは、【この素晴らしい世界に祝福を!】の悪徳領主アルダープ」
透「……なるほど。そんな腐った人間には『永遠のマイナス』をあげるね♪」
青羽「急に電波系を演じて何を…って思ったけど、確かに『永遠のマイナス』、あげたくなるか」
透「でしょ♪」
青羽「まあいいわ。次は、あなたの出番ね」
透「そうだね。このセカイの私もやっぱり、厳しくされてるみたい。あ、それからお母様が私を『透さん』って呼んでるけど、普段は『透ちゃん』だよ。こういう場だから、さん付けにしてるみたいだね」
青羽「マイナスチェックは?」
透「うーん、普段は家庭教師さんがしてるし、お母様もこんな場所でそんな事は口にしないから。それこそ、お祖母様がお母様をマイナスチェックしちゃうんじゃない?」
青羽「なるほど。ためになる」
透「……ひょっとして、ゲーム攻略のために見聞を広めてる?」
青羽「うん。それは否定しない」
透「……なんかもやっとするけど、まあいいか。次は、結さんとえりさんの会話かぁ」
青羽「結の悩みは、ギャルゲーでもよくある悩みだね。本来はそれが発展していって、【神のみ】本編の悩みへとなっていくはずだったんだけど」
透「えりさんのカミングアウトで方向性を得た。って言うか、【神のみ】の結さんと私の心のスキマって似てるよね?」
青羽「どちらも、母親からの呪縛って言う意味では同じだね。その呪縛にもがいているっていう意味でも。そしてその呪縛から解放され、自分の意志で生きていく結末も」
透「まあ、結さんの方は男装の麗人になるっていう、斜め上のオチだったけどね」
青羽「ギャルゲーでも、ちょっと尖ってると思う。……次は、美奈とウルカヌスの会話だね」
透「美代さんの心のスキマは、父親に逆らえない自分と、その父に対する反発。やっぱり私と似てる」
青羽「と言うより、わざと似た悩みを持つ人を集めたみたい。あなたの出番も、その為に差し込んだらしいし」
透「そうだったの!? てっきり気分で出したのかと思ってた」
青羽「確かに、某二次小説に[吉野麻美]が登場したから、自分の作品にもノベルズ版キャラを出そうとは思ったらしいけど。単に今回の話と合致しただけで、気分だけで出したわけではない様ね」
透「いやそれ、気分も入ってるって言ってるようなもんだから」
青羽「否定はしない」
透「まあ、いいけどね。……えっと大体これで終わりかな?」
青羽「いいんじゃない? 終われば私も、ゲームに専念出来るし」
透「王子と同じ様な事言ってる」
青羽「だから私は、『あの人』に並び立つ者だから」
透「あーそうだったね。えーと皆さん。次回はさすがに、もう少し早くあげるつもりだと作者は申しております」
青羽「とはいえ、この作者が言うことなので、期待しすぎずに待っててください」
透・青羽「それでは皆さん、次回もまた見てくださいね!」