ネトゲ仲間と共にゾンビと戦いつつ荒廃していく世界を生き延びるそうです   作:秦霊

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第12話 次なる野望に向けて

〜リビング〜

リビングは朝から緊迫した雰囲気が漂っていた。

「それではまず作戦を説明する。取り敢えずこのMAPを見てくれ」

飛颯がリビングのテーブルに大きく地図を広げた。

それは東京と埼玉の地図だった。

 

「昨日リビングにいたメンバーはわかると思うが今回は二手に分かれる、一つは埼玉の鉄道博物館でディーゼル車両の''DE50形''と蒸気機関車の''D51''の回収だ、もう一つはゾディさんの知り合いがトレーラーで世界一周旅行をしていたらしい、それでそのトレーラーが東京にある、そのトレーラーの周辺地域の偵察が主だが、、もしもうその段階でぶんどれそうなら別働隊にも連絡を入れろ。以上だ、なにか質問とかはあるか?」

 

飛颯がそう言うと文が手を挙げた。

「はーい質問〜」

「どうした‪α‬さん」

「その列車は機関車だけを持ってくるの?それとも後ろの貨物も?」

「そうだ、機関車を確保したら貨物車とか客車を連結する、まぁ埼玉の方は俺が行って指示するから気にすんな」

「了解〜」

「それで?他にはあるか?」

 

「「「「「「…」」」」」」

 

「質問はなし、ならチームを分ける!‪A(アルファ)チームは俺、OGA、MOMAさん、KUROZATOUさん、B(ブラボー)チームは、芳香、junさん、志乃さん、 ゾディさんだ。

Aチームは埼玉、もう一方のBチームは東京での索敵や偵察などの情報の確保、もし取れそうであるのであればチームに連絡を入れてくれ。

んで、今回の留守番組だが、、星璃亜とダンテさんと‪α‬さんとkumaだな、、というかkumaに至っては来る気ないだろ?」

「(行く気)ないです」

「、、だろうと思った。留守番よろしく」

「あいよー」

 

「さて、それで移動手段だが、、」

「ちょっ!ちょっと待って!?」

突然文が声を上げた。

 

「わ、私留守番なの!?」

「えっそうだが?」

「えっなんで?」

 

そう質問する文に対して飛颯は

「‪α‬さんをまだ戦場に連れていこうとは思わない、それにまだ完全にその銃の扱い方を分かってないだろ?だからまだダメだ、それでしくじったりして死んだら俺らの調理班・班長が居なくなるからな、それに戦場ってのは常に完全な状態でないといけないだろ?芳香」

「えぇそうね、自分の銃、そして仲間についてよく知っておかないと確実に死ぬわ、、、と言っても私は銃も仲間も完全な状態だったけど何処かの誰かさんの()()()()()()()()達が私の精鋭部隊を半数近く殺したりしたからねぇ〜ねぇー() ()() ()()?」

 

「ウグッ、、あん時は悪ぅござんした、、というかあれは親父のせいだろ、、」

「まぁそうなんだけど、、その息子のアンタが何も言わなかったのは酷かったわね」

 

2人が言い争いをしていると蓮が話に食いついた。

「そんなに強いんですか?そのメイド」

蓮がそう言うと2人は苦笑いを見せた。

 

「、、あれは強いの枠では当てはめきれないわよ…ねぇ飛颯」

「だな、、というかあの人らやること頭おかしいんだよなぁ〜」

「と、言うと?」

 

「、、メイド長の香蓮さんは敵が数人ARで射撃してきてるのにも関わらず突っ込んで行って当たりそうな弾は刀で切ったり弾いたりして避けてあの人の間合いに入ったと思ったらそいつらの頭飛んでるし…

副メイド長のロストさんに至ってはMK25ディアルで持って距離詰めながら時に弾を回避するのにバク転とか近くの塀とかからジャンプして空中で側転して避けながら射撃して殺したり挙句一人づつヘッショしながら近いやつは回し蹴りしたりとか…

椿さんは単独でそこそこ大きな敵基地を軽量化されたカスタムUZIとコンバットナイフだけでたったの15分くらいで完全制圧とか、、」

「…残りの鬼メイドの2人は1人がLMGのM249細身なのに軽々と持って走りながら撃ちまくってくるし、ラスト1人に関してはもう…化け物よ化け物…2.5km離れた都心のビルの屋上から正確に一人一人ヘッショ決めるのよ?というか都心のビル群ってそもそも気流が乱れやすいのにも関わらずその正確な射撃で5、6人私の部下は死んだわよ」

飛颯と芳香は呆れを通り越して絶望の顔をしそう話した。

 

「…それもう動き的に人間じゃないでしょ」

と話を聞いていた蓮達も頷いたり顔が引き攣ったりしていた。

「…マジ親父の戦闘メイド達ヤバいからなぁ…というか一部ではあの5人に二つ名が付いてるからなぁ」

「二つ名?なにそれ…」

「あれらしいぞあの5人のこと一部では災厄をもたらす化け物悪魔達(ブリングディザスターモンスターデビルズ)って呼ばれてるらしいぞ」

「えっそんな風に呼ばれてるの?」

「「「「……」」」」

もう皆気づいたであろう、、親父直属のメイド部隊の恐ろしさを、、

 

「…と、取り敢えず移動を開始するぞ…各自銃の調整と戦闘しやすいようにカスタムなんかを変えとけよ、銃は相棒だからな、それと移動手段だが、各それぞれ車で移動してくれ。以上だ」

「「「「了解」」」」

 

 

 

〜地下・武器庫〜

そろそろ俺もカスタムだけして行くか、、整備は移動中でいいな…

そんなことを思いながら飛颯は地下の武器庫へと降りた。

 

「んーこっちがいいかなぁ…ねぇ志乃どう思う?」

「あ?お前はAチームだろ?」

「えっそうだけど?」

「ならACOG持ってけよ、どうせ広い屋外戦になるんだし」

「了解〜」

そう言って志乃からアドバイスを貰いAK47にマウントを取り付けその上にACOGを載せるOGAの姿があった。

 

「何やってんだと思ったらホロからACOGに変えてたのかよ」

「あっkouさん」

「どうもkouさん」

「へーい、んで志乃さんのはACOGの4倍か」

俺は志乃さんのSR25を見てそう言った。

「ですね、、自分はBチームなんで中・遠距離対応にしてます」

「なるほどねぇ〜」

「そう言えばkouさんはどうしたんですか?」

「ん?あ〜メインの方取りに来ただけだよ」

「メイン?と言うとARとかSGとかですかね?」

「んー今回は久々にマークスマンだよ」

「マークスマン?kouさんが?」

「ん?そうだけどおかしいか?」

 

そう言いながら奥のマークスマンライフルが置いてある棚へと足を運んだ。

 

マークスマンライフル…簡単に言えばアサルトライフルを単発仕様にカスタムしバレルを長くしたものだ…まぁ他にも使用弾薬の違いなんかもあるが

 

「…さてと〜久々にこいつを使うなぁ〜」

「どれ使うんですか?」

志乃が飛颯の銃を見るやいなや驚き気味だった。

 

「…そ、それ''VSS''じゃないですか?」

「そうだけど?」

VSS…日本語で特殊用途狙撃銃。愛称はヴィントレスと呼ばれている銃だ。使用弾薬9×39mmSP-5、SP-6というか特殊な亜音速弾を使用している。そしてコイツの最大のポイントはサイレンサーが付いているという事だ。

一般的にサプレッサーとサイレンサーはごちゃ混ぜにされている事が多々あるが正確にはサイレンサーを消音器、サプレッサーを減音器という、またまた正確に言うとサプレッサーは着脱可能な減音器で、サイレンサーは着脱不可能な固定式のものなのである。

 

弾をマガジンに装填しマガジンを5~6本程持っていくため小さめの斜めがけワンショルダーバックへと詰め込む。

「さてと…あとは93Rのマガジンだな」

マガジンを念の為にタクティカルベストに6本詰めて持っていく。93Rはショルダーダブルホルスターへと二丁入れる。

VSSはスリングがあるので背中でいい、あとはVSSに倍率調節可能のショートスコープを載せ俺はタクティカルベスト、ショルダーダブルホルスター、斜めがけワンショルダーバックの順で装備していく。

 

「さてと…行くか〜」

「えっ、えぇ…行きますか」

「やねー」

そう言って三人は武器庫をあとにした。

 

 

 

〜車庫〜

俺が車庫に行くとそこにはもう既にメンバーが集まっていた。

「kouさん遅くね?俺らちょいと暇かったんやけどー」

「はいはい、悪ぅござんした〜」

KUROZATOUさんとのいつもの会話である。

「まぁそれはさて置き…みんな車に乗るのもあれだからな2人1組で分かれるか…」

「だね」

「よしなら俺は助手席に乗るぞ、遠距離の運転ダルいし」

「えぇ…なんか思ったんだけどこれ、分けかた的にOGAさんはMOMAさんと多分乗るわけだし…ということは消去法で俺kouさんとじゃん」

「おう、そうだな運転よろ」

「えっ!嫌なんだけど、、そもそも俺のロードスターに乗せるのが嫌なんだけど…」

「えっ…酷ない?流石の俺でも傷付くぞ」

そんなにやり取りをして、結局飛颯は自分の車を持ち出すのであった。

 

 

 

 

〜静岡方面・A(アルファ)チーム〜

峠を走るメタリックな黄緑のR34、蒼のロードスター、ホワイトメタリックなsupraが速ドリしながら峠のコーナーを駆け抜けていく、そしてやがて峠を抜け街へと出るのだが、、

「…ゾンビがやたらと多いなやっぱ街なだけある」

 

飛颯がそう呟くとLINE通話を繋げている相手からの言葉が返ってきた。

「そりゃそうでしょ…マフラー改造してあるんだから音かなり出るわけだし」

「まぁ〜寄ってくるよねぇ〜」

 

「まぁそんなことはどうでもいいさ、取り敢えず高速乗るぞ」

「へーい」

「あーい」

そんな生返事をしながら三台は高速へ乗り埼玉へと向かった。

 

 

 

 

 

〜東京方面・B(ブラボー)チーム〜

高速を走る三台の車と大型バイクそのスピードはとても速く軽く100kmは超えていた。

「sfiaさんよくハーレーで高速100km以上飛ばせるなぁ」

「まぁあの人は慣れてるからねぇ…昔っからだし」

ゾディアックがそう呟くと蓮が食いついた。

「どういうことです?…その言い方まるで前にあったことあるような…そんな言い方でしたけど」

 

するとゾディアックは少し苦笑いを浮かべ話を始めた。

「そうですねぇ…もう二年前ですかねぇ〜kouさんのRいじってる時でしたよ、突然電話が来たもんでなんだろって出たらsfiaさんで「今家の前にいるから出てこい」みたいな事言われましてね、家出たらそりゃもうヤバかっですよ」

「と言いますと?」

「黒塗りのセダン車が数台と女性の周りにスーツを着たガタイの厳つい男が数人居るんですもん…あん時はマジでビビりましたよ」

 

すると突如通信が入る

「悪かったわね、あの時は突然押し掛けて」

「うぉ!?sfiaさん!?」

「あっそう言えば通話ミュートにするの忘れてた…」

「ゾディアックさん!?ミュートしてなかったんですか!?」

「ですねぇー忘れてました」

「えぇ…」

「まぁそれはいいとしてそろそろパーキングエリア着くからそこ寄りましょ〜」

「「了解〜」」

 

メタリックグレーのラリーファイターと黒のハーレーは朝日を車体に反射させながらパーキングエリアへと向かった。




おはこんにちばんわ作者です〜
長いことこっちの方を更新してなくて申し訳ないです。どちらかと言うとあっちの小説の方がメインなのでこっちが投稿がかなり不定期ですのでご了承いただけると有難く思います。
では今回は少し短いですが次回もよろしくお願いします
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