『最鋭』と呼ばれた流星   作:まぐろっぷ隊長

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こんばんは。かあくんまぐろです!

まずは閲覧、ありがとうございます!

あと、閲覧してくださったたくさんの方々及び、お気に入り登録してくださった2名様、本当にありがとうございますm(。>__<。)m

今回は前半が原作展開、後半からオリジナル展開です。

3話からはオリジナル、原作ごちゃ混ぜで進行していく

予定です!

それでは、よければご覧ください!


2.決別

バシィィィィ

 

聞きなれない音が脳裏に響き

周囲の景色が、一変した。

 

整然とそびえ立つビルが立ち並んでいた町並みは、廃墟へと変わっていた。

 

視界の端に映る4本のゲージにより、「対戦格闘ゲーム」であることを理解する。

 

上側のゲージはHP、下側のゲージはMPと言ったところだろうか、、?

その下には、、「Celeste Lancer」という表記。

おそらくは俺のアバターネームなのだろう。

下を見てみると、なるほど、確かに「ランサー」という名に相応しく、その左手には青く巨大な“槍”が握られていた。

 

ブロロロロロ....

1通り現状を確認していると、エンジン音が聞こえてきて、次第に音が近くなってくる。

エレクトリック・バイクが普及しているこのご時世。エンジン稼働のバイクなど滅多に存在しないため、少し心踊ってしまう。

 

「相手の名前は、、『Ash Roller』か。もうそこまで来てr

 

「ヒャッハァァァァ!!相手がニュービーとはギガラッキィィィ!!俺様のグゥレイトゥなマッシィィンに轢かれてぶっ潰れやがれぇぇ!!」

 

・・・あっ、これ関わっちゃダメなやつだ、、

 

とりあえず槍でつこうと接近してみるも、刺突のタイミングが合わず激突。ならばとタイミングを合わせたところで躱されて再度激突。

そのまま体力ゲージを削られ

 

視界に映る『You lose!』の文字

 

・・・なんでさ

 

「俺様のバイクに真正面からつっこんでくるなんて、ギガクレイジーな野郎だぜェ!!」というアッシュの声が聞こえてくる。

 

 

 

こうして不本意ながらデビュー戦を終えた俺は、町並みが戻っていることに気づく。

1度にたくさんの事が起こりすぎて、戸惑いはするが、すぐさま我に返って学校へ向かう。遅刻するわけにはいかない。

 

 

 

昼休みになり、言われたようにラウンジに行くと、そこには昨日と同じように座る黒雪姫の姿があった。

背後から刺さる翔の恨むような視線をを無視しつつ、彼女へと向かった。

 

直結する指示に従い、直結した後

 

「やあ、一喜くん。その様子だと早速コテンパンにされたようだな。グローバルネットから切断しておくように言っただろう?」

 

早速お小言をいただいた。

 

「す、すみません。つい、」

 

「まあいい。君はもうわかっているとは思うが、『Brain Burst』は対戦格闘ゲームだ。ただし、その舞台は1000倍に加速された加速世界だ。対戦に勝てばポイントが増え、負ければ減る。そして、ポイントがゼロになったら『Brain Burst』は強制アンインストールされ、君は加速世界についての一切の記憶を失う。ここまでの説明は分かったかな?」

 

「理解はしました。でも正直に言うとあまり納得はできていません。あまりにも現実離れしていて、、。」

 

「だろうな、それでは試しに加速してみてくれ、『バースト・リンク』と唱えれば加速できる。」

 

「分かりました。それでは、」

 

「「バースト・リンク!」」

 

 

風景が青く染まり、周りの動きが止まって見える。

先ほどの説明が正しいのであれば正しくは「止まっている」のではなく「限りなくゆっくりと動いている」ということになるか。

 

 

「どうだ?これが『加速』だ。」

 

 

その後、黒雪姫の指示に従い、彼女に対人戦を申し込んんだ。

 

FIGHT!!

