サードニクスのスーパー短編集   作:さわたり

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合同風ジョークです
ツイッターでのニッチなネタだからここの人が見ても「?」だと思うわよん


あかいもくん乳歯合同寄稿文『ぼくと妹紅さんと幻想郷』

「まあ、要するならあなたには外の多くに触れて欲しかったの。だからこんな強引な方法を取らせてもらったわ」

 

紫は畳の上に眠る少年を横目に、そう告げた。だが、言われる対象たる妹紅はどうも乗り気な様子ではない。

まあ致し方無い話だろう。突如連れてこられた外の世界の少年と一緒に生活しろなどと、そう簡単には受け入れきれなかった。

 

「…そんな目的のためにここまでするか?人里の人間でもいいはずでしょ」

 

「そこには事情があるの。大人の事情というものよ」

 

「私は千歳超えなんだけどね」

 

妹紅のその一言を向けられても、紫は何も言おうとはしない。静かな問答の後、折れたのは妹紅の方であった。深めにため息を吐き出したかと思えば、仕方ないなと呟く。

 

「安心なさい、とびきり可愛い子だから。面倒を見てあげたくなるような、ね」

 

「はいはいそうかい…」

 

そうして少年を託すと、紫はそそくさと姿を消した。

どうしたものかと迷ったのち、少年は腹が減っているのではと思い、料理の準備を始める。干し魚を使った煮料理だ。

 

「…んぅ…?ここは……?」

 

そう時間がかかること無く、少年は目を覚ました。辺りを見渡し、オレンジの光からなんとなく時間帯を察する。

そうして少し思案し、この知らない場所が夢でないのを実感した。

 

「お、お目覚めか」

 

「…妹紅さん?妹紅さん!?素敵なコスプレですね!!!」

 

「こすぷれぇ?何の話さ。そんなことより自分がどこにいるかとか気にしなさいよ」

 

少年の叫ぶ勢いに気押されるされつつも、妹紅はそんなことを告げてみる。だがそれ以上に少年は興奮状態であり、あまり周りの見えてる様子はなかった。

 

「写真いいですか!?スマホ…あれ、スマホ……?」

 

「スマホ…ああ、菫子の持ってた外の通信器具だっけ?置いてきちゃったのね。そいつは災難だ。まぁ、あった所で使えるかはビミョーだけどね。君が超能力者って奴じゃなきゃ」

 

「…随分演じるなぁー。あぁー、とりあえず外に…」

 

「ちょっと待って、夕方に外は…!!」

 

妹紅が止めようとする前に、少年は外へと出てしまった。辺りを見渡す彼の元に妖怪が迫る。そうして彼が驚愕する、その一瞬前に、妖怪は消し炭になっていた。

 

「危ないってのに…」

 

「燃えて……技術っ、でも…」

 

「妖術だよ。外では見ないかな?」

 

妹紅のその言葉を聞き、少年の困惑と驚愕が最高潮を迎える。半ばパニック気味に問う少年に対し、困り気味に妹紅は口を開いた。

 

 

「あなたにしては随分とずさんな作戦ですねぇ…」

 

「…あなたは、確か夢の管理人」

 

「スイートです。覚えてらっしゃってるようで何より」

 

家の中で瞑想中の紫の元に、ドレミーが声をかける。対し紫は、気分の上がらない口調で静かに返した。

 

「…何の用」

 

「お判りでしょうに…。この『夢』に創造主、いや、想像主を連れ込んではいけない。それは彼の本意ではない」

 

「…私さえ彼の夢なら、私のこの行動も彼の意のままですわ」

 

「人間には自分でさえ不可侵な意識があるのです。それに触れた時点で、もはやあなたは彼の支配からちぎり落とされたようなもの。…即刻元通りにすべきです」

 

ドレミーの厳しい口調を受けようとも、紫は口を閉じて意を固くし続けた。ドレミーの視線は鋭くなるばかりだが、それでも紫は意地を見せた。

 

「…正気じゃあありませんよ!!確かにこうしておけば彼の意識は死ぬまで幻想郷へ向かう。ですが、現では彼はもはや眠り続ける存在なのですよ?こうして鎖に繋いで続きを紡がせても、この世界が保たれるとは思えませんがね」

 

「黙ってなさい…この幻想郷は、私の問題なの」

 

「…はぁ、助っ人でも呼びましょうかね」

 

呆れ気味にそう吐き出すと、ドレミーはその姿を消した。緊張が解けたように、紫は脱力する。思案をぐるぐる巡らせるが、その顔は一向に晴れなかった。

 

「…依神女苑も要る。繋ぎ止めるんだ…永遠に…!!」

 

 

「で…えっと、あかいもってんだっけ?これ本名?」

 

「ペンネーム…。ほら、恥ずかしい…」

 

「こんだけ積極的に来といてよく恥ずかしいだなんて言うよ…」

 

もはや外が暗くなったその頃、二人はようやく自己紹介のようなことを始めていた。やたらベタベタしてくるあかいも少年に引きつつも、かわいさのあまり撫でる手なんかも伸ばしてしまう。

 

「要するところ、私たちが外では娯楽に扱われてるんだっけ。変な話だね…」

 

部屋に置かれた()()()()()()()()()()、彼女は彼の言うことを確認した。

妹紅はにわかには信じ難いと語るが、むしろあかいもも同じ感情である。いざ妹紅さんに会ったらどうしようかなんて妄想いくらでもしていたが、まさかこんな形で会うだなんて想定外もいいところであった。

 

「まぁ、深く考えるならまずは腹ごしらえね。ほら、よそってあげるよ」

 

「…妹紅さんから直々!!死んでもいい!」

 

「オーバーだねぇ…」

 

若干呆れつつも、その器に汁物をよそっていく。そんな中、口の中を気にするあかいもが横目に飛び込んだ。

よもや虫歯かと目を向けてみれば、揺れ気味ではないか。妹紅は仕方ないなとばかりに彼の方を向いた。

 

「どれ、抜いてあげるよ」

 

「…!?」

 

驚きつつ歓喜に沸く彼の口を開け、その手をゆっくり伸ばした。




サンプルは以上です!!いいところは書きません。サンプルだもん。
さて、何だこれはという声がおありでしょう。
簡単に言えば、ツイッターの「あかいも」というユーザーへのいじりの一種です。
絵も本人もかわいいという我々東方界隈郊外民のアイドルです。あかいもくーん!!見てるー!?
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