ロキ・ファミリアに入団するのは間違っているだろうか?【凍結中】   作:ルーカト

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第12話

「ねぇまだ武器ある?」

 

攻撃を躱しながら武器を求むティオナ、今ロキ・ファミリアは遠征中で新モンスターに襲われていた。

 

「は、はいっまだあります」

 

仲間からの返答があった。

 

「じゃあ槍ちょうだい、槍ぃっ!2本お願い!」

 

「りょ、了解!」

 

「やーい、こっちだー!」

 

モンスターを挑発するティオナ

 

「よっと!」

 

腐敗液を避け同士討ちする。

 

「いっっくよおおおぉー!」

 

モンスターは灰になる

 

「次っ!」

 

ティオナは別の標的に狙いを定めた。

 

「おい、アイズ。半分もいらねぇ、風を寄こせ」

 

「.....」

 

いわんとしているのとが分かったアイズは風をブーツに向かって渡した。

 

「風よ」

 

「ありがとよ」

 

ベートは走った。

 

「蹴り飛ばしてやるぜぇー!!」

 

思うがまま蹂躙しながらベートは雄叫びをあげた。

 

「【週末の前触れよ、しろきゆきよ。黄昏を前に風を巻け】」

 

リヴェリアを中心に魔導師たちが一斉砲撃を準備する。

 

「【閉ざされる光、凍てつく大地。吹雪け、三度の厳冬ーー我が名はアールヴ】!」

 

「【ウィン・フィンブルヴェトル】」

 

リヴェリアは他モンスターを駆逐した。

 

「ともあれ、あらかた片付いたか...」

 

 

「人型?」

 

フィン達の目の前に立っていたのはさっきの新種のモンスターの人型だ。

 

「総員撤退だ」

 

フィンはそう判断を告げた。

 

「速やかにキャンプを破棄、最小限の物資を持ってこの場から離脱する。」

 

「おい、フィン逃げるのかよ」

 

ベートが、苦言を言った。

 

「あのモンスターを放っとくの?」

 

ティオナも噛み付く。

 

「僕も非常に不本意だ。でもあのモンスターを始末して最小限の被害にするのはこれしかない」

 

フィンは表情を決して告げた。

 

「アイズあのモンスターを討て」

 

「待ってください団長」

 

「ねぇちょっとフィン何でアイズなの私も行くよ」

 

「女に守られるなんて尚更冗談じゃねぇ」

 

ティオナ、そしてベートとティオネもお願いしたが

 

「2度も言わせるな急げ」

 

フィンにそう言われ黙った。

 

「【テンペスト】」

 

アイズが風を纏った瞬間、1人の人影がモンスターを切り裂いた。

切り裂かれた部分を稲妻が横切る。

 

その後灰になった。

 

「ルナ、ちょっと来て」

 

「はい」

 

聞き覚えのある声が聞こえた。

 

「.....」

 

ビブルカードが動いたのを確認していたカノンはすぐさま近くに来た。

 

「リョウガ!」

 

「...っ!」

 

カノンの言葉を聞き、アイズが驚く。

 

その後リョウガはカノンに捕まり、ロキ・ファミリアに囲まれた。

 

「それで?何で急に居なくなったのかな?」

 

フィンは問い詰めるように聞いた。

 

「いやー、旅がしたくてそのおかげで中々の拾い物をしたんですよ?」

 

「拾い物だと?」

 

リヴェリアが質問する。

 

「これです」

 

ルナを指すリョウガ

 

「ふーん強いのか?」

 

ガレスが聞く。

 

「勿論。今Lv7だ」

 

「それは本当かい?」

 

「あぁフィン嘘じゃないぜ?カノンと同じレベルだ」

 

「まぁいい、それでロキ・ファミリアに戻るのだろう?」

 

リヴェリアが聞いてくる。

 

「あぁそろそろ戻ろうかと思っていた。にしてもアイズもカノンも強くなったな」

 

「話を変えるな!全く全然反省してないな」

 

その後リョウガはカノンとルナと一緒に歩いた。

 

「お前はせいぜい見下してろ」

 

ベートはまたもや何かを言っている。

 