 

と表示され、今朝と同じように風景と自分の姿が変わった。

対照的に、黒雪姫は先ほどの空間「初期加速空間」と呼ぶらしいが、での姿と変わらず、生身とほぼ同じのアバターに身を包んでいた。

 

「先輩のアバターは人型なんですか?」

 

「いや、これはデミーアバター。訳あってアバターを封印しているんだ。」

 

「先輩のデュエルアバターはどんなのなんですか?」

 

「私のアバターは醜い。醜悪の極みだよ。

それより、近くに浮いているオブジェクトを壊すと必殺技ゲージが溜まる。君の必殺技を見せてくれ。」

 

 

言われた通り、近くにあった水晶型オブジェクトを叩き割ったあと、インストを操作して必殺技を見る。

 

「えと、『Needle rain』って技ですね。やってみます。」

 

男子たるもの、やはり「必殺技」と聞くとわくわくしてしまう。槍を引き絞るとともに発声。

 

「ニードル・レインッッ!」

 

槍を青いライトエフェクトが包み込んで、前に突き出された。

 

「あれ、、なんかしょぼい、、。『レイン』って言うから、てっきりなんかいっぱい攻撃するのかと思ったんだけど、、」

 

明らかに落胆する俺に黒雪姫は少し考える素振りを見せると、

 

「もう1度してくれないか?今度は引き絞るようにしてから放ってみてくれ」

 

「分かりました、それでもしょぼかったら、すみません、、。」

 

 

もう1度水晶型のオブジェクトを叩き割ると、槍を引き絞り、発声。

 

「ニードル・」

 

槍を青いライトエフェクトが包み込み、段々と強くなってゆく。

 

「レインッッッ!!」

 

槍が突き出され、前方に無数の“突き”が繰り出される。

刺突は三秒間続き、止まった。

 

「凄いじゃないか!使い所によれば充分決定打となり得るぞ!」

 

「ありがとうございます!」

 

その後、戦闘の動き方などを教わり、気がつけば1800秒あったタイムカウントは、300秒まで減っていた。

 

「ン、、こんな所だろう。今日はもう終わりにしようか。そうだ、この後『Ash Roller』にリベンジしてみたまえ。」

 

「え、、?勝てっこないですよ。今朝だってぼろ負けしたばかりなんですよ、。」

 

「いいか、、やつには弱点がある...」

 

黒雪姫曰く「バイクにポテンシャルがつぎ込まれている可能性が高いから、エンジンなりハンドルなりを壊してしまえばいい」というものだった。

 

 

放課後になり、校門を出て、グローバルネットに接続。すぐさま加速して、マッチングリストから『Ash Roller』を選び、対戦を申し込む。

 

 

「お前は今朝のニュービーじゃねぇか!ギガラッキィィィ!!また俺のマッスィィンの餌食にしてやるぜぇ!」

 

「今朝のようにいくと思うなよ。」

 

迫ってくるバイクに槍を突き出す。当然かわされるが、そのままバイクに横からぶつけ、反動でよこにずれて躱す。

何度もバイクが迫ってくるが、何回も同じ手が聞くわけもなく、徐々にHPが削られてゆく。

 

「どうしたどうしたァ?そんなディフェンシングオンリーな戦い方じゃ、俺を倒せないぜぇ!!」

 

 

アッシュの言う通り、このままじゃジリ貧だ。横に回り込んで攻撃する暇などない。ダメもとで必殺技を使うか、、。

 

 

バイクの突進を躱したのち、アッシュの方を向き、槍を引き絞る。

 

「ニードル・」

 

接近に合わせて続けて発声

 

「レインッッッ!!」

 

黒雪姫とのときよりも溜めが短かったからだろうか、先程よりは少ないが、大量の突きがアッシュを襲った。

しかし、穴を開けられながらもそのまま突っ込んできたバイクの勢いを無くすことは出来ず、正面からはねられた。

こちらのHPは残り1割に対してアッシュは3割。バイクもボロボロではあるが、まだ走ることができるようだ。

やはり必殺技が決まったとはいえ、削られていたため逆転とまではいかなかった。

 

「ヒャッハァァァァ!!お前の槍で俺のクゥゥゥルなマッスィィンを止められると思うなよ!もう1回ひいて、決着をつけてやるぜぇぇぇ!!」

 

