ネトゲ仲間と共にゾンビと戦いつつ荒廃していく世界を生き延びるそうです   作:秦霊

9 / 13
第9話 射撃練習と銃との相性

 〜地下室・射撃場〜

 バババババ

「ふぅ、、今日はこのくらいでいいかな」

 俺はホルスターにM93Rをしまい呟く。

「にしてもそろそろライフルの整備もするかなぁー」

 そう呟いていると後ろから声が聞こえた

「kouさーん?」

「おん?その声は‪α‬さんか?」

 

 振り向きながら答えるとそこには予想通りの人がいた。ただし何やら右手には物騒なものを持ってらっしゃる。

 俺は咄嗟気に昔の感が戻りホルスターからM93Rを抜き構えた。

 

「ちょっ!ちょっと!?」

 彼女はそう言いながらM9を床に置いた。俺も咄嗟の反応だったのでホルスターにM93Rしまった。

 

「すまんな、、マフィアのボスの息子だっただけあって昔よく狙われてたから咄嗟の反応が出た」

「あぁなる、、んッ!?マフィア!?kouさんヤクザじゃなかったの!?」

「は?何言ってんだ、、俺の親父はロシアのマフィアだぞ」

「な、な、、なんだってッ!?」

「そんなに驚くことか?」

「驚くよ普通にッ!」

「そうか、、まぁいいんでなんでM9持って俺のところに来たんだ?」

「あ、そうだった、、銃の使い方を教えて欲しくて、、私だけ戦力外は嫌だから」

 

 ‪α‬さんはそう言って軽く頭を下げ俯いた。

「そうか、、なら教えてやるよ。とりあえずそこのヘッドホン付けな」

「え、うん」

「よしそしたらそのM9貸してみな」

「はい」

 彼女はM9のグリップを俺に向け手渡しする

 M9を受け取るとマガジンを抜き取りテイクダウンラッチを下げスライドを前方に引き抜きスライド内部のバネやバレル、撃鉄、撃針を確認してスライドを限界まで戻し、またテイクダウンラッチを下げトリガーを引いて撃鉄を戻しマガジンを差し込み‪α‬さんに渡した

 

「ふむ、、特に異常はないな。ほれ」

「あ、どうも、、」

「あとはこのスライドってのを引いて構えてトリガーを引けば撃てる。まぁその前にヘッドホン付けな」

「あ、うん。付けたよ」

「よしそこのブースに行けよ」

 俺は指を指しながら‪α‬さんに指示をする

「構え方はそうだな。利き手で持ってもう反対の手で添えるようにそして撃った時には両手を少し曲げしっかりとリコイルを逃がしつつ再度狙い直すこと、、まぁやってみろ」

 すると‪α‬さんはコクリと頷きトリガーに指をかけターゲットペーパーを狙う。

 

 パンッ パンッ パンッ パンッ

 

 乾いた音とともに‪α‬さんの驚き声が重なった。

「う、うぁこれ、、凄いね。kouさんこんなの良く片手で撃てたね」

「まぁ慣れてるからな。それと両手を曲げてリコイルを逃がすんだぞ?さっきのは腕伸ばして上に向けてたからな」

「うぅごめんなさい」

「別にいいよ。まだ時間はあると思うし…まぁそれよりだが」

 

 俺はそう言って隣のレーンを見る。するとそこにはデザートイーグル10インチモデルを構えたOGAの姿があった。

(やっぱりかぁーさっきのM9の9mmの音とは違う銃声がしたと思ったんだがまさかDEだったとは)

 

OGAはデザートイーグルをテーブルに置くとこっちに気づいたのか軽く手を上げ「おはよぉー」と言ってきた。

‪α‬さんもそれに合わせて「おはよう〜朝早いねぇー」と言っていた。

(いや、おはよぉ〜じゃねぇよ、、俺はお前の持ってたもんが一番気になるんだが?)