「ベートは相変わらずだな。まぁアイズと同じくらい強くはなったのか」

 

「当たり前だ。俺は絶対に強くなる。そしてお前を倒す」

 

「まぁ頑張りたまえ」

 

リョウガは適当に言った。

 

「ちっふざけやがって」

 

ベートは悪態をつき歩いて行った。

 

 

 

ロキ・ファミリアは拠点へ戻った。

 

「先着10名までステイタス更新するで」

 

ロキはそんなことを言い部屋に戻った。

 

「おぉアイズたんやな。みんな遠慮しているんかな?」

 

「そうなんですか?」

 

「自分で確かめたらえぇ」

 

「髪に移すな?」

 

「わかりました」

 

アイズ・ヴァレンシュタイン

Lv5

力D549→D555 耐久D540→D547 器用A823→A825 俊敏A821→A822 魔力A899

狩人G 耐異常G 剣士I

 

「アイズ...いつも言っているけどな、つんのめりながら走ってたらいつか必ずコケる。分かってるな?」

 

ロキがそう諭した時ロキの部屋に3人入ってきた。

 

「ロキー改宗と更新お願いや」

 

リョウガがカノンとルナを連れてやってきた。

 

「なんや、その子も改宗か?」

 

「そうだ。どうしても改宗したいと聞かなくてな。強いからいいだろ?」

 

「まぁええ。じゃあ始めようか?」

 

アイズは退室する機会が得られず結局最後まで座っていた。

 

「デメテルの所に改宗したかいな!?」

 

「そうだよ」

 

「なんでや!?完全にオラリオ内や、旅してへんな!?」

 

これ以上無いくらいに問い詰める。

 

「してたよ?ダンジョンに潜ってたのと同じくらい」

 

「まぁえぇ改宗は終わったから更新を紙に移すで」

 

リョウガ・ブリリアント

Lv10

力H120→H190 耐久H100→H188 器用H180→G210 俊敏H181→G213 魔力H105→H192

狩人B 耐異常C 魔防E 剣士E 精癒F 魔道F 英雄H 神秘I

 

「ふむ、トータル300オーバーか2週間でこれくらい伸びればいいほうか?」

 

「当たり前や!Lv10にもなって2週間でトータル300オーバーで伸びすぎやわ」

 

アイズは驚いていた。Lv10にもなってトータルで300オーバーも伸びる余地があるなんて、自分と比較してしまうアイズであった。

 

「じゃあ次ルナをお願い」

 

「いいで.....よし、更新するで」

 

ルナ・リルライト

Lv7

力G280→F330 耐久G278→F328 器用F320→F360 俊敏F325→F363魔力F310→F320

狩人F 耐異常G 魔道H 魔防H 剣士H 精癒I

 

「なんやこりゃー」

 

あまりにも異常なステイタスに驚きを隠せないロキ

それを横見で見て驚くアイズとカノン

 

「な?いい拾い物だろ?」

 

「こりゃいい拾い物やないで、宝石の原石や」

 

 

 

 

「それじゃカノンたん更新するで」

 

「お願いします」

 

カノン・フィルビルス

Lv7

力F310→F390 耐久F310→F388 器用F399→E440 俊敏E401→441 魔力F370→F399

狩人G 耐異常G 剣士H 精癒I 幸運I 隠密I

 

「紙に移すしたで」

 

カノンはアイズに言われ見せた。

 

 

 

 

「どうしたら強くなれるの?」

 

アイズはロキの部屋に出てリョウガに聞いた。

 

「成程、ステイタスの伸びが悪かったのか」

 

「うん」

 

「伸びるのは人それぞれだからな。伸びが悪ければそこが限界、次のステップに行くしかない」

 

「次のステップ...」

 

アイズは少し察したかのようにリョウガを見た。

 

「そう、ランクアップだ、Lv5のアイズの強さなら、ウダイオスを1人で倒す。それならランクアップは確実だろう。俺もLv6のランクアップにウダイオスを倒したし」

 

「うん、分かった。ありがとう」

 

アイズはリョウガのアドバイスを聞いてお礼を言った。

 

 


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