尾形と杉元♀がヒロアカ世界に転生して幼馴染する話   作:ゆめ子

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雄英高校入試編3

雄英高校入試試験から1週間経った。

そろそろ合否の通知が来る頃だ。

あれから帰って2人で答え合わせをして自己採点したら、杉元はかなりギリギリだが合格ラインだった。

実技の方もどのくらい出来たか知りたかったが、「どのくらいぶっ壊したかなんて覚えてねえよ…」と言われた。そのぐらい覚えておけ。俺は何ポイント取ったかきっちり計算していたぞ。

まあ、杉元のことだ。恐らくは実技の方は大丈夫だろう。下手したら俺よりも取ってる可能性がある。

俺の方は筆記も高得点で完全に合格圏内だった。

「なんで尾形ってそんなに頭がいいんだよー!!不公平だー!!」

と杉元が嘆いていた。知らん。お前と頭の出来が違うだけだ。

 

 

「私が投影された!!!!」

映写機からオールマイトがでかでか映った。

俺と杉元の元に、それぞれ合否の通知が届いた。杉元は通知を持って俺の部屋に来たので部屋に上げて一緒に開けることにした。

「だって1人じゃドキドキするじゃーん」とか杉元が言っていた。まあ、俺は受かってるだろうから1人で見ても2人で見ても同じだから構わないが。

封を開けると紙と共に小型の映写機が入っていた。まず映写機を見ようと杉元が言うので同封の書類は見ずに映写機をつけた。

杉元は俺は後で良いと言い張ったのでまずは俺からだ。

何故雄英と無関係なオールマイトが映ったのかは知らんが、オールマイトが現れて杉元は大興奮だ。

 

「実は私がこの街に来たのは他でもない、雄英に務めることになったからだ。」

映写機の中のオールマイトはそう言った。

ナンバーワンヒーローが教師なんてしている暇が有るのか?俺はそう思ったが、映像は続くので意識を切り替える。

 

「尾形くん、あの大規模人身売買組織の事件以来だね。私が言った通り、ヒーローを目指してくれて嬉しいよ。」

もう何年も前の事件の事を覚えていたのか。まあ、たった7歳未満のガキ2人が人身売買組織を壊滅させてれば記憶にも残るか。

 

「そうそう、試験の結果だったね。筆記は文句なしの高得点。君は頭も優秀なんだね。実技の方も二位通過だ。ほんとすごいよ!」

やはり大丈夫だったようだ。しかし、実技が二位通過とは気になる。1位はもしや杉元か?

 

「敵ポイント86点、救助ポイント13点。あ、救助ポイントというのはね、審査制の、我々雄英が見ていたもう一つの基礎能力さ!文字通り、困ってる人を救助出来ていたかを見ていたんだけど、君は仮想敵に危なくなっている受験生を見たらそちらを優先的に排除していたね!ヒーローの資質ありだ!」

もしかしたらと思って、危なくなっている奴らの獲物を優先的に取ったのが功を奏したか。受験生の獲物を取ったという妨害行為と断じられる可能性もあったから余りやらなかったがこれならもっとやっとけば良かったか…。まあ、数ポイントだが入ってよかったとしよう。

 

「尾形百之助、99ポイント!!筆記試験、実技試験、総合して君は首席合格だ!!素晴らしい!本当におめでとう!雄英で待ってるよ!!!!」

小型の映写機が止まった。

雄英合格をひとまずの目標として日々過ごしてきたが、蓋を開けてみたら首席合格だ。

努力の甲斐があったってもんだ。

 

「尾形お前首席合格かよ!!すげえな!」

「どんなもんだい。」

「ドヤ顔腹立つ〜!!!!」

 

同封された紙にも首席合格のことが書かれている。これをばあちゃんに見せたら喜ぶだろう。一応父親にも伝えておくか…。

 

「つ、次は俺だな!うう…合格してるかなあ…」

杉元は不安そうに映写機のセットをした。

不合格なら小型映写機なんぞ入れてないで恐らくは紙だけの通知だろう。

不安がってる杉元が面白いから伝えないでおくが。

 

「私が投影された!!!!」

「実は私がこの街に来たのは他でもない、雄英に務めることになったからだ。」

俺の時と同じくオールマイトがアップで映り、全く同じことを言っている。

 