 

「おはよぉーじゃねぇーよなんでお前がDE10インチモデルを持ってやがる」

「えー別にいいじゃん。kouさん細かいこと気にしてたらハゲるよ」

「ハゲねぇーよッ!つか、なんで持ってんだって俺は聞いてるんだが?」

「ん?それは武器庫にあったからだよ。それにほらkouさん好きにしろって言ってたし」

「確かにそう言ったが、、お前はあったら使うのか?」

「うん、使うー」

「はぁ、、とりあえずさっき撃ったろターゲットペーパーもってこい。確認してやるから」

「ほーい〜」

「たっく、、あの野郎」

OGAはレーンからターゲットペーパーを持ってくる

(さて?結果はどのくらい下手なのか、、な、、?)

 

「へ?マジで?」

 

顔を青くしてターゲットペーパーを見つめる俺を見て‪α‬さんもターゲットペーパーを覗き込む。するとそこにあった結果は何とも予想外のものだった。

 

「、、ド真ん中を抜いてる、、だと?」

「えっ?ええぇッ!?」

 

「ふふーん凄いでしょ。自分でもびっくりしたんだからな」

OGAは胸を張り、左手でデザートイーグルを持ってドヤ顔で答えた。

「そりゃびっくりするわ。俺もびっくりしたし、、てかなんでお前その細身でDE扱えるんだよ、、」

「さぁ〜私にもわからん」

おいバカ、、そのネタはやめようね。

 

「まぁとりあえずお前のサブDEでいいわ、、もう好きにしてくれ」

「よし来た!kouさんから許可貰ったもんねぇー」

そう言って‪OGAは射撃場を出ていった。それを見送り俺はα‬さんのターゲットペーパーを持って地下の射撃場を出ていった。

(まぁいいか、、junさんに頼も)

 

〜地下・武器庫〜

「junさーん居るー?」

薄暗い武器庫の中に俺の声がこだましたあと数秒して「はーい」と言う声が聞こえてきた。

「お、いるみたいだな。‪α‬さん行くぞ」

「えっ、、うん」

(武器庫の薄暗さは慣れればそうではないが‪α‬さんは一二度来ただけだしな。まぁ慣れないか、、)

 

そう思いつつ奥へと進むと万力に銃を反対に挟み内部メカをいじっているjunさんが見えてきた

「お?なにやってんの?」

そう言うとjunさんはこちらを向き持っていた分解用のラジオペンチを作業台に置いた。

「お、kouさんどうしたんですか?片手にM9まで持って、、」

「あぁこれは‪α‬さんが自分も銃扱えるようになりたいって言ってたからよ」

「あぁなるほど、、」

「あぁそれでこれ見てくれないか?」

俺はそう言ってjunさんに‪α‬さんのターゲットペーパーを差し出す

 

「ん?どれです?」

そう言ってターゲットペーパーを受け取ったjunさんは少し苦笑いしながら「‪α‬さんはハンドガンとかは向いてないんじゃないんですかね?」っと一言こう言った。

「まぁそうかもしれんなぁ、、と言うかハンドガンが使えないなら大抵の銃は扱えないと思うんだか?」

俺達がそんな話をしている中‪α‬さんは少し暗い顔をしていた

 

「kouさん、、私はどうにかしてでも戦力外はにはなりたくないの…だからね他のも紹介してくれない?」

そう言った。その目には真剣さが混じっていた。こんな目久々に見る。

「、、よし分かった。junさん頼みがある、、今からいう番号の棚に上げてある銃を持ってきてくれ、、」

「わかりました」

「G-96番を頼む」

「えっ?わかりました」

junさんは番号を聞くと銃を取りに行った。

 

「、、これで扱えないなら銃はやめてくれよ‪α‬さん」

「、、わかった」

 

数分沈黙が流れたあとjunさんが独特のフォルムをした銃を持ってきた

「kouさん、、これであってます?」

junさんは引きっった顔で俺にそう言った。まぁ銃好きのjunさんからしてみれば元の改良前のモデルを知っているので若干引き気味だった。俺はjunさんから銃を受け取ると‪α‬さんに渡した。

 

「さぁそれを持って構えてみろ」

「」コクン

‪α‬さんは少し頷くとその銃を構えて見せた。

「よし、構え方は上出来だ。ほら射撃場に行くぞ」

「えっ?あ、うん」

「junさんすまないんだが、9×19mmのパラメラム弾を持ってきてくれ」

「わかりました」

junさんにそう告げると俺たちは射撃場へと再び向かった。

 

 