と、その瞬間、かすめた槍がエンジンに当たっていたのであろう、バイクが突如爆発し、

アッシュのHPがゼロになった。

 

 

現実世界に帰還した俺は、初勝利にうかれていた。

 

「やったな、一喜くん。初勝利おめでとう。、、、!?」

 

先輩はそう微笑んだ。

しかし、勝利に浮かれていた俺は、彼女が見せた一瞬の歪みを見逃してしまった。

 

「それでは、また明日な。分からないことがあれば、連絡してくれ。」

 

「はい、また明日です。先輩。」

 

---------------------

 

 

 

俺が戦い、黒雪姫がアドバイスする。この関係が始まって二ヶ月がたち、俺は順調にレベルを上げ、レベル3になっていた。

俺はいつものようにラウンジに行き、黒雪姫と直結する。

 

「なあ一喜くん。私と対戦してくれないか?」

 

「分かりました!けど、急にどうしたんですか?」

 

「ちょっと、、な」

 

黒雪姫は少し寂しそうに微笑んだのち、

 

「それでは行くぞ」

 

「はい!」

 

「「バースト・リンク!!」」

 

初期加速空間で対戦を申し込む。

 

おれは、いつも通りのデュエルアバターに変化し、黒雪姫は、以前見たものとは違う、真っ黒なアバターに変化していた。

 

 

「綺麗だ、、」

 

「綺麗なんかではない。以前も言っただろう?醜悪の極みだ、、と。見ての通り私は、人と繋ぐ手すらない。」

 

「それでも、、」

 

「まあいい、それでは対戦といこうか。」

 

と言うやいなや、突っ込んできて右手の剣で斬りかかってくる。

俺はランスでの迎撃ではなく、回避に集中した。

 

「今のはいい判断だ。私の剣は触れたもの全てを破壊する。」

 

 

・・・何そのチート能力!?

 

 

受けることさえできない、四肢から繰り出される斬撃に、回避しきることは不可能と判断。

 

突き出したランスを体を左に半回転することで右腕を切らせ、もう1度ランスで刺突。

 

これには黒雪姫も不意を疲れたようで、ヒットして体力ゲージを二割ほど減らす。

しかし、彼女もベテラン。すぐさま残った右腕も切断。

抵抗できなくなった俺の首に剣を突きつける。

 

「私の勝ちだな。」

 

「はい、てか先輩強すぎですよ、、。」

 

「そうでもない、私はかつて『王』と呼ばれていた。その私に一撃を与えることが出来ただけでもものすごい事だ。」

 

「それで、だ。君に私の過去を聞いてもらいたいんだがいいだろうか?」

 

---------------------

 

先輩の過去は凄まじいものだった。

他の6王が『相互不可侵条約』なるものを作り、それに反逆したこと。七王のひとり、「White Cosmos」に騙され、「Red Rider」の首を落としたこと。

 

「君がどう思ってくれても構わない。それでもなお私のことを軽蔑しないのであれば、、。」

 

「私が全損した時、遺志を継いで停滞する加速世界に抗って欲しい。」

 

「当然じゃないですか!!

停滞したままなんてただゆっくり滅びているだけじゃないですか。

それに、「全損」なんて不吉な言葉使わないでください。俺がいる以上、先輩を全損なんてさせませんよ。」

 

「そうか、ありがとう。それでは、対戦を終わりにしようか。」

 

そう言うと、先輩は俺にトドメを指した。

 

---------------------

 

翌日、いつものようにラウンジに行った俺は、黒雪姫に話しかける。

 

「先輩、こんにちは!今日もよろしくお願いします!」

 

 

だが、帰ってきた言葉は、、、

 

「ああ、宇田一喜くんで、あっているかな?

確か同じゲームをしていたと思うんだが、、何だったっけな、、。

まあいい、それより私に何か用かな?」

 

 




ランサー、、幸運Eじゃなければいいなぁ、、、(震え声)

という訳で、今回も閲覧、ありがとうございました!

何もなければ明日も投稿する予定なので、読んでくださると幸いです。
それでは、ありがとうございました!また明日!
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