転生した憧れの世界はいろいろとおかしくなっていた(編集中現在3話までは完了) 作:ありふれた猫の中の猫又
今回は衝撃の事実と主人公の過去を少し書いてみました。
では、どうぞ!
1月15日 内容を改変しました。展開が変わったので前読んだ方はもう一度読んでくれると嬉しいです。
─教室─
「おはよー」
「おっはー!要!」
「一条君おはよう」
教室に入りいつも通り挨拶を交わす。挨拶を返してくれたのは、一番が舞子集で後が小野寺小咲である。この二人は原作でも出てくる重要人物だ。集は、親友。小野寺は、好きな人という立ち位置だった。だがここで問題がある。それは、
「要!今日は髪型変えてみたんだけどどうかな?似合ってる?可愛い?」
この発言、小野寺が言っていると思った人がほとんどだろう。だが、答えは集だ。別に集がオネェというではない。ではなぜかというと、それは集が女になってしまっているからだ。見た目は、茶髪のショートヘアでメガネを掛けている可愛い系女子だ。例えるなら俺ガ○ルの蝦○さんみたいな感じだ。知らない人、ごめん。ちなみに小野寺は原作通りで黒に近いの茶髪のショートヘアの美少女だ。
「あぁ、似合ってるよ」
「ほんと!いやー嬉しいねぇ。これで要も私にメロメロかな?なんてね!テヘペロ★」
ニヤニヤしながら舌を出し集が言う。
「ならん」
「え〜なんだよぉ〜つれないなぁ」
「あの…い…一条君!」
「ん、何?」
「手から血が出てるよ?大丈夫?」
今度は小野寺が心配そうに聞いてきた。さっき金髪美少女をキャッチしたときに切ってしまっていたようだ。
「わ…私、絆創膏持ってるから使って!」
「いやいいよ小野寺。放っとけは治るし」
「だ…だめだよ!バイ菌入ったらどうするの?ほら!」
小野寺は要の手を握り丁寧に絆創膏を貼った。手を可愛い女の子に握られているのはちょっと、いやめっちゃドキドキする。
「あ…ありがと」
「う…うん。どういたしまして」
要は貼られたことに、小野寺は貼ったことに照れていた。
ガラガラッ
「あー!要と小咲ちゃんがイチャイチャしてる!」
ここで日直の仕事を終えて教室に入ってきた楽姉が教室に入ってきた。ちなみに楽姉は姉だか同学年で同じクラスだ。楽姉はこちらに走ってきてそのまま要に抱きついた。
「小咲ちゃん…要の独り占めはだめだよ?」
「え…えぇ」
プンプンとあざとく頬を膨らませて可愛い楽姉と楽姉の勢いと言葉にあたふたしている可愛い小野寺。可愛いのはいいのだか…
「また始まったよ…」
「楽ちゃんは相変わらずブラコンだねぇ」
「くそっ…う…羨ましいぞ!要!」
そんな声がクラス中から聞こえてくる。やはりこの声にはなれないな。正直恥ずかしい。ラブコメ主人公の気持ちがこのときばかりはよくわかる。
「おまえらー。朝から恋愛ドラマみたいな修羅場繰り広げてるとこ悪いがホームルーム始めるから席につけー」
「「「ハーイ」」」
担任のキョーコ先生が入ってきたのでみんなが席に座る。
「よーし、今日は転校生を紹介する。どうぞー、桐崎さん」
「はい!」
先生がそう言うと廊下から金髪美少女が教卓のところまで歩いてきた。
「初めまして!アメリカから転校してきた桐崎千棘です。母が日本人で父がアメリカ人のハーフですが、日本語はこの通りバッチリです。みなさん気さくに接してくださいね!」
金髪美少女変わり千棘はニコッとした。
「うぉぉぉぉぉぉ!かわいいー!」
「すっげー美人!!」
「足細ーい!!何あのスタイル〜〜!!」
「ハーフだってよ!あんなかわいい子見たことねぇよ!」
「ちとげちゃ〜ん!結婚して〜!!」
クラス中が大騒ぎになる。まぁ、当然といえばそうだろう。金髪で青い目、スタイル抜群で日本人顔の美少女であるから仕方ないことだ。俺は、原作を知っていたから驚いていないだけで普通はこんな美少女が来たらビビる。
