陽だまりの -Ewigkeit-永遠をここに願う 作:ナキト
むりむりむりかたつむり
ライブが終わって1年後の視点です
——Roseliaライブ-Ewigkeit-で彼女の脱退発表があってから約1年が過ぎた。
日々は何事も無く過ぎ新生Roseliaも順調に活動している。
彼女達の人気は相変わらず凄まじく勢いは留まる所を知らない。
もちろん私も彼女達の飛躍は喜ばしい限りではあるがどうしてだろう、心に風穴が空いたように、掛けたピースが埋まらない、言いようのない違和感が消えないのだ。
もちろん今のRoseliaも好きだ、それは間違えのない事実だ。
今のベースの人物もとても魅力的だし、可憐で彼女とは違ったものを見せてくれる。
だがどうしてだろう、私の心は満たされないのである。
そんな時、ふと街中から聞き覚えのある音楽が聞こえる。
優しく降り注ぐ夕暮れの中で更に包み込むような優しい歌声、湊友希那と"彼女"の声が響き渡るこの曲は間違えない「陽だまりロードナイト」だ。
何故だろうその曲を聞いた私は自宅へと進む足を早めていた。
無くしていた何かを得たかの様に私は段々と足を早めていく。
————走る、何故だろう心の中は叫びたい気持ちで溢れていた。
————走る、この心に染み渡った何かの正体を知りたくて只ひたすら走る。
自宅へと駆け込んだ私が弾む吐息もそのままにあるCDを再生する。
Roseliaの1stアルバム"Anfang"だ、再生される音と共に記憶が、思いが溢れてくる。
彼女達と共に駆けた昨年の思い出が次々と蘇る。
"Neo-Aspect"—彼女達が見せる新しい姿に感動を覚えた
"BLACK SHOUT"—原点にして頂点始まりの歌
"Opera of the wasteland"—毎回曲名を言いにくそうにしている湊友希那が微笑ましかった
"陽だまりロードナイト"—涙が溢れてくる、彼女達の笑顔が思い浮かぶ曲
"ONENESS"—余りにもカッコ良く柄にもなく興奮したのを覚えている
"Re:birth day"—どれだけこの曲に励まされただろうか
"Legendary"—その名の通り"伝説"を残した彼女達に相応しい曲
"-HEROIC ADVENT-"—皆で叫ぶのが楽しかったが高音が出せなくて苦労をした
"Determination Symphony"—氷川紗夜、彼女を表現した曲、普段クールな彼女が歌い終わったあと何処か嬉しそうだったのが印象的だ
"熱色スターマイン"—「目が眩む程に、強く」宇田川あこの真価を見られた曲
"軌跡"—"軌跡"にして"奇跡"、Roseliaの1年を表した曲だろう、初めてのバラードといった事もあって染み渡る湊友希那の声が印象的だ
"LOUDER"—聞く度に彼女達の成長を感じられる曲、息が絶えていた宇田川あこは笑顔を見せるようになり、
氷川紗夜と彼女は手元を見ることが少なくなった、白金燐子は段々と演奏する姿が美しくなっていった、湊友希那の歌声はどこまでも高く強く響き渡っていた
曲が止まり、ふと外を見ると夕暮れが終わり夜が訪れようとしていた
陽だまりの時間が終わりを迎える、私の何処か欠けていた心に何かが染み渡ったかのように今の私は満たされていた。
私はアルバムをしまう、またこの季節が来る度に聴きたくなるのだろうか、そんな事を考えながら空を眺める
陽だまりは終わる、楽しい時間も何れは終わる、だが終われば次の始まりがあるのだ。
私もそろそろ未来へ目を向けなければならないのだろう。
彼女の事は忘れない、だが彼女の事を嘆くのはこれで最後にしよう。
だがどうか今だけはこの思いに、この感動に浸らせて欲しい…
————彼女達と"彼女"が歩んだ陽だまりの"軌跡"に感謝を…
それあるぅ!って方は感想で僕とデュエル☆