転生した憧れの世界はいろいろとおかしくなっていた(編集中現在3話までは完了) 作:ありふれた猫の中の猫又
2話です。
どうぞ!
1月15日 内容を改変しました。いろいろと変な部分を直しました。
転生してからもう16年が経った。
俺はこの世界に来てからすぐにこの世界がニセコイの世界と少し異なっていることに気づいた。が、まず、その異なる事の前に俺の自己紹介をする。
一条要。これが俺のこの世界でつけられた名前だ。ニセコイ主人公一条楽の家、一条家の長男として生まれてきた、わけではない。俺は拾われた子である。たぶん神様がここに拾われるようにしてくれたんだろう。拾った子でありながら愛情を注いでくれた両親と姉に感謝だ。そして、俺は、小さい頃から前世での不甲斐ない自分を変えるべく武道に打ち込んできた。今では極めるまではいかないがかなり上の段階まで上達している。前世の記憶があるためせこいが勉学も良くできる。さらに、神様がおまけでつけてくれたのか容姿も上の中の限りなく上に近いものだった。だか、ここからが問題だ。つまり、異なる事についてだ。
「みんなー、ご飯ができたよー!」
この声の主であり、俺の姉。その名は一条楽。一条家の長女である。前世の記憶では主人公で男のはずだった。なのに、見る限り黒髪ロングをポニーテールに結った綺麗なお姉さんになってしまっていたのだ。
「「「姉御!おはようごぜーやす!」」」
「ちょっと!姉御って言わないでっていってるでしょ!恥ずかしいからやめなさい!」
前世でもヤクザが好きではない楽は、この通りこの世界でも好きではないようだった。姉御ってちょっとヤクザ感あるから嫌なんだろう。
「あ!要おはよう!ご飯できてるよ〜」
「おはよう楽姉。いつもありがとう」
「どういたしまして!」
楽は頬を朱に染めながら照れくさそうに笑顔で言う。うん、我が姉ながら可愛いな。
本当に面倒見のいいがお姉ちゃんって感じだ。性格は楽のまんまだからそこも関係していると思うが。
「「「二代目!おはよーごぜーやす!!」」」
ちなみに二代目は俺。なんでかっていうと男が俺しかいないからだそうだ。なんとも適当だと思ったが、まぁ悪くない。この慕われている感じ。そして、俺と楽姉に挨拶してた見るからに危ない雰囲気のいかつい奴らは、ここ一条家の部下である。
「やれやれ、毎日元気だなー。おめぇらは」
「「「組長!!おはよーごぜーやす!!」」」
「おう親父。おはよう」
「お父さん、おはよう」
今出てきたのは、組長にして俺と楽姉の父親である。見た目は、少し鋭い目つきのおじいちゃんってところだな。
「ほら!みんなご飯冷めちゃうよ!早く食べてー」
楽の作ったうまい飯が冷めてしまうのはもったいないとそれぞれがすぐに席につく。
「では、手を合わせて!いただきます!」
「「「「いただきます!」」」」
これが俺の家のいつもの光景。こんなちょっと変わった日常がさらに変わっていくことになるのを俺は、知っていた。
「そうだ、要。近ぇうちにてめぇに大事な話があっから覚えときな」
「大事な話?」
「あぁそうだ」
「ふーんって、やべぇ!これじゃ遅刻しちまう!」
この話は後でということで、要と楽は学校へ急ごうとする。が、ここで二人よりも早く竜が動く。
「なにぃ!そいつぁいけねぇ!!すぐにリムジン用意しろぉ!!」
「やめろぉ!お前ら!余計なことすんなぁ!」
「兄貴!!これでいいですか!?」
「バカヤロウ!!15m級のに決まってんだろ!?」
「ひぃぃ!すいやせん!!」
「お前ら、俺の話を…」
リムジンで学校に行くというなんとも常識外れで恥ずかしい事を避けることは時間的に難しく、仕方なく乗ることにしたのだった。
─学校─
「では、二代目!姉御!今日も元気に行ってらっしゃいやせ!!」
「「「行ってらっしゃいやせ!」」」
まぁ、こうなるよね…。学校に遅刻せずについたのはいいのだか…、周りから見れば、ガラの悪い男たち校門の前で二人の高校生に頭を下げているという異様な光景に見えているわけで居心地が悪い。周りからは恐怖の視線を浴びている。これが、楽の気持ちかぁ。なかなか胸に来るな…。
「じゃあな、お前ら。気をつけて帰れよ」
「もちろんですよ!二代目!では!」
そう言って竜たちは帰っていった。
「はぁ、勘弁してほしいわ。もうあんなの嫌よ!恥ずかしい」
「今度俺から竜に言っとくよ。だから楽姉怒んなって。可愛い顔がもったいないよ?」
「か、可愛いなんて…えへへ」
楽姉はこうして褒めると照れて喜ぶ。原作では、男だったあの楽がここまでの美少女になっている。さらにめっちゃ可愛い。
「あ!私も今日日直だった!要!先言ってるね!!」
「おう。頑張って」
「うん。ありがと!」
楽は長い黒髪ポニーテールのしっぽをゆらゆらと揺らしながら校舎に向かっていった。
「はぁ、それにして…ついにかぁ」
原作では楽の学校生活が大きく変わる時期。それは、ある女の子が登場することで始まる。
「そういえば、原作だとこんな感じの塀だったっけな」
要は、すぐ横にある塀の近くを通っていた。
「楽は確かここらへんで…」
要が、前世で見たニセコイを思い出していると、ドンッという音の次に自分に影が掛かったことがわかった。
「え!?」
「ちょ!どいてぇぇぇ!」
なんと少女が塀の上から降ってきたのだ。だが、急なことでとっさに要は、その少女を受け止めた。不可抗力でお姫様抱っこになってしまったが…
「おっと、危ねぇじゃねぇか!気をつけろよ!他の人だったら大怪我させてたし、してたかもしれないだろ!」
「ご、ごめんなさい!」
要は、目の前の今、腕の中に収まっている金髪ロングの俺にはよくわからない髪型をしている透き通るような青い目の美少女に怒った。美少女は、びっくりしながらも自分のしたことを悪いと思っているようだった。要は、美少女をおろし、
「今度からは気をつけろよ」
「ごめんなさい」
キーンコーンカーンコーン
ここで学校の門の閉まる合図の鐘がなった。
「あ!遅刻する!」
「え!?」
「それじゃ!またな!」
「は、はい!」
そう言って要は校舎に走って入っていった。
「またねか…。って私が遅刻しちゃうじゃない!」
原作を知っている人はわかると思うが、この出会いが主人公の生活を変えていくことになる。
どうでしたか?
これからどんどん書いていきたいと思うのでよろしくお願いしますね。ちなみにTSを薦めていただいたのはねむねむお布団さんです(笑)
感想お待ちしております。