さてやっと僕の番が来ましたよ!
格納庫に着いた証しには準備しながらでも根掘り葉掘り語り明かしてくれましょう!!
「ここが格納庫ですよ」
案内されたメイルベーゼはシルエットナイトを見渡していた。
特にテレスターレをこれを見て分かってくれますか?
同じ技術に自力でたどり着いたあなたなら
「個性的で面白い、それに背面武装とかもあるんだね」
やはりそちらでもその名前ですか仲間がいることは良いですねぇ
「はい、学園のみんなで作り上げたテレスターレです。それと個性的とは具体的にはどういうことでしょうか?」感想が気になりますね。
「赤いのは派手だけど攻撃的に見えて良いしあの白いのも落ち着いた大人のような印象も受ける。テレスターレもやんちゃな子供のように見えるし面白い」
「分かりますか!赤いのはグゥエール改と言って二刀流に背面武装、それと腕にはちょっとした仕掛けがありまして白いのはテレスターレに選択装備の試作装備フレキシブルシールドを装備していていましてまだまだ課題はありますが……って何をするのですかアディ!?」
「エルくん時間ないから話しはまたあとでね!」
「そっそんな!せめてもう少し……もう少しだけ話させてくださいまだ序ノ口なんですよ!まだ話し始めたばっかりなんですよぉぉぉぉ!!」となんとも名残惜しいですがアディに引っ張られて僕は退場です。
さてエルくんと呼ばれていた人はアディと言う女の子に引っ張られていった。
確かにいつまでもだらだらしていては先輩に失礼だ。
「よぉ、メイル」と振り返れば昨日、案内をしてくれた親切なドワーフ族のバトソンがいた。
「バト、昨日はありがとう」
「別に良いよ。オイラもメイルがくれたおにぎりのおかげで調子が戻ったしな……それとシルエットナイトはどうするんだ?一応、性能ならエドガー先輩はあの白いテレスターレだし同じテレスターレにするか?」親切に教えてくれたしお言葉に甘えて
「それならそうする。テレスターレでお願い」
「分かった。それと装備はどうする?一応訓練用のは剣と槍があるけど?」
「そうだね。じゃあ装備は……」
少し時間が過ぎてシルエットナイト用の演習場は満員御礼であった。
いきなり編入生しかも中等部が学園最強の騎操士エドガーと模擬戦をするのだから
そしてそこには白いテレスターレがいる。
背中に補助腕で盾を保持したフレキシブルシールドを装備してる。
エドガーが担当した選択装備だ。
そして少し待ち重い足音が聞こえてきた。
門を見ればカルダトアと同じカラーに改められているテレスターレが入場した。
装備は背面武装に槍と小さな盾、恐らく槍を使いやすいように選んだのだろう腰には予備の短剣が2本ある。
「さぁーてやって来ました!急遽決まったメイルベーゼVSエドガー先輩による模擬戦だぁぁぁ!!今回は教師は自由にして良いと言ってましたので司会は私とディー先輩で行わせてもらいます!!」とハイテンションなエルネスティがいた。
団員達はよほど鬱憤が溜まっていたのだろうと思う
「さて今回のお二人の装備を見てディー先輩はどう予想されますか?」
「君はまったく……だが正直面白いと思うぞ。まず学園で槍を使う騎操士はいないが実戦経験者だから選んだのかもしれない使いこなせば槍は有利だがエドガーの堅牢な守りをどう崩すか?そこに注目じゃないかね」と呆れつつもノリの良いディートリヒであった。
「確かに熟練の騎操士は槍を好みますからね。では待ちきれないので始めましょう!双方、礼!」
2体のシルエットナイトは礼をし獲物を構える。
「では試合、開始!!」
ついに試合は始まり最初に動いたのはメイルベーゼの方だった。
「おおっと!最初に動いたのはメイルベーゼ勢い良く突撃したぁぁ!」
「だが当然防がれる筈だ。小手調べといったところかね?」
エドガー視点
「ふむ、最初に小手調べのつもりか?ならその槍捌き見せてもらう!」と俺は選択装備で担当していた装備、[フレキシブルシールド]を動かした。
これは魔力の消耗が激しいが様々な角度で防御できる装備だ。
そして相手は槍を突きだして来た。
最初の一撃が来ると思い俺も集中するがそれは予想もしない行動をしだした。
それは槍を地面に突き刺しそれを軸に飛んだのだ。
「なっ?槍を軸にして飛んだだと!?」
そして背後に着地し予備の短剣を抜き斬りかかろうとした。
「やらせん!」なんとか機体を密着させ動きを止めてから離れようとしたが相手の背面武装の片方から[風の刃]が放たれシールドを保持してる補助腕に僅かながら命中した。
「くっ……この状況で当てるとは補助腕は動くが鈍くなったか」機体は離れたが今度はもう片方のシルエットアームズから放たれようとしたが俺は驚いた。
火の球[カルバリン]が放たれようとしていたからだ。
「まさか別々のシルエットアームズを装備していたのか!?」そして放たれた火の球は自分ではなく地面であり土煙をあげる。
「まずい!視界が……」
警戒してると煙の先から2つの魔法が翔んでくる。
そして更に相手も突撃してきた。
フレキシブルシールドで防ぐが相手の法擊はシールドの片方のみ狙ってきた。
そして補助腕のダメージがあってかシールドのバランスが崩れたがそれでは終わらず接近してきた相手はシールドを小型のシールドで横から殴り弾き飛ばした。
「しまっ」そして機体の損傷を気にもしないタックルをされ飛ばされる。
エルネスティ&ディートリヒ視点
「おおーっとメイルベーゼ、攻撃を片側に集中することでバランスを崩しタックルで突き飛ばしたぁ!」
「なんていう大胆と言うかごり押しな攻撃だな」
「ですがエドガー先輩、最初にメイルベーゼが突き刺したままの槍に掴まり更にフレキシブルシールドを強引に突き刺しなんとか持ち堪えた!」
「だがあれではフレキシブルシールドはもう使えないな」ディートリヒの言葉通りフレキシブルシールドの補助腕は千切れ落ちた。
そして両者はにらみ会う
「それにしても別々のシルエットアームズを装備するとは面白い発想ですね」
「ああ、普通はしないが槍をあのように使うのは想定外だが、それよりもあの動きに非常に覚えがあるのだが」
「奇遇ですね。僕もあの動きには心当たりがあるのですが……」前者は見た者、後者はやった者そして導き出される答えがあるがそれよりも先に両者が動き出した。
そして互いの獲物で激しい剣擊が始まった。
「両者、動き出し激しい剣擊の始まりだぁ!」
「だが手数が圧倒的に足りない……どうするエドガー……」
エドガー視点
「まずい……これではじり貧だな」
メイルベーゼは自分より強い間違いなく自分等以上の修羅場をくぐり抜けて来たに違いない
ただ乗った。
ただ動かした。
それだけでは絶対に手に入れられない力……だが……だからこそ
「……このままやられるのは芸がないな!」
この激しい剣擊の中で賭けに出た。
まずは攻撃をタックルしてきた腕に集中した。
理由は簡単だ。
強引な攻撃で動きが鈍くなってるからだ。
そして遂に片方の短剣を弾き飛ばすことに成功した。
だがそれで終わりはしない
「こんどはこちらからいくぞ!!」
さっきと同じだ。
態勢を崩した相手にタックルをした。
そして突き飛ばした。
もう一つの短剣も盾と落とした。
最後に倒れると思ったがまたしても予想を上回ることをした。
倒れる寸前に背面武装のカルバリンとカサマを地面に垂直に放ち爆風で一時的に浮かせ態勢を直し着地したのだ。
「まったく、非常式には慣れたつもりだったがまだまだだな、だが背面武装を潰せただけでもよしか」と爆風で起き上がるという荒業は背面武装の犠牲で成していた為に使い物にならなかった。
そして姿勢を立て直せば素早く転がっていた槍を拾い構える。
ここまで行っても戦意を失わない
これだけの好敵手にはなかなか会えないだろう
そう思えば相手から初めて声をかけられた。
「凄い技量ですね……これほどの騎操士、故郷でもあまり見ることのない腕前です」
「誉め言葉として受け取るが俺としてはまだお前の本気を引き出せたとは思わなくてな」これは本当のことだ。
あの状態でもまだまだ余力を残してるように感じる。
「別に殺さない技でなら本気でやってる。模擬戦に殺す技を使うつもりはない」
「それは参ったな、こっちも本気なんだが……そちらみたいに分けるのは無理だな」
「謙遜ですね。……さて魔力も残り少ないので決めさせてもらいます」
「そうだな……そろそろ決めさせてもらおう……」
エルネスティ&ディートリヒ視点
「ふむ二人共、次で決めるつもりだね」
「そうですね。エドガー先輩の損傷具合とメイルベーゼのあの動きどちらも残りの魔力貯蓄量は少ない筈です」
「単純な話なら槍の方が有利だが腕の調子が悪いと見た」
「エドガー先輩のはフレキシブルシールドを無くしただけであって傷は多いですが不調な所が見当たりませんしね」と両騎の状態を的確に見抜き実況する。
そして遂に動き出した!
「両者動き出したぁ!」
そしてリーチの長さから先に攻撃したのはメイルベーゼだったがエドガーは機体をずらして剣を持ってない腕の方に誘導した。
「エドガー!片腕を犠牲にしたか!!」
「まさに肉を切って骨を断つ!メイルベーゼ、絶体絶命!!」そして誰もが決まったと思った。
このままエドガーが振るう剣で決まるのだとメイルベーゼから聞こえる。
それは雄叫びである。
『うおぉぉぉぉぉ!!』
「まさかメイルベーゼも腕を犠牲に!?」
「いや犠牲にしながらも前に進んでる!!」
やることはエドガーと一緒だった。
片腕を犠牲に更に突き進む
「メイルベーゼ、腕を犠牲にしながらまたしてもタックルだぁぁぁぁ!!両者、転がる転がるぅ!!!」
タックルしそして両者は転がる。
装甲が飛び散りクリスタルティシューも飛び散りそして土煙が上がり両者を確認することが出来なくなった。
「ごほっごほっ、まったくメイルベーゼのやつとんでもないな」
「まさに執念とも言える動き、果たして決着は!?」とだんだん土煙が晴れて2騎の影が映る。
それは倒れたエドガーのテレスターレの上に乗っかり槍を操縦席の所で寸土めしてるメイルベーゼのテレスターレがだった。
「なんとぉ!勝負を制したのはメイルベーゼだぁぁぁぁ!!!」
試合終了の合図が鳴り演習場は観客の声が上がった。
これにて模擬戦………終了
その頃、メイルベーゼの故郷はと言うと……
「メイルちゃん、今頃ライヒアラかね?」
「へっ、向こうの連中はさぞ驚くだろうなぁ」
「なんたって大英雄のメイルなんだからな」
「ほぉれ、メイルの輝かしい将来に乾杯だ!」
メイルの活躍がフレメヴィーラ全土に轟くことを微塵も疑わずセイシュを飲んでいた領民達であった。
今回メイルが乗ったテレスターレはカルバリンとカサマを1本づつに槍とダガー2本と丸い盾(小)です。
アニメの一本背負いとかは興奮したなぁ………