「杉元くん、あの大規模人身売買組織の事件以来だね。君もヒーローを目指してくれていて嬉しいよ。勿論、あの時の様に無茶はしていないだろうね?」

俺を覚えていたのだから、杉元の事も当たり前に覚えていた。

「うぉぉ、オールマイト、俺達のこと覚えていてくれてたんだな!」

杉元がオールマイトに覚えていてもらえたことに感激している。

それよりも無茶をしてないか心配されてることに気づけ阿呆。

 

映像のオールマイトは続けて言った。

「試験の結果だけど、筆記の方はぶっちゃけギリギリだよ!本当にギリギリ!ギリギリ過ぎだよ!!」

「そんな何回もギリギリギリギリ言わなくたっていいじゃん…」

あまりにも筆記はギリギリだったらしく、オールマイトが汗をかきながらギリギリと連呼している。まあ、自己採点でもギリギリだったからな。だがギリギリでも合格範囲なら、まあ良いだろう。

 

「筆記は本当にギリギリだったけど、実技試験の方は文句なし!!2位以下をぶっちぎって実技試験首位通過だ!!」

「!!!!ほ、ほんとか!?」

やはり杉元が実技1位だったようだ。それにしても2位の俺をぶっちぎるだなんて、

コイツどんだけ暴れ回ったんだ…?確かに試験開始前には暴れて来いとは言ったが…。

 

「敵ポイント102点!救助ポイント84点!

救助ポイントというのはね、審査制の、我々雄英が見ていたもう一つの基礎能力さ!文字通り、困ってる人を救助出来ていたかを見ていたんだ。君は仮想敵に危なくなっている受験生を見たらすぐにそちらの敵を倒して他の受験生を助けたね!ヒーローの資質大だ!」

「レ、救助ポイント84点!?俺そんなに救助してたのか!?」

「審査制って言ってただろ。かなり審査員に優秀に写ったってことだろ。」

 

「しかも君は巨大仮想敵に逃げ遅れてた受験生を見てすぐに駆け出し、0ポイントの敵にも関わらずぶっ飛ばしちゃってたね!あの巨大仮想敵をぶっ飛ばしちゃう受験生なんて今回君の他に1人だけだ!こんなこと並のヒーローだって中々出来ることじゃない!」

やはり、杉元の他に1人あの巨大仮想敵をぶっ飛ばした奴が居るのか…恐らく合格者だろうが、一体どんなゴリラだ…?

 

「杉元佐一、186ポイント!!残念ながら、筆記試験と総合すると首席合格ではないけれど、実技試験だけなら堂々の首席合格だ!!!!胸を張れ!雄英で待ってるよ!!!!」

映写機が止まった。

 

「や、やったー!!!!雄英合格だー!!!!あ、母さんに伝えねえと!!

にしても実技首席合格だとよ!どーだ尾形!!お前に勝ったぜ!!」

「でも筆記はギリギリだろバカ杉元。」

「う、受かったからいいじゃん別に!は〜これでやっと地獄の勉強から解放されるな〜!」

「馬鹿か。高校は義務教育じゃねえんだから赤点ばっか取ってたら卒業できねえんだよ。勉強はこれからもっとやっていくぞ。」

「ええー!?折角これでやっと勉強から解放されると思ったのによぅ…。」

 

杉元が雄英に受かったためさっそく勉強を放棄しようとしたが、そうは問屋が卸さない。

雄英へ行けば、勉強も益々難しくなるだろう。何せ杉元が合格したとはいえ難関校だ。

入りましたが卒業出来ませんでしたじゃあ意味が無いのだ。俺もまだまだ杉元に勉強を教えてやらないとならないのだ。

 

「はーまあ、いいや。ひとまずこれでヒーローになる足がかりになったってことだよな。これでアシリパさん達にも会える可能性が高くなったんだよな。」

「ああ、雄英は何かと注目されるし、文化祭や体育祭のテレビ中継もある。もしかしたらヒーローになる前に見つかるかもしれんぞ。」

「おお!これで絶対にアシリパさん達を見つけてみせるぜ!!」

 

俺たちの高校生活が始まる。

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