「静まれー。じゃー、ひとまずテキトーに後ろの空いている席に……ん、一条弟!お前の席の隣っていないよな?」
「はい、いないですよ」
「じゃあとりあえず、桐崎さんはあそこの席に座ってくれ。一条弟!桐崎さんの面倒頼むぞ」
「わかりました」
千棘が少し恥ずかしがりながら俺の隣の席に座る。
「お、同じクラスだったんだ。さっきはごめんさない」
「もういいよ。それより、これからよろしく桐崎さん」
「うん!よろしくね!一条君!」
なんか原作の印象よりちょっと柔らかいような気がするな。本来の千棘は、殴る蹴る当たり前だったし口も悪かったはずだ。まだ猫被ってるかもしれないな。まぁ、それは後々でいいか。
「桐崎さん、よかったら後で校内案内するよ?」
「え?いいの!?ありがとう!お願いするね!」
とりあえずキョーコちゃんには任されたからにはしっかりと面倒見ようかな。小野寺と楽姉が何やらこっちを意味深な目で見ていたが今は気にしないでおこう。
─放課後─
俺は、桐崎さんに学校の中を案内していた。今日の一日は、桐崎さんが日本の字にまだなれていないようだったので手伝って上げたり、他の人たちから桐崎さんの事を近いからという理由でいろいろと聞かれて結構疲れた。そして今は、校舎の案内をしている。
「え〜と、ここで最後かな?」
「うわぁ、綺麗…」
二人は屋上に着いた。校内を案内していたが、ここで最後になる。千棘が屋上からの景色に夕焼けもあってか「綺麗」と感動していた。だが、ふと千棘は何か考えるような表情になって屋上からの景色を見つめながら黙ってしまった。
「桐崎さん?どうかした?」
そう要が聞くと千棘は、こちらを振り向き、目を合わせ、何かを決心したような顔をしていた。
「あのね、聞きたいことがあるんだけど…いいかな?」
「う、うん」
千棘はそう話すと急に、もじもじして顔を赤く染めながら首元からネックレスに付いている鍵を要に見えるようにしてを聞いてきた。
「い…一条君はさ!こ…この鍵に見覚えないかな?」
「ある…」
そう、見覚えはある。なぜならその鍵は、俺とみんなの十年前の約束の証なのだから。記憶は曖昧だが、強制的に約束をさせられた事は覚えている。
確か俺の記憶では…、
俺は、家族で旅行に行っていた。まぁ、旅行といっても親父と他のヤクザやギャングが話をするためだったらしいが。一条家はヤクザであるが、そんなに悪行をしているわけではないようだが。まぁ、その時に仲良くなった女の子達がいたことを名前まではいかないが覚えている。そして、そのときに約束をして証を作った。俺は錠で他の女の子達は鍵で再開したら開けると約束をして。そして、千棘が持っている鍵はその一つである。つまり、あの場にいた女の子の一人というわけである。
そして、今に至る。
「あ…あるの!そそそれじゃあ約束は!?」
「いやぁ、その約束があんまり覚えてなくてさ」
すると千棘がすごく悲しそうな顔をしていた。それは友達に裏切られたヒロインのような顔だった。
なんだろう。すっげぇ罪悪感。こんな千棘見てらんないよ。どうしよう。
「そ…そっか。忘れちゃったんだ…」
「ごめん…。あのさ、桐崎さんはあのときあの場所にいたってことだよね?」
「そうだよ。あのとき、みんなで約束したことも覚えてる。でも一条君は忘れちゃったんだね」
このとき、桐崎さんの目からは雫が落ちていた。泣いていたのだ。
「私なんで泣いてるんだろ…、ごめん!」
桐崎さんはそのまま走って帰っていってしまった。取り残された要はどうして忘れてしまったんだと自分を攻めることしかできなかった。
どうでしたか?
今回は少し嫌な終わり方だったと思います。すいません。すぐに次を完成させられるよう頑張ります!感想待ってます!