〜地下・射撃場〜

「にしてもkouさんこの銃なんて言うの?中々に独特な形してるけど、、」

「ん?それか?それはな、''CalicoM900''だ」

「へっ?キャリコ?聞かない名前だね」

「まぁそれもそうだろう、、この銃はマイナー中のマイナーだからな。持ってるやつなんて変わりモンくらいだよ」

「へぇーでもこの銃持ちやすいね」

「そうか?俺はあんまり持ちやすくはなかったがな」

そう言っている間にjunさんが弾を持ってきてくれた。

 

「kouさん持ってきましたよーにしてもキャリコとは、、また珍しい銃を持ってましたね」

「まぁねぇ〜」

「ほれ、とりあえず10発だけ装填してやるから撃ってみろ」

「うん、、」

 

M900の銃身から独特の形をした''ヘリカルマガジン''を取り出すと一発一発装填していく。実はこの銃''マガジンクリップ''という弾込めの際に使う素早く弾込めするための道具があるのだが、、それがこのヘリカルマガジンの形状上取り付けることはおろか使えないのだ、、。なので弾込めは一発一発手で入れていくしかないので有名な銃である。

 

「さて、、とりあえず弾込めは出来た。自分で装填して撃ってみろ」

「」コクン

‪α‬さんは頷くとヘリカルマガジンを銃上部に取り付けるとチャンバーを引き構えた。トリガーに指をかけだんだんと絞っていく。そして、、

 

パンッ パンッ パンッ

 

と乾いた音が10発射撃場に響き渡る。

 

「、、よしターゲットペーパーを見てみよう」

「そうですね。まぁ結果次第では、、」

「…」

そう言いつつ俺とjunさんはターゲットペーパーを回収し確認すると

「おっ?意外だな」

「、、ですねぇー」

「えっ?なにが?なにが意外なの?」

‪α‬さんはそう言って自分のターゲットペーパーを見る。するとそこには程々の弾が15cm程に収まっている。ターゲットペーパーとの距離は約30mなのでこれは基本的に凄いことだ。

 

そんな時ポケットのスマホのバイブがなり確認する。するとそこには彷香からのLINEがきていた。内容はこうだ、、[少し不味いことになった至急来て欲しい]っと

 

「‪α‬さんはキャリコと相性がいいのかもしれんな、、よしとりあえずは‪α‬さんにそれをやる射撃練習をしたい時はOGAとかjunさん、もしくは志乃さんに頼むんだな。あと俺はちょいと用事があるから帰るわー」

俺は後ろを向き手を振りながら射撃場をあとにした。

 

 

「なんか行ってしまいましたね、、」

「ですね」

「とりあえずは、、なにかサイトをつけますか?」

「えぇそうします」

私はjunさんにそう言われ再び武器庫へと戻った。

 

「うーんと、、よしこれにしようかなー」

そう言って取ったのは小さくて真ん中に赤いドットが付いたサイトを取った。

「レッドドットサイトですね。見やすくていいと思いますよ。では貸してくださいねぇ。取り付けますから」

「は、、はい」

junさんは私からサイトを受け取ると平行四辺形のような形をしたのもに取り付け更にそれを私の銃へと取り付けた。

「はい、これでいいですよ」

「ありがとうございます。あとその銃についている平行四辺形のようなものはなんですか?」

「ん?これですか?」

 

junさんはそう言って銃に付いたそれを指差した

「はいそれです」

「あぁこれはマウントって言ってハンドガンなんかの20mmレールが付いていない銃に取り付けてその上からサイトなんかを取り付けるための物ですよ」

「あぁなるほど、、」

「では、とりあえずまた射撃場にでも戻りますか?」

junさんがそう言ってきたが一瞬悩み時計を見るとそこには6時を差していた。

 

「大変!夕食つくならくちゃッ!ごめんなさいjunさん練習はまた今度でッ!」

私はそう言って武器庫を飛び出しキッチンへと向かった。

 

そう、、キャリコを背負ったまんまで、、




皆さんお久しぶりです。作者です。
いやー最近東方系のEUROBEATを聞いていると東方熱が沸騰してきて幻想録を書きたくなりましてねぇー、、、、申し訳なく思っております。
正直できるだけこちらも頑張りつつ投稿を続けます。
それでは次回もよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告