おつまみ   作:ユッケライス

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雪ノ下が後輩だったらという話です。
アホなダメのんが好きなんです(連載のほうとは一切関係ありません)。




後輩なダメのん

 

 

1.

 

 

 こんにちは。私の名前は雪ノ下雪乃。総武高kあ、比企谷先輩!ふふ、今日も素敵だわ……。でも何故か比企谷先輩は自分のことをぼっちだ、友達はいないって言っているのよね。確かに誰かと居るのはあまり見ないけれど……。全く、他の生徒達は目が悪いのかしら。こんなに素敵な人を気付けないなんて。……まあ、比企谷先輩の格好良さに気付かれてもそれはそれで困るのだけれど。よし、ここは完璧な後輩らしく挨拶をしておきましょう。常日頃のアピールは怠らないわ。将来、比企谷先輩のお嫁さんになるのは私よ!

 え?私の紹介が全然済んでない?知らないわよ、そんな事。

 

 

 

 

雪乃「あ、あの……ひ、ひきぎゃやせんぴゃい……。コホン、ひきぎゃや先輩、おはようございます……」

 

 

八幡「(言い直しても噛んだな…)うっす、だめn、雪ノ下」

 

 

八幡(あぶねえ、危うくダメのんって言いそうになった)

 

 

雪乃「!ふふふ。き、今日も部活……ちゃんと来ないと駄目ですよ?」

 

 

八幡「うへぇ……。き、今日はアレがアレだから無理なんだ……」

 

 

雪乃「え……。あの、は、はい。分かりました……。よ、用事があるのなら、仕方、ないですね……グスッ」

 

 

八幡「え、泣いて、ちょ。あ、あー!そうだった!今日は用事無いんだった!うっかりしてたわー!部活楽しみだなあははは!」

 

 

雪乃「そ、そうですか。ふふ、私も楽しみです」ニコ

 

 

八幡「お、おう……。っと、んじゃ、そろそろホームルーム始まるから行くわ。また放課後な」

 

 

雪乃「はい。また、放課後に待ってます。では」

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡(それにしても、毎日下駄箱前で雪ノ下と会うけど、あいついっつも誰かの事待ってんのか?)

 

 

-----

 

 

 

 

 ふふ、うふふ。今日も挨拶できたわ。比企谷先輩が登校してすぐに挨拶をして放課後は部活動。比企谷先輩の学校生活は私で始まって私で終わるの。ああ、何て幸せなの。

 

 

 「ではこの問題を、雪ノ下さん」

 

 

 比企谷先輩の生活の中に私がいるのよ。やばくないかしら。そして朝の挨拶も続けた甲斐あってだんだん先輩の生活サイクルに組み込まれつつあるはず。

 

 

 「雪ノ下さーん?」

 

 

 今は私から挨拶をしているけれど、いずれは先輩の方から……

 

~~~~~~~~~~

 

八幡『おはよう、雪乃』

 

~~~~~~~~~~

 

 

 

 

雪乃「んんんおはようございますうううう!!」

 

 

 

 

クラスメイト『』

 

 

 「雪ノ下さん、廊下に立ってなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜同時刻〜

 

 

 

 「ーーであるからして、この問題の答えはーー」

 

 

 

八幡「zzZ……」

 

 

 

 ンンンオハヨウゴザイマスウウウウ!!

 

 

 

八幡「!?」ビクッ

 

 

 

八幡「な、なんだ今の……ゆ、夢?幻聴?」

 

 

 

----------

 

 

 

2.

 

 

〜放課後、奉仕部室内〜

 

 

 

 ああ、比企谷先輩まだかしら。そろそろ来ていい頃だけれど……。うう、昨日は今より五分前には来ていたわ……。まさか、先輩の身に何かあったのかしら……。もしくはあのアラサーが……!?ひ、比企谷先輩が危ないわ!!あの独身は比企谷先輩を気に入っている。且つ後がないから何をしでかすか分からないわ。比企谷先輩!待っていてください!今助けに行きます!

 

 

雪乃「っ!」ダッ

 

 

 

ガラッ

 

 

八幡「ういーす」

 

 

雪乃「」

 

 

八幡「……」

 

 

雪乃「」

 

 

八幡「……あの、雪ノ下。なんでドア開けたら目の前にいるんだ?」

 

 

雪乃「……あの、えと……」

 

 

八幡「……」

 

 

雪乃「……ば、ばあ……///」

 

 

八幡「……ぐっ、かわいいな……///」ボソッ

 

 

雪乃「!!?!///」

 

 

 バタン

 

 

 

八幡「な!?おい!雪ノ下!どうした!大丈夫か!?」

 

 

 

-----

 

 

 

 

 

雪乃「……ハッ!……保健室?あ、あれ?ぶ、部活は……比企谷先輩は……」

 

 

 

八幡「おう目が覚めたか」

 

 

雪乃「!せ、先輩」

 

 

八幡「いきなり顔真っ赤にして倒れるんだから心配したぞ。体調が悪いなら無理すんなよ?」

 

 

雪乃「い、いえ、体調が悪い訳じゃなくて……」

 

 

八幡「いやいや、無理しちゃ駄目だっつの。とりあえず今日はもう部活は終わっとこうぜ。鍵は俺が返しとくからよ。あとほれ、お前の荷物持ってきといたから」

 

 

雪乃「あ、ありがとうございます……」

 

 

八幡「じゃ、職員室行ってくるわ」

 

 

雪乃「……」

 

 

 

 

 

 せっかく比企谷先輩と一緒にいれる時間だったのに……。私と比企谷先輩は学年が違う。それに先輩は目立つ事を嫌うため、休み時間などに教室に行くことはできないから朝と放課後しか話せないのに……。でも、いざ話すとなるといつも緊張してしまうから昨日の夜は話すことを決めてたくさん練習したのに……。

 

 

雪乃「私の馬鹿……」

 

 

 

 

 ……帰ろう。そういえば、今日はさようならって。また明日って言えなかったな。

 

 

 

----------

 

 

 

 

 私はローファーに履き替え、学校を出る。

 

 

 

雪乃「……」

 

 

 

 

八幡「お、来たか」

 

 

雪乃「!?え、比企谷先輩……帰ったんじゃ……」

 

 

八幡「いや、チャリ通なんでな。駐輪場に自転車取りに行ってたんだ」

 

 

雪乃「そ、そうなんですか」

 

 

八幡「ほら、帰るぞ。後ろ乗れるか?」

 

 

雪乃「え!?」

 

 

八幡「倒れた奴に二ケツさせるのもどうかと思ったんだがな。歩いて帰るよりはこっちの方が楽かと思って……って、キモイな。忘れてくれ」

 

 

雪乃「い、いえ!そんなことないです!!乗ります!私二人乗り大好きなので!!」

 

 

八幡「お、おう……」

 

 

 

 

-----

 

 

 

雪乃「♪」

 

 

 スラッとした見た目だけど意外と大きな背中にしがみつく。比企谷先輩と二人乗り。この上なく嬉しいけれど、比企谷先輩に掴まってて密着してるから、恥ずかしさもあるわね……。……やっぱり胸が大きい方が好みなのかしら。いいえ、今はそんな野暮なことを考えるのは止しましょう。

 

 

雪乃「ふふ、たまには倒れちゃうのも良いかも知れないわね……。放課後に比企谷先輩と二人乗りで帰れるなんて、まるで恋人みたい」ボソッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「聞こえてんだよダメのん……///」

 

 

 

 

おわり

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