陽だまりをくれる人   作:粗茶Returnees

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10話

 

 あたしは今日お仕事ないから家でのんびりしてる。暑いからとりあえずアイス食べてるけど、夏はやっぱりアイスだよね♪

 

 

「日菜、それ今日何本目のアイスなのよ」

 

「あ、お姉ちゃん。だって夏ってアイス食べたくなるじゃん?」

 

「気持ちはわからなくもないけど…」

 

「それにこのアイス美味しくってるんっ♪てするんだよね〜」

 

「…そう」

 

「むむっ!!」

 

「今度は何?」

 

 

 あたしがスプーンを咥えながらソファから急に立ち上がったから、お姉ちゃんが怪訝そうにしてる。けど、お姉ちゃん。これはそんな悠長にすることじゃないんだよ!

 

 

「今ユウくんのとこがグチャグチャしてそう!!」

 

「は?何を意味のわからないことを…」

 

「なんでわかんないかなー!こう、えっとぉー、あたしも上手く言えないけど、とりあえず凄い感じ!」

 

 

 あたしが考えをまとめれないからか、お姉ちゃんも整理したいのか、ため息をつきながら話を振ってくれた。

 

 

「まず雄弥くんは今日お仕事のはずよね?」

 

「うん!彩ちゃんとね!」

 

「…丸山さんと?」

 

「そうだよー。お姉ちゃんは聞いてなかったの?」

 

「お仕事があるとしか」

 

「まぁユウくんならそうだよね。あたしも彩ちゃんから聞いただけだし」

 

「そうなのね。なら今日のお仕事の内容も聞いてるのかしら?」

 

「もっちろん!海の家だよ!」

 

 

 あたしが自信満々に言うと、お姉ちゃんは何か呟きながら一人で考え込み始めちゃった。…むー、お姉ちゃんだけで考え込まないでほしいなー。

 

 

「…今井さんも海に遊びに行っているはず。ということは…ちょっとした修羅場…にもならないわね

 

「お姉ちゃん何かわかったの!?」

 

「…推測というだけよ。それに私が考えた通りなら何も慌てる必要なんてないわ」

 

「そうなの?それでそれで!お姉ちゃんの考えだとどうなの!?」

 

「教えないわよ」

 

「ええ!!なーんーでー!おーしーえーてーよー!」

 

「だってあなた、これを言ったらまた変なことしようとするもの」

 

「しないもん!だから教えて!」

 

「だめよ。夜になったら教えてあげるわ」

 

「ええー!きーにーなーるー!」

 

 

 あたしがダダをこねてもお姉ちゃんは教えてくれなかった。「部屋に戻って練習するわ」って言ってリビングから出て行っちゃった。…うぅー、結花ちゃんなら教えてくれるかな?

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

 ひまりに誘われて海に遊びに来てたあたしたちは、少し遅めのお昼ご飯を食べようと海の家に行った。海水浴シーズンで人が多いけど、そこにゲームとのコラボということもあって、海の家は大忙し。そんな海の家では彩が仕事で一日店長をしていて、そんな彩と知り合いであるあたし達も本物の店長さんの頼みでお店を手伝うことになった。

 キッチンを担当することになったあたしは、海の家のキッチンに行ったんだけど、そこには今日遊べないと言っていた彼氏の姿が…。

 

 

「……ぇ、雄弥?」

 

「リサ?ここの海に来てたのか」

 

「う、うん。雄弥はなんで?」

 

「なんでも何も仕事だよ。彩と同じでここで働いてる。それでリサはどうした?燐子もこっちまで来て…」

 

「……仕事って彩と二人で海だったんだね」

 

「リサ?」

 

「あたしじゃなくて…」

 

「い、今井さん…今はお店を…手伝わくては」

 

「…そうだね」

 

「……ごめんなリサ。仕事の内容を言っとくべきだった」

 

「ううん。…いいよ」

 

 

 もっと話したいことはあるけど、今はそれどころじゃないね。あたしは手短に事のあらましを話した。話を聞いた雄弥は恨めしそうに店長さんの方に視線を送ったけど、帰ってきたのは店長さんの笑顔とサムズアップだった。

 

 

「…燐子はドリンクを頼む。NFOのコラボメニューばっか入ってるから燐子が適任だ。リサは料理作るの手伝ってくれ」

 

「まっかせてー!」

 

「は、はい」

 

「店長!キッチンは俺が仕切るからそっち頼みますよ!」

 

「ガッテンだ!俺の接客スピードについてこいよ!」

 

「そっちこそ運ぶの手間取らないでくださいよ!」

 

 

 …なんでこんな息ぴったりなの?雄弥ってああいう熱血系の人と距離を取るタイプじゃなかったっけ?

 あたしが驚いてその場に立っていると雄弥に手を引かれた。声をかけずにこうするってことは、どうやら思ってた以上に大変な状況みたい。

 

 

「火を扱う仕事は俺がやるから、リサはサポート頼む」

 

「う、うん。……あれ?このパーカーは?」

 

 

 いつの間にかあたしの肩にはパーカーがかけられてた。あたしはパーカーを手にとってマジマジと見て気づいた。…これ、さっきまで雄弥が着てたやつだ。

 

 

「水着のままキッチンに立たせられるわけないだろ。ちゃんと袖に手を通して前も閉めとけよ。綺麗な肌してるんだから、しっかり守らないとな」

 

「なっ!?き、きれい!?」

 

「実際そうだろ。リサの肌は誰よりも綺麗だ。…もっと褒めたいがその時間がないな」

 

「あ、ご、ごめん!すぐに手伝うね!」

 

「慌てなくていいからな」

 

 

 目の前で雄弥が忙しそうにしてるのに、あたしってば何してるんだか…。雄弥に言われた通りちゃんと袖に通して前も閉める。……うぅ、雄弥の匂い。雄弥に包まれてるみたいで……はっ!いけないいけない!手伝わなきゃ!

 

 

「雄弥準備できたよ!」

 

「ならこの焼きそばを盛り付けてくれ。量はだいたいこれぐらいで」

 

「わかった!」

 

「数は皿を用意してる分だけでいい。盛り付けれたらカウンターに出してくれ。接客側の人間が取ってくれる」

 

「うん!」

 

 

 雄弥からバトンタッチしてあたしは焼きそばをお皿に盛り付けていく。サンプル代わりに1人前だけ盛り付けてくれてるからわかりやすいね♪

 雄弥は今度は何してるかというと、タコ焼きを作りながら、焼いてる間に食材を次から次へと切ってた。…うん、だからいつ料理を練習してるのかな?

 

 

「雄弥、盛り付けれたから燐子のフォロー行ってくるね」

 

「ああ。…コラボメニューは燐子に任せて、リサは普通のやつをやったほうがいいかもな」

 

「へ?なんで?」

 

「燐子の再現度が高そうだから」

 

「…あ〜、うん。そうだね」

 

 

 チラって燐子が作ったドリンク見たけど、あれはあたしには再現できないな〜。何あのクオリティ、芸術かなにか?あれを無理に真似しようとしてもお客さんが不満になっちゃうね。

 

 

「りーんこ♪コラボドリンクは任せていいかな?普通のはあたしがやるからさ」

 

「あ、はい…助かります。…これ…けっこう…手間取っちゃうので」

 

「あはは!だよね〜。それじゃあドンドン作っちゃおっか!」

 

「はい!」

 

 

 燐子がどれだけこのゲームに打ち込んでるのかよくわかるな〜。ピアノ弾くときと同じぐらい真剣になってるし。

 燐子のフォローと雄弥のフォロー、それがあたしの仕事かな?接客の方は店長さんが見てくれてるから心配しなくていいしね!

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

「みんなお疲れさん!悪いなー急に手伝ってもらっちゃってよ!金はいらねーから好きなもんじゃんじゃん注文してくれ!それをお礼ってことでいいか?」

 

「いいんですか?それなら遠慮なく頼ませてもらいますね」

 

「あこもうクタクタだよ〜」

 

「あこちゃん頑張ってたもんね!あこちゃんが頑張ってるの見てたら自然と私も頑張ろってなったな〜」

 

「それすっごくわかる!私も先輩として負けてられないなってなったもん!」

 

「彩さんも凄かったですよ!私達のフォローまでしてもらいましたし」

 

「えへへ、そうかな?この中だと私が1番経験あるし、店長代理でもあるからできる限りのことしようって思ったんだ〜」

 

「丸山ちゃんよく動けてたぜ?途中から丸投げできるぐらいにな!それと二人もテキパキ動いてくれてたおかげで、あの忙しさでも滞りなく乗り切れた。ホントにありがとよ!…毛利の小僧はもっとパワーが欲しかったな!」

 

「接客にパワーってなんですか…」

 

 

 へ〜。接客側ってそんな感じだったんだ。こっちは燐子がドリンク作りのコツを掴んで、雄弥も「慣れてきた」なんて言って作るペース上がるし、ついていくのしんどかったよ〜。…まぁでもこれだけ頑張ったんだし、雄弥も褒めてくれるかな。…な、なんてね?

 

 

「りんりんの作ったドリンク凄かったよね!あこそれ見るたびに頑張ろーってなったもん!」

 

「そ、そうかな…。せっかく…知ってるゲームだし…やれるだけのこと…しようって思って」

 

「ホントに凄かったよ!ね、ひーちゃん?」

 

「そうですよ!燐子先輩のドリンク見てお客さんも感動してましたよ!」

 

「俺も軽く見たが、本当に凄かったぞ。さすがだな」

 

「あ、…ありがとう…ございます」

 

「おら!まずはこれから食いな!違うメニューも順番に出すが、合わせるのは面倒だ!取皿に好きなだけ取って大皿のは、次のを出すまでに空にしてくれ!」

 

「ほんと無茶苦茶言いますよね…」

 

「男ならがっつけってんだ!」

 

「えぇ」

 

 

 料理が運ばれてきたから、みんなで「いただきます」をして食べ始める。それで一旦話を区切られたからか、雄弥はあたしに何も言ってくれてない。…もういいもん!

 

 

「リサどうかしたか?」

 

「べっつにー」

 

「いや、なんか機嫌悪そうなんだが…」

 

「雄弥なんて知らない!」

 

「え…」

 

 

 勝手に期待して勝手に機嫌を悪くしてるあたしがいけないんだけど、それでもあたしは雄弥に褒めてほしかった。なんでそれを雄弥はわかってくれないんだろ…。

 

 

「…今井さんも…凄かったですよね。…私と…雄弥さんの…フォローしてくれましたし」

 

「あーそれ私も思いました!リサ先輩って色んなところ見て動いてましたし、私達にもどの料理がどこのテーブルか言ってくれましたもんね!」

 

「…あたしはフォローしかしてないから。それで余裕があっただけだよ」

 

「そんなことないよ!リサ姉が凄い頑張ってたのあこも見たもん!」

 

「僕も同意見だよ。…雄弥からはどうだった?」

 

 

 燐子が気を回してくれて、それをみんなが受け継いでくれた。そして愁が雄弥に聞いてくれたんだけど、雄弥はグラスに入ってる飲み物を眺めてた。…あたし、何かしちゃってたのかな。

 

 

「……リサにはだいぶ助けられた」

 

「へ?」

 

「リサが全体を見てくれてるおかげで、俺は料理に集中することができたからな」

 

「いやあたしは雄弥がテキパキ動くから他にできることないかなって思っただけで」

 

「つまりそういうことじゃないかな?」

 

「彩?どういうこと?」

 

「雄弥くんはリサちゃんを信頼してたから料理に集中することができて、逆にリサちゃんは雄弥くんが料理を一人でこなしてたから雄弥くんを信じて他に目を向けれた。お互いに信頼してるからできたことなんだと私は思うよ」

 

「そうですね。…私も…横から見てて…そう思いました。…二人が…お互いを信じきってるって…それが伝わってきました」

 

「…そうなのかな」

 

 

 あたしがまだ納得できてないと、あたしの頭を隣に座ってる雄弥が撫で始めた。あたしが雄弥に視線を向けると、そのまま引き寄せられてそっと抱き締められる。

 

 

「リサには何度も助けられてるし、今回も助けられた。リサがいるから大丈夫だって安心できた」

 

「私にできたことなんて、みんなに比べたら…」

 

「そうでもないだろ。リサは視野が広いし器用だ。他の人が見落とすようなことをリサは見落とさない。そのおかげで俺たちはミスが無かったんだしな」

 

「けど、だからそれは」

 

(あたしって、なんてめんどくさいんだろう。…望んでたことを言ってもらえてるのに、望んでたタイミングじゃないからって素直に受け取れないなんて)

 

「適材適所ってやつだ。しかも、リサがやったことはリサにしかできなかったことなんだよ。だから自分で評価を下げるな」

 

「……うん」

 

 

 さらに抱きしめられる力が強くなって、「もう素直に受け取れ」って言われてるような気がした。だからあたしもこれ以上は言わなかった。

 雄弥にこうやって抱きしめられるのって何回もあるんだけど、今日はいつもと違う。いつも以上に雄弥の温かさを感じることができる。だって、雄弥の肌に直接触れてるから。

 

 

「お二人さーん。そろそろ元に戻ってくれないかな?」

 

「「……」」

 

「おーい!」

 

「っ!!…ご、ごめん!!」

 

「え、時間差?」

 

「ハッハッハ!若い奴は見せつけてくれるじゃねぇか!」

 

「あぅ…こ、これは……ぅぅ」

 

「なるほどな〜。この子が雄弥の彼女なのか。良い子捕まえてんじゃねぇか!」

 

「ええ、自慢の彼女です。それと良い子ではないです。世界一の女の子です」

 

「ぁ……ばか

 

「くくっ、言うねー!ま、それでこそ男だ!そんなカップルにはこの特製デザートをくれてやる!…あ、みんなの分は他のデザートな」

 

 

 …海の家でパフェ?ここってそんなの作れるようなとこじゃなかったはずなんだけど。みんなは夏らしくかき氷もらってる。あたし達にはパフェの中にアイスがあるみたい。容器もキンキンに冷やされてるから、急いで食べなくてもよさそうだね。

 

 

「……スプーンが一つしかないね」

 

「気にすることか?」

 

「え?」

 

「ほら口開けろ」

 

「ふぇぇ!?いや…あの、みんな見てるから!」

 

「周りなんて見なくていい。今は俺だけ見とけ」

 

「ふぁっ!?……うん

 

 

 なんでそんな言葉を臆面もなく言えるかな…。けど、たしかに周りを気にし過ぎても仕方ないよね。店長さん絶対にスプーン持ってきてくれないし、取らせてくれないだろうから。

 雄弥にだけ意識を向ける。最初は恥ずかしかったけど、雄弥に食べさせてもらって、今度はあたしが食べさせてあげたら気にならなくなった。だってあたしは雄弥が大好きだから。

 二人でパフェを食べ終わっても、あたしと雄弥はお互いに目を見つめ合ってた。雄弥の目にはあたししか映ってないように、あたしの目も雄弥しか映ってない。そして何も言わなくても、同時に顔の距離を近づけていって、口を重ね……そうになったところであたしの携帯に電話がかかってきた。

 

 

「っ!へ?へ?えっと、携帯どこだっけ?」

 

「ほら」

 

「あ、ありがとう。……日菜?」

 

『やっほーリサちー!』

 

「わわっ!そんな大声出さなくても聞こえてるよ。どうしたの?」

 

『うーん、特にこれといった用事があるってわけじゃないんだけどね〜』

 

「ないの?」

 

『なんかリサちーが周りを無視して、ユウくんとイチャイチャしてそうだから電話した』

 

「…なっ!?…そ、そうだけどさ…なんでわかったの?」

 

(いつの間にかあたしと雄弥以外のみんなにコーヒーが用意されてるし)

 

『なんとなくだよ!…お姉ちゃんも分かってたみたいなんだけど、あたしに教えてくれなくてさ〜。だから結花ちゃんに教えてもらって、さっきビビッてなったから電話したんだ〜』

 

「…みんなにバレバレなんだ」

 

 

 感が鋭い日菜がなんとなくで察知して、情報を手に入れた紗夜が把握したってことだよね。紗夜はあたしと同じで雄弥の仕事内容を知らなかったはずだし…。それで、把握したけど紗夜は日菜に教えなくて、日菜は結花と連絡取ったってことかな。…日菜の感性ってさらに凄いことになったね。

 

 

『あ、そうだ!リサちーに用事あるんだった!』

 

「結局あるの!?」

 

『あはは!ごめんごめん!結花ちゃんに誘われてね、お姉ちゃんも来るし、あたしも行くし、彩ちゃんも呼ぶつもりだから、リサちーも来てほしいんだ〜♪』

 

「来てほしいって、遊びに行くの?」

 

『ちょっと違うよ〜。遊びって言ったら遊びだけど、あたし達らしい遊びかな?』

 

「あたし達らしい?…勿体ぶらないでよ」

 

『女子らしいことだからリサちーならわかると思ったんだけどな〜』

 

「わからなくてごめんねー」

 

『女子会だよ!女子会!』

 

 

 その後も少し話し込んで日菜との電話が終わった。もう日も暮れ始めてるから、あたしの電話が終わったら記念撮影して帰ることになった。雄弥と彩は仕事として来てるから、あたし達とは一緒に帰れなかった。…雄弥は「仕事だからな」って言ってたけど、あたしは雄弥と一緒がよかったの!

 まぁでも、「リサの水着姿はすごく魅力的で見惚れてた。仕事に集中するのに時間がかかった」って言ってくれたから、良しとしますか♪

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

 海水浴場のシャワーで身体を洗ったとはいえ、家でもしっかりと身体を洗った。特に髪のケアは念入りに。…雄弥が覚えてるかは知らないけど、昔に『リサの髪はお気に入り』なんて言ってくれたし。そこで"好き"って言わなかったのは、好きという言葉を理解してなかったからなんだけど、そんなの"好き"って言われたも同然だよね!

 ベッドに寝転がりながら、ひまりやあこたちと今日取った写真を共有した。もちろんアタシと雄弥の二人で撮ったやつはあげないけど。

 海の家での手伝いは驚いたけど、今日一日楽しかったな〜。………なっ!アタシと雄弥がパフェ食べてる時の写真まで!?うぅ、気づかなかった〜。保存するけど。

 

 ……ん?………あ!アタシ雄弥のパーカー持って帰って来ちゃってたんだ!えと、さっきハンガーに掛けてたから…これだね。……きょ、今日はもう遅いし、返すのは今日じゃなくていいよね。……雄弥の匂いがする。大好きな匂い。

 

 アタシはパーカーを抱きしめたまま寝落ちしちゃった。朝起きた時に一人で恥ずかしくなったり、母さんにパーカーを抱きしめて寝てるアタシの写真を取られたりした。

 

 

「リサも可愛いわね〜♪友希那ちゃんと結花ちゃんに送っといたわよ♪」

 

「ええ!?」

 

「うそうそ。じょーだんよ。さすがにこれは見せれないもの」

 

「よ、よかった〜」

 

「送った相手は雄弥くんよ!」

 

「1番ダメじゃん!